アディポネクチンとは?

アディポネクチンとは、脂肪細胞から分泌される善玉ホルモンの一種です。
アディポネクチンは血液中に存在し、傷ついた血管を修復するなど血管のメンテナンス役としての働きや、脂肪燃焼作用、血管拡張作用などがあり、生活習慣病を予防する効果が期待されています。そのため、別名「長寿ホルモン」「やせホルモン」とも言われています。
アディポネクチンは脂肪細胞から分泌されますが、内臓脂肪が増えるとアディポネクチンの分泌量が減少してしまうことが分かっています。内臓脂肪を減少させることでアディポネクチンは自然と増加するため、日々の運動に加え食生活の改善が大切です。

アディポネクチンの働き

◎糖尿病予防

アディポネクチンは糖質の代謝を促進するとともに、血糖値を下げるホルモンであるインスリンの働きを助けるため、糖尿病を予防する効果があります。

◎脂質異常症予防

アディポネクチンは脂肪燃焼を高める働きがあります。脂肪燃焼を高めることによって、余分な脂肪の蓄積を防ぐため、脂質異常症を予防・改善する効果があります。

◎高血圧予防

アディポネクチンは血管を拡張し血流を良くする働きがあるため、高血圧予防に効果的です。

◎動脈硬化予防

アディポネクチンは血中に含まれ、全身を巡って傷ついた血管の修復を行います。また、それだけではなく血管を拡げることで血流を良くするため、動脈硬化を予防する効果があります。

アディポネクチンを増やす食事のポイント

◎大豆たんぱく質

大豆たんぱくに含まれる「βコングリシニン」はアディポネクチンを増やすといわれています。大豆や豆腐、納豆などの大豆製品を積極的に取り入れるようにしましょう。

◎EPA

青魚に多く含まれるEPAもアディポネクチンを増やすと言われています。EPAは魚の脂身に多く含まれているため、刺身やカルパッチョなど生で調理をしたり、煮魚の場合は煮汁まで一緒に摂るようにすると効率的に摂取することができます。

◎マグネシウム

マグネシウムは、アディポネクチンの分泌を助ける働きがあり、マグネシウムの摂取が多い人はアディポネクチンの値が高いことが分かっています。また、マグネシウムはインスリンの働きを良くし、糖の代謝を改善する働きがあるため、糖尿病予防にも効果的です。

◎オスモチン

オスモチンは、野菜や果物に多く含まれる植物由来のたんぱく質です。アディポネクチンと似た構造を持ち、アディポネクチンの受容体を活性化させる働きがあります。

☆アディポネクチンを増やすには運動も大切!☆

内臓脂肪が増えるとアディポネクチンの分泌が減少するため、内臓脂肪型肥満を解消することで、その分泌量は自然と増加します。運動は、酸素を体内に取り入れながら行うウォーキングやジョギング、水中ウォーキングなどの有酸素運動がおすすめです。その中でもウォーキングは誰でも手軽に、安全にはじめられる運動です。最初は1日20~30分、少
し息がはずむくらいの速さで行いましょう。

おすすめ一品料理

豆腐のバンバンジー風サラダ

レシピのおすすめポイント

大豆たんぱく質に含まれるβコングリシニンには、アディポネクチンの分泌を高める働きがあります。また、ごまに多く含まれるマグネシウムは、アディポネクチンの働きを助ける効果があります。

材料

一人分の栄養

作り方

①木綿豆腐は1.5㎝角に切る。
②鶏ささみは筋をとって耐熱皿に入れ、酒少々(分量外)をふってラップをし、電子レンジ(500W)で約2分加熱する。粗熱がとれたら食べやすい大きさにほぐす。
③トマトは薄切り、きゅうりは千切りにする。
④器にトマト、きゅうり、豆腐、鶏ささみの順に盛り付け、よく混ぜ合わせたAをかける。

じゃがいもと桜えびのチヂミ

レシピのおすすめポイント

じゃがいもに多く含まれるオスモチンという物質は、アディポネクチンと似たような働きがあると言われています。お好みで付けだれにラー油や豆板醤を入れても美味しくいただけます。

材料

一人分の栄養

作り方

①じゃがいもは皮をむいてからすりおろす。
②ニラは2㎝長さに切る。
③ボウルに①、②、桜えび、Aを入れてよく混ぜ合わせる。
④フライパンにごま油を熱し、③を流し入れ両面をこんがりと焼く。
⑤④を皿に盛り、よく混ぜ合わせたBを添える。