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膝の痛みを徹底チェック!症状別リストと考えられる病気、原因、対処法

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2024/10/11
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今までに膝が痛くなったことがあるという方は多いのではないでしょうか?膝は負担がかかりやすい関節なので、高齢者だけでなく、若い方でもきっかけがなく痛くなったりすることもあると思います。もちろん、スポーツや怪我などのきっかけがある人もたくさんいるでしょう。ここではそうした膝の痛みが出た場合のセルフチェック方法や、自宅でできる対処法、使うことができる市販薬などに関して説明していきます。

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  • 経験① 現場でよく聞かれる質問
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  • 経験② 現場で教える医薬品
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【要確認】膝の痛みセルフチェック方法


医師

松繁 治さんのコメント

膝の痛みが出た場合にまず一番大事なこととして、捻ったり、ぶつけたなどのきっかけがあるかどうかということがあります。
そういった場合は、捻挫や、骨折や半月板損傷、靭帯断裂などの危険性がありますので、病院を受診した方がいいでしょう。
そういった明らかな受傷起点がない場合は、今からあげていくチェックを行った上でどうするか考えていきましょう。
膝の痛みがある場合は、膝の関節の中の問題なのか、膝の関節の外の問題なのかということがあります。関節の中というのは軟骨や半月板、靭帯などであり、痛みはその原因で生じます。膝関節の外には、筋肉や靭帯などがついており、活動や負荷が筋力を上回った場合に生じることが多いです。
それらを見分けるには、痛みの場所、痛みの種類、動きの制限、腫れや赤み、音の発生などを参考にするとわかりやすいです。今からそれらに関して説明していきます。

痛みの場所

まず痛みが膝の前面、つまり膝のお皿のところにあるケースです。膝のお皿の真上にある場合は膝蓋骨軟骨症、膝のお皿の下側にある場合は、膝蓋腱炎、膝のお皿の上側にある場合は、大腿四頭筋腱炎などの可能性があります。
膝の後面にある場合ですが、膝からやや太ももよりに痛みがある場合は、ハムストリングの筋肉痛の可能性があります。またベイカー嚢腫も膝の裏側にできます。ただベイカー嚢腫は、痛みはあまりないケースが多く腫れがでて正座がしにくいなどの訴えが出ることが多いです。
膝の内側に痛みがある場合は、内側側副靭帯損傷や内側半月板損傷の可能性があります。
また外側:に痛みがある場合は、外側側副靭帯損傷や外側半月板損傷の可能性があります。腸脛靭帯炎(ITバンド症候群)も膝の外側に痛みが出ますが、太ももよりに痛みがあることが多いです。
膝関節の中心に痛みが出る場合は、膝関節炎や軟骨損傷などがあります。特に膝関節炎では、膝関節の腫れが見られることがあります。

痛みの種類

痛みの種類ですが、ズキンズキンするような鋭い痛みは、怪我などにともなって出ることが多いです。そういった場合は、打撲、捻挫、骨折、靭帯損傷などの可能性があります。
ズーンとしたり、ジワーとして重い、鈍い痛みの場合は、慢性的な関節炎、筋肉疲労などの可能性があります。
ずっと続くような持続的な痛みの場合は、変形性膝関節症、関節リウマチのことがあります。
間欠的な痛みは、半月板損傷や急性の炎症の可能性があります。また変形性関節症でも初期の頃は立ったり、歩いたりした時だけ痛いというように間欠的な痛みのこともあります。

動きの制限

動きの制限は、特に膝関節の中に水がたまって腫れている時に起こりやすいです。腫れが強くなると曲げ伸ばしが困難になります。靭帯損傷、特に前十字靭帯損傷や膝関節の骨折などで起こりやすいです。外傷などのきっかけがない場合は、変形性膝関節症や偽痛風により関節に水がたまったりした場合に起こりやすいです。
また半月板損傷で、半月板が膝関節内で引っかかることにより、曲げたり、伸ばしたりすることができなくなるケースもあります。
一時的な膝の腫れによる動きの制限ではなく、慢性的に膝の曲がりが悪くなるのは関節リウマチや変形性膝関節症により、膝関節自体の変形が起こることが原因となります。明らかな動きの制限が出る場合は、鏡などで見たときにO脚やX脚になっていることも多いため、チェックしてみてください。

腫れや発赤

腫れは動きの制限のところでも説明したように、怪我などのきっかけがある場合は、靭帯損傷や膝関節の骨折、怪我などのきっかけがない場合は、変形性膝関節症や偽痛風などで起こりやすいです。
また強く発赤がみられる場合は、やはり骨折などのケースが多いですが、怪我などのきっかけがない場合は、偽痛風や化膿性膝関節炎などのケースがあります。化膿性膝関節炎であれば、緊急手術などが必要になることがありますので、熱が出ている場合はすぐに病院を受診するよいうにしましょう。

音の発生

しゃがんだ時にパキパキ音がなることは、特に病気がない人でも時々見られます。これは関節内にたまった泡が抜ける音であり、膝に限らず指や手、肩や首などいろいろな関節で見られるため、必ずしも心配しなくてもいいこともあります。
ただ半月板損傷で膝関節の中で切れた半月板が引っかかる場合に、パキッというような音が出ることもあります。またミシミシするような音は関節が変形する、変形性膝関節症や関節リウマチで起こることがあります。
一方、筋肉や靭帯の問題では通常は音が出ることはありません。


膝の痛みの対処方法や予防策


膝の痛みの対処方法や予防策

膝の痛みが出た場合の対処方法は、けがなどのきっかけがある場合と、特にきっかけがない場合では全く異なることがあるので注意をしましょう。けがなどのきっかけがある場合は、炎症が起こるため、まずアイシングでしっかり冷やしてあげること、安静にすることが重要になります。けがなどのきっかけがない場合は、急性に起こった場合はやはりアイシングをするようにして、慢性的に痛みが続くような場合はむしろ温める方が痛みが和らぐことがあります。特に慢性的に痛みが続く場合は、ストレッチや筋トレなどにより、膝まわりの筋力をつけた方がよいでしょう。

自宅でできる対処法: 安静、アイシング

自宅でできる対処法ですが、大切なのは、安静・アイシングです。横になっている時は座布団などを膝の下に入れて少し上げるようにしましょう。椅子に座っている時も、ずっと足を下に下ろしておかず、時々椅子などに乗せてあげておくようにしたほうがいいでしょう。アイシングをする場合は、氷嚢や保冷剤などがお勧めです。冷えピタやアイシングスプレーなどは、表面は冷えますが、炎症が起きている組織の奥までは冷えづらいため、その効果は限定的です。直接長時間皮膚に当てると凍傷になることがありますので、タオルなどで保護した上で当てるようにしましょう。ジンジンして感覚が鈍くなるぐらいまで当てておき、また時間をあけて冷やすようにしましょう。特に最初の2−3日は続けると、炎症がとれやすいです。

医療機関での治療法: 薬物療法、物理療法、手術

医療機関で行う治療として、骨折や、半月板損傷、靭帯損傷などはその重症度に応じて手術が勧められます。一方、そこまで重症でない場合は、まず薬物療法や物理療法などを行います。慢性的に進行する、変形性膝関節症や、関節リウマチなどは、変形が強く痛みのコントロールが難しい場合に手術を行うことがあります。

膝の痛みを予防・改善するおすすめな市販薬 6選

医師 松繁 治さん厳選

膝の痛みを改善する市販薬として、NSAIDsやアセトアミノフェンなどがあります。また予防として、ビタミン剤などが有効になることもあります。それぞれ特徴がありますので、自分の症状などを考慮して使用を検討してみてください。

薬剤師の画像

医師 松繁 治さん 厳選

膝の痛みを予防・改善するおすすめな市販薬 6選を比較
商品名 画像 最安値 商品リンク 薬剤師コメント

第一三共

ロキソニンS 12錠
病院で処方される薬と同成分の商品です

奥田製薬

ディパシオEXエース 60錠
ロキソニンSが合わなかった方におすすめ

アリナミン製薬

タイレノールA 20錠

1,018

送料:別

胃の弱い方でも安心して使える商品です

小林製薬

コリホグス 16錠

735

送料:別

筋肉のこりが原因の慢性的な腰痛に

武田製薬

ドキシン錠 18錠
中学生でも使える商品です

米田薬品

ヘルビタS  60錠

1,847

送料:要確認

ビタミンが慢性的な痛みに作用します


薬剤師おすすめ
第一三共

ロキソニンS 12錠

病院で処方される薬と同成分の商品です

病院で処方薬としてもよく使われる「ロキソプロフェンナトリウム水和物」が、痛みや熱の原因物質を抑え、鎮痛作用・解熱作用を発揮します。
また眠くなる成分を含まないため、運転や仕事がある方でも安心です。

有効成分(含有量)/主成分(含有量) 1錠中
ロキソプロフェンナトリウム水和物68.1mg(無水物として60mg)
効果・効能 ○頭痛・月経痛(生理痛)・歯痛・抜歯後の疼痛・咽喉痛・腰痛・関節痛・神経痛・筋肉痛・肩こり痛・耳痛・打撲痛・骨折痛・ねんざ痛・外傷痛の鎮痛
○悪寒・発熱時の解熱
用法・用量 1回1錠、1日3回まで
タイプ 錠剤
妊娠中・授乳中の使用 出産予定日12週以内の妊婦:使用不可それ以外:医師または薬剤師、登録販売者に相談
使用が可能な年齢 15歳以上
眠くなる成分 ×
スーッとする成分 ×
胃の粘膜を保護する成分 ×
薬を飲んだ後、すぐに授乳ができる 医師または薬剤師、登録販売者に相談

薬剤師おすすめ
奥田製薬

ディパシオEXエース 60錠

ロキソニンSが合わなかった方におすすめ

病院でも処方される「イブプロフェン」が痛みを和らげます。痛み止めとしては「ロキソプロフェン」の方が作用が強いと考えられているため、ロキソニンSが副作用で使えない方は試してみるとよいでしょう。
しかし喘息を悪化させることがあるため、ロキソニンSで喘息が起こったことがある人は使用しないように注意してください。

有効成分(含有量)/主成分(含有量) 1回量2錠当たり 
イブプロフェン200mg 
アリルイソプロピルアセチル尿素60mg
無水カフェイン80mg
効果・効能 頭痛・歯痛・生理痛・咽喉痛・関節痛・筋肉痛・神経痛・腰痛・肩こり痛・抜歯後の疼痛・打撲痛・耳痛・骨折痛・捻挫痛・外傷痛の鎮痛,悪寒・発熱時の解熱
用法・用量 1回2錠 1日2回まで
タイプ 錠剤
妊娠中・授乳中の使用 出産予定日12週以内の妊婦:使用不可それ以外:医師または薬剤師、登録販売者に相談
使用が可能な年齢 15歳以上
眠くなる成分
スーッとする成分 ×
胃の粘膜を保護する成分 ×
薬を飲んだ後、すぐに授乳ができる 医師または薬剤師、登録販売者に相談

薬剤師おすすめ
アリナミン製薬

タイレノールA 20錠

最安値 1,018

胃の弱い方でも安心して使える商品です

「アセトアミノフェン」が、主に脳に作用し、痛みや熱をおさえます。他の風邪薬と違って他の成分は入っていないため、眠くなることもありません。また薬を飲むと胃が痛くなる方でも、比較的安心して使用できます。

有効成分(含有量)/主成分(含有量) 1錠中
アセトアミノフェン300mg
効果・効能 頭痛・月経痛(生理痛)・歯痛・抜歯後の疼痛・咽喉痛・耳痛・関節痛・神経痛・腰痛・筋肉痛・肩こり痛・打撲痛・骨折痛・ねんざ痛・外傷痛の鎮痛
悪寒・発熱時の解熱
用法・用量 1回1錠 1日3回まで
タイプ 錠剤
妊娠中・授乳中の使用 妊娠中:要相談 授乳中:記載なし
使用が可能な年齢 15歳以上
眠くなる成分 ×
スーッとする成分 ×
胃の粘膜を保護する成分 ×
薬を飲んだ後、すぐに授乳ができる 医師または薬剤師、登録販売者に相談

薬剤師おすすめ
小林製薬

コリホグス 16錠

最安値 735

筋肉のこりが原因の慢性的な腰痛に

筋肉弛緩成分「クロルゾキサゾン」が、硬直した筋肉を内側からゆるめて、肩こり
をほぐします。また痛み止め成分「エテンザミド」が、腰や関節のつらい痛みを和らげます。他の痛み止めで、喘息を起こした方は使用しないようにしてください。

有効成分(含有量)/主成分(含有量) 2錠中
クロルゾキサゾン 300mg
エテンザミド 300mg
カフェイン水和物 50mg
効果・効能 肩・首筋などの痛みおよびこり、腰痛、背痛、ねんざ、うち身、神経痛・リウマチ性疼痛、四十肩、関節痛、筋炎、腱炎
用法・用量 1回1〜2錠 1日2回まで
タイプ 錠剤
妊娠中・授乳中の使用 医師または薬剤師、登録販売者に相談
使用が可能な年齢 15歳以上
眠くなる成分
スーッとする成分 ×
胃の粘膜を保護する成分 ×
薬を飲んだ後、すぐに授乳ができる 医師または薬剤師、登録販売者に相談

薬剤師おすすめ
武田製薬

ドキシン錠 18錠

中学生でも使える商品です

「エテンザミド」配合で筋肉のからくる腰痛を抑えます。さらに筋肉弛緩成分「メトカルバモール」が筋肉の異常な緊張をやわらげていきます。筋肉のこりの改善に役立つビタミンBやビタミンEも含まれているため、特につらい場合にためしてみてください。

有効成分(含有量)/主成分(含有量) "6錠中
メトカルバモール 1,500mg
エテンザミド 900mg
 無水カフェイン 90mg
トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE酢酸エステル) 90mg
ジベンゾイルチアミン(ビタミンB1誘導体) 24mg"
効果・効能 筋肉の異常緊張・けいれん・疼痛をともなう次の諸症
腰痛、肩こり、筋肉痛、四十腰、五十肩、神経痛、寝ちがい、ねんざ、打撲、
スポーツ後の筋肉痛、関節痛
用法・用量 15歳以上 1回2錠 1日3回
12歳~14歳 1 回1錠 1日3回
タイプ 錠剤
妊娠中・授乳中の使用 妊娠中:要相談 授乳中:記載なし
使用が可能な年齢 12歳以上
眠くなる成分
スーッとする成分 ×
胃の粘膜を保護する成分 ×
薬を飲んだ後、すぐに授乳ができる 医師または薬剤師、登録販売者に相談

薬剤師おすすめ
米田薬品

ヘルビタS 60錠

最安値 1,847

ビタミンが慢性的な痛みに作用します

末梢神経を正常な状態にする「メコバラミン」「葉酸」や、血行を改善して疲労物質の蓄積を防ぐ「ビタミンB」や「天然型ビタミンE」などの5つの成分を配合し、手足のしびれや痛みをケアします。慢性的な腰痛や関節痛がある方におすすめです。

有効成分(含有量)/主成分(含有量) 3錠中
メコバラミン(活性型ビタミンB12) 1500μg
葉酸 5mg
酢酸d-α-トコフェロール(天然型ビタミンE) 100mg
フルスルチアミン塩酸塩(ビタミンB1誘導体) 109.16mg
ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6) 100mg
効果・効能 神経痛、筋肉痛・関節痛、手足のしびれ、眼精疲労
用法・用量 1回1錠 1日3回
タイプ 錠剤
妊娠中・授乳中の使用 記載なし
使用が可能な年齢 15歳以上
眠くなる成分 ×
スーッとする成分 ×
胃の粘膜を保護する成分 ×
薬を飲んだ後、すぐに授乳ができる 記載なし

市販薬を使用するときのポイントや注意点について


医師

松繁 治さんのコメント

今ではドラッグストアでも病院でよく処方される薬を購入することができます。
ただ簡単に手に入るようになった反面、副作用が出ることもあるため注意が必要です。特にもともと病気がある方は、ドラッグストアの薬剤師などにも相談をするといいでしょう。

使用するときのポイント

けがなどのきっかけがあったり、強い痛みがある場合は、ロキソプロフェンやイブプロフェンなどのNSAIDsが炎症や痛みを抑える効果が強いためおすすめです。ただNSAIDsはその反面、副作用もいくつかありますので、そういった副作用が心配な方はアセトアミノフェンを選択するといいでしょう。また慢性的な痛みがある場合には筋肉のこりをほぐす作用のある薬や、ビタミン剤などもおすすめです。よくわからない場合は、ドラッグストアの薬剤師さんにも相談してみてください。

副作用はあるの?

痛み止めの中に眠くなる成分を含む薬があるため、車などの運転や高所作業をする方は十分注意するようにしてください。またNSAIDsなどの痛み止めの代表的な副作用として、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、喘息の悪化、腎機能の悪化などがあります。

使用がNGな人はいる?

喘息のある方や、胃潰瘍、十二指腸潰瘍のある方、腎臓が悪いといわれたことがある方は、ロキソプロフェンやイブプロフェンなどのNSAIDsは使用しない方が良いでしょう。アセトアミノフェンは比較的安全といわれていますが、アスピリン喘息といわれたことがある方は病院で医師に相談するようにしてください。また風邪薬などにも同様の成分が含まれていることがあるため、風邪薬と一緒に使うのも避けた方がよいでしょう。

こんなときは病院へ

市販薬を使用していて、胃の痛みが出たり、便が真っ黒くなったりする場合は、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の可能性がありますので、すぐに使用するのをやめて病院を受診するようにしましょう。また熱が出たり、動かなくても痛みが強かったりする場合は、重症なことがあるため注意してください。また市販薬を1週間使用しても、症状が改善しない場合は病院を受診するようにしてください。


「膝の痛み」に関するQ&A


「膝の痛み」に関するQ&A

ここでは、膝の痛みに関して日常生活の中でよく疑問に思うことや、患者さんからよく相談される内容に関して説明させていただきます。

日常生活での予防策はある?
慢性的に痛みがある場合は、やはり負担をかけすぎないのが大事です。長時間歩いたり、坂道や階段などを歩いたりするのは避けるようにしましょう。またサポーターの使用も膝の負担を軽減するのに有効です。スポーツショップやドラッグストア、インターネットなどで購入を検討してもいいでしょう。ただ全く運動をしなくても筋力が衰えて、膝の痛みが悪化する原因になることがあります。負担のかかりづらいプールの中で歩いたり、座ったり寝た状態で筋トレをするのがお勧めです。
膝の痛みに有効なストレッチはある?
膝のストレッチでは、太ももの前側の筋肉である大腿四頭筋や、太ももの後ろ側の筋肉であるハムストリングスを伸ばすことが重要です。椅子に座った状態で片足の膝を伸ばすことにより、ハムストリングスのストレッチをしましょう。この時に背中を伸ばしておくこと、足先を上に向けておくことがポイントです。また大腿四頭筋のストレッチとして、壁に向かって立った状態で、膝を曲げて足首をつかんでお尻まで持ってくるストレッチをしてみてください。転ばないように十分注意をして行いましょう。
湿布がかぶれる場合は使えない?
湿布を使用してかぶれてしまう場合は、使用するのをやめた方がいいでしょう。ただ湿布にもいろいろな種類があります。他のタイプの湿布であれば大丈夫なことも多いため、湿布を使いたい方は他のタイプの湿布を使用してみてください。また一般的に温湿布はかぶれやすいことが多いため、皮膚が弱い方は温湿布は避けた方がいいかもしれません。また軟膏は湿布よりかぶれづらいため、軟膏を使ってみてもいいでしょう。

まとめ


まとめ

今回は、膝の痛みがある場合に、自宅でチェックする時のポイントや、使用できる市販薬とそれに関する注意事項などに関して説明させていただきました。もちろんこれだけで全部わかるわけではありませんが、もし膝の痛みがでたときに自分の状態を観察することで、病院にかかってこんなポイントをふまえて説明をしていただくと、医者側からしても診断をする際に役に立ちます。ぜひ実行してみてください。

※掲載内容は執筆時点での情報です。

  • 松繁 治 医師

    執筆・監修者

    埼玉の病院で初期・後期研修を終了後、千葉や東京、神奈川の病院で整形外科、脊椎外科医として勤務。2022年1月から千葉の私立病院に勤務し、外来や手術を担当。脊椎外科の中でも特に内視鏡手術を得意としている。

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