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しもやけ(凍瘡)に効く市販薬はある?おすすめの市販薬と対策・予防法を解説

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2022/11/22
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みなさんこんにちは。北国在住のyakuzaicです。現在は雪国に住んでいますが、南国生まれの都会育ちのため、いつまで経っても雪には慣れません。雪の無い地域に住みたい。安物のスノーブーツを履いているためか、靴の中が冷たく、最近は毎日足先がかじかんでいます。

しかし、基本的に調剤室の中でぬくぬくと仕事をしているので、しもやけにまでは至ることは少なく、私自身は薬を使うことはありませんが、職場ではお客さんから「どの薬が効くのか?」と相談されることが多いです。

「しもやけなんてほっておいても治る」と、軽く見てしまいがちですが、まれに重い病気につながることもあるので注意が必要です。

しもやけにおすすめの市販薬を紹介していきます。

くすりの窓口医師・薬剤師が
選んだ市販薬を紹介

  • 経験① 現場でよく聞かれる質問
    経験① 現場でよく聞かれる質問
    現場で聞かれる薬の効果や副作用、飲み合わせの注意点等をご説明します。
  • 経験② 現場で教える医薬品
    経験② 現場で教える医薬品
    悩みに合った薬や普段から自分が案内する薬など、現場で案内するものを教えます。
  • 視点① ユーザー目線で解説
    視点① ユーザー目線で解説
    実際にどう使うのかや、ユーザー目線で
    必要な情報をお伝えします。
  • 医師・薬剤師が悩みにお答えします!

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しもやけ(凍瘡)はなぜできる?原因・症状


薬剤師

yakuzaicさんのコメント

そもそもしもやけはどのような原因で起こるのでしょうか?

「しもやけ」の正式な病名は「凍瘡(とうそう)」といいます。手や足、耳などの毛細血管の血液の循環が悪くなると生じる炎症のことで、寒い時期に発症して、暖かくなると治ります。

人間の体には体温を調節する働きがあり、寒さを感じると、脳からの命令で血管を縮めて血液をあまり流さないようにします。そうして皮膚の表面の温度を低く保ち、体内の熱を外に逃がさないようにします。逆に、暑くなると血管を広げて血液を多く流し、皮膚の表面温度を上げたり、汗をかいたりして熱を放出します。



「寒さ」と「暖かさ」の刺激が繰り返されて、血管の収縮や拡張が繰り返されることで血液の循環に障害が起こります。これが「しもやけ」です。

特に、手足の先など末梢の血管では血行が悪くなり、赤く腫れたり、かゆくなったりという症状が起こりやすいです。水仕事をしている主婦の方などは特に、冷たい水とお湯を繰り返し触っているので、しもやけになりやすいです。

しもやけ状態で肌が乾燥すると、皮膚の角質層の厚い部分に亀裂が生じ、内部が赤く見えたり出血したり、つまり、「ひび」や「あかぎれ」といった状態につながります。

「しもやけ」というと、冬のイメージが強いですが、ただ寒いからしもやけになるというわけではなく、1日の気温差が10度以上になると起こりやすいのです。晩秋から冬の初め、冬の終わりから春先にかけてなど、寒暖差の大きい季節に多くみられます。

しもやけと似ている皮膚症状



足先が痒いのでしもやけかと思ったら「水虫」だった、ということもあります。もし水虫の痒みに対して、痒み止めとしてステロイドの入った軟膏を使ってしまうと真菌が増殖し、状態が悪化することもあるので注意が必要です。

しもやけと似た症状の病気に、膠原病の凍瘡状狼瘡や全身性エリテマトーデスがあります。しもやけの症状以外に、熱があったり、だるさがあったりしたら、注意が必要です。

また、皮膚筋炎という病気も、しもやけのように指が赤くなる手荒れの症状をきたしますが、かゆみや痛みなどの症状がないのが特徴です。

しもやけで困った時に!市販薬の選び方


薬剤師

yakuzaicさんのコメント

しもやけに適応のある一般用医薬品には、血行を改善する成分、炎症・かゆみを抑える成分、皮膚を保湿・保護する成分などが含まれています。気になる症状や使用感に応じて薬を選ぶとよいでしょう。
〇各成分と効能・特徴
 成分  効果
 ビタミンE(トコフェロール酢酸エステル)

 末梢の血管を広げ、血流を改善する。
 副腎皮質ステロイド(ヒドロコルチゾン酢酸エステル、プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステルなど)  抗炎症作用、抗アレルギー作用がある。
 グリチルレチン酸、グリチルリチン酸ニカリウム

 抗炎症作用がある。生薬由来の成分だが、ステロイドと類似の作用を示す。
 クロタミトン

 皮膚に軽い灼熱感を与えてかゆみを抑える。
 ジフェンヒドラミン塩酸塩

 かゆみや腫れを抑える。
 ヘパリン類似物質

 血行促進作用、保湿作用がある。値段は高めだがべとつかない。
 ワセリン

 保湿作用がある。コストパフォーマンスがよく、刺激は少ない。
 アラントイン

 組織修復作用がある。

飲み薬がおすすめな方




体質的にしもやけになりやすいという人には内服薬がおすすめです。

ビタミンE配合のビタミン剤や、当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)といった漢方薬で体質改善を図りましょう。

塗り薬がおすすめな方



症状のひどい人にはステロイドが配合されている塗り薬をおすすめします。

しかし、ステロイド剤は「しもやけ」に適応を持たない薬も多いので、薬を購入の際は適応症状をよく確認してください。しもやけの状態がとてもひどく、ひびやあかぎれといった傷になっているような人でステロイドを使うと、かえって感染しやすくなったり、傷の治りが遅れることもあります。

そのような場合はステロイドを含まない薬を選びましょう。

病院で処方される薬と市販薬の違い



病院でも市販薬と同様、血流改善のためにビタミンE製剤(ユベラ)やヘパリン類似物質(ヒルドイドソフト軟膏)などが処方されることが多いですが、症状が重度の場合、より強い薬が処方されます。

炎症が強い場合には、ロコイド軟膏やアンテベート軟膏といったステロイド軟膏が用いられます。びらんや潰瘍を生じている場合には、プロスタグランジン製剤(プロスタンディン軟膏)や抗菌薬含有軟膏(ゲンタシン軟膏)が処方されます。

その他、内服薬のプロスタグランジン製剤でリマプロストやアンプラーグといった血流改善薬が処方されたり、タリオンやアレロックといった抗アレルギー薬がかゆみに用いられることもあります。

【シーン別】しもやけにおすすめの市販薬




おすすめの飲み薬 3選

薬剤師

yakuzaicさんのコメント

以下に、漢方薬を含めたおすすめの市販の飲み薬3選をご紹介します。ビタミンE剤はカプセル剤が多いですが、漢方薬は錠剤と顆粒がありますので、飲みやすい方を選択できます。

エーザイ

ユベラックス300 240P

最安値 7,311

天然ビタミンE剤。末梢血行障害による肩・首すじのこり、手足のしびれ・冷え、しもやけに。

ユベラックスは、血管と血液の働きを正常に保って血行をよくするとともに、脳下垂体や卵巣などの働きを助けてホルモンバランスを調整し、肩・首すじのこりや手足のしびれ・冷えなどを改善します。また、活性酸素による体内脂肪の酸化物(過酸化脂質)が増加しやすい老年期のビタミンEの補給にも適しています。

本品は、食事から十分な量を摂取しにくいα型の天然ビタミンEを、油に溶かさず、そのまま植物由来の成分を主体に作られた小型のソフトカプセルに包んでいます。

医薬品分類 第3類医薬品
タイプ ソフトカプセル
1日目安摂取量 3カプセル

クラシエ薬品

クラシエ当帰四逆加呉茱萸生姜湯エキス顆粒 48錠

最安値 734

体力中等度以下で、手足の冷えを感じ、下肢の冷えが強く、下肢または下腹部が痛くなりやすい方に。

「当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)」は、体を温め熱をつくるのを手助けして、手足など末梢を温めるとともに、体の内部にもはたらき、冷えによる諸症状を改善する効果があります。就寝時などに足や指先が冷えるつらい冷え症でお悩みの方におすすめの漢方薬です。

医薬品分類 第2類医薬品
タイプ 錠剤
1日目安摂取量 12錠

クラシエ薬品

桂枝茯苓丸 45包

最安値 1,821

比較的体力があり、ときに下腹部痛、肩こり、頭重、めまい、のぼせ、足冷えなどを訴える方に。

「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」は、下半身の冷えがとくにつらい方、シミができやすい方など一般的に女性の悩みと言われる症状がある方(生理痛、月経不順、月経異常など)におすすめの医薬品です。「桂枝茯苓丸」は、滞った「血(けつ)」のめぐりを良くすることで、のぼせや足冷えなどを感じる方の生理痛、月経不順、月経異常、血の道症などを改善する医薬品です。

医薬品分類 第2類医薬品
タイプ 顆粒
1日目安摂取量 6包

おすすめの塗り薬 3選

薬剤師

yakuzaicさんのコメント

以下に、しもやけにおすすめの市販の塗り薬3選をご紹介します。塗り薬には主に軟膏とクリームがありますが、症状がひどく患部を保護する作用が必要なら軟膏、べとつきが少ない方がよければクリーム剤を選ぶとよいでしょう。

池田模範堂

ヒビケア 35g

最安値 1,350

ひび修復促進成分(アラントイン+パンテノール)をW配合。

割れた皮ふ組織に直接はたらき修復する「アラントイン」と、肌細胞に元気を与え、修復を助ける「パンテノール」をW配合。軽いひび割れはもちろんのこと、くり返すパックリ割れのひび・あかぎれも、しっかり治療します。

また、血行促進成分、保湿成分、かゆみをおさえる成分がバランスよく配合されていますので、ひび・あかぎれに伴う、かさかさ、かゆみなどの症状をやわらげ、手指などの患部全体を正常な肌状態に近づけていきます。

医薬品分類 第3類医薬品
タイプ 軟膏
1日目安摂取量 数回

クラシエ薬品

ベルクリーンS軟膏 14g

最安値 459

トウガラシ成分の温感刺激作用により末梢まで血管を拡張。冷えを改善し、血行を改善。

「ベルクリーンSクリーム」は、手足、特に指先などの末端の冷えを強く感じる方におすすめします。べたつきを抑えたクリーム剤で、伸びやすく、なめらかな塗り心地です。「トウガラシチンキ」成分が血行を促進して症状を改善、かゆみを素早く和らげます。リドカインは痛みを和らげます。

医薬品分類 第2類医薬品
タイプ クリーム
1日目安摂取量 数回

ユースキン

ユースキンA 120g

最安値 1,078

ひび、あかぎれ、しもやけを治す、黄色いビタミン系クリーム(しっかりケアボトル)

4つの有効成分が「ひび・あかぎれ・しもやけ」を治します(指定医薬部外品)。2つのうるおい成分がお肌にうるおいを与えます。クリームの黄色は、水溶性ビタミンのひとつ「ビタミンB2」の色です。スッとする香りは、有効成分「dl-カンフル」の香りです。塗ったあとすぐに肌がうるおい、優れた保湿効果が持続します。お肌に合えば全身にお使いいただけます。

医薬品分類 指定医薬部外品
タイプ クリーム
1日目安摂取量 数回

しもやけにおすすめの市販薬 一覧

商品画像
エーザイ
クラシエ当帰四逆加呉茱萸生姜湯エキス顆粒 48錠
クラシエ薬品
桂枝茯苓丸 45包
クラシエ薬品
ヒビケア 35g
池田模範堂
ベルクリーンS軟膏 14g
クラシエ薬品
ユースキンA 120g
ユースキン
商品名 ユベラックス300 240P クラシエ当帰四逆加呉茱萸生姜湯エキス顆粒 48錠 桂枝茯苓丸 45包 ヒビケア 35g ベルクリーンS軟膏 14g ユースキンA 120g
特長 天然ビタミンE剤。末梢血行障害による肩・首すじのこり、手足のしびれ・冷え、しもやけに。 体力中等度以下で、手足の冷えを感じ、下肢の冷えが強く、下肢または下腹部が痛くなりやすい方に。 比較的体力があり、ときに下腹部痛、肩こり、頭重、めまい、のぼせ、足冷えなどを訴える方に。 ひび修復促進成分(アラントイン+パンテノール)をW配合。 トウガラシ成分の温感刺激作用により末梢まで血管を拡張。冷えを改善し、血行を改善。 ひび、あかぎれ、しもやけを治す、黄色いビタミン系クリーム(しっかりケアボトル)
最安値

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しもやけにならないための予防方法・対策




栄養をしっかり摂る

薬剤師

yakuzaicさんのコメント

食料難の時代にはしもやけにかかる人がたくさんいましたが、近年、栄養事情が良くなったことに伴い、かかる人が減っているとも言われています。破壊された組織を治すための良質なたんぱく質、血行をよくするビタミンEなどを豊富に含んだ食材を摂るよう心がけましょう。

温める、マッサージをする

薬剤師

yakuzaicさんのコメント

冷たい手足をそのままストーブに近づけて、急に温めるとかゆみが強まってしまいます。お風呂などで、時間をかけてゆっくり温めることが大切です。熱いお湯ですとかゆみが強くなるので、40℃位のぬるめのお湯がちょうどいいと言われています。

マッサージをする際は、あまり強い力でマッサージすると、患部を痛めてしまうこともあるので、やさしく温めながらマッサージすることが重要です。

防寒を心掛ける

薬剤師

yakuzaicさんのコメント

風が冷たい日に外出するときは、手袋や帽子、耳当てなどをつけることを心がけましょう。私はよく手袋を忘れて外出してしまうのですが、素手で雪かきなどをするとしもやけになります。冷え性に悩まされている女性は特に、使い捨てカイロも持ち歩きましょう。

ひっかかない

薬剤師

yakuzaicさんのコメント

かゆみのある部分を掻き崩さないことも重要です。掻くことで組織液が広がり、患部を広げてしまうことになります。

こんなときは早めに病院へ




しもやけの症状は、痒みを生じる「水虫」、「凍瘡状狼瘡」や「全身性エリテマトーデス」、「皮膚筋炎」などの難病の初期症状とも似ているので、症状が長引いている場合には医療機関を受診しましょう。

また、もともと血行不良がある場合にしもやけになりやすいので、ひっかいて傷が出来たりすると、褥瘡(じょくそう)につながることもあります。傷ができたり、潰瘍ができていると抗生物質が必要なケースもあり、市販薬では対応できないこともあるので、医療機関を受診しましょう。

おわりに




たかがしもやけ、されどしもやけ。しもやけになりやすいという人は、糖尿病、動脈硬化などの末梢循環障害の危険因子を持っている可能性もあります。

保温、保湿に気を付けて、ビタミンEの豊富な食べ物を食べて、この冬の寒さを乗り切りましょう。

※掲載内容は執筆時点での情報です。

 

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