アレグラとアレジオンの作用の違い

まずは、アレグラとアレジオンの作用について見比べてみましょう。

アレグラの作用

アレグラの成分名は、フェキソフェナジンとなります。「抗ヒスタミン薬」とよばれるタイプのアレルギー症状を抑えるお薬に分類されます。アレルギーの原因となる体内物質であるヒスタミンの作用を抑えることで、アレルギー症状を改善します。

抗ヒスタミン薬の中でも、第2世代とよばれる比較的新しいタイプのお薬で、従来の抗ヒスタミン薬で多くあった副作用、口の乾きや排尿障害、又、眠気症状などが少ないとされています。

飲み方は、1日2回の服用になり、年齢によって、服用量は変わります。

アレジオンの作用

アレジオンの成分名は、エピナスチン塩酸塩となります。アレグラと同様に「抗ヒスタミン薬」であり、第2世代とよばれる比較的新しいタイプのお薬になります。こちらも副作用が少ないとされており、作用や効果については、実はアレグラとほとんど差はないとされています。

人によっては、眠気症状がアレジオンのほうが少し出やすいと言われる場合もありますが、作用・副作用は個人差がおおきく、一概には言えません。

飲み方は、1日1回の服用になり、年齢によって、服用量は変わります。眠気などの副作用から就寝前に服用することが一般的です。

アレグラとアレジオンの作用の違いまとめ

・アレグラとアレジオンは同じ第2世代抗ヒスタミン薬。作用についてほとんど差がない
・アレグラは1日2回朝・夕、アレジオンは1日1回と飲み方が違う
・作用や副作用には個人差がある

アレグラとアレジオンの市販薬の違い

市販薬のアレグラ

医療用のアレグラには60mgと30mgがあり、通常、成人は1回60mgを服用します。市販薬である「アレグラFX」の成分は、フェキソフェナジン塩酸塩を60mg含んでおり、医療用のアレグラ60mg錠と同じになります。
成分量だけではなく、錠剤の大きさ、剤型、添加物も同じです。外観を区別できるよう、錠剤の刻印が違っています。

市販薬のアレジオン

医療用のアレジオンには、20mgと10mgの規格があり、通常、成人は、症状によって10-20mgを調整して服用します。
市販薬では今まで、エピナスチン塩酸塩10mgを含む「アレジオン10」しかなかったのですが、つい先日2015年末に、20mgの規格の「アレジオン20」が発売され、医療用のアレジオン20mg錠と同じものを購入することができるようになりました。

一方で、市販薬で10mgの規格があるため、副作用症状が心配な場合、量が少なめなアレジオン10を服用するという選択が可能です。

市販薬のアレグラとアレジオンの価格(参考)

■アレグラFX(代表例)
14錠(7日分)  1314円(税別)
28錠(14日分) 1886円(税別)

■アレジオン20(代表例)
6錠(6日分)  1380円(税別)
12錠(12日分) 1980円(税別)

アレグラとアレジオンの市販薬の違いまとめ

アレグラ、アレジオンともに、市販薬で医療用と成分が同量のお薬を購入することが可能

アレグラとアレジオンに共通する注意点

アレグラとアレジオンの副作用

アレグラ、アレジオンともに第2世代とよばれる抗ヒスタミン薬であり、眠気などの副作用が従来のお薬より出にくいとされていますが、個人差があり、下記の副作用症状がでる可能性があります。

・口の渇き
・眠気
・便秘
・下痢
・頭痛

ここで挙げているものは一例ですので、いつもと違うような気になる症状が出た場合は、医師や薬剤師に早めに相談するようにしましょう。

アレグラやアレジオンを服用できる年齢

市販薬では、アレグラ、アレジオンともに15歳未満のお子さんは服用することができませんので、勝手な判断で服用せず、必ず医療機関を受診するようにしましょう。

他の抗ヒスタミン剤が含まれる薬と、アレグラやアレジオンの飲み合わせ

また、「抗ヒスタミン薬」は、市販で販売しているお薬もありますので、飲み合わせに注意が必要です。また、風邪薬の成分をよく見てみると、抗ヒスタミン薬が含まれていることもありますので、注意しましょう。

市販の風邪薬に含まれている抗ヒスタミン剤の成分例

・マレイン酸クロルフェニラミン
・フマル酸クレマスチン
・マレイン酸カルビノキサミン
・塩酸ジフェンヒドラミン
・塩酸ジフェニルピラリン
・フマル酸ケトチフェン
・メキタジン
など

上記の成分と重複してしまうと、副作用のリスクが高まりますので、購入時には、上記の成分が含まれていないかを確認し、飲み合わせに注意しましょう。

アレグラやアレジオンを服用しても症状が改善しない場合

1週間ぐらい服用しても、症状が良くならない、もしくは悪化している場合は、服用を中止し、医療機関を受診するようにしましょう。また、症状の改善がみられている場合でも、長期で服用する際には、医師や薬剤師、登録販売者と相談するようにしましょう。

おわりに

アレグラとアレジオンの作用や効果・副作用の違いについて参考になりましたでしょうか?

効果や副作用には個人差があり、アレグラがよく効いて眠気がでない、という方もいれば、アレジオンの方が眠気なく、よく効くという患者さんもいらっしゃいます。実際に服用してみて、ご自分でどちらのお薬が自分に合っているかなど、薬剤師の方と相談しながら選んでいただくと良いでしょう。