目次:ベルソムラ®錠②副作用と飲み合わせなどの注意点

■ベルソムラの副作用について
・傾眠・眠気
・頭痛・疲労感
・悪夢・異常な夢
■ベルソムラの他の薬との飲み合わせ(相互作用)
・ベルソムラの他の薬との飲み合わせ(相互作用)
・一緒に服用する際に注意が必要な薬(併用注意)
■ベルソムラ保管上の注意
■まとめ
■参考

ベルソムラの副作用について

ベルソムラ®の代表的な副作用として、傾眠、頭痛や疲労感、悪夢が挙げられます。他にも副作用は存在しますが、代表的なこの3種類について簡単にまとめます。

傾眠・眠気

傾眠や眠気はベルソムラ®に限らず睡眠薬全般に見られる副作用です。薬の作用からして当然のものですが、問題となるのはその持続時間です。ベルソムラ®は翌朝にはその効果が消失するように開発されていますが、薬の効き方には個人差があります。服用翌日にも眠気が残るようであれば、日常作業に危険な影響を及ぼす可能性があるので、医師や薬剤師に相談するようにしてください。

頭痛・疲労感

これも多くの睡眠薬で見られる副作用です。軽度であることが多いため様子を見ているうちに改善することもあります。ですが、症状がひどかったり、持続したりするようであれば医師や薬剤師に相談するようにしてください。

悪夢・異常な夢

悪夢については、他の睡眠薬でも見られることがありますが、ベルソムラ®の特徴的な副作用と言えます。これはベルソムラ®の作用の特徴から起こるものではないかと考えられています。
人間はレム睡眠中に夢を見やすいと言われています。ベルソムラ®錠には「ノンレム睡眠を減らすが、レム睡眠は短くしない」という特徴があるため、夢を見やすくなってしまうのではないかと言われています。
個人差もありますが、悪夢を繰り返し辛いようであれば無理をせず医師や薬剤師に相談するようにしてください。

ベルソムラの他の薬との飲み合わせ(相互作用)

ベルソムラ®の有効成分であるスボレキサントは肝臓や小腸に存在する薬物代謝酵素シトクロムP450(CYtochrome P450:CYP450)により代謝を受けます。CYP450の3Aというタイプ(CYP3A)による代謝を受けることで、スボレキサントは薬効を失い、排泄されていきます。ですが、同じようにCYP3Aにより代謝される薬を一緒に服用すると、CYP3Aが足りなくなってしまって、スボレキサントが十分に代謝されなくなってしまうことがあります。また、薬の中には体の中でCYP3Aが作られるのを邪魔するものもあります。こういった薬の影響を受けると、スボレキサントの血中濃度が高くなりすぎて、副作用を出してしまう危険性が高まるというわけです。

一緒に飲むことができない薬(併用禁忌)

以下の薬はCYP3Aの働きを強く阻害するため、ベルソムラ®と一緒に飲むべきではないとされています。
 ・イトリゾール®など(イトラコナゾール)
 ・クラリス®/クラリシッド®など(クラリスロマイシン)
 ・ノービア®(リトナビル)
 ・インビラーゼ®(サキナビル)
 ・ビラセプト®(ネルフィナビル)
 ・クリキシバン®(インジナビル)
 ・テラビック®(テラプレビル)
 ・ブイフェンド®(ボリコナゾール)
これらの薬を服用中は、ベルソムラ服用前に必ず医師や薬剤師に相談するようにしてください。

一緒に服用する際に注意が必要な薬(併用注意)

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