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【薬剤師が解説】ナプキンのかぶれに効く市販薬は?おすすめ5選を紹介

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2023/7/7
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生理期間中、ナプキンによるデリケートゾーンのかぶれにお悩みの方もいるのではないでしょうか。かぶれてしまってもナプキンをつけないわけにはいかず、不快感を我慢するのはつらいですよね。本記事では、ナプキンかぶれにおすすめの市販薬を紹介します。

・ナプキンかぶれに役立つ市販薬が知りたい
・ナプキンかぶれに使う市販薬の選び方が気になる

上記に当てはまる方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

くすりの窓口医師・薬剤師が
選んだ市販薬を紹介

  • 経験① 現場でよく聞かれる質問
    経験① 現場でよく聞かれる質問
    現場で聞かれる薬の効果や副作用、飲み合わせの注意点等をご説明します。
  • 経験② 現場で教える医薬品
    経験② 現場で教える医薬品
    悩みに合った薬や普段から自分が案内する薬など、現場で案内するものを教えます。
  • 視点① ユーザー目線で解説
    視点① ユーザー目線で解説
    実際にどう使うのかや、ユーザー目線で
    必要な情報をお伝えします。
  • 医師・薬剤師が悩みにお答えします!

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ナプキンかぶれの時の薬の選び方・ポイント


薬剤師

村岡 祐菜さんのコメント

ナプキンによるかぶれに対応できる薬の選び方を解説します。

・着目してほしい成分
・市販薬を選ぶ上で大切なこと

上記2点についてお伝えします。

痛み・かゆみ・ぶつぶつなど炎症にはグリチルレチン酸に注目



ナプキンかぶれによる痛みやかゆみ、ぶつぶつ、ヒリヒリなどの異常はすべて皮膚の炎症が引き起こす症状です。症状のもとを鎮めるには、抗炎症成分が重要になってくるでしょう。

デリケートゾーン専用の塗り薬によく配合されている抗炎症成分は、グリチルレチン酸というものです。甘草(カンゾウ)という生薬が材料になっていて、ステロイドではありません。

デリケートゾーンの肌は薄くステロイドが吸収されやすいので、市販薬を使う際はステロイド無配合のものがよいです。

市販薬を選ぶ時に大切にしてほしいこと



市販薬を選ぶ際大切にしてほしいのが、デリケートゾーン用に販売されている商品を購入することです。「同じかゆみなんだから、普通のかゆみ止めではだめなの?」と思う方もいるかもしれません。

しかし、通常のかゆみ止めはステロイドを配合していることがあります。ステロイドの強さによってはデリケートゾーンに適していない可能性もあるのです。

【薬剤師が厳選】おすすめの市販薬 5選


薬剤師

村岡 祐菜さんのコメント

ナプキンによるかぶれにおすすめの市販薬をピックアップしました。デリケートゾーン専用の塗り薬を厳選したので、どの商品を購入するか迷っている方はぜひ参考にしてください。

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小林製薬

フェミニーナ軟膏S 15g

最安値 624

デリケートゾーンのかゆみやかぶれに

デリケートゾーンを考えた、肌に優しい低刺激処方の塗り薬です。ポーチに入れやすいサイズと自宅で使える大容量サイズの2種類が用意されています。べたつかないのびのよいクリームで、ムレやすい患部に適した使い心地が特徴です。

分類 第2類医薬品
有効成分(含有量)/主成分(含有量) リドカイン(2.0g)、ジフェンヒドラミン塩酸塩(2.0g)、イソプロピルメチルフェノール(0.1g)、トコフェロール酢酸エステル(0.3g)
効果・効能 かゆみ、かぶれ、湿疹、虫刺され、皮膚炎、じんましん、あせも、ただれ、しもやけ
薬のタイプ クリーム
妊娠中・授乳中の使用 妊娠中:要相談/授乳中:記載なし
使用が可能な年齢 制限なし(乳幼児は要相談)
1回の使用あたりのコスト(目安) 1gあたり65円
べたつきの有無 べたつかない
使用してからの効果時間 記載なし
スーッとする成分の有無 なし

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池田模範堂

デリケアクリーム 15g

最安値 502

かぶれによるかゆみを鎮めて炎症を抑える

今ある不快なかゆみをすばやく抑えるジフェンヒドラミンと、患部の炎症を鎮めるグリチルレチン酸を配合した塗り薬です。健康な肌と同じ弱酸性のクリームで、傷んだ肌を正常に戻す手助けをしてくれます。

分類 第3類医薬品
有効成分(含有量)/主成分(含有量) ジフェンヒドラミン(1.0g)、イソプロピルメチルフェノール(1.5g)、グリチルレチン酸(0.5g)、トコフェロール酢酸エステル(0.5g)
効果・効能 かゆみ、かぶれ、ただれ、しっしん、皮ふ炎、じんましん、あせも、虫さされ、しもやけ
薬のタイプ クリーム
妊娠中・授乳中の使用 妊娠中:使用可能/授乳中:記載なし
使用が可能な年齢 生後1ヶ月以上
1回の使用あたりのコスト(目安) 1gあたり65円
べたつきの有無 べたつかない
使用してからの効果時間 記載なし
スーッとする成分の有無 なし

PR

ミナカラ

デリナースクール

最安値 798

肌がやわらかい部分の湿疹やかぶれに

デリケートゾーンを含む、ワキや首などの肌のやわらかい部分に使用できる塗り薬です。かゆみのもとを抑える成分以外に、スーッとする成分も配合されています。清涼感がお好みの方におすすめです。

分類 第2類医薬品
有効成分(含有量)/主成分(含有量) リドカイン(2.0g)、ジフェンヒドラミン塩酸塩(2.0g)、イソプロピルメチルフェノール(0.1g)、トコフェロール酢酸エステル(0.3g)、l-メントール(0.5g)
効果・効能 かゆみ、かぶれ、あせも、ただれ、湿疹、皮ふ炎、じんましん、虫さされ、しもやけ
薬のタイプ クリーム
妊娠中・授乳中の使用 使用可能(ただし乳頭は不可)
使用が可能な年齢 年齢制限なし
1回の使用あたりのコスト(目安) 1gあたり83円
べたつきの有無 記載なし
使用してからの効果時間 記載なし
スーッとする成分の有無 あり

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大正製薬

デリトリーナ 12g

最安値 560

デリケート部位のかゆみやかぶれに

6種類の有効成分が、かゆみをすばやく抑えて患部の炎症を和らげるのに役立ちます。殺菌成分も配合されていて、生理中にムレやすいデリケートゾーンの雑菌繁殖も防いでくれます。べたつかずのびのよいクリームタイプです。

分類 第2類医薬品
有効成分(含有量)/主成分(含有量) ジフェンヒドラミン(1.0g)、リドカイン(2.0g)、グリチルレチン酸(1.0g)、トコフェロール酢酸エステル(0.5g)、イソプロピルメチルフェノール(0.1g)、l-メントール(0.5g)
効果・効能 かゆみ、かぶれ、湿疹、皮膚炎、じんましん、あせも、ただれ、虫さされ、しもやけ
薬のタイプ クリーム
妊娠中・授乳中の使用 記載なし
使用が可能な年齢 記載なし
1回の使用あたりのコスト(目安) 1gあたり72円
べたつきの有無 べたつかない
使用してからの効果時間 記載なし
スーッとする成分の有無 あり

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佐藤製薬

エンペキュアクリーム

最安値 899

ステロイド無配合でも、かゆみを抑える

かゆみを抑える成分とかゆみの伝達をブロックする成分が配合されており、つらい症状をすばやく鎮めてくれるクリームです。ステロイド無配合でありながらも、かゆみのもとになる炎症を抑える効果も兼ね備えています。

分類 第2類医薬品
有効成分(含有量)/主成分(含有量) ジフェンヒドラミン(1g)、リドカイン(2g)、グリチルレチン酸(0.5g)、トコフェロール酢酸エステル(0.5g)、イソプロピルメチルフェノール(0.1g)
効果・効能 かゆみ、かぶれ、湿疹、皮膚炎、じんましん、あせも、ただれ、虫さされ、しもやけ
薬のタイプ クリーム
妊娠中・授乳中の使用 妊娠中:記載なし/授乳中:使用可能
使用が可能な年齢 記載なし
1回の使用あたりのコスト(目安) 1gあたり77円
べたつきの有無 べたつかない
使用してからの効果時間 記載なし
スーッとする成分の有無 なし

【比較一覧表】この記事で紹介している商品

商品画像
小林製薬

池田模範堂

ミナカラ

大正製薬

佐藤製薬
商品名 フェミニーナ軟膏S 15g デリケアクリーム 15g デリナースクール デリトリーナ 12g エンペキュアクリーム
特徴 デリケートゾーンのかゆみやかぶれに かぶれによるかゆみを鎮めて炎症を抑える 肌がやわらかい部分の湿疹やかぶれに デリケート部位のかゆみやかぶれに ステロイド無配合でも、かゆみを抑える
最安値

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624

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使用するタイミング・ポイント


薬剤師

村岡 祐菜さんのコメント

塗り薬の使用回数は、各商品の用法に従ってください。

「1日数回」と記載されている場合は、最低限朝と夜の2回は塗ることをおすすめします。

入浴後は皮膚が清潔な状態なので、とくにおすすめなタイミングです。ナプキンかぶれに効果のある塗り薬にはかゆみ止め成分も含まれていることが多いので、日中かゆみが気になったタイミングで塗るのもよいでしょう。

使用するときの注意点


薬剤師

村岡 祐菜さんのコメント

ナプキンかぶれの薬を使用する際に注意してほしい点をお伝えします。

・副作用について
・思春期の子どもの使用について
・使用に注意が必要な方や使用NGな方

それぞれの項目について解説します。

副作用について



詳しい副作用は各商品によって異なりますが、塗り薬の成分が肌に合わない場合は赤みや肌荒れが起こるかもしれません。

薬を塗ってもなかなか症状が改善しなかったり、余計に悪化したりした場合は使用を中止してください。商品を持って皮膚科の受診をおすすめします。

思春期の子どもでも使用できる?



基本的には思春期の子どもでも使用できると考えられますが、商品によっては年齢制限が設けられているものもあるでしょう。一般的に市販の塗り薬には複数の成分が配合されているので、一概に「すべての商品が思春期の子どもに対応している」とは言い切れません。

購入時に注意事項をよく読んで、使用できるものを選んでください。

使用に注意が必要な人・NGな人は?



デリケートゾーン用の塗り薬はステロイドが配合されていないことも多く、基本的には特別な注意が必要な成分は含まれていません。

ただし、商品によって細かな成分構成は異なります。すべての商品が制限なく使用できるとは限らないので注意しましょう。使用に当たって疑問点や心配な点がある場合は、購入前に医師や薬剤師、登録販売者へ相談してください。

『ナプキン かぶれ』に関するQ&A




ナプキンによるかぶれに関して、よくある質問にお答えします。

薬の選び方や注意点について解説してきましたが、まだ分からないことがある方もいることでしょう。ぜひQ&Aで疑問を解決してください。

かぶれの薬は塗り直しが必要ですか?日中、塗り直すと衛生面が気になります。
使用している塗り薬の用法に従ってください。1日数回の場合は、最低限朝と夜は塗ることをおすすめします。日中も可能であれば塗り直せるとよいでしょう。

衛生面については、塗った後に手が汚れてしまうということでしょうか?手が洗えない環境であれば、無理に塗り直す必要はありません。

布ナプキンのほうがかぶれにくいですか?
布ナプキンの方がムレにくく、かぶれが出にくいという声は利用者から上がっているようです。市販のナプキンでかぶれてしまう方は、布ナプキンを試してみるのもよいでしょう。

ナプキンかぶれに対して、手元にあるリンデロンやロコイドを塗ろうかと思うのですが、問題ないでしょうか?
使用しないでください。どちらもステロイドが配合されており、皮膚の薄いデリケートゾーンにとってはステロイドの強さが強すぎる可能性があります。 ステロイドで治療したい場合は、自己判断ではなく皮膚科を受診して適切な強さの薬を処方してもらいましょう。

ワセリンを塗るとナプキンかぶれしにくくなりますか?
ワセリンを塗ることで油膜ができるので、ナプキンと肌の摩擦をある程度防ぐのに役立つかもしれません。必ず予防できるとは言い切れませんが、試す価値はあるでしょう。

まとめ


ナプキンかぶれの薬は、抗炎症成分やかゆみ止めが配合されたものを選びましょう。

肌が薄く敏感なため、できる限りデリケートゾーン専用の塗り薬を購入するのがおすすめです。どの商品にするか迷っている方は、ぜひおすすめ商品を参考にしてみてください。

ナプキンやかぶれに関する記事はこちら







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