オンライン服薬指導とは?

オンライン服薬指導とは、ご自身のスマートフォンやタブレット、パソコンなどのビデオ通話機能を利用し、ご自宅にいながら薬局と繋がり、薬剤師による説明や相談を受けることができる仕組みのことです。お薬は、薬局から配達されご自宅で受け取ることも可能です。

これまでは、オンライン診療の受診後など、限られた方のみがご利用いたただけるものでしたが、今回の診療報酬改定より、対面診療後(通院後)の利用も認められるようになり、より多くの患者様のニーズに応えられる制度となりました。特に、離島など医療過疎地域にお住まいの方、外出時の感染が心配な方、忙しく薬局で待ちたくない方、周囲を気にせずに相談したい方などにとって大変便利なサービスになっています。

新型コロナウイルス感染症拡大防止のための時限的・特例的な対応

2022年4月現在、新型コロナウイルス感染症対策の一環として、特例措置として厚生労働省が一定の要件を満たす場合に、電話などを用いての診察や服薬指導を行うことが認められています。この仕組みは、通常のオンライン服薬指導のルールと別になります。一般的に「0410対応」と呼ばれます。

参考)「新型コロナウイルス感染症の拡大に際しての電話や情報通信機器を用いた診療等の時限的・特例的な取扱いについて」
https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/000620865.pdf

 

オンライン服薬指導を活用するメリット

次に、薬局のオンライン服薬指導サービスを活用することでどんなメリットがあるのかご紹介します。

移動や待ち時間がない

オンライン上でサービスを受けられますので移動や待ち時間がなく、ご自身の都合の良い時間帯に、好きな場所でサービスを受けられます。

感染リスクがない

移動や待ち時間中での感染リスクを気にせずに、ご自宅でサービスを受けられます。

周囲を気にせずに相談できる

基本的に薬局の薬剤師と1on1でのビデオ通話になりますので、話しづらいことなど周囲を気にせずに相談することができます。


オンライン服薬指導は誰でも受けられる?

何かオンライン服薬指導を受けるための条件があるの?と気になった方も多いでしょう。
実は、今まではルールが定められており、オンライン服薬指導を受けられる対象者は絞られていましたが、2022年度の診療報酬改定により、大幅にルールが緩和され、多くの方がオンライン診療、オンライン服薬指導を受けられるようになりました。※
また、今まで、オンライン診療で発行された処方せんのみでしかオンライン服薬指導が出来ませんでしたが、対面診療から発行された処方せんにおいても対応可能となっています。そのため、基本的にはどなたでもオンライン服薬指導を行うことは可能となっています。不安な場合には、対応可能かどうか事前に薬局に問い合わせてみましょう。

※参考)初診からオンライン診療を実施する場合には以下の処方は行わない(オンライン診療指針より)
・ 麻薬及び向精神薬の処方
・基礎疾患等の情報が把握できていない患者に対する、特に安全管理が
必要な薬品の処方
・ 基礎疾患等の情報が把握できていない患者に対する8日分以上の処方

一般的なオンライン服薬指導の利用方法

では、どういった流れで薬局のオンライン服薬指導が行われていくのか、一般的な利用方法の流れを解説します。マイナンバーカードを健康保険証として利用するためには、手続きが必要になります。

処方せんの発行

まずは医療機関を受診する必要となります。受診の際に「オンライン服薬指導希望」と伝えると、処方せんの備考欄にオンライン服薬指導希望の旨が記載され、医療機関から薬局へ処方せんを直接送ってもらうことが可能です。オンライン診療、あるいは対面診療から発行された処方せん、どちらでも対応が可能です。

薬局に処方せんを送る

事前にオンライン服薬指導を希望する場合には、医療機関から直接薬局へ処方せんを送ってもらいましょう。また、手元に処方せんがある場合には、FAXや薬局が導入しているアプリ等を利用し、オンライン服薬指導を希望する薬局に処方せんを送りましょう。事前に、サービスを受ける上で必要な情報の入力やお薬手帳のデータ送信などが必要になる場合があります。
(処方せんの原本が手元にある場合には4日以内に薬局に郵送する必要があります)

オンライン服薬指導の日時を予約

ご自身の予定に合わせて、希望の日時を選択します。

ビデオ通話形式でのオンライン服薬指導

ご自身のスマートフォンやタブレット、パソコンなどを利用し、ご自身の薬局の薬剤師とオンラインで繋がり、お薬に関する説明や病気や体調の確認や副作用の有無などを行います。

オンライン決済

オンライン服薬指導終了後に、薬局指定の決済方法で決済を行います。

お薬の受け取り

お手元に確実にお薬が届く方法で薬局からお薬が配送されてきます。
(配送料がかかる可能性があります。)
また、店頭での受け取りを希望する場合には、店頭受け取りも可能な場合があります。

 

オンライン服薬指導を受ける際の注意点

これから本格的にスタートしていくサービスなので、まだまだ課題がありますが、現状皆さんが知っておくと良い注意点としては次のようなものがあります。

① まだまだ本格的にオンライン対応している薬局は少ない
② 処方せんの原本が手元にある場合には、薬局へ郵送する必要がある
③ 注意を要するような薬を服用している場合にはオンライン服薬指導が受けられないことがある
④ ネット環境が整った場所でビデオ通話を行う必要がある
⑤ お薬代とは別に配送費用が別途かかることがある


オンライン服薬指導対応の薬局の検索方法

薬局のホームページ等にオンライン服薬指導対応の旨を掲載しているところもありますが、まだまだ少ないのが現状です。かかりつけの薬局がございましたら、一度店頭で確認されてみて下さい。
EPARKくすりの窓口では、オンライン服薬指導に対応している薬局を検索することが可能です。ぜひ、ご活用下さい。

 

オンライン服薬指導対応薬局を探す

 

まとめ

今回は、薬局におけるオンライン服薬指導について解説するとともに、サービスを受けるための具体的な流れや注意点についてご紹介しました。
オンライン服薬指導は、離島など医療過疎地域にお住まいの方、外出時の感染が心配な方、忙しく薬局で待ちたくない方、周囲を気にせずに相談したい方などにとって大変便利なサービスになっています。場所を選ばずに希望の日時で薬局の薬剤師からお薬の説明を受けられるのは便利ですね。
今後ますます便利なサービスになっていきますので、是非ともご活用下さい。