目次
高血圧の薬の種類と、タイプ別の副作用
①カルシウム拮抗薬(カルシウムキッコウヤク)
ノルバスク®、アダラート®、ヘルベッサー®、コニール® など
ほてり、めまい、頭痛、動悸、むくみ、発疹、歯肉肥厚 など
②ARB(エーアールビー)
ブロプレス®、ディオバン®、ミカルディス®、ニューロタン®、オルメテック® など
めまい、頭痛、浮腫、高カリウム血症※1 など
③ACE阻害薬(エースソガイヤク)
カプトリル®、コナン®、セタプリル®、ロンゲス®、レニベース® など
空咳、めまい、頭痛、浮腫、高カリウム血症(※1) など
※1高カリウム血症:
悪心、嘔吐、しびれ、脱力感などの症状がでます。大きく値が上がると、不整脈が現れる危険もあります。
④利尿薬(リニョウヤク)
ダイアート®、フルイトラン®、アルダクトンA®、ラシックス® など
低カリウム血症(※2)、高血糖、高尿酸血症、高カリウム血症 など
※2低カリウム血症
大きく値が下がると、けいれん、麻痺、嘔吐、便秘、筋力低下などの症状がでます。
⑤β遮断薬(ベータシャダンヤク)
テノーミン®、インデラル®、セレクトール®、ミケラン®、カルビスケン® など
徐脈、めまい、倦怠感 など
⑥α遮断薬(アルファシャダンヤク)、αβ遮断薬(アルファベータシャダンヤク)
カルデナリン®、ミニプレス®、エブランチル®、デタントール、バソメット®、ローガン®、アーチスト®、ベトリロール®、カルバン®、アロチノロール塩酸塩® など
めまい、動悸、徐脈、頭痛、倦怠感 など
⑦配合剤(ハイゴウザイ)
ユニシア®、エクスフォージ®、ミカムロ®、レザルタス®、アイミクス®、ザクラス など
配合されている高血圧の薬の成分によって副作用が現れます。
ここに記した副作用がすべてではないので、いつもと違う気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に必ず相談しましょう。
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おわりに
いかがでしたでしょうか?このような副作用の情報は、薬局でお薬と一緒に配布される説明書にも記述されています。
副作用の一覧を見てしまうと、副作用に対して過剰に心配してしまう方もいるかもしれません。そのような場合でも、自己判断でお薬を中止したり、減量したりせず、指示通りにお薬を服用するようにしましょう。
お薬を中止、減量することで、体調を悪くしてしまう可能性があります。 もし、高血圧のお薬を飲まれていて、何かいつもと違う体調の変化がみられた場合は、直ぐに医師、薬剤師に相談するようにしましょう。
※掲載内容は執筆時点での情報です。
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竹中 孝行 薬剤師
執筆・監修者薬剤師。外資系製薬会社に勤務後、保険薬局勤務を経て、2012年株式会社バンブーを設立。薬局、介護、美容事業を運営。 一般の方に薬局・薬剤師のことをより知ってもらうことを目的に、2016年一般社団法人薬局支援協会を...