1. 当コラムに掲載されている情報については、原則として薬剤師、医師その他の医療及び健康管理関連の資格を持った方(以下「薬剤師等」といいます)による助言、評価等を掲載しております。当社自身でも掲載内容に不適切な表記がないか、細心の注意を払って確認をしておりますが、医療及び健康管理上の事由など、その内容の正確性や有効性などについて何らかの保証をできるものではありません。あくまで、読者皆様ご自身のご判断にてお読み頂き、ご参考にして頂ければと存じます。
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1. 食後についての誤解
食後に飲まないと、「胃が荒れてしまう」「効果がでない」などイメージを持たれている方が多くいるかと思います。もちろん、用法を守って服用することが望ましいですが、実は、大部分のお薬は必ずしも食後に服用する必要はありません。「食事をしなかったからといって、お薬を飲むのをやめた」という考えは誤解です。もちろん、食事と一緒に摂らないと胃が荒れてしまうお薬や、糖尿病のお薬、一部のお薬では、必ず食後に服用しなければいけないお薬もありますので、注意が必要です。
2. なんで食後なの?
では、多くのお薬が何で食後服用になっているの?と疑問があると思います。それは、飲み忘れを防ぐための服用時間の目安になります。例えば、「食後」ではなく、「12時間おきに飲んで下さい」という指示だった場合、とても分かりづらく、朝はしっかり飲めたとして、夜飲み忘れてしまう可能性がありますよね。又、ずっと時計を意識していないといけません。「食後」でしたら、食事の後に薬を飲めばいいというルールができるので、理解しやすく、飲み忘れが減ります。
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3.食事が不規則なので、食後のお薬はいつ飲めばよい?
食事が不規則の場合は、食事にこだわらずに、毎日、服用する同じ時刻を決めて、その時刻に服用しましょう。例えば、朝・夕食後のお薬でしたら、朝7時に服用し、夜7時に服用する。朝食を摂らない方は、朝7時に服用すると決め、又、夕食が不定期で遅くなる方は、夜7時に服用することを習慣にすることで飲み忘れを防ぎましょう。
空腹のときに服用し、胃がむかつくという方は、いつもより多めの水で薬を飲む、又、空腹時服用は止め、食後に服用するようにしましょう。
4. 注意すること
お薬によっては、食後以外の服用が指示されることがあります。食直前、食前、食直後、食間、寝る前、起床時、等がありますが、食後以外の指示が出た場合は、その用法を必ず守るようにしましょう。そのタイミングで服用することが、その薬にとって適切な飲み方となっていると考えられます。
※食事が不規則な方は、「食後に飲まなくても大丈夫なお薬か否か」を、事前に主治医、薬剤師に必ず確認しましょう。
5.おわりに
まずは、用法どおりに服用することが重要です。どうしても、食事やライフスタイルが不規則な方は、お薬を受け取る際に必ず薬剤師に相談しましょう。自分が出されているお薬が食後でなくて大丈夫なのかを確認し、自分のライフスタイルに合う最適な薬の飲み方を指導してもらいましょう。食事をしないから薬を飲まない、のではなく、自分のライフスタイルの中で、食事が不規則だとしても薬を飲み忘れないことが大切になります。