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【傷口におすすめの消毒液】薬剤師が厳選した6選

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2022/10/7
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「傷口に使う消毒液って何を選んだらいいの?」「消毒液にはどんな種類があるの?」この記事は、そんなあなたに向けて書いています。

消毒液、いろいろな商品があってよくわからないですよね。今回は薬学の知識をもとに、用途に合わせた適切な消毒液の選び方を紹介します。

傷を早く治すために消毒を使ったのに、使い方が誤っていて治りが遅くなってしまった、なんてことにはなりたくないですよね。この記事を読んで、あなたの状態に合った消毒液が選べるようになりましょう。

くすりの窓口医師・薬剤師が
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  • 経験① 現場でよく聞かれる質問
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  • 経験② 現場で教える医薬品
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  • 視点① ユーザー目線で解説
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消毒液について


薬剤師

村岡 祐菜さんのコメント

まずは消毒液について、基本的なことをお伝えします。消毒液の種類や使い方、消毒液が適している場面と適していない場面など、消毒液を正しく使う上で必要になる知識です。ぜひ最後まで読んでいってくださいね。

『消毒液』の種類について



消毒液を使用する目的によって、適切な消毒液は異なります。今回は、傷口に使用できる消毒液にしぼってお話をします。

傷口に使用できるのは、ポピドンヨード、ヨードチンキ、オキシドール、ベンザルコニウム、ベンゼトニウム、アルキルジアミノエチルグリシンです。これらは傷ついた皮膚と粘膜両方に使えます。傷ついた皮膚のみ使用できるものとして、クロルヘキシジングルコン酸があります。

消毒液はさらに、殺菌できる菌やウイルスの種類による分類がされています。ポピドンヨードとヨードチンキは、一般的な細菌とウイルスの両方に効果があります。オキシドール以外のその他の消毒液は、一般的な細菌のみに効果を示します。

なおオキシドールは、傷口に接した時に発生する泡(酸素)が、異物除去効果を示すものです。酸素を嫌う一部の細菌に対する殺菌作用もあります。

『消毒液』の使い方・ポイント



セルフケアで消毒液を使用する場合は「むやみに使わないこと」が大切です。

傷ができてしまった場合、まずは傷口を水で洗い流してください。その後傷口を清潔なガーゼやハンカチなどでおおって止血をします。傷口を洗い流した後でも汚れや異物が残る場合や止血できない場合は、そのまま病院に行きましょう。

病院で医師が「消毒液が必要だ」と判断した場合には、病院での処置で消毒液が使われます。また、自宅でのケア用に消毒液が処方されることもあります。

「消毒液を使わないほうが傷が早く治る」という考え方が広まってきてはいるものの、全ての傷で消毒液が不要なわけではありません。医師が「消毒液が必要」と判断した場合には、指示に従ってください。

『消毒液』を使わない方が良い場面



最近は、自宅でケアできる程度の傷においては、消毒液を使わない方が早く治ることが知られてきています。消毒液は細菌を殺す効果がある一方で、傷口を治すためにはたらいている細胞にも影響をおよぼしてしまいます。

また、私たちの皮膚には「常在菌」と呼ばれる細菌が一定数存在しています。消毒液を使うと、化膿の原因になっている菌だけでなく、常在菌にも影響がおよびます。その結果、皮膚に住み着く細菌のバランスが変化して、化膿の原因になる細菌が増殖しやすくなる環境ができてしまうことがあります。

もちろん、消毒液が必要な傷はあります。ただ、消毒液が必要かどうかの判断を自分たちで下すのは難しいというのが現状です。傷口を洗い流した後も汚れや異物が残ってしまう場合には、消毒液を使うのではなく病院を受診することをおすすめします。

【目的別】消毒液の選び方


薬剤師

村岡 祐菜さんのコメント

続いては、消毒液の選び方を解説します。今回は「家庭に置いておきたい方」「使用時に使い切りたい方」に分けて紹介していきます。目的に合わせて適切なタイプのものを選んでくださいね。

【家庭に置いておきたい方】はこちら



家庭に消毒液を常備しておきたい方は、ボトルタイプのものがおすすめです。

常備用のものは、くりかえし使うことが想定されます。傷口に触れずに消毒ができるタイプのものを選びましょう。

【使用時に使い切りたい方】はこちら



使用時に使い切りたい方は、消毒液が1回分ずつ個包装になっているタイプがおすすめです。

現在市販されているものは、綿棒に消毒液を含ませて使用するようなものになっています。こちらも傷口に手が直接触れることがないため、衛生的に使用できます。

【薬剤師が厳選】おすすめの市販薬


薬剤師

村岡 祐菜さんのコメント

ここからは、具体的な商品の紹介に移ります。「家庭に置いておく用」と「使い切り用」に分けて商品をピックアップしました。目的に応じたタイプのものを選んでみてくださいね。

【家庭に置いておきたい方】におすすめの市販薬3選

薬剤師

村岡 祐菜さんのコメント

まずは「家庭に置いておきたい方」向けの消毒薬です。主にボトルタイプのものを取り上げています。家族でシェアできるのはメリットですね。容量が多くなるので、使用期限にはご注意ください。

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第一三共ヘルスケア

マキロンS 75ml

最安値 490

傷が治るときに感じるかゆみも同時に軽減

殺菌作用のあるベンゼトニウムだけでなく、かゆみをおさえる効果のあるクロルフェニラミン、皮膚の組織修復を助けるアラントインも配合しています。殺菌だけでなく、かゆみをおさえて傷口に触れる機会を減らし、傷の治りを早めるよう工夫されています。

分類 第3類医薬品
有効成分 ベンゼトニウム塩化物、アラントイン、クロルフェニラミンマレイン酸塩
服用/塗布回数 1日数回
サイズ/内容量 75mL
薬のタイプ 液体

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玉川衛材

タマガワ マッキンα 70ml×50

最安値 316

傷口に色がつかず、ベタつかない消毒液

消毒した時に、傷口や傷の周りに色がつかないのが特徴です。洋服などに消毒液が付着した場合でも、色がつかないためおすすめです。かゆみ止めなどの成分は含まれておらず、シンプルな内容です。

分類 指定医薬部外品
有効成分 クロルヘキシジングルコン酸塩液
服用/塗布回数 1日数回
サイズ/内容量 70mL
薬のタイプ 液体

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塩野義製薬

イソジンきず薬 30ml

最安値 430

ポピドンヨードの力で傷口を殺菌消毒

うがい薬にも含まれるポピドンヨードを使った消毒液です。切り傷、すり傷などの傷だけでなく、おできなどの消毒にもご使用いただけます。ヨードアレルギーの方にはご使用いただけないので注意が必要です。

分類 第3類医薬品
有効成分 ポピドンヨード
服用/塗布回数 1日数回
サイズ/内容量 30mL
薬のタイプ 液体

【使い切りたい方】におすすめの市販薬3選

薬剤師

村岡 祐菜さんのコメント

続いては「使い切りたい方」におすすめの商品をご紹介します。こちらは使い捨てタイプのものになっています。値段的には割高になりますが、より衛生的に使いたい方におすすめです。

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リバテープ製薬

スワブスティック ヘキシジン

最安値 3,700

刺激が少ないクロルヘキシジン使用

綿棒と消毒液がセットになった、使い切りタイプの消毒液です。使う直前に綿棒に消毒液を染み込ませるので、吸着による濃度の低下が防げます。皮膚への刺激が少ない消毒液です。

分類 第2類医薬品
有効成分 クロルヘキシジングルコン酸塩
服用/塗布回数 1日数回
サイズ/内容量 60包
薬のタイプ 脱脂綿

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リバテープ製薬

スワブスティック ポピドンヨード

最安値 2,640

この商品の最安値はこちら! 楽天で見る 2,640円 送料要確認

うがい薬にも使われるポピドンヨード配合

うがい薬にも含まれるポピドンヨードを使った消毒液です。切り傷、すり傷などの傷だけでなく、おできなどの消毒にもご使用いただけます。在宅医療にも便利です。ヨードアレルギーの方にはご使用いただけないので注意が必要です。

分類 第3類医薬品
有効成分 ポピドンヨード
服用/塗布回数 1日数回
サイズ/内容量 60包
薬のタイプ 脱脂綿

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リバテープ製薬

スワブスティック ベンザルコニウム

最安値 4,604

ベンザルコニウムで傷口をしっかり消毒

完全使い切りタイプの消毒液です。綿棒の先端がやわらかく、使いやすい大きさのものになっています。傷口のケアをするためのグッズを別で買う必要がないので、在宅医療などにもおすすめです。

分類 第3類医薬品
有効成分 ベンザルコニウム塩化物
服用/塗布回数 1日数回
サイズ/内容量 60包
薬のタイプ 脱脂綿

【比較一覧表】おすすめの消毒液

商品画像
第一三共ヘルスケア

玉川衛材

塩野義製薬

リバテープ製薬

リバテープ製薬

リバテープ製薬
商品名 マキロンS 75ml タマガワ マッキンα 70ml×50 イソジンきず薬 30ml スワブスティック ヘキシジン スワブスティック ポピドンヨード スワブスティック ベンザルコニウム
特長 傷が治るときに感じるかゆみも同時に軽減 傷口に色がつかず、ベタつかない消毒液 ポピドンヨードの力で傷口を殺菌消毒 刺激が少ないクロルヘキシジン使用 うがい薬にも使われるポピドンヨード配合 ベンザルコニウムで傷口をしっかり消毒
最安値

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消毒液に関するQ&A




最後は消毒液について、よくある質問にお答えします。

基本的なことはここまででお伝えしてきましたが、まだ疑問や不安の残る面もありますよね。そんなちょっとした不安が解消できるようになっています。ぜひご覧ください。

Q&A①:傷口用の消毒液を、普段の手指用の消毒液として使用してよいですか?

薬剤師

村岡 祐菜さんのコメント

傷口用の消毒液を手指消毒に使用するのは控えてください。傷口用の消毒液と、手指消毒用の消毒液は成分が異なります。一般的には手指消毒に使う消毒液の方が、殺菌できる細菌やウイルスの範囲が広いです。そのため、傷口用の消毒液では手指消毒には不十分であることがあります。

Q&A②:耳にピアスを開けた際、消毒液をつかった消毒は必要ですか?

薬剤師

村岡 祐菜さんのコメント

基本的には必要ありません。以前は消毒が必要とされていたようですが、傷口同様最近はむやみに消毒する必要はないと考えられているようです。

消毒よりは、洗浄を意識しましょう。お風呂に入った時に低刺激の石けんでやさしく新い、シャワーでよく泡を洗い流してください。水気は綿棒などを使ってしっかりと拭き取るようにしてください。もし何かトラブルが起こった場合は、自分で対処せずに病院を受診することをおすすめします。

Q&A③:消毒液が誤って目に入ってしまいました。失明してしまうのでしょうか?

薬剤師

村岡 祐菜さんのコメント

消毒液が目に入ったから絶対に失明する、というわけではありません。まずは落ち着いて、すぐに消毒液を洗い流してください。その上で眼科を受診して、医師の指示を仰ぎましょう。

まとめ




今回は、傷口に対する消毒液について紹介しました。最近では「消毒液を使わない方が傷の治りが早くなる」との見解が広がってきています。そのため、消毒液が必要な傷かどうかを見極めることが重要になってきます。

一方で、消毒液を適切に使えば、傷の悪化や化膿を防ぐことにもつながります。セルフケアするかどうか迷う場合は、受診することも選択肢として頭に入れておきましょう。この記事を読んで、消毒液について何か1つでも発見があれば嬉しいです。

※掲載内容は執筆時点での情報です。

 

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