老眼とは

目の老化現象を「老眼」と言い、一般的には40歳前後から症状が出始めます。
目でものを見る時には、水晶体というレンズの厚みを調節することで焦点を合わせています。
遠くのものを見る時は薄く、近くのものを見る時は厚くなることで水晶体はピントの調節を行います。
ところが以下の2つの要因によって、目のピント調節機能がうまく働かなくなってしまいます。

① 加齢による水晶体の柔軟性の低下
② 水晶体の伸縮をコントロールする毛様体筋の筋力の衰え
これが、老眼になるメカニズムです。

食事から「老眼」を回復&予防しましょう。

食事について

栄養素

主な働き

ビタミンA

抗酸化作用の強い栄養素で、老眼回復や予防に効果があります。また、網膜や角膜の健康を維持し、明るさを認識するのに欠かせない栄養素です。

不足すると涙の分泌量が減るのでドライアイに

なります。

人参、小松菜、ほうれん草、うなぎ、

鶏レバーなど

ビタミンC

抗酸化作用の強い栄養素で、老眼回復や予防に効果があります。また、水晶体の健康を保ち、白内障を予防することができます。

ピーマン、

果物、

ブロッコリーなど

 

 

ビタミンE

抗酸化作用の強い栄養素で、老化を防ぎ、老眼回復や予防に効果があります。また、血行を促進する働きがあるので、疲れ目の解消にも効果があり

ます。ビタミンCと一緒に摂取することでより効果的になります。

ナッツ類、

アボカド、

鮭、鰯、

うなぎなど

 

ビタミンB

老眼を進行させる原因となる目の疲れを回復する働きがあります。

豚肉、うな

ぎ、レバー、

豆類、など

ビタミンB

角膜や網膜などの健康を維持する働きがあります。

レバー、卵、

納豆、乳製品

など

ビタミンB

老眼の原因となる毛様体筋や水晶体の代謝を助ける働きがあり、“見えにくい”を解消するのに欠かせない栄養素です。

サンマ、カツ

オ、レバー、

バナナなど

ルテイン

抗酸化作用の強い栄養素で、体内に吸収されると網膜と水晶体に蓄積され、活性酸素を除去します。

ほうれん草、

ブロッコリー

など

 

※糖質の摂り過ぎに注意しましょう
糖質の摂り過ぎは、老化を進行させる「糖化」という反応が体内で起こる原因
になります。その結果、老眼が進んでしまいます。

老眼を予防するトレーニング

年齢と共に、体と同じように目の周囲の筋肉も衰えてきます。
まずは目の運動をして、目の周りの筋肉をほぐして血行を良くするようにしましょう。
その場で簡単に出来る、目のトレーニングを紹介します。

☆8か所ぐるぐるトレーニング

上下左右斜めの8か所に、眼球をグルッと順番に動かし一周させます。
右回り、左回りを1セットとして3~5セットが目安です。
血液の循環が良くなり、普段焦点を合わせない場所に焦点を合わせる
ことで目のトレーニングになります。

☆グーパーまばたきトレーニング

目をギュッと閉じた状態からパッと開き2秒キープします。
3~5セットが目安です。
目の周りの筋肉を使うことで血液の循環を良くします。

おすすめ一品料理

ほうれん草とツナのクリームパスタ

作り方

①ほうれん草は茹でて水気をしぼり、3cm長さに切る。
②塩(分量外)を入れた湯で、パスタを表示通りの時間茹でる。
③フライパンにAを入れ、沸騰しない程度に温める。
④③に①、②、ツナ缶を入れ、ソースと絡ませる。
⑤④を塩とこしょうで味を調え、器に盛る。

★ポイント
ほうれん草に含まれているルテインは、油に溶けやすいので、ツナ缶と一緒に摂るとツナ
の油で吸収が良くなります。さらにツナには、目の疲れに良いDHAが含まれています。

ブロッコリーの味噌ミルクスープ

作り方

①ブロッコリーは小房に分ける。白菜は2cm長さのざく切りに、ベーコンは1cm幅に切る。
②鍋に、水、顆粒コンソメ、①を入れて火にかけ、煮立ったら火を弱めて野菜がやわらかくなるまで煮る。
③②に味噌を溶き入れ、牛乳を加える。
④③に塩とこしょうを加えて味を調え、器に盛る。

★ポイント
ブロッコリーと白菜に含まれているビタミンCは、水溶性なので茹でると溶け出てしまいます。
汁物や蒸し料理にすることで、ビタミンCの損失を少なくすることができます。

薬剤師からのミニ情報 ~O-157について~

O-157とは?

O-157は大腸菌の中でも、下痢や腹痛などを起こすことがある病原性大腸菌に分類されます。腸管内でベロ毒素という出血性下痢の原因となる毒素を作ります。

どんな症状がでるの?

おへそから下腹部にかけて激しい腹痛、下痢や血便、吐き気などが症状として現れます。また通常の食中毒では原因になる物を食べてから症状が出るまで数時間から数日ですが、0-157は潜伏期間が3~5日と長いのも特徴です。毒性が強く、体の抵抗力が弱い5歳未満の乳幼児や高齢者などは、腎臓や脳に重い障害を生じる「溶血性尿毒症症候群(HUS)」を起こす場合があるので注意が必要です。

原因と予防

0-157は牛などの腸に生息しており、それらの腸内容物によって汚染された食べ物や水を口にすることで感染します。また、保菌者の便に汚染された物を介して感染することもあり、タオルやお風呂のお湯、トイレのドアノブなどからも感染することがあります。0-157は非常に少ない数で感染することがあり、注意が必要です。

予防法

①食品は十分に加熱する(75℃以上で1分以上の加熱)
②焼き肉などの生肉を扱う場合は、生ものを扱う箸と食べる箸を区別する
③せっけんと流水でよく手を洗い、消毒用アルコールでしっかり殺菌する

消毒剤について

0-157はいろいろな消毒剤に対する抵抗力が弱い細菌です。消毒用アルコールを始め、次亜塩素酸ナトリウムやポピドンヨード、逆性せっけん(ベンザルコニウム塩化物等)など市販されている消毒剤(例えば、手ピカジェル、セイバープラスZなど)が有効です。