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【2021年】夜泣きがつらい!おすすめのセルフケアの方法を薬剤師が解説

くすり

2021年4月26日更新
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子育てをしている多くの親御さんを悩ませる、子どもの夜泣き。月齢を重ねるごとに収まっていくことが多いですが、毎晩あまりにも激しく泣かれたり、ちっとも眠ってくれなかったりすると、親御さんも参ってしまいますよね。

今回は子どもの夜泣きの原因や対策について、薬剤師が解説していきます。夜泣きのケアに使用できる医薬品やサプリメントも併せて紹介していきますので、夜泣きにお悩みの親御さんはぜひ参考にしてみてください。

『夜泣き』について

そもそも、子どもの夜泣きとはなぜ起こるのでしょうか。

周りから見ていると、ただ何となく機嫌が悪く泣いているようにしか見えませんが、最近の研究では夜泣きについてさまざまなことがわかってきています。

『夜泣き』とは

ただ単に子どもが夜に泣くだけで、夜泣きに該当するということはありません。なぜなら、「明確な原因が見当たらないのに、ぐっすり眠っていた子どもが突然大声で泣きだし、眠らなくなってしまうこと」が夜泣きの定義に当たるからです。

たとえば乳児期の初期は、夜間でも頻回の授乳が必要になります。授乳の必要性がある場合、赤ちゃんは「お腹が空いた!」と夜中でも激しく泣きますよね。これは「空腹」という明確な原因があるため、夜泣きには該当しません。

同じように、おむつが濡れた、部屋が暑いなどの明確な原因が見当たるぐずり・泣きは夜泣きとは言えないのです。親御さんから見て「明確な原因がない」というのが、夜泣きか否かの見分けるポイントです。

『夜泣き』の原因と予防

夜泣きの原因には、たとえば「自律神経の乱れである」など、多くの説が唱えられています。

その中でも最近注目されているのが、「乳児疝痛」が夜泣きの原因ではないかという説。この「乳児疝痛」は、腸内環境をうまく整えることができず、お腹が張ったり、強い痛みを感じることがあるというものです。

大人でも腸内環境が崩れると、便秘になったり下痢になったりとトラブルを起こします。デリケートな赤ちゃんの腸内ですから、大人よりもバランスを崩しやすく、痛みや違和感などを感じても言葉で上手に伝えられないため、「夜泣き」という形で発信しているのではないかと言われています。

この「乳児疝痛」が夜泣きの原因となっているのなら、日々の食事の中で乳酸菌を取り入れるなどの配慮が夜泣き改善の手助けになるかもしれません。

相談や受診をする目安

夜泣きは月齢が進むとともに改善していくことがほとんどです。基本的には特に受診の必要はありません。

ただし、夜泣きと思われる症状に隠れた病気も存在するため、いくつかお伝えしておきます。1歳前後で今まで夜泣きをしなかった子どもが突然泣き出した場合、突発性発疹であるケースがあります。

突発性発疹は多くの子どもがかかる一過性の病気で、発熱症状と解熱前後にあらわれる発疹が特徴の病気です。あまり重篤にならないことがほとんどですが、熱を伴う場合などは受診しておくことがおすすめ。また、あまりにも長時間泣く場合や、痛がっている様子が強い場合は腸重積症などの可能性も考えられます。

子どもの様子を見て、夜泣きの範囲を超えていると判断した場合は、念のため受診しましょう。

【タイプ別】ケア商品の選び方

はっきりとした原因はわからないものの、夜泣きにはいくつかの対策があります。

その中の1つに、古くから経験的に使われてきた生薬・漢方薬や、乳児疝痛に着目して整腸効果を期待したサプリメントを使用する方法がありますので、紹介していきます。

【薬でとにかく解決したい方】は生薬・漢方薬

市販の医薬品で小児の夜泣きに適応があるものは、いずれも生薬由来のものや、漢方薬です。

自律神経の未熟・乱れが夜泣きの原因の1つであると考えられていることから、子どもの自律神経を緩やかに安定させていく効果がある生薬がよく使われます。これらの漢方は、夜泣きだけでなく小児のさまざまな不調に適応があるものが多く、子どもの健康を総合的にサポートしてくれるような薬です。

丸薬タイプのものが多いですが、子どもが服用することを想定しているため、小粒で飲みやすく作られているのが特徴。薬で解決する、といっても効果が激しすぎるというものではありませんので、お悩みの方は挑戦してみてはいかがでしょうか。

【サプリでケアしていきたい方】は乳酸菌系のサプリメント

先ほど紹介したように、夜泣きには腸内環境の乱れによる「乳児疝痛」が関与しているのではないかという説があります。

ですので、「夜泣きに困っている方に」というキャッチコピーを掲げているサプリメントは、乳酸菌などをはじめとする整腸作用が期待できるものがほとんど。サプリメントでケアをしたい場合は、これらの乳酸菌のサプリメントを選んでみてください。

液体タイプのものが多く、ミルクや離乳食に混ぜて与えることができるため、親子共にストレスなく摂取することができます。また、漢方薬との併用も問題ありませんので、薬でケアしつつサプリメントも活用する、という使い方も可能です。

【薬剤師が厳選】おすすめの市販薬

夜泣きの原因にはさまざまな理由が推測され、それに伴う対策も多く存在します。

先ほど紹介したように、漢方薬やサプリメントを用いて対策していくことも選択肢の1つ。何を選んでいいかわからない親御さんのために、医薬品・サプリメントについて、それぞれ具体的に紹介します。

【比較一覧表】夜泣きにおすすめの市販薬

商品画像 宇津救命丸「糖衣」
宇津救命丸株式会社
樋屋奇応丸銀粒
樋屋奇応丸株式会社
「クラシエ」漢方小建中湯エキス顆粒
クラシエ
チャイルドヘルスリキッド
BioGaia
ビーンスターク赤ちゃんのプロバイオビフィズスM1
雪印ビーンスターク株式会社
ベビースリープ
株式会社ボーダレス・ジャパン
商品名 宇津救命丸「糖衣」 樋屋奇応丸 銀粒 「クラシエ」漢方小建中湯エキス顆粒 チャイルドヘルス リキッド ビーンスターク 赤ちゃんのプロバイオ ビフィズスM1 ベビースリープ
特長 小さい子どもでも飲みやすい糖衣の薬 赤ちゃんでも飲めるサイズの銀色の丸薬 子どものさまざまな不調に効果がある漢方 スウェーデン発の赤ちゃん向け乳酸菌サプリ ミルクに混ぜられるビフィズス菌のサプリ 赤ちゃんと親のための夜泣き対策アロマ
コストパフォーマンス 9点|10点中 9点|10点中 5点|10点中 8点|10点中 8点|10点中 9点|10点中
即効性 8点|10点中 7点|10点中 6点|10点中 5点|10点中 4点|10点中 2点|10点中
商品リンク

『夜泣き』に関するQ&A


最後に、子どもの夜泣きについてよくある疑問をQ&A形式でまとめました。

薬のことや、夜泣き自体のことなど、お悩みの親御さんはぜひ参考にしてみてください。ここで解決しない場合は、お近くの小児科に相談するのも手段の1つです。

Q&A①:夜泣きに構ってあげられなくて…。放置していたらどうなるの?

子どもが泣いてしまっても、忙しかったり親御さんも眠っていたりすると、すぐに対応できないこともありますよね。

実際に海外でよく行われる方法として、夜泣きしている赤ちゃんから5分程度離れて様子を見る方法があります。様子を見ていると泣き止むこともありますので、試してみてもいいでしょう。

ただし放置といっても、完全に赤ちゃんだけを部屋に残して去るのは危険が伴います。この方法を取る場合でも、少なくとも同じ部屋にいて赤ちゃんを見守るようにしましょう。

Q&A②:さすがに0歳児に錠剤のような苦い漢方や丸薬は無理だと思うんだけど…。サプリしか選択肢はない?

今回紹介した丸薬は、いずれも一般的な錠剤よりも小さく、赤ちゃんでも問題なく飲み込めるものです。

とはいえ1人で上手に飲むのは無理なことが多いので、上あごに付着させて水分と一緒に飲ませる方法や、哺乳瓶の乳首に乗せてミルクと一緒に飲ませる方法などで試してみてください。ミルク嫌いを起こす可能性があるため、ミルクに混ぜて飲ませないようにしましょう。

漢方は確かに苦いものですが、子ども向けの漢方は大人向けのものよりも飲みやすいものです。好みにもよりますので、一度飲ませてみて反応を見てから判断してみるといいでしょう。

Q&A③:漢方を飲ませたいけど、苦くて飲んでくれない。何かいい方法はある?

顆粒タイプの漢方は、苦みと粉っぽさでむせてしまうこともあります。

そういうときにまず試してみていただきたいのが、白湯に溶かして与えること。少し飲みやすく感じることも多いので、飲みきれる範囲の白湯に溶かすようにしましょう。もし与えることができるなら、アイスクリームやチョコクリームに混ぜて与えるのも有効です。

濃厚なものほど漢方の苦みをマスキングしやすいため、子どもの月齢や好みに合わせて選んでみてください。

Q&A④:夜泣きっていつから起こるものなの?

空腹やおむつの濡れなどの明確な原因によらない夜泣きは、個人差があるものの生後すぐから始まります。

ただ、低月齢の時期はは頻回授乳なのもあり判別がつきにくいのも事実。平均的にみると、生後6か月前後から始まることが多いようです。

長い子は、そこから2歳くらいまで夜泣きをする場合もありますが、月齢が上がってくると頻度が減ってくるのが一般的で、一歳半くらいで多くの子どもの夜泣きは改善していきます。

まとめ

子どもが夜泣きをすると、親御さんが寝不足になり生活に支障が出るケースが多いため、多くの方が悩まされています。

徐々に軽快していくことがほとんどですので、一時的なものとして割り切って対応していければ良いですが、それでも「何とかならないかな…」とは思うものです。

今回紹介した医薬品やサプリメントなどは、そんな親御さんのお悩みの手助けになるかもしれません。子どもの成長過程として夜泣きの時期を楽しむためにも、お困りの際にはぜひ使用を検討してみてください。

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この記事を書いたアドバイザ

松本 美樹
1歳の息子がいる、現役ママ薬剤師です。子どもの服薬や、妊娠・授乳期の薬物治療が得意。町の薬屋さんとして、日常レベルの気になることを解決するお手伝いをしていきます!