処方せんとは

医療機関を受診し診察を受けると、医師が治療に必要なお薬がある場合に発行される文書が「処方せん」になります。処方せんには、薬の名称や量、投与方法などが書かれています。

処方せんは、病院前の調剤薬局だけではなく、全国どこの調剤薬局でも受付してもらうことが可能です。そのため、家や仕事場の近くなど、自分が通いやすい調剤薬局を選ぶことができます。

薬局では、処方せんを受け取ると、薬剤師が処方せんの内容が適正であるか確認し、必要があれば医師に問い合わせをします。その後、調剤を行い、お薬をお渡しします。

実は、その処方せんには期限があり、期限を過ぎてしまうと無効になってしまいます。

処方せん期限について

通常、処方せんの期限は4日以内になります。処方せんが発行された日を含めて4日間になりますのでご注意ください。

例えば、8月12日に処方せんが発行された場合は、8月15日までになります。16 日までではないので注意しましょう。

また、土日・祝日など連休がある場合でも、それは考慮されませんので、連休に入る前に処方せんをもらった場合は要注意です。

通常は、特に処方せんに期限の記載がある場合を除き、発行された日を含めて4日以内になります。

なぜ、処方せんに期限があるか?

医師は処方せんを発行する際、患者さんを診察した”そのときの症状”に合わせてお薬を処方しますが、日にちが経ってしまうと症状が変わってしまい、お薬を飲んでも症状に合わない可能性があります。患者さんの症状にあわせて、適格にお薬を処方し、患者さんにとって最善の治療を実施できるようにするため、処方箋の期限はとても大切なのです。

そのため、基本的には処方せんは発行された直後に薬局に行きお薬をもらい、その日からお薬の服用を開始します。早くお薬を飲み始めたほうが、症状がひどくならずに治りも早くなります。

処方せんの期限が切れたときの対処法

処方せんの期限が切れてしまった場合は、医療機関への再受診が必要となります。期限が過ぎてしまった処方せんは調剤薬局では受付することができません。

又、医療機関で処方せんを再発行してもらう場合は、保険適用されず、全額自己負担となりますので注意が必要です。全額自己負担となると、通常なら1割〜3割の負担となっていますので、驚くほどの金額になることもあります。

期限が切れたからといって処方せんの内容を自分で付け加える、書き換えるなどの行為は違法ですので、絶対にやらないようにしましょう。

処方せんを紛失してしまった場合でも、処方せんの期限が切れたときと同じ扱いになります。

処方せんの期限を切らさないために

近日中にどうしてもお薬をとりにいけないと想定される場合は、事前に医師に伝えるようにしましょう。

状況・理由によっては、あらかじめ処方せんの期限を延長してもらえる可能性もあります。

ただ、基本的には、処方せんが発行された直後に薬局に行くことが推奨されます。

薬局にとりにいく時間がない場合は?

診察した直後、時間がなく薬局にいけない場合は、
・FAXで事前に処方せんを送る
・処方せんネット受付サービスを利用する
などのサービスを活用し、事前に処方せんの内容を調剤薬局に掲示することで、空いた時間に薬局に行き、待ち時間なく、受け取ることができます。

FAXは病院によっては備え付けてあり、送信するサービスを行っている場合もあります。処方せんネット受付サービスは、スマホで処方せんの写真をとり、事前に調剤薬局に送ることができます。
「FAXやネット予約などで処方せんを先に調剤薬局に掲示した場合、お薬はいつ取りに行っても良いのか?」という疑問もあるかと思います。
処方せん受付は原則、原本でなければいけませんので、FAXやネット予約を終えても、原本は、処方せんの発行日から4日以内に調剤薬局に持参しなければいけません。

おわりに

いつも通っている薬局があり、その薬局が連日休みで行くことができない場合は、その時だけ、他の薬局に行ってお薬をもらうようにしましょう。

期限がきれた処方せんは、ただの紙切れになってしまい、紛失と同じ扱いになってしまいます。処方せんの再発行は、全額自己負担となりますので、処方せんの期限はしっかりと守るようにしましょう。