高脂血症(脂質異常症)のお薬は飲み続けないといけない?

高脂血症の治療の基本は、生活習慣の改善であり、運動・食事療法です。それでもうまくいかない場合、お薬が処方されます。
治療の目的は、コレステロール、中性脂肪の値を適正値にコントロールし、動脈硬化の進行を抑制し、将来的に起こりうる心筋梗塞や脳梗塞などの深刻な病気にならないようにするためです。

昨今では、様々な高脂血症のお薬が開発され、お薬による治療と、生活習慣の改善を組み合わせることで、動脈硬化の進行を防ぐことができます。
もちろん、生活習慣が改善され、コレステロールや中性脂肪の値が適正にコントロールできれば、お薬を飲む必要がなくなる可能性もあります。自己判断でお薬を飲むことをやめてはいけませんので、主治医と相談しながら治療を進めていきましょう。

あなたが飲んでいる高脂血症(脂質異常症)のお薬はどのタイプ?

高脂血症のお薬は、下記のように、主に7つに分類できます。
それぞれのお薬は、はたらきや副作用が様々で、コレステロールや中性脂肪の値を適正にコントロールするために、組み合わせて処方されることもあります。

まずは、あなたが服用しているお薬が、どの種類にあたるのかチェックしてみましょう。

※ここでは主な医薬品を「新薬(先発医薬品)」の名称で記述していますが、昨今、多くのジェネリック医薬品が出ているため、名称が様々あります。不明な場合は、薬剤師に相談してみましょう。

スタチン

肝臓において、コレステロールの合成をおさえるたり、LDL受容体という血液中のLDLコレステロオール(=悪玉コレステロール)を細胞の中に取り込むことによって、血中LDLコレステロール(=悪玉コレステロール)を減少させたり、HDLコレステロール(=善玉コレステロール)を増やす効果があります。
高い効果が期待できるため、よく処方されるお薬です。
注意点としては、横紋筋融解症、肝障害とよばれる副作用症状があります。

主なスタチン医薬品

メバロチン[プラバスタチンナトリウム]、リポバス[シンバスタチン]、ローコール[フルバスタチン]、リピトール[アトルバスタチン]、リバロ[ピタバスタチン]、クレストール[ロスバスタチン]など

フィブラート

主に、トリグリセライド(=中性脂肪)を分解する酵素(リポ蛋白リパーゼ)を活性化することで、トリグリセライド(=中性脂肪)の分解を促進します。
また、トリグリセライド(=中性脂肪)の合成も抑制します。主に、中性脂肪が多いタイプの方に処方されます。
注意点としては、横紋筋融解症、肝障害などの副作用症状があります。

主なフィブラート医薬品

ベザトール[ベザフィブラート]、リピディル・トライコア[フェノフィブラート]など

陰イオン交換樹脂

コレステロールは、胆汁酸として消化管に排泄されます。
消化管内で、このお薬は胆汁酸とくっつくことで、消化管から再度吸収されるのを妨げることで排泄を増加させ、結果的に血中のコレステロールを低下させます。
主な副作用症状として、便秘や、食欲不振、吐き気などの消化器症状があります。

主な陰イオン交換樹脂医薬品

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