目次

●ヨガに適しているのはどんな場所?
 >その場所の空気感
 >どちらかは押さえたい!「集中」か「リラックス」
 >『1/fのゆらぎ』って何?外界との繋がりを感じるために
★実践!屋外ヨガ★
 >例えばどんな場所で
  ○パークヨガ 芝生の上で
  ○ビーチヨガ 水平線が見える場所で
  ○ナイトヨガ 星空の下で地球に生きている実感を
  ○スカイヨガ 屋上で空を広く感じてみよう
 >屋外ヨガのお勧めポーズ
  ○太陽礼拝で格別の呼吸を味わう
  ○月礼拝で大地に根を張る安定感を
  ○じっくりキープしやすいポーズで呼吸を深める
●まとめ

ヨガに適しているのはどんな場所?

その場所の空気感

『ヨガ』とはサンスクリット語で「繋ぐ」という意味の言葉です。
ヨガで呼吸を重んじる理由は、呼吸が自分の心と身体を繋ぎ、外界と自分自身を繋ぐために必要な行為であるからです。
アーサナ(ポーズ)をとるにしてもじっくり瞑想するにしても、呼吸に意識を向ける事はヨガを深めるための入り口であり、深い呼吸を味わう事はヨガの醍醐味でもあります。
ですので、ヨガを行うときにその場所の空気がどんな空気であるかはとても重要。

澱んだ空気や濁った空気はもっての他ですし、その場にいる人の精神性も大いに影響してきます。
屋内であれば、清潔感があり照明や音楽、アロマなどでリラックスしやすく整えられた空間を想像してみてください。
そこに気持ちよくヨガを行おうという共通の目的を持った人達が集えば、理想的な空気感の中でヨガを行う事が出来ます。

屋外、とくに自然の中は普段通りに呼吸をするだけでも常に新鮮な空気を取り込むことができるので、心も身体も浄化されてリラックスすることができます。
つまり、空気が澄んでいる自然の中は、それだけでヨガを行う理想的な環境が整っていると言えるでしょう。

どちらかは押さえたい!「集中」か「リラックス」

スタジオなどでヨガを行う場合は静かで集中しやすい環境であることが多いでしょう。
しかし、ヨガを行う場所は必ずしも静かでなければいけないわけではありません。
もし騒々しくて集中するには向かない環境であったとしても、その人がリラックスして心地よくヨガを行えるのであれば、それはそれでOKなのです。

例えば親子で行う親子ヨガ。
小さなお子様が静かに過ごすのはなかなか難しいものですし、親子ヨガの場はどうしても騒々しくなりがちです。
しかし、自分の子供(もしくは親)が近くに居て安心できる状況で行うヨガはある意味リラックスしやすく、結果としてときには集中力も高まります。
「集中」と「リラックス」はどちらも成立するのが一番理想的ではありますが、必ずしも完璧な状況でなくても構いません。
ただし、集中できるかリラックスできるか、少なくともどちらかの条件は押さえる事が、有益なヨガのためには必須条件となります。

『1/fのゆらぎ』って何?外界との繋がりを感じるために

前述しましたが、ヨガでは自分の心と身体、そして外界と自分自身、つまり全と個の繋がりを感じる事が大切な目的のひとつです。
そのため屋内であっても屋外であっても、自分と外界との境界線の感覚が重要になります。
床や地面との接地面、空気と肌の境界線、これらが心地よく感じられる環境はヨガに適していると言えます。

自然の中でヨガを行う場合、風の音や小川などの水の流れの音、小鳥の声や子供の声など、様々な自然音が耳に入ってくる事でしょう。
こういった自然音は独特のゆらぎを持つ不規則なリズムであり、高周波成分を多く含んでいます。
そしてその高周波音は『1/fのゆらぎ』と呼ばれ、心身に抜群のヒーリング効果があることが分かっています。
私達の身体も自然の一部であり、呼吸や臓器ひとつひとつの働きが1/fのゆらぎを刻んでいます。
自然音の中に居ると身体が共鳴するように外界との繋がることができ、リラックスできるというわけです。

自然の中は、その空気や音までもがヨガをするのにとても理想的な環境なのです。

★実践!屋外ヨガ★

例えば、どんな場所で

さて、屋外ヨガを行うのであれば、どんな場所が理想的なのでしょうか?幾つか例を挙げてみましょう。

パークヨガ 芝生の上で

公園の広々としたい芝生の上は、気候が良い春や秋に特にお勧めしたい場所です。
芝生の上にマットを敷いて行うのも良いですが、湿気や感触が不快で無い場合は直で行ってみるのも気持ちが良く、普段とはまた違ったヨガが出来る事でしょう。
芝生の上で行う場合、特に味わいたいのはやはり地面の感触です。
大地の柔らかさは寝転んでみるだけでも全身で感じ取る事が出来ますし、土と草の香りは日頃の疲れを優しく癒してくれるはずです。

ビーチヨガ 水平線が見える場所で

水平線が見えるビーチは自分が存在する世界の広さを目の当たりにし、対比としての自分自身を実感しやすいヨガに適した場所です。
1/fのゆらぎである波の音や潮風の香りも、心の安定を促してくれることでしょう。
ビーチでヨガを行うのであれば夏場の早朝や夕焼け時がオススメ。
特に夕焼け時に沈み行く太陽の優しい光と情緒的な美しさは、見ているだけで心の栄養になり、優しく穏やかな気持ちに整えてくれます。

ナイトヨガ 星空の下で地球に生きている実感を

少し田舎に足を運べば夜に満天の星空を見る事ができます。
あまりに寒すぎる季節は難しいですが、最も空気が澄んでいる晩夏から秋の夜は星空の下でヨガを行ってみるのも素敵です。
少し冷たい澄んだ空気は、アーサナを取りながらの深い呼吸をより一層格別なものにしてくれます。

ただ眺めるだけでも宇宙の広大さを感じることができる、広い夜空。
その下で行うヨガは普段の生活の感覚から離れ、より大きなスケールで宇宙全体と、地球人である個としての自分自身との一体感を感じることが出来るでしょう。

スカイヨガ 屋上で空を広く感じてみよう

田舎や自然の中でなくても、屋外ヨガを楽しめる場所はあります。
例えばビルの屋上。雑踏から見上げる狭い空は、実はとても広い空の一部である事を思い出させてくれる、ちょっと特別な場所ですよね。

視界いっぱいに広がるいつもより少し近い空の下で行うヨガは、心を開放的にし、前向きな気持ちをサポートしてくれることでしょう。
仕事や人間関係などにまつわる日頃の悩みから少し距離を置くだけでも、自分自身を客観視するために多いに役立ちます。
もしあなたが都会に生活しているのなら、毎日通うオフィスの近くにもヨガができそうな屋上はあるかもしれません。
ぜひ、探してみてくださいね!

屋外ヨガのお勧めポーズ

空気の美味しい屋外ではどんなポーズでも気持ちのよいものですが、屋外の良さをより一層感じられるのは、どんなポーズでしょう。

太陽礼拝で格別の呼吸を味わう

太陽礼拝とはその名の通り太陽を礼拝することを目的としたヨガのアーサナの基礎となるシークエンスです。
呼吸に合わせて幾つかのポーズを連続で流れるように繰り返すことで、呼吸を深め集中力を高めていきます。
太陽を直に拝めるような屋外では、ぜひとも行いたいシークエンス。
全身運動なのでそれだけで準備運動にもなりますし、クールダウンの前にリラックス効果を高めるために行う事も出来ます。

太陽礼拝にはいくつか種類がありますが、ゆったりとした余裕のある呼吸で動きやすいのはシヴァナンダヨガの伝統的太陽礼拝です。
図のように基本的には一呼吸につき一動作で動いていきますが、気持ちのよい屋外では各ポーズで数呼吸、自分が心地よいと感じる程度にキープしながらじっくり行うのもオススメです。
行った後は胸が開き、呼吸がしやすくなるような清々しさを味わう事が出来ます。

月礼拝で大地に根を張る安定感を

太陽礼拝と同じく、月を礼拝する月礼拝もちゃんとあります。
星空の下で行う場合や日が沈んだ後の薄暗い夕方など、月の存在を感じられる時間帯の屋外ヨガでは月礼拝をやってみるのも良いでしょう。

男性的な動きが多く陽のエネルギーを活性化させる太陽礼拝とは対照的に、月礼拝は女性的な動きで陰のエネルギーを優位にし、心と身体を静やかに整えてくれます。
地を這うような安定感のあるシークエンスなので、大地との接地面を意識しながらやってみましょう。屋外の解放感と新鮮な空気で、神聖な雰囲気もひとしおです。

じっくりキープしやすいポーズで呼吸を深める

どんな場所や時間帯であれ、屋外でヨガをすることの一番のメリットはやはり空気が美味しいことです。
開放的な屋外でヨガを行う場合は、出来れば胸を気持ちよく開き肺一杯に新鮮な空気を満たす事が出来るようなポーズを深めたいところ。
例えば、比較的どんな人でも行いやすいのは、易しい鳩のポーズ(エーカパーダ・ラージャ・カポータ・アーサナ)。

少し後屈の要素があるこのポーズは胸骨が広がり、胸の真ん中にある感情を司るアナハータ・チャクラを癒し、活性化するとも言われています。
気持ちをスッキリさせるセラピー効果もあるので、ストレス解消にもオススメです。
もし柔軟性が足りない場合は、手はつなげなくても構いません。
腕は下ろしたまま、後脚を伸ばしたままでも構わないので、出来る範囲でお腹を引き上げ胸を開き、新鮮な空気で身体と心が浄化されるようにイメージしながらゆったりとした自然呼吸を味わってみましょう。

まとめ

いかがでしたか?
屋外でのヨガは、身体にとっても心にとっても嬉しい要素が詰まっています。気軽にベランダなどで行うだけでも部屋の中とは違った爽快感を感じていただけると思います。
屋外ヨガはイベントとしても各地で開催されていますので、ご興味のある方はぜひ、参加してみてくださいね♪