目次
痛風に効く痛み止めによく含まれている成分
①:NSAIDs(アスピリン以外)
痛風発作の痛み止めとして、非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)が主に使用されます。痛風に適応のあるNSAIDsには、インドメタシン、ナプロキセン、プラノプロフェンがありますが、これらは市販されていません。そのため、市販のNSAIDsを使用する場合は、飲み薬であればロキソプロフェンやイブプロフェン、外用薬であればジクロフェナクナトリウムやロキソプロフェン、インドメタシンから選ぶことになります。
ただし、NSAIDsの仲間であるアスピリン(アセチルサリチル酸)は、尿酸値を変動させ、発作の悪化につながることがあるため、アスピリンを含む製品は使用しないように注意してください。
②:アセトアミノフェン
例えば胃が弱かったり、喘息、腎機能障害などでNSAIDsの内服が使えない方もいます。そういった方には、鎮痛成分としてアセトアミノフェンが選択肢となります。アセトアミノフェンは副作用が少なく幅広い症状に鎮痛効果を示します。ただ抗炎症効果はほとんどないため、痛風発作が激しいときは効果不足を感じる可能性もあるでしょう。医療機関であれば多くの選択肢があるため、辛い場合は早めに受診してください。
痛風を緩和できる市販薬の選び方

痛風緩和に効果的な市販薬の選び方にはいくつかのポイントがあります。以下で、痛風発作時に適切な市販薬を選ぶための重要なポイントを紹介します。
ポイント①:鎮痛効果を重視する
つらい痛みを早く鎮めたい場合には、飲み薬の鎮痛薬を使いましょう。中でもロキソプロフェンは速効性のある成分です。
薬が血中で最大濃度になるまでの時間(Tmax)を比較すると、ロキソプロフェンのTmaxは0.79時間、イブプロフェンのTmaxは2.1時間で、早く薬が吸収されて効果を発揮することがわかります。
イブプロフェンは、古くから医療用として使われ、鎮痛と抗炎症のバランスの良い成分です。また、鎮痛補助成分である無水カフェインやアリルイソプロピルアセチル尿素を配合して、より鎮痛効果を高めた製品もあります。
ポイント②:副作用の軽さを重視する
胃が弱くてロキソプロフェンが使えない場合には、イブプロフェンとアセトアミノフェンのW配合で、胃への副作用をより軽減した薬を選ぶことができます。またアセトアミノフェン単独のものや、鎮痛・抗炎症効果をもつ生薬であるシャクヤクやカンゾウとアセトアミノフェンを組み合わせいる薬もあります。症状に応じて選択してください。ポイント③:患部の直接ケアを重視する
痛風でいちばん痛みが出やすい場所は、「足の親指の付け根」です。患部を直接ケアするには、まずよく冷やすことです。安静にした状態で足を上げるのも効果的です。その上でNSAIDsを配合した外用剤として湿布やゲルやローションで、痛みを緩和することもできます。ジクロフェナクナトリウムは、NSAIDsの中で強い鎮痛効果をもつ成分になりますが、飲み薬や坐剤は市販されていません。貼り薬の場合、飲み薬よりは効果がマイルドになるので、飲み薬を優先する方が早く痛みが緩和できます。
【厳選】痛風を緩和するのにおすすめの痛み止め 9選
ポイント①:鎮痛効果を重視した市販薬 3選
速効性のある痛み止めとして、NSAIDs「ロキソプロフェン」や「イブプロフェン」の飲み薬をおすすめします。鎮痛補助成分の「アリルイソプロピルアセチル尿素」や「無水カフェイン」を配合して鎮痛効果を高めたものもあります。各製品の特徴からぴったりなものを選択してください。
こんな方に
痛みをすばやく強く抑えたい方に
ロキソニンの鎮痛効果を高める処方!
ロキソニンでおなじみの鎮痛成分、ロキソプロフェンナトリウムに、アリルイソプロピルアセチル尿素を配合し、鎮痛効果を高めた製品です。また、メタケイ酸アルミン酸マグネシウムが胃粘膜保護作用により胃を守ります。手軽な小型錠で飲みやすいです。
分類 | 第1類医薬品 |
有効成分(含有量)/主成分(含有量) | <1回量(2錠)中> ロキソプロフェンナトリウム68.1mg(無水物として60mg) アリルイソプロピルアセチル尿素 60mg、 無水カフェイン 50㎎、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム 100mg |
効果・効能 | ○頭痛・月経痛(生理痛)・歯痛・抜歯後の疼痛・咽喉痛・腰痛・関節痛・神経痛・筋肉痛・肩こり痛・耳痛・打撲痛・骨折痛・ねんざ痛・外傷痛の鎮痛 ○悪寒・発熱時の解熱 |
用法・用量 | 症状があらわれた時、次の1回量をなるべく空腹時をさけて水又はぬるま湯で服用 1回2錠(1日2回まで) ※ただし、再度症状があらわれた場合には3回目を服用可能。 ※服用間隔は4時間以上おく |
タイプ | 錠剤 |
妊娠中・授乳中の使用 | 妊娠中:要相談(出産予定日12週以内の妊婦は服用不可) 授乳中:要相談 |
使用が可能な年齢 | 15才以上 |
錠剤・タブレット、貼付剤の大きさ | 直径約8mm |
薬の風味 | 無味 |
眠くなる成分 | アリルイソプロピルアセチル尿素 |
胃の粘膜を保護する成分 | メタケイ酸アルミン酸マグネシウム |
スーッとする成分 | × |
水なしで使用できるタイプ | × |

こんな方に
常備にぴったりな鎮痛薬をお探しの方に
鎮痛、解熱の常備薬にぴったり
ロキソプロフェンナトリウムが痛みをすばやく抑え、鎮痛・解熱効果を示します。胃に優しいプロドラッグ製剤。眠くなる成分なし。1回1錠で長く効きます。小型ピンク錠で飲みやすい薬です。
分類 | 第1類医薬品 |
有効成分(含有量)/主成分(含有量) | <1回量(1錠)中> ロキソプロフェンナトリウム水和物含 量68.1mg(無水物として60mg) |
効果・効能 | ○頭痛・月経痛(生理痛)・歯痛・抜歯後の疼痛・咽喉痛・腰痛・関節痛・神経痛・筋肉痛・肩こり痛・耳痛・打撲痛・骨折痛・ねんざ痛・外傷痛の鎮痛○悪寒・発熱時の解熱 |
用法・用量 | 症状があらわれた時、次の1回量をなるべく空腹時をさけて水またはお湯でかまずに服用 1回1錠(1日2回まで) ※ただし、再度症状があらわれた場合には3回目を服用可能。 ※服用間隔は4時間以上おく |
タイプ | 錠剤 |
妊娠中・授乳中の使用 | 妊娠中:要相談(出産予定日12週以内の妊婦は服用不可) 授乳中:要相談 |
使用が可能な年齢 | 15才以上 |
錠剤・タブレット、貼付剤の大きさ | 直径約9mm |
薬の風味 | 無味 |
眠くなる成分 | × |
胃の粘膜を保護する成分 | × |
スーッとする成分 | × |
水なしで使用できるタイプ | × |

こんな方に
ロキソプロフェン以外の成分を試したい方に
イブプロフェン1回200mgの高配合!
イブプロフェン200mgと高濃度の鎮痛成分を1日3回まで服用できます。液状に溶ける有効成分。眠くならない成分で、仕事中や運転時にもおすすめです。
分類 | 指定第2類医薬品 |
有効成分(含有量)/主成分(含有量) | <1回量(1カプセル)中> ・イブプロフェン 200mg |
効果・効能 | ●頭痛・歯痛・抜歯後の疼痛・咽喉痛・耳痛・関節痛・神経痛・腰痛・筋肉痛・肩こり痛・打撲痛・骨折痛・ねんざ痛・月経痛(生理痛)・外傷痛の鎮痛 ●悪寒・発熱時の解熱 |
用法・用量 | 次の1回量をなるべく空腹時をさけて服用 1回1カプセル(1日2回まで) ※ただし、再度症状があらわれた場合には3回目を服用可能 ※服用間隔は4時間以上おく |
タイプ | カプセル剤 |
妊娠中・授乳中の使用 | 妊娠中:要相談(出産予定日12週以内の妊婦は服用不可) 授乳中:要相談 |
使用が可能な年齢 | 15才以上 |
錠剤・タブレット、貼付剤の大きさ | 記載なし |
薬の風味 | 無味 |
眠くなる成分 | × |
胃の粘膜を保護する成分 | × |
スーッとする成分 | × |
水なしで使用できるタイプ | × |
ポイント②:副作用の軽さを重視した市販薬 3選
副作用の少ない痛み止めとして「アセトアミノフェン」を主成分とした飲み薬を紹介します。※製品名が似ていますが、バファリンAはアスピリンを含むので間違えて選ばないように注意してください。

こんな方に
胃にやさしい鎮痛薬を求める方に
バファリンプレミアムより強い鎮痛効果を求める方に
鎮痛成分を約20%増量!
バファリンプレミアムより20%増量の鎮痛成分が含まれた製品。イブプロフェンとアセトアミノフェンのダブル処方で痛みを効果的にブロック。独自の「クイックアタック錠」技術で迅速に痛みに働きかけます。眠気を引き起こさない配合で、胃粘膜保護成分も含まれています。
分類 | 指定第2類医薬品 |
有効成分(含有量)/主成分(含有量) | <2錠中> イブプロフェン 160mg、アセトアミノフェン160mg、無水カフェイン50mg、乾燥水酸化アルミニウムゲル70mg |
効果・効能 | ●頭痛・肩こり痛・月経痛(生理痛)・腰痛・関節痛・神経痛・筋肉痛・咽喉痛・歯痛・抜歯後の疼痛・打撲痛・ねんざ痛・骨折痛・外傷痛・耳痛の鎮痛 ●悪寒・発熱時の解熱 |
用法・用量 | 1回2錠(1日2回まで) ※ただし、再度症状があらわれた場合には3回目を服用可能 服用間隔は4時間以上おく |
タイプ | 錠剤 |
妊娠中・授乳中の使用 | 妊娠中:要相談(出産予定日12週以内の妊婦は服用不可) 授乳中:要相談 |
使用が可能な年齢 | 15才以上 |
錠剤・タブレット、貼付剤の大きさ | 直径9.2mm×厚さ6.2mm |
薬の風味 | 無味 |
眠くなる成分 | なし |
胃の粘膜を保護する成分 | 乾燥水酸化アルミニウムゲル |
スーッとする成分 | なし |
水なしで使用できるタイプ | × |

こんな方に
ロキソプロフェンが服用できない方に
胃にやさしいアセトアミノフェン単独の製剤
タイレノールAは脳に作用し、痛み・熱を抑えるアセトアミノフェンの製品です。胃のプロスタグランジン(PG)に影響が少なく、胃に優しいです。空腹時も服用可能ですが、風邪時は空腹避けてください。
分類 | 第2類医薬品 |
有効成分(含有量)/主成分(含有量) | <1回量(1錠)中> アセトアミノフェン 300mg |
効果・効能 | ●頭痛・月経痛(生理痛)・歯痛・抜歯後の疼痛・咽喉痛・耳痛・関節痛・神経痛・腰痛・筋肉痛・肩こり痛・打撲痛・骨折痛・ねんざ痛・外傷痛の鎮痛 ●悪寒・発熱時の解熱 |
用法・用量 | 1回1錠(1日3回まで) ※服用間隔は4時間以上おく |
タイプ | 錠剤 |
妊娠中・授乳中の使用 | 妊娠中:要相談 授乳中:服用可能 |
使用が可能な年齢 | 15才以上 |
錠剤・タブレット、貼付剤の大きさ | 長径:17.2mm 短径:5.7mm 厚さ:4.7mm |
薬の風味 | 無味 |
眠くなる成分 | × |
胃の粘膜を保護する成分 | × |
スーッとする成分 | × |
水なしで使用できるタイプ | × |

こんな方に
鎮痛効果に+αで漢方を試したい方に
アセトアミノフェンと漢方成分のW効果
シャクヤクエキスは鎮痛と筋肉をほぐす効果があり、カンゾウエキスは消炎・けいれん抑制効果があります。腰痛・関節痛・筋肉痛・生理痛に効果的。顆粒タイプで用量調節がしやすい製品。8歳以上で使用可能です。
分類 | 指定第2類医薬品 |
有効成分(含有量)/主成分(含有量) | <1日量3包中> シャクヤクエキス(原生薬2,000mgに相当する)…200mg カンゾウエキス(原生薬1,000mgに相当する)…250mg アセトアミノフェン…900mg 無水カフェイン…150mg アリルイソプロピルアセチル尿素(鎮静作用)…180mg エテンザミド…300mg |
効果・効能 | ●腰痛・関節痛・神経痛・筋肉痛・肩こり痛・打撲痛・骨折痛・ねんざ痛・頭痛・歯痛・抜歯後の疼痛・咽喉痛・ 耳痛・月経痛・外傷痛の鎮痛 ●悪寒、発熱時の解熱 |
用法・用量 | 次の量を服用してください。 15才以上:1回1包 11~14才:1回2/3包 7~10才:1回1/2包 1日3回を限度とし、なるべく空腹時を避けて服用。 ※服用間隔は4時間以上おく |
タイプ | 顆粒 |
妊娠中・授乳中の使用 | 妊娠中:要相談 授乳中:服用可能 |
使用が可能な年齢 | 8才以上 |
薬の風味 | 生薬のにおい |
眠くなる成分 | × |
胃の粘膜を保護する成分 | × |
スーッとする成分 | × |
水なしで使用できるタイプ | × |
ポイント③:患部の直接ケアを重視した市販薬 3選
患部を直接ケアできる外用薬として、「ジクロフェナクナトリウム」や「ロキソプロフェン」配合の製品がおすすめです。ジクロフェナクはNSAIDsの中で強い鎮痛効果があり、ロキソニンは速効性があります。貼りにくい部位には、塗りやすいゲルタイプが便利です。鎮痛成分の濃度は貼付剤よりも低くなりますが、痛みがある時に数回に分けて使用することができます。

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こんな方に
急な強い痛みを抑えたい方に
1日1回の湿布を求める方に
つらく激しい痛みに、24時間強い鎮痛効果
ジクロフェナクナトリウム2.0%と高配合で肩・首・腰・関節・筋肉痛によく効きます。l-メントール3.5%で冷感効果が心地よく、1日1回使用で24時間長く効果が続きます。全方向伸縮性で肌にフィット。使用期限3年間と長もちします。
分類 | 第2類医薬品 |
有効成分(含有量)/主成分(含有量) | <膏体100g中> ジクロフェナクナトリウム 2.0g l-メントール 3.5g *添加物として、スチレン・イソプレン・スチレンブロック共重合体、テルペン樹脂、BHT、ポリイソブチレン、流動パラフィン、その他2成分を含有 |
効果・効能 | 腰痛、筋肉痛、肩こりに伴う肩の痛み、関節痛、腱鞘炎(手・手首の痛み)、肘の痛み(テニス肘など)、打撲、ねんざ |
用法・用量 | 1日1回1枚~2枚を患部に貼付。 ※1回あたり2枚上限 |
タイプ | テープ剤(全方向伸縮性) |
妊娠中・授乳中の使用 | 妊娠中:使用不可 授乳中:使用可能 |
使用が可能な年齢 | 15才以上 |
錠剤・タブレット、貼付剤の大きさ | 1枚のサイズ:7×10cm |
色 | 肌色 |
薬の匂い | 微香性 |
かぶれやすいタイプ | 〇紫外線に注意 |

こんな方に
処方薬と同成分の湿布を使いたい方に
1日1回の湿布を求める方に
ロキソプロフェンの濃度アップした鎮痛力で痛みを撃退!
ロキソプロフェンナトリウム水和物8.1%と高配合で優れた鎮痛消炎効果が得られます。鎮痛補助・血行促進成分であるトコフェロール酢酸エステルを追加。鎮痛効果を高めます。伸縮性が高く薄型なので貼り心地もいい製品です。
分類 | 第2類医薬品 |
有効成分(含有量)/主成分(含有量) | <膏体100g中> ロキソプロフェンナトリウム水和物8.10g (無水物として7.14g) トコフェロール酢酸エステル 2.3g l-メントール 3.5g |
効果・効能 | 腰痛、肩こりに伴う肩の痛み、関節痛、筋肉痛、腱鞘炎(手・手首の痛み)、肘の痛み(テニス肘など)、打撲、捻挫 |
用法・用量 | 表面のライナー(フィルム)をはがし、1日1回患部に貼付 ※15歳未満の小児は使用不可 ※1日あたり4枚上限 ※連続して2週間以上使用しない |
タイプ | テープ剤(密着&伸縮タイプ) |
妊娠中・授乳中の使用 | 妊娠中:要相談 授乳中:使用可能 |
使用が可能な年齢 | 15才以上 |
錠剤・タブレット、貼付剤の大きさ | 1枚のサイズ:7×10cm |
色 | 肌色 |
薬の匂い | 微香性 |
かぶれやすいタイプ | × |

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こんな方に
ボルタレンを使いたい方へ
速攻浸透!痛くなったらすぐ塗れる
医療用でも使われるボルタレンゲルの市販版。鎮痛効果高いジクロフェナクナトリウムを1%配合しています。腰・関節等に塗りやすい製剤で出先で手軽に使えます。肩(五十肩)、肘、手首の痛みにも対応でき、伸びが良く何度もすりこむ必要はありません。
分類 | 第2類医薬品 |
有効成分(含有量)/主成分(含有量) | <1g中> ジクロフェナクナトリウム10mg l-メントール30mg |
効果・効能 | 痛、肩こりに伴う肩の痛み、関節痛、筋肉痛、腱鞘炎(手・手首の痛み)、肘の痛み(テニス肘など)、打撲、ねん挫 |
用法・用量 | 1日3~4回適量を患部に塗擦。 1回の使用量2~3cm(腰の場合は3~5cm)をチューブから出し、うすく塗りひろげてください |
タイプ | ゲル |
妊娠中・授乳中の使用 | 妊娠中:使用不可 授乳中:使用可能 |
使用が可能な年齢 | 15才以上 |
錠剤・タブレット、貼付剤の大きさ | |
色 | 透明 |
薬の匂い | 微香性 |
かぶれやすいタイプ | 〇紫外線に注意 |
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市販薬を使用するときのポイントや注意点について

痛み止めの正確な使用方法を守ることは、市販薬を効果的に使うために大切です。
以下では、使用するときのポイント、医療機関での診察が必要となるケースについて説明します。
使用するときのポイント
鎮痛薬を飲む際は、胃を保護するために空腹時を避け、十分な水と共に飲んでください。●アスピリンを選ばない
痛風発作中、血清尿酸値の変動は発作を悪化させるため、アスピリンは避けましょう。アスピリンは、通常投与量で尿酸値を上昇させ、大量投与では低下させます。
市販薬の例)バファリンA錠(ライオン)、エキセドリン(ライオン)、バイエルアスピリン(佐藤製薬)
●痛風発作中、尿酸を下げる薬を飲まない
発作中にフェブキソスタットやベンズブロマロンなどの薬を使用すると、急激に血清尿酸値が下がり、関節内の尿酸塩がはがれ落ち、炎症が悪化する可能性があります。ただし、すでに尿酸を下げる薬を服用している場合は、継続して飲んで構いません。
こんなときは病院へ
市販薬を使用しても、症状が48時間以内に改善しない、または約1週間たっても症状が収まらない場合は、医師に相談することが重要です。痛風発作は、治療を行わなくても自然に回復することが多いですが、適切なケアをしないと、痛みや関節のダメージが悪化するリスクがあります。発作が落ち着いたら通院をやめてしまう方もいるかもしれませんが、同じ痛みが再発しないように、定期的な通院により、尿酸値をコントロールする治療が大切です。
また、痛風発作と同様の症状を引き起こす他の病気、例えば関節感染症などが存在します。痛風発作では、軽い発熱が伴うことがありますが、高熱や寒気がある場合や、関節が熱を持って炎症が生じている場合は、感染症の兆候の可能性があるため、すぐに医療機関に行くことが望ましいです。
『痛風』に関するQ&A

痛風は誰でも起こりうる疾患で、多くの人が悩んでいます。
この記事では、『痛風』に関するよくある質問と回答をまとめました。痛風に関する理解を深め、適切な対処をする参考にしてください。



医療機関では、NSAIDsパルス療法といって医師の管理の元で短期間のみ倍量投与されることはあります。市販の用量で痛みが治まらない場合は、医療機関に相談してください。



まとめ

市販の痛み止めは痛風の痛みを一時的に緩和するのに役立ちますが、痛風自体を治す効果はありません。適切な治療を受けるためには、早めに医療機関を受診することが重要です。専門医の診断と治療によって、痛風の原因となる尿酸値の管理や症状の改善が期待できます。痛風の症状が続く場合は、市販薬のみに頼らず、速やかに医療機関へ相談しましょう。
※掲載内容は執筆時点での情報です。