目次
かゆみのある足の赤い斑点に効く市販薬に含まれている成分
①:乾燥しているときは「保湿成分」

「ヘパリン類似物質」は血行促進の手助けをしてくれる成分で、子どもから高齢者まで幅広く使用でき、全身に使うことができます。皮膚の乾燥を防止するとともに、かき壊しによる内出血を改善します。
「尿素」はハンドクリームにもよく含まれている成分で、乾燥への対処はもちろん、皮膚を柔らかくする効果があります。
「セラミド」は肌のバリア機能を高めることにより、皮膚での水分保持をしてくれる成分です。外部刺激から肌を守る働きがあります。
②:虫刺されには「かゆみ止め成分」

抗ヒスタミン作用のある「ジフェンヒドラミン」は、体内でヒスタミンというかゆみ成分が作用しないようにブロックすることで、かゆみを鎮めます。
強いかゆみには「ステロイド」も効果的です。ステロイドは、皮膚の炎症をすみやかに鎮め、かゆみや赤みなどの症状を抑える働きがあります。様々な強さのステロイドがありますが、子どもに使用するときは弱いものを選んで使うようにしましょう。
③:水虫には「抗真菌成分」

小さな赤い斑点や水ぶくれがある場合は水虫の可能性もあります。その場合は、水虫の原因となる真菌を抑える「抗真菌成分」が有効です。代表的な抗真菌成分として、「テルビナフィン」「ブテナフィン」「ラノコナゾール」「ミコナゾール」などがあります。
また、クリームやスプレー等さまざまな形状のものが市販されているので、自身が使いやすいものを選ぶと良いでしょう。
かゆみのある足の赤い斑点を緩和できる市販薬の選び方・ポイント
「どんな市販薬を選べばいいのかわからない」といった方は、ぜひ参考にしてください。
ポイント①:成分の組み合わせを重視する

薬は必ずしも、1種類しか使っていけないというわけではありません。
例えば、乾燥もしているしかゆみもつらい場合には、保湿成分の入った薬と、かゆみ止め成分の入った薬を併用しても問題ありません。その場合、もし薬同士の形状が異なるのであれば、サラサラしたローションタイプのものを先に塗り、しっとりしたクリームタイプのものを後に塗るようにしましょう。
薬同士の形状が同じであれば、広い範囲に塗るものを先に使い、狭い範囲に塗るものを後に使うのがポイントです。
また、色んな種類の成分が配合されている塗り薬もあります。2種類別々に使うのが面倒であれば、複数の成分が配合されている薬を使っても良いでしょう。
ポイント②:薬のタイプを重視する

塗り薬には、スプレーやローション、クリーム、軟膏など様々なタイプのものがあります。自身の症状や使いやすさに合わせて選択するといいでしょう。
スプレーやローションは比較的サラサラしており、ベタつきが少なく使うことができます。クリームや軟膏は、ベタつきは多少ありますが皮膚保護作用もあり、しっかりと保湿することができます。
ポイント③:強さを重視する

抗炎症作用のあるステロイド薬の場合は、種類によって強さのレベルが違います。 強いものを選べばいいというわけではなく、症状の程度や塗る場所、年齢によっても使い分けが必要な場合があります。
赤ちゃんや高齢者は、強いステロイドを使用すると皮膚への刺激が強すぎる場合があります。強さが分からなければ、店舗の登録販売者や薬剤師に聞いてみることをおすすめします。
また、足に使用したものを、顔や首など皮膚が薄い場所に流用するのは避けるようにしてください。
【厳選】かゆみのある足の赤い斑点を緩和するのにおすすめの市販薬 9選
ポイント①:成分の組み合わせを重視した市販薬 3選
気になる症状がいくつもある場合、それに合わせてそれぞれ薬を選ぶのも一つの手段です。しかし、複数の症状に効く成分が1つの薬に配合された商品もありますので参考にしてみてください。

東海エリアの方は取扱い店あり 近隣の取り扱い店舗を探す 950.0円/1個あたり950.0円
この商品の最安値はこちら! Yahoo!ショッピングで見る 748円 +送料別
お買い物マラソン開催中 楽天で見る 813円 +送料別
こんな方に
かゆみがつらく、かきむしり跡もある方に
かきむしりや乾燥肌のためのこだわり処方
ヘパリン類似物質が皮膚の血行を促進し、かきむしり乾燥肌の方が悩みがちなかき跡を修復します。またジフェンヒドラミンも配合されており、かゆみを抑える作用もあります。こちらはステロイドが配合されておらず、全身どこにでも安心して使うことができます。
分類 | 第2類医薬品 |
有効成分(含有量)/主成分(含有量) | ヘパリン類似物質(0.3%)、パンテノール(1%)、ジフェンヒドラミン(1%)、クロタミトン(5%) |
効果・効能 | かゆみを伴う乾燥性皮膚(老人・成人の乾皮症,小児の乾燥性皮膚) |
用法・用量 | 1日1~数回 |
タイプ | クリーム |
妊娠中・授乳中の使用 | 使用可能 |
使用が可能な年齢 | 記載なし |
錠剤・タブレットの大きさ | 50g |
染みるタイプ | × |
色 | 白 |
ステロイドの強さ | × |
薬の匂い | × |

こんな方に
とにかく乾燥がつらい方に
保湿に加え、硬くなった皮膚を柔らかくする
10%配合されている尿素が保湿効果を保ち、硬くなった皮膚をやわらかくすべすべにします。添加物として使用されているセラミドと同様の成分によって、お肌の水分保持にも役立ちます。強い乾燥による皮膚のかゆみ、角化症に使えます。
分類 | 第3類医薬品 |
有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 100g中 尿素(10g)、グリチルリチン酸ニカリウム(0.5g)、トコフェロール酢酸エステル(0.5g) ※添加物のひとつとしてN-(ヘキサデシロキシヒドロキシプロピル)-N-ヒドロキシエチルヘキサデカナミド(セラミド) |
効果・効能 | 手指の荒れ、ひじ・ひざ・かかと・くるぶしの角化症、小児の乾燥性皮膚、老人の乾皮症、さめ肌 |
用法・用量 | 1日数回 |
タイプ | クリーム |
妊娠中・授乳中の使用 | 使用可能 |
使用が可能な年齢 | 記載なし |
染みるタイプ | × |
色 | --- |
ステロイドの強さ | × |
薬の匂い | × |

この商品の最安値はこちら! Amazonで見る 1,030円 +送料別
お買い物マラソン開催中 楽天で見る 1,430円 +送料別
こんな方に
つらいかゆみや、かきこわしもある方に
つらいかゆみに対してダブルでブロック
抗炎症成分のステロイド「ヒドロコルチゾン酪酸エステル」と抗アレルギー成分「クロルフェニラミンマレイン酸塩」が配合されており、皮膚の炎症に加えて、かきこわしの原因となる"つらいかゆみ"をしっかり抑えます。強すぎないステロイドで、子どもから高齢者まで幅広く使えます。
分類 | 指定第2類医薬品 |
有効成分(含有量)/主成分(含有量) | ヒドロコルチゾン酪酸エステル(0.05%)、クロルフェニラミンマレイ ン酸塩(0.5%) |
効果・効能 | 湿疹,皮膚炎,あせも,かぶれ,かゆみ,虫さされ,じんましん |
用法・用量 | 1日数回 |
タイプ | 軟膏 |
妊娠中・授乳中の使用 | 妊娠中:要相談、授乳中:可能 |
使用が可能な年齢 | 記載なし |
染みるタイプ | × |
色 | --- |
ステロイドの強さ | medium |
薬の匂い | 香料の添加あり |
ポイント②:薬のタイプを重視した市販薬 3選
塗り薬には様々なタイプのものがあります。スプレーやローション、クリーム、軟膏など自身が使いやすいものを選ぶのもよいでしょう。
この商品の最安値はこちら! Yahoo!ショッピングで見る 1,459円 +送料別
お買い物マラソン開催中 楽天で見る 1,520円 +送料別
こんな方に
乾燥の範囲が広い方に
広い範囲にも塗りやすいスプレータイプ
「ヘパリン類似物質」がスプレータイプになっており、皮膚の保湿や血行促進の効果はそのままで、ももの内側や足先など、手では塗り広げにくい場所にもしっかり塗布しやすい形状です。
分類 | 第2類医薬品 |
有効成分(含有量)/主成分(含有量) | ヘパリン類似物質(0.3g) |
効果・効能 | 手指の荒れ、乾皮症、ひじ・ひざ・かかと・くるぶしの角化症、小児の乾燥性皮ふ、しもやけ(ただれを除く)、手足のひび・あかぎれ、きず・やけどのあとの皮ふのしこり・つっぱり(顔面を除く)、打身・ねんざ後のはれ・筋肉痛・関節痛 |
用法・用量 | 1日数回 |
タイプ | スプレー |
妊娠中・授乳中の使用 | 使用可能 |
使用が可能な年齢 | 記載なし |
染みるタイプ | --- |
色 | 透明 |
ステロイドの強さ | × |
薬の匂い | × |

こんな方に
ベタつきすぎるのが苦手な方に
泡がお肌をやさしく包み込み、液だれしにくい
こちらは泡状となった「ヘパリン類似物質」で、ふわふわと非常に使い心地が良いのが特徴です。肌に馴染みやすく伸びやすいため、時間のない時やベタつきが気になる時にもピッタリですね。
分類 | 第2類医薬品 |
有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 100g中 ヘパリン類似物質(0.3g) |
効果・効能 | 手指の荒れ、ひじ・ひざ・かかと・くるぶしの角化症、手足のひび・あかぎれ、乾皮症、小児の乾燥性皮ふ、しもやけ(ただれを除く)、きず・やけどのあとの皮ふのしこり・つっぱり(顔面を除く)、打身・ねんざ後のはれ・筋肉痛・関節痛 |
用法・用量 | 1日1~数回 |
タイプ | 泡状スプレー |
妊娠中・授乳中の使用 | 使用可能 |
使用が可能な年齢 | 記載なし |
染みるタイプ | --- |
色 | 白 |
ステロイドの強さ | × |
薬の匂い | × |

この商品の最安値はこちら! Yahoo!ショッピングで見る 2,530円 +送料別
お買い物マラソン開催中 楽天で見る 2,530円 +送料別
こんな方に
大容量を手軽に使いたい方に
使いやすいポンプタイプのローション
「ヘパリン類似物質」のローションが、片手でも使いやすいポンプに入ったタイプの製品です。
足にはもちろん、お顔も含めた全身に使いやすく乳液タイプのローションなので、洗面所の常備としても秀逸です。
分類 | 医薬部外品 |
有効成分(含有量)/主成分(含有量) | ヘパリン類似物質、グリチルリチン酸ジカリウム |
効果・効能 | 肌あれ・あれ性。皮膚にうるおいをあたえる。皮膚の乾燥を防ぐ。皮膚を保護する。肌を整える。 皮膚をすこやかにたもつ。肌をひきしめる。日やけ・雪やけ後のほてりを防ぐ。 かみそりまけを防ぐ。しもやけ・ひび・あかぎれを防ぐ。 |
用法・用量 | ポンプを押して手のひらに適量をとり、顔やからだにやさしくなじませます。 |
タイプ | ローション |
妊娠中・授乳中の使用 | 使用可能 |
使用が可能な年齢 | 記載なし |
染みるタイプ | --- |
色 | 白 |
ステロイドの強さ | × |
薬の匂い | × |
ポイント③:強さを重視した市販薬 3選
症状の程度や塗る場所、年齢によっても使い分けが必要な場合があります。自身の症状に対して、どの強さの薬を選べばいいかわからない場合は、店舗の登録販売者や薬剤師に聞いてみましょう。

こんな方に
子どもに使えるステロイドをお探しの方に
皮膚が弱い方、子どもにも使えるステロイド
抗炎症成分のステロイド「デキサメタゾン」が炎症を鎮め、かゆみを抑えます。比較的弱めのステロイドなので、皮膚が弱い方や子ども、高齢者の方にも使いやすい薬です。
分類 | 指定第2類医薬品 |
有効成分(含有量)/主成分(含有量) | デキサメタゾン(0.025%)、トリクロロカルバニライト(0.5%) |
効果・効能 | やけど,皮膚の炎症,かぶれ,アレルギー性皮膚炎,かゆみ(皮膚そう痒症) |
用法・用量 | 1日2~3回 |
タイプ | 軟膏 |
妊娠中・授乳中の使用 | 妊娠中:要相談、授乳中:可能 |
使用が可能な年齢 | 記載なし |
染みるタイプ | --- |
色 | 半透明 |
ステロイドの強さ | weak |
薬の匂い | × |

この商品の最安値はこちら! Yahoo!ショッピングで見る 460円 +送料別
お買い物マラソン開催中 楽天で見る 488円 +送料別
こんな方に
かきこわして症状を悪化させたくない方に
じくじくかゆみのある皮膚に
「プレドニゾロン」と呼ばれるステロイドが配合されていて、皮膚表面ではしっかり効き、体内に吸収されると分解されて作用が弱くなるアンテドラッグタイプの塗り薬です。また、患部を保護する成分も含まれています。
分類 | 指定第2類医薬品 |
有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 100g中 プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル(0.15g)、ビタミンE酢酸エステル(0.5g)、リドカイン(1g)、イソプロピルメチルフェノール(0.1g) |
効果・効能 | 湿疹,皮膚炎,あせも,かぶれ,かゆみ,虫さされ,じんましん |
用法・用量 | 1日数回 |
タイプ | 軟膏 |
妊娠中・授乳中の使用 | 妊娠中:要相談、授乳中:可能 |
使用が可能な年齢 | 記載なし |
染みるタイプ | --- |
色 | --- |
ステロイドの強さ | medium |
薬の匂い | × |
【比較一覧】この記事で紹介している市販薬
しっしん・かゆみの薬の売れ筋ランキングもチェック!
なお、ご参考までに、しっしん・かゆみの薬のAmazon、Yahoo!ショッピング、楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。
使用するときのポイントや注意点について
ステロイドは特に、強さの合わないものを使うと治りが遅くなったり、症状が悪化することもあります。
使用するときのポイント・副作用はあるの?

患部に薬を塗るときは、必ず手を洗って清潔な状態で使うようにしてください。入浴後など肌が濡れている場合は、軽く水気をふき取ることも大切です。
塗布量は軟膏の場合、人差し指の第一関節から指先までの量の薬剤を、大人の両手のひらの範囲に使うことを目安とすると良いでしょう。
また薬は、直射日光に当たらない冷暗所で保管するようにし、直接の容器や包装箱に記載されている使用期限も守るようにしてください。
こんなときは病院へ

症状と疾患に合わせて薬を選択することはとても重要ですが、自分でどの薬を選んだら良いか判断のつかない場合はお近くの薬剤師や登録販売者に相談することをおすすめします。
しかしながら、自身に合っていない薬を使い続けることは、症状の悪化に繋がることがありますので、市販薬を使用して症状が悪化したり、副作用が認められた場合などは医療機関を受診してください。
また、市販薬を使い続けて症状の改善がない場合も、まずは皮膚科での診察を受けて専門家の判断を仰ぐと良いでしょう。
『かゆみのある足の赤い斑点』に関するQ&A

ここからは『かゆみのある足の赤い斑点』に関するQ&Aについて、ご紹介します。





ただしステロイドなど、1日に使う回数が決まっている薬の場合は、使い過ぎも良くありませんので使用法通りの回数で使ってください。

まとめ

足の赤い斑点がかゆい場合の市販薬について解説いたしました。薬の選び方が分からない場合は、ぜひ上記のポイントを意識してみてください。
判断に困った場合は受診も必要ですが、もともと使っている薬がある場合やアレルギーがある場合は、必ず受診時に伝えるようにしてくださいね。みなさまの症状が早く軽快しますように。
※掲載内容は執筆時点での情報です。