1.口内炎とは?

頬の内側や歯茎など口の中の粘膜に起こる炎症の総称です。
口内炎ができると、口の中に違和感や痛みが生じ食事が困難になることがあります。
口内炎の予防方法や対策方法を知って、辛い症状を上手に乗り切りましょう。

2.口内炎の種類

口内炎には様々な種類がありますが、代表例を3つ紹介します。

3.予防4箇条

①口の中を清潔にしましょう

日頃から食後に歯磨きやうがいをするなどして口の中を清潔に保ちましょう。
また、口の中が乾燥すると、細菌が繁殖しやすくなるため乾燥しないようにすることが大切です。
水分をこまめに摂る、意識して鼻呼吸をする、ストレスをためないようにする(ストレスがたまると唾液の分泌が減るため)などの工夫をしましょう。

②口の中を歯ブラシなどで傷つけないようにしましょう

口の中が傷つくと、そこからバイ菌が入り口内炎になりやすくなります。

③規則正しい生活をしましょう

疲労がたまる、睡眠不足が続くと、体力が低下し抵抗力が弱くなり、胃の不調が現れることもあります。睡眠をしっかりとって疲れをためない元気な体づくりをしましょう。

④栄養バランスのよい食事をしましょう(「予防の食事」参照)

4.予防の食事

口内炎を予防するには、栄養バランスのとれた食事を摂ることが大切です。その中でも特に、粘膜を正常に保つ働きのあるビタミンA、細胞の再生を助けて粘膜を守る働きのあるビタミンB2、粘膜を丈夫にするビタミンCを積極的に摂りましょう。

口内炎ができた時の食事

おすすめ一品料理

トマトリゾット

作り方
① サバ缶は軽く汁気をきる。
② 玉ねぎとにんじんはみじん切りにする。
③ 鍋にオリーブ油を入れて熱し、②を炒める。
  玉ねぎが透き通ってきたら、トマトジュースと水100cc(分量外)、コンソメ顆粒を入れる。
④ ③が沸騰してきたらごはんと①を入れて、汁気が少なくなるまで煮る。塩、こしょうで味を調え、チーズを入れて全体を混ぜて器に盛り、パセリをかける。
サバ缶や乳製品に含まれるビタミンB2には、口の中の粘膜を守る働きがあります。また、にんじんに含まれるビタミンAには粘膜を正常に保つ働きがあります。抗酸化作用のあるトマトと一緒に摂ることで、体の免疫力を高め口内炎になりにくくする効果もあります。

ゆで鶏と野菜のサラダ

作り方
① 鶏胸肉は酒少々(分量外)を入れた湯でゆでる。鍋の中でゆで汁ごと冷まし、冷めたら薄くスライスす  る。
② かぼちゃは0.5cm幅のくし形切り、ブロッコリーは小房に分け、赤・黄パプリカは1cmの千切りにす  る。
③ ②を重ならないように耐熱皿に並べ、ラップをかけて、電子レンジ(500w)で約5分加熱する。
④ ①と③を器に並べ、Aを合わせたドレッシングをかける。
ブロッコリーや赤・黄パプリカに多く含まれるビタミンCを摂ることで口の中の粘膜を丈夫にします。また、免疫力を高める効果があるたんぱく質を多く含む鶏胸肉を摂ることで、口内炎の予防にもなります。

【薬剤師からのミニ情報】~プール熱~

プール熱とは?

咽頭結膜熱のことでアデノウイルスが原因で、プールの水を介して人
から人へ感染するため、プール熱と呼ばれます。主に6月末から夏季
にかけて流行し、子供がかかりやすい病気です。

症状

潜伏期間は2~14日で、咽頭炎、結膜炎、39℃前後の発熱が数日から
1週間程度続きます。また、頭痛、吐き気、下痢などの症状が現れることもあり、
目の充血、涙が多くなる、まぶしがるなどの症状も現れます。

治療法

症状が出たら内科、小児科を受診し、目の症状が強ければ眼科も受診し
ましょう。原因であるアデノウイルスに対する特効薬はありません。
咽頭炎には鎮痛剤、目の充血には抗生剤やステロイドの点眼剤を使用し
ます。目のかゆみが強い時は併せて抗ヒスタミンの点眼剤を使用します。

感染拡大予防のために

「手洗い」「マスク」の着用

咳やくしゃみなどの飛沫によって感染する飛沫感染、また目やにも感染源と
なるためタオルの共用や手指を介した接触感染によって感染します。また、
塩素消毒が不十分なプールに入ることでも感染します。
ウイルスは喉から2週間、便から30日間は排出され続けます。小児の場合はおむつ交換
の後などは、手洗いを念入りに行いましょう。

タオルの共有は避けましょう

目やに、涙液を拭きとったタオルも感染源となります。使用したタオルを他
の衣類と一緒に洗濯するとウイルスが付着してしまうので、目やにや涙を拭
きとる際はティッシュなど使い捨てのものを使用しましょう。

消毒をしましょう

アデノウイルスは、消毒剤への抵抗力が比較的強いウイルスです。消毒用エタノール
(エタノール濃度が70~80%)、次亜塩素酸ナトリウム(濃度が0.02%程度)が有効で
す。手指の消毒には消毒用エタノール、タオル、ドアノブ、トイレの便座、机、椅子
などの消毒には次亜塩素酸ナトリウムを使用するとよいでしょう。