目次

・ヨガの基本姿勢
・大事なのは呼吸
・実践!ヨガの基本姿勢
 >大地との接点を大切に
 >丹田(身体の重心)を引き締める
 >胸は軽く開いて、肩の力を抜いておく
 >身体の中心軸の存在を感じ、上に引き上げるベクトルをイメージする
・おわりに
・ヨガ用語解説

ヨガの「基本姿勢」

「ヨガ」と聞くと、まずは柔軟性がないと難しそうなポーズや、とんでもないバランスで成立しているポーズを思い浮かべる方、多いのでは無いでしょうか?

確かに、ヨガにはそんなイメージがあったり、実際上級者になればなるほど、難易度の高いアーサナ(ポーズ)に挑戦したくなるという側面もあります。

しかし実は、ヨガの基本姿勢は日常生活でこそ重要な意味を持ち、身体は心にも大きく影響します。
全てのヨガのアーサナの基礎でもあり身体、ひいては心を安定させる軸ともなる基本姿勢。

今回は、身体の感覚からそのヨガの基本姿勢を紐解いてみましょう。

ヨガで大事なのは呼吸

ヨガのアーサナには臥位(寝そべった状態)、座位、立位、逆転など、それぞれで行うものがあります。ヨガの基本は呼吸ですので、身体を弛緩させるためのアーサナを除く全てのアーサナにおいて、ポーズを取りながら呼吸を深めていく事は大きな目的なのですが、そのアプローチは各アーサナによって様々です。

例えば、
○柔軟性を高めながら呼吸を深めていくもの
○筋力(インナーマッスル)を使いキープすることで呼吸を深めていくもの
○バランスを取りながら集中力を高めて呼吸を深めていくもの
等々。

つまりアーサナによって完成形はもちろんのこと、ターゲットマッスルも異なるということは言うまでもありません。
しかし実はそのどれもが、同じ基本姿勢の理念をベースとしているのです。

実践!ヨガの基本姿勢

大地との接点を大切に

呼吸を重んじる事の理由でもあるのですが、ヨガでは生きるための栄養を食べ物からだけでなく、大気中や大地に循環するプラーナと呼ばれる生命エネルギーからも得ていると考えます。

なので、プラーナに満ちた大地と身体との接点は呼吸と同じようにとても大切。
それは臥位でも座位でも立位でも変わりません。

例えばただあぐらをかくだけであっても、下半身を安定させる事がまずポイントとなってきます。
立位であれば足の裏。これらをどっしり大地に根付かせることで、心身が自然界の一部であることをイメージしやすくなり、呼吸によるリラックス効果が高まります。

丹田(身体の重心)を引き締める

丹田とは、おへその下5cmほどの内側中心にある身体の中心部分であり、重心です。
この丹田の存在を意識する事はヨガではとても重要。
丹田を引き締める意識、つまりはおへそを少し内側に引き込むように下腹部を引き締める意識が、姿勢を正しく安定させる要になります。

腹筋を使い下腹部を引き締めると、下腹の奥が少し硬くなるのを感じられることでしょう。これが丹田なのですが、丹田を引き締めることは骨盤の角度にも反映され、自然と反り腰や猫背が矯正されます。

下半身をどっしり安定させるためにも、丹田、つまり下腹部の引き込みは欠かせません。

胸は軽く開いて、肩の力を抜いておく

どっしりと安定した下半身の上には、柔らかく軽い上半身を積み上げましょう。
心地よい風を受けるイメージで胸を軽く開いて、肩の力は抜いておきます。そうする事で肩甲骨が少し下がり首がすっと伸びて、落ち着きと自信を感じさせる美しい姿勢に近づきます。

東洋医学では心身ともに安定して肝が据わった理想的な状態を「上虚下実(じょうきょかじつ)」と言いますが、ヨガでも考え方はそれと同様。肩に余計な力みのあるアーサナは存在しません!

身体の中心軸の存在を感じ、上に引き上げるベクトルをイメージする

中心軸、つまり脊柱の一本線の存在を意識し、さらにその一本線を下から上にエネルギーが引き上がっていくようなイメージを持ちましょう。
逆転ポーズを除いては、頭のてっぺんが空に近づき、それとの対比で肩は少し下がるような感覚があれば正解。

姿勢が安定するとともに、上半身と下半身の理想的な力バランスが整っていきます。
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