リレンザの服用方法の基本

リレンザは成人と小児共に利用できるお薬です。アルミシート(ディスク)に4回分のお薬が入っています。1回2ブリスター(10mg)を1日2回、5日間、専用の吸入器を使って吸入します。

1回2ブリスター(10mg)というのは、この4つのお薬のうち、2つを吸入します。1日2回の場合は、1日で、アルミシート(ディスク)のお薬4回分を使い切ります。

服用の基本1: 途中で吸入をやめるべからず

粉状のリレンザは、吸入して1分後からウイルスの増殖を防ぎはじめるため、吸引を続けると、体調が改善することがあるかもしれませんが、ここでポイント。

もしも体調が改善することがあっても、薬を途中で吸入するのを止めずに、5日間しっかりと続けるようにしましょう。途中で吸入をやめてしまうと、ウイルスの繁殖が再開してしまう可能性があります。

症状の改善を感じても、治っていなかった・・・。ということにならないようにしましょう。

服用の基本2: 予防の場合は服用日数10日間

インフルエンザに感染してしまった場合は5日間ですが、予防の場合は基本的に10日間の服用日数になります。感染後は5日間だから10日も飲まなくて大丈夫♪というわけではありませんので必ず守ってくださいね。

医師の判断で別の日数が出された場合は、その指示に従ってください。

リレンザの吸入方法

手順1

用意するものは、吸入器と円盤状のアルミシート(ディスク)です。アルミシート(ディスク)には4回分のお薬が入っていることをご確認下さい。

手順2

吸入器のカバーをはずし、本体から白いトレーを引き出します。側面にあるクリップを両側から指でつまむと、本体からトレーを取り外すことができます。

手順3

アルミシート(ディスク)を白いトレーに穴が一致するようにセットします。

手順4

白いトレーを本体にはめ直します。カチッと音がするまで押し戻します。

手順5

フタが垂直になるまで立てて、お薬の入っているアルミシート(ディスク)に穴を開けます。

手順6

穴を開けたら、再びフタを閉じます。これで吸入できる状態になります。フタが④の写真と同じ状態になっていれば大丈夫です。

手順7

少し息を吐いてから、吸入口を加えます。早く深く息を吸い込みます。吸入器から口をはずし、2-3秒息を止め、ゆっくり、息を吐きます。お薬をディスク内に残さないために念のため2回程繰り返すと良いでしょう。

手順8

白いトレーを引き出し、再度カチッと音がするまで本体に押し戻すと、ディスクが自動的に回転し、2つ目のお薬がセットされます。1回につき2つのお薬分ですので、⑤〜⑦をもう一度繰り返しましょう。
 
 
吸入の仕方忘れてしまったり、わからなくなってしまってより詳しい説明が見たい場合には、リレンザのお薬を開発しているグラクソ・スミスクライン株式会社のHPで動画なども紹介しています。

リレンザの効果

さて、リレンザの吸入の仕方はわかりましたでしょうか?ここで、今みて頂いたリレンザの効果について最低限の知識をお伝えしておこうと思います。

リレンザのお薬の成分は、「ザナミビル」になります。インフルエンザウイルスの表面に存在する「ノイラミニダーゼ」という酵素の働きを阻害し、ウイルスが感染した細胞が外に出るのを妨げ、ウイルスの感染が拡がるのを抑えることができます。このような作用がある治療薬を「ノイラミニダーゼ阻害薬」といいます。

インフルエンザウイルスは鼻やのどに吸い込まれ、気道で増殖します。リレンザは吸入のお薬のため、気道に直接働きかけて、ウイルスの増殖を抑えることができるのです。

インフルエンザウイルスには、A型、B型、C型がありますが、C型にはノイラミニダーゼというウイルスの成分がないため、リレンザは、A型、B型に有効で、C型には効果がありません。

リレンザの副作用

主な副作用として、下痢、吐き気、嘔吐、嗅覚障害、発疹などがあります。上記以外でも気になる症状が出た場合は医師または薬剤師に相談するようにしましょう。

インフルエンザに感染した場合、脳炎・脳症をおこすことがあり、異常行動を起こす恐れがあると考えられています。事故を防止するためにも、インフルエンザ症状発現後、少なくとも2日間は保護者の方はお子さんから目を離さないように注意しましょう。

おわりに

インフルエンザの治療に使用される吸入薬リレンザについて参考になりましたでしょうか?インフルエンザの症状が発現したら、早くお薬を飲むほど、効果が高くなります。

11月から年末年始にかけては、特にインフルエンザが流行しやすくなるので、「ちょっと体調がおかしい・・・。」と感じたら、病院でインフルエンザの検査を受けにいくことをオススメします。

また、インフルエンザのお薬が処方されたら早めに初回分を服用するようにしましょう。症状が辛いインフルエンザですが、早めの治療で少しでも良くなっていただければと思います。