トラベルミン配合錠とは
トラベルミン配合錠には、ジフェンヒドラミンサリチル塩(※1)と、ジプロフィリン(※2)の2つの主成分を含んでいます。
効能効果は、嘔吐を起こさせる脳の部位(嘔吐中枢)の働きを抑え、吐き気やめまいを和らげます。通常は、動揺病(乗物酔い)やメニエール症候群に伴う悪心・嘔吐・めまいの治療に用いられます。
※1)ジフェンヒドラミンサリチル酸塩・・・抗ヒスタミン剤とよばれるタイプの成分で、めまいによって起こる嘔吐を抑えます。
※2)ジプロフィリン・・・めまいを改善します。
市販薬トラベルミンについて
市販薬トラベルミン(大人用)の用法・用量
乗物酔いによるめまい・吐き気・頭痛の予防及び緩和
乗り物の予防には乗車船30分前に、次の1回量を水またはお湯で服用してください。
成人・・・1回量1錠
4時間以上の間隔をおいて1日3回まで服用できます。
乗り物に酔ってからでも効果を発揮します。
※トラベルミン(大人用)は、小児(15歳未満)は服用できません。
[参考]お薬別トラベルミンの成分量比較
ご年齢や症状にあったトラベルミンのお薬を選ぶようにしましょう。
病院でもらえるトラベルミン配合錠について
ジフェンヒドラミンサリチル酸塩 40mg
ジプロフィリン 26mg
ジフェンヒドラミンを含む市販薬トラベルミンについて
ジフェンヒドラミンサリチル酸塩 20mg
ジプロフィリン 13mg
◆トラベルミン(大人用)/1錠中に含まれる主な成分
ジフェンヒドラミンサリチル酸塩 40mg
ジプロフィリン 26mg
◆トラベルミン内服液
ジフェンヒドラミン塩酸塩 30mg
スコポラミン臭化水素酸塩水和物 0.1mg
無水カフェイン 30mg
トラベルミン配合錠の服用の注意事項
副作用について
眠気には個人差があり、人によっては強く眠気がでる場合があります。そのため、車の運転など危険を伴う機械の操作はしないようにしましょう。
その他の主な副作用としては、口のかわきや眠気、発疹、動悸、排尿困難などがあります。気になる症状があらわれた場合は副作用の可能性がありますので、服用を中止し、医師、薬剤師又は登録販売者の相談するようにしましょう。
緑内障、前立腺肥大の治療中
その他、てんかん、甲状腺機能亢進症、急性腎炎の方は、服用に注意が必要です。
市販薬、風邪薬との飲み合わせは注意
参考:市販薬に含まれている抗ヒスタミン剤の成分例
・フマル酸クレマスチン
・マレイン酸カルビノキサミン
・塩酸ジフェンヒドラミン
・塩酸ジフェニルピラリン
・フマル酸ケトチフェン
・メキタジン
・フェキソフェナジン
・エピナスチン塩酸塩
など
授乳中、妊婦又は妊娠している可能性のある方
妊婦又は、妊娠している可能性のある場合は、投与しないことが望ましいとされています。治療上、有益性があると医師が判断した場合には、服用するケースがあります。必ず、医師と相談するようにしましょう。
お酒との飲み合わせ
お薬の作用が強まり、副作用のリスクが高まることで、酔いが強くでてしまったり、昏睡状態に陥ることもありますので、注意が必要です。
おわりに
せっかくの楽しい旅行も、乗り物で酔ってしまうとつらい思いをしてしまいます。
乗り物酔いが心配な方はぜひ、薬局、ドラッグストアで薬剤師に相談し、ご自分に合う酔い止めを購入してみましょう。
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