脳卒中とは

脳卒中にはいくつかの種類があり、脳の血管が詰まる『脳梗塞』と脳の血管が破れて出血する『脳出血』『くも膜下出血』に分けられます。
より早期に(3時間以内)に治療が開始できると、後遺症が軽くなる可能性があります。

脳梗塞

脳の血管が詰まったり、細くなったりして、脳の血流が悪くなることで起こる。高血圧、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病による動脈硬化が原因となる。

脳出血

脳の血管が破れることで起こる。主に高血圧による動脈硬化が原因で、激しい温度変化による急激な血圧上昇やストレスなども原因となる。

くも膜下出血

主に脳動脈瘤(脳の血管の一部が風船のように膨れた状態)が破れる病気で、発症時には激しい頭痛が起こる。喫煙習慣や高血圧症、大量飲酒があるとリスクが高くなる。

一過性脳虚血発作:《脳梗塞の前触れ発作》にご注意を!

片方の手や足が思うように動かない、話せないなど、一時的に脳梗塞の症状が現れても、すぐにおさまってしまうことがあります。これは脳梗塞の前触れで、症状があったらすぐ病院へ!というサインです。

すぐにできる脳卒中チェック~FAST~

Face(顔)

・顔の片側がゆがんだり下がったりする

Arm(腕)

・片腕(足)に力が入らない
・片腕が下がってきてしまう

Speech(言葉)

・言葉がもつれる
・うまく話せない

Time(時間)

・発症時刻を確認してすぐ受診

<<どれか一つでも当てはまったらすぐに医療機関の受診を!>>

脳卒中を防ぐには

脳卒中の5大危険因子は高血圧、糖尿病、脂質異常症、不整脈、喫煙です。これらが重なると動脈硬化が進みやすく脳卒中のリスクが高くなります。まず、危険因子を一つでも減らすよう、病院を受診し、生活習慣の改善を行いましょう。

脳卒中予防のための生活のポイント

塩分を摂り過ぎていませんか?

高血圧は脳卒中のリスク第1位です。血圧が高い状態が続くと、血管に負担がかかり動脈硬化の原因となります。薄味を心掛けて減塩しましょう。

食事が肉に偏っていませんか?

肉に含まれる脂肪はコレステロール上昇の一因となるため、肉に偏らないようにしましょう。
反対に魚の脂に含まれるDHAやEPAは血中のコレステロールを下げる働きがあります。

野菜を十分に食べていますか?

野菜には血管をしなやかに保つ抗酸化ビタミンや食物繊維、葉酸が多く含まれています。

水分をしっかり飲んでいますか?

脱水になると血液がどろどろになります。1日1.5L程度の水分を摂りましょう。

お酒を飲みすぎていませんか?

お酒を飲みすぎると脳卒中のリスクが高まります。
適量の範囲内で楽しみましょう。

喫煙していませんか?

たばこは動脈硬化の原因となるだけでなく、血栓の原因となるため、禁煙をおすすめします。

おすすめ一品料理

鮭のおろし酢かけ

■作り方■
①鮭は下味用の塩を振り、グリルで焼く。
②きゅうり、黄パプリカ、セロリを5㎜角の角切りにし、塩もみして水気を絞る。
③ミニトマトを4等分に切る。
④レモンをくし切りにする。
⑤大根をおろして、ザルで水気をきり、②、③と合わせ、Aで調味する。
⑥器に①をのせて、⑤をかけ、④を添える。

■POINT■
魚の中でも青魚や鮭にはDHAやEPAが豊富に含まれており、
悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす効果が期待できます。

おくらの梅肉和え

■作り方■
①おくらは塩(分量外)を振って板ずりし、熱湯で茹で、へたを切り落として輪切りにする。
②えのきは石づきを取って横半分に切り、熱湯で茹で、水気をきる。
③大葉は千切りにし、梅干しは種を除いて包丁で細かくたたく。
④ボウルに①~③を入れて、Aを加えて和え、器に盛る。

■POINT■
おくらやえのきには塩分やコレステロールの吸収を抑える働きのある
食物繊維が多く含まれています。

薬剤師からのミニ情報 ~更年期障害~

更年期障害とは、ホルモンバランスの乱れによって起きる様々な不調のことで、女性ホルモンの一つであるエストロゲンの分泌と密接な関係があります。
加齢により卵巣の機能が低下することで、エストロゲンは40代に入ると徐々に減っていきます。エストロゲンの分泌は脳の下垂体によって調節されていますが、同時に自律神経のコントロールも行っています。

更年期に入るとエストロゲンを分泌することで手いっぱいになり、自律神経のコントロールまで手が回らなくなって自律神経に乱れが生じ、様々な不調が現れます。

どんな症状がでるの?

イライラ、のぼせ、冷え、気分の落ち込みなどが特徴的な症状です。
どんな人にも訪れる更年期障害ですが、症状の軽い人から重い人まで幅広く、中にはほとんど症状なく過ごす人もいます。

ホットフラッシュについて

更年期障害で多くの人が感じる症状の一つが「ホットフラッシュ」と呼ばれるものです。

血管運動神経症状の一つで、頭の鈍痛から始まり、徐々に顔が熱くほてりのぼせたようになる症状で、暑くなくても汗が噴き出す人もいます。頻度や程度も人によって様々です。

ホットフラッシュが起きたら、濡れタオルなどで首の後ろの太い血管を冷やしましょう。興奮して拡張した血管を効率的に体を冷やして収縮させることができます。
また、日頃からカーディガンやコート、マフラーなど体温調節をしやすい衣類を着るようにすると、ホットフラッシュの不快感を軽減できます。

更年期障害の症状を軽減するために

ホルモン不足の対処としてHRTというホルモン補充療法があります。
錠剤やパッチでエストロゲンを補う方法です。
また、漢方薬でホットフラッシュを軽減する方法もあります。さらに、更年期に入る前から適度な運動を行うことも効果的です。ウォーキングや水泳などの定期的な運動で、症状が軽減されることも分かってきています。

ご心配な点がありましたら、医師、薬剤師に気軽にご相談ください。