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【薬剤師が解説】風邪のときに効く食べ物は?体力回復に効果的な食事とおすすめ商品を紹介!

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2024/9/25
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風邪をひくと、勉強や仕事に悪影響を及ぼすため厄介ですよね。
鼻水や咳といった風邪の症状を抑えるためには風邪薬を服用するのも効果的ですが、食べ物に気を配ることで治りが早くなる可能性が高まるでしょう。

本記事では、風邪をひいたときにすべきことや風邪のときに食べるのがダメなもの、スーパーやコンビニで買える風邪をひいたときにおすすめの食事をご紹介します。
風邪の治りを早めたい方は必見です。

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風邪をひいてしまったらすべきこと


薬剤師

篠原 奨規さんのコメント

ウイルスが感染して風邪をひくと、体の免疫機能がウイルスと戦い体内で炎症を引き起こします。
ウイルスが感染して風邪をひくと、体の免疫機能がウイルスと戦い体内で炎症を引き起こします。風邪の治りを早めるためには、免疫機能がうまく働くように、十分な栄養を摂り、体を休めることが大切です。
はじめに、風邪をひいたときにすべきことを解説します。

十分な睡眠をとる

風邪をひいたときに十分な睡眠をとることで、免疫機能を強化するとともに、体力回復にも役立ちます。ウイルスと戦っているとき、体内ではサイトカインという免疫物質が分泌されます。サイトカインには睡眠を促進する働きがあり、一方で睡眠はサイトカインの分泌を促します。つまり、睡眠と免疫は相互に影響し合っており、風邪をひいた時にしっかり眠ることで体がウイルスと戦う力が高まり、治りが早くなるのです。

睡眠の質を高めるためには、寝る直前の入浴を避け、室温を冬は16℃前後、夏は26℃前後に設定するとよいでしょう。また、朝の光を浴びることで体内時計をリセットでき、より質の良い睡眠につながります。風邪をひいたときこそ、しっかりと睡眠を確保しましょう。

身体を温める

風邪の初期には身体を温めることで治りが早くなる可能性が高まります。風邪の初期症状である悪寒は、体がウイルスと戦うために体温を上げようとする身体のサインです。悪寒がするときに体を温めることで、免疫システムの働きが活発になり、ウイルスの増殖を抑えられます。

効果的に体を温める方法として、首・手首・足首の「3つの首」を重点的に温めるのがおすすめ。これらの部位には大きな血管が集まっているため、体全体の温度を効率的に上げられるからです。

入浴も体を温める方法としては有効ですが、38度以上の高熱があるときは体力を消耗する可能性があるため、入浴は控えたほうがよいでしょう。

栄養のあるものを食べる

栄養のあるものを食べることも、風邪を早く治すためには重要なポイントです。とくに免疫機能を向上させるビタミンCやビタミンD、亜鉛などは積極的に摂取したい栄養素です。風邪をひいたときには、発熱や炎症によってエネルギーやビタミンの消費が増えるため、これらの栄養素を十分に補う必要があります。

ただし、身体が弱っているときは消化機能が低下しやすいため、おかゆやスープ、煮物など消化しやすい料理を摂ることが大切です。無理に食事を摂るのではなく、栄養バランスが良い食事を食べられる量摂るようにしましょう。

安静にする

風邪をひいたときは、むやみに身体を動かさずに安静にすることも大切です。風邪の症状が軽い場合でも、体はウイルスと戦うためにエネルギーを使っており、無理をすると回復が遅れる場合があります。症状が軽いとついテレビやスマホを見がちですが、目や脳への負担がかかってしまうため控えたほうがよいでしょう。とくに風邪の引き始めには、できるだけ安静にして、体力を温存しておきましょう。

風邪の時に効く食べ物

風邪をひいたときに積極的に摂りたい栄養素として、以下のものがあげられます。

・タンパク質
・ビタミンA
・ビタミンC
・ビタミンB群


エネルギー源となるタンパク質は、体力や免疫機能を維持するために欠かせない栄養素です。特に卵や豆腐、白身魚は消化が良く、体が弱っているときでも摂取しやすい食材です。

また、ビタミンAやビタミンCは「抗酸化ビタミン」として、免疫機能の低下を防ぎ、風邪の回復に役立ちます。ビタミンAは粘膜を保護し、のどや鼻の症状を和らげる効果があり、ほうれん草やニンジンに多く含まれています。ビタミンCは、じゃがいもやバナナから摂取でき、風邪に対する抵抗力を強化します。

ビタミンB群も、エネルギー代謝をサポートし、体力回復に役立つ栄養素です。卵や豆腐、レバーなどに豊富に含まれます。

さらに、ショウガやネギなどの身体を温める食材も風邪には効果的です。体温が上昇することで、身体の免疫機能が向上し、風邪の治りを早められるでしょう。


風邪の時に食べてはいけない食べ物・飲み物はある?


風邪の時に食べてはいけない食べ物・飲み物はある?

風邪をひくと胃腸の働きが悪くなるため、消化が悪いものなど胃腸に負担のかかる食事は避けたほうがよいでしょう。
ここからは、風邪のときに食べてはいけない食べ物や飲み物について解説します。

脂っこい食べ物

風邪をひいたときには、脂っこい食事、特に揚げ物などは避けるべきです。風邪をひくと、体は免疫機能を優先的に活用してウイルスと戦うため、消化器官の働きが弱くなりがちです。脂っこい食事は消化に時間がかかり、胃腸に負担をかけるため、風邪のときには避けたほうがよいでしょう。

また、風邪の症状としてお腹の調子が悪くなる場合もあるかもしれません。そういった状態で脂っこい食事をすると、腸管を刺激し、下痢を引き起こしたり症状を悪化させたりすることがあるため注意が必要です。

不溶性食物繊維が多いもの

邪によって下痢の症状がある場合、不溶性食物繊維を多く含む食品は避けてください一般的に、不溶性食物繊維は腸内で水分を吸収し、便の量を増やして腸を刺激するため、排便を促す効果があります。しかし、下痢の際に不溶性食物繊維を過剰に摂取すると、腸が過度に刺激されて下痢が悪化する恐れがあります。
不溶性食物繊維を多く含む食品には、全粒小麦パンや玄米、りんごやさつまいもの皮、大豆、おから、きくらげ、しいたけなどがあります。

香辛料などの刺激が強いもの

香辛料などの刺激が強い食べ物や飲み物も、風邪をひいている間は避けたほうがよいでしょう。唐辛子などの香辛料を摂ると、消化器官や粘膜に強い刺激となり、風邪で弱っている体にとって大きな負担となりかねません。
特に、鼻水や鼻詰まりの症状がある場合、辛いものを摂ることで鼻水がさらに増え、症状が悪化する可能性があります。また、のどの粘膜に対して刺激となることで、のど粘膜の炎症や痛みを悪化させる場合もあるでしょう。

アルコールやカフェイン量の多い飲料

風邪をひいたときには、アルコールやカフェインの多い飲み物は避けましょう。カフェインには利尿作用があり、コーヒーやエナジードリンクを飲むと体内の水分が失われやすくなります。特に、嘔吐や下痢などの症状があるときは、脱水症状を引き起こすリスクが高いため注意が必要です。

またアルコールは、肝臓で代謝される過程で免疫機能を活性化させるグルタチオンという物質を消費するため、免疫力の低下を招きかねません。さらに、アルコールは睡眠の質を低下させるため、回復を遅らせる原因につながる可能性があります。

【スーパーやコンビニで買える】風邪をひいたときにおすすめな食事 6選

薬剤師 篠原 奨規さん厳選

風邪をひいたときは、栄養のバランスがとれた食事をするのが大切ですが、風邪の症状がつらいときに自炊するのは苦労するでしょう。そこでコンビニやスーパーでも買えるおすすめ食品をご紹介します。

薬剤師おすすめ
カンロ

健康のど飴たたかうマヌカハニー 80g

高品質のマヌカハニー配合

31種のいたわり成分(和漢素材)を配合するとともに、高品質のマヌカハニーを含むのど飴です。ほどよい甘みで摂取しやすいのが特徴です。

分類 食品
原材料 水飴(国内製造)、砂糖、はちみつ、カラメルソース、ハーブエキス、プロポリスエキス、ホップエキス/香料
内容量 80g
タイプ のど飴
1食あたりのカロリー 12.9kcal
1食あたりの炭水化物 3.22g
1食あたりのタンパク質 0g
1食あたりの脂質 0g
1食あたりのカフェイン量 -
生産国 記載なし
届け出表示 記載なし

薬剤師おすすめ
味の素

クノールカップスープ 完熟栗かぼちゃのポタージュ

ビタミンA豊富なかぼちゃのポタージュ

コクと甘みの強い完熟栗かぼちゃを使用したポタージュです。かぼちゃには粘膜の働きをサポートするビタミンAが豊富に含まれています。栄養バランスが崩れたときにぴったりの食品です。

分類 食品
原材料 かぼちゃ(アメリカ又はニュージーランド)、砂糖、でん粉、クリーミングパウダー、じゃがいも、食用加工油脂、食塩、全粉乳、酵母エキス、果糖、オニオンエキス調味料、バターソテーオニオンパウダー、デキストリン、チキンブイヨンパウダー、香辛料、うきみ(乾燥かぼちゃ)/調味料(アミノ酸等)、酸化防止剤(ビタミンE)、(一部に小麦・乳成分・大豆・鶏肉を含む)

内容量 56.4g
タイプ ポタージュ
1食あたりのカロリー 82kcal
1食あたりの炭水化物 13g
1食あたりのタンパク質 0.90g
1食あたりの脂質 2.9g
1食あたりのカフェイン量 -
生産国 日本
届け出表示 記載なし

薬剤師おすすめ
永谷園

「冷え知らず」さんの温生姜ぞうすい

お湯を注ぐだけの簡単調理

ごはんやかき玉子、小松菜、生姜など豊富な具材が入っているフリーズドライのぞうすいです。お湯を注ぐだけで簡単に食べられます。身体を温める食べ物である生姜が含まれているため、身体の寒気・悪寒が気になるときにもおすすめです。

分類 食品
原材料 米加工品、調味粉(米粉、チキンエキス、でん粉、食塩、デキストリン、ジンジャーパウダー、砂糖、粉末醤油、酵母エキス)、乾燥ごはん、かき玉子、小松菜、かまぼこ、塩漬生姜/調味料(アミノ酸等)、糊料(キサンタン)、加工でん粉、カラメル色素、ソルビトール、トレハロース、香辛料、紅麹色素、酸化防止剤(ビタミンE)、カロチノイド色素、(一部に小麦・卵・大豆・鶏肉を含む)
内容量 20.8g
タイプ ぞうすい
1食あたりのカロリー 76kcal
1食あたりの炭水化物 16.0g
1食あたりのタンパク質 1.9g
1食あたりの脂質 0.5g
1食あたりのカフェイン量 -
生産国 記載なし
届け出表示 記載なし

薬剤師おすすめ
寿がきや

小さなおうどん かき玉あんかけ

身体温まるあんかけうどん

上品なだしの味わいと生タイプの麺が特徴の、インスタント食品です。鰹節や昆布で取っただしにさわやかなおろし生姜を加えており、優しくさわやかな味わいを楽しめます。ミニサイズのため、食欲がわかないときにもおすすめです。

分類 食品
原材料 めん(小麦粉(小麦(国産))、植物油脂、食塩、大豆食物繊維、調味酢、酵母エキス)、スープ(食塩、粉末しょうゆ、でん粉、粉末かつお節、デキストリン、粉末生姜、たん白加水分解物、粉末さば節、粉末昆布)、かやく(玉子、かまぼこ、ねぎ)/加工デンプン、増粘剤(加工デンプン、増粘多糖類)、調味料(アミノ酸等)、pH調整剤、トレハロース、ソルビトール、グリセリン、乳化剤、リン酸Na、微粒二酸化ケイ素、酸化防止剤(V.E、ローズマリー抽出物)、香辛料抽出物、着色料(カラメル、紅麹、カロチノイド)、香料、(一部に卵・小麦・さば・大豆を含む)
内容量 87g
タイプ うどん
1食あたりのカロリー 131kcal
1食あたりの炭水化物 26.0g
1食あたりのタンパク質 3.8g
1食あたりの脂質 1.2g
1食あたりのカフェイン量 -
生産国 記載なし
届け出表示 記載なし

薬剤師おすすめ
東洋水産

なめらか豆腐すうぷ たまご

国産丸大豆使用のなめらか豆腐

鶏とほたての旨味が詰まったスープになめらかな絹ごし豆腐が入ったスープです。卵や豆腐にはタンパク質が豊富に含まれており、チンゲン菜やネギにはさまざまなビタミンが含まれています。

分類 食品
原材料 液全卵、チキンエキス、食塩、醤油、鶏脂、デキストリン、ごま油、魚介エキス、香辛料、具(豆腐(国内製造)、チンゲン菜、かに風かまぼこ、ごま、ねぎ)/調味料(アミノ酸等)、加工でん粉、増粘多糖類、豆腐用凝固剤、酸化防止剤(ビタミンE)、香料、ベニコウジ色素、カロチン色素、(一部にかに・小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)

内容量 11.4g
タイプ スープ
1食あたりのカロリー 51kcal
1食あたりの炭水化物 3.7g
1食あたりのタンパク質 3.1g
1食あたりの脂質 2.6g
1食あたりのカフェイン量 -
生産国 記載なし
届け出表示 記載なし

薬剤師おすすめ
丸美屋

スープdeごはん<鶏しお雑炊

ふっくらごはんとこだわりスープがポイント

特殊技術を使って、ふっくら仕上げたごはんとこだわりスープが特徴のぞうすいです。ねぎと生姜の風味で鶏の旨味を引き立てており、味わい深い商品となっています。

分類 食品
原材料 [ごはん]うるち米(国産)、大麦、なたね油/トレハロース、乳化剤、(一部に大豆を含む)
[具入りスープ]食塩、砂糖、いりごま、鶏肉、還元水あめ、エキス(チキン、ポーク、オニオン)、鶏卵加工品、デキストリン、植物油脂、ねぎ、醤油、香辛料、豚脂、水あめ/調味料(アミノ酸等)、卵殻カルシウム、増粘剤(キサンタン)、加工でん粉、膨張剤、リン酸塩(Na)、酸化防止剤(ビタミンE、ビタミンC)、カロチノイド色素、クエン酸、香辛料抽出物、(一部に卵・小麦・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)
内容量 70.3g
タイプ ぞうすい
1食あたりのカロリー 141kcal
1食あたりの炭水化物 25.7g
1食あたりのタンパク質 4.1g
1食あたりの脂質 2.6g
1食あたりのカフェイン量 -
生産国 記載なし
届け出表示 記載なし

商品比較表


商品名

カンロ健康のど飴たたかうマヌカハニー 80g

味の素クノールカップスープ 完熟栗かぼちゃのポタージュ

永谷園「冷え知らず」さんの温生姜ぞうすい

寿がきや小さなおうどん かき玉あんかけ

東洋水産なめらか豆腐すうぷ たまご

丸美屋スープdeごはん<鶏しお雑炊

最安値
特徴 高品質のマヌカハニー配合 ビタミンA豊富なかぼちゃのポタージュ お湯を注ぐだけの簡単調理 身体温まるあんかけうどん 国産丸大豆使用のなめらか豆腐 ふっくらごはんとこだわりスープがポイント
商品リンク

風邪になる原因は?


薬剤師

篠原 奨規さんのコメント

風邪の主な原因は、ウイルスや微生物による上気道(鼻やのど)の感染です。
風邪の原因の約90%がウイルスによるものであり、200種類以上のウイルスが風邪を引き起こすことが知られています。その中でもライノウイルスは風邪の原因として最も一般的なウイルスであり、風邪の約30~40%を占めます。特に秋や春に多く発生し、主に鼻風邪を引き起こすのが特徴です。ライノウイルスに感染すると、鼻水や鼻づまり、くしゃみといった症状が現れ、のどの痛みを伴うこともあります。

風邪の予防方法はある?

風邪予防の基本は、ウイルスの感染経路を断つことです。風邪は人から人へと感染するため、流行時には人混みを避けたほうが風邪にかかりにくくなります。感染者の咳やくしゃみから飛び散る飛沫にはウイルスが含まれており、それを吸い込むことで感染することが多いため、風邪をひいている人にはできるだけ近づかないようにしましょう。

また、ウイルスは手を介して感染するケースも少なくないため、頻繁な手洗いも効果的です。電車のつり革やドアノブなどを触った後は、しっかりと手を洗いましょう。さらに、うがいはウイルスを直接落とす効果はありませんが、ホコリや細菌を洗い流し、のどや口内の粘膜にウイルスが付着するのを防ぐのに役立ちます。

こんなときは病院へ

風邪は通常、1週間程度で自然に治りますが、いくつかの症状が続いたり悪化したりする場合は、早めに医師に相談するようにしましょう。
特に、咳が2週間以上続く場合は、風邪以外の病気の可能性があります。また、風邪の症状が長引くと、気管支や肺、耳、鼻などに炎症が広がる場合があり、気管支炎や肺炎、さらには中耳炎や副鼻腔炎などの合併症を引き起こす場合があります。
また、39度以上の熱が3日以上続くようなら、インフルエンザや新型コロナウイルスの可能性が考えられます。
このような症状が現れたときには、症状がひどくなる前に早急に受診することをおすすめします。

風邪のときにおすすめの簡単レシピ

風邪をひいたときにおすすめの簡単レシピとして「味噌汁おじや」があります。フリーズドライの味噌汁をお湯で戻し、ご飯を加えて柔らかくなるまで待つだけで簡単に作れます。温かい状態で食べれば体を温めることができるうえ、消化も良いため風邪で弱った体にぴったりな料理です。ネギは体を温める食材として知られ、ウイルスに対抗する力を高める効果を期待できます。また水分が豊富に含まれるため、水分補給にも役立ちます。


「風邪」「食事」に関するQ&A


「風邪」「食事」に関するQ&A

最後に風邪を引いたときの食事に関する質問に回答します。

風邪の時にヨーグルトは食べてもいい?
風邪のときにヨーグルトを食べても問題ありません。ひんやりとしたヨーグルトは喉越しがよく、風邪のときに比較的食べやすい食材です。また、腸内環境を整える効果があり、免疫力を高めるのに役立ちます。さらに、胃腸の不調を整える効果も期待でき、特に夏風邪に対して整腸作用を発揮するでしょう。
風邪の時の食事にはバナナがいいって本当?
バナナは風邪のときに積極的に摂りたい食べ物の一つです。バナナには腸内の善玉菌を活性化するオリゴ糖や食物繊維が豊富に含まれており、腸内環境を整えるのに役立ちます。腸内環境が整うことで免疫機能が向上し、風邪からの回復をサポートします。特にシュガースポット(茶色い斑点)がある熟したバナナは、より強い免疫活性作用があるとも。

さらに、カリウムが豊富で、利尿作用によって体内の毒素を排出し、熱を下げる効果も期待できます。加熱して食べることでオリゴ糖が増えるため、焼きバナナや温かいバナナジュースにして取り入れるのもおすすめです。
風邪だけど食欲がある場合の食事はどんなものがいい?
食欲がある場合であっても、風邪をひいたときは、食事内容に配慮する必要があります。風邪をひいた状態は身体全体が弱っているため、脂っこい食べ物や消化の悪いものを食べてしまうと、余計に身体に負担がかかり、体調を悪化させる恐れがあります。風邪の症状が続いている間は、栄養バランスが良く消化の良い食事をするようにしてください。

まとめ


まとめ

風邪をひいたときは、十分に睡眠をとり安静にすることが大切です。また身体を温めて、栄養のあるものを食べるようにしましょう。
風邪のときは胃腸の調子が悪くなっている場合が多いため、脂っこい食べ物や不溶性食物繊維・香辛料を多く含むものは控えたほうがよいでしょう。また、アルコールやカフェイン量の多い飲料は脱水につながる恐れがあるため注意が必要です。
栄養バランスが良く消化の良い食事を心がけて、早く風邪を治しましょう。

※掲載内容は執筆時点での情報です。

  • 篠原 奨規 薬剤師

    執筆・監修者

    2016年3月  岡山大学 薬学部薬学科卒業 2016年~現在 大手調剤併設ドラッグストアにて勤務

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