肥厚性瘢痕に市販薬は効く?できること・できないことを解説|ケロイドとの違いは?【薬剤師執筆】 – EPARKくすりの窓口コラム|ヘルスケア情報 肥厚性瘢痕に市販薬は効く?できること・できないことを解説|ケロイドとの違いは?【薬剤師執筆】 | EPARKくすりの窓口コラム|ヘルスケア情報

EPARKくすりの窓口

くすりのお役立ちコンテンツ

肥厚性瘢痕に市販薬は効く?できること・できないことを解説|ケロイドとの違いは?【薬剤師執筆】

参考になった1

2026/2/24
570
手術ややけど、ケガのあとが治ったはずなのに、赤く盛り上がったまま残っている――そんな状態に不安を感じていませんか。
「これは肥厚性瘢痕なのか」、「ケロイドに変わってしまうのでは」、「市販薬で何とかできないだろうか」と悩み、病院を受診する前に情報を調べている方も多いはずです。

結論からお伝えすると、肥厚性瘢痕を市販薬だけで治すことは難しいのが実情です。ただし、市販薬やケア用品がまったく意味を持たないわけではありません。
乾燥や摩擦といった刺激を避けることで、状態の悪化を防ぐ補助的なケアとして役立つ場合があります。

この記事では、薬剤師の立場から
✓ 肥厚性瘢痕とケロイドの違い
✓ 市販薬で「できること」と「できないこと」
✓ どのような場合に受診を検討すべきか
を整理し、本当に知っておくべきポイントだけをわかりやすく解説します。

市販薬選びで迷っている方や、今後の対応を考えたい方は、ぜひ参考にしてください。

くすりの窓口医師・薬剤師が
選んだ市販薬を紹介

  • 経験① 現場でよく聞かれる質問
    経験① 現場でよく聞かれる質問
    現場で聞かれる薬の効果や副作用、飲み合わせの注意点等をご説明します。
  • 経験② 現場で教える医薬品
    経験② 現場で教える医薬品
    悩みに合った薬や普段から自分が案内する薬など、現場で案内するものを教えます。
  • 視点① ユーザー目線で解説
    視点① ユーザー目線で解説
    実際にどう使うのかや、ユーザー目線で
    必要な情報をお伝えします。
  • 医師・薬剤師が悩みにお答えします!

当コラムの掲載記事に関するご注意点

1. 当コラムに掲載されている情報については、原則として薬剤師、医師その他の医療及び健康管理関連の資格を持った方(以下「薬剤師等」といいます)による助言、評価等を掲載しております。当社自身でも掲載内容に不適切な表記がないか、細心の注意を払って確認をしておりますが、医療及び健康管理上の事由など、その内容の正確性や有効性などについて何らかの保証をできるものではありません。あくまで、読者皆様ご自身のご判断にてお読み頂き、ご参考にして頂ければと存じます。

2. 当コラムにおける一般医薬品に関する情報は、読者、消費者の方々に適切な商品選択をして頂くことを目的に、薬剤師等に対して当社より課題、テーマを提示の上、執筆を依頼しております。主眼は、商品より成分であり、特定の商品に関する執筆を依頼しているわけではなく、また特定の医薬品製造事業者等(以下「メーカー等」といいます)からの販売又は紹介に関する対価が発生するものではありません。

3. 当コラムにおける一般医薬品の各種ECサイト等へのアフィリエイトリンクにつきましても、読者、消費者の方々への購入の利便性目的に設置しており、前項同様、特定商品の販売により薬剤師等やメーカー等に報酬が入るものではなく(アフィリエイトリンクがメーカーサイト、商品公式サイト等である場合を含みます)、特定商品の誘引を企図したものではありません。なお、当コラム内に広告枠を設定する場合がありますが、この場合も、当コラムにおける薬剤師等又はメーカー等の依頼よるものではありません。また当該広告枠には広告表記を行います。

4. 当コラムにおける情報は、執筆時点の情報であり、掲載後の状況により、内容の変更が生じる場合があります。当社は、掲載されている情報を予告なしに変更、更新する場合があります。

5. 記事内で紹介している商品の価格や送料、URLは、JANコードをもとに、対象商品を販売するECサイトが提供するAPIを使用し、生成しています。掲載価格の変動、JANコードの誤登録等による情報相違等があることも考えられ、最新価格や商品の詳細等についてはECサイト、各販売店又はメーカー等よりご確認をお願いします。

6. 当社が行う、調剤薬局様における商品取り置きサービスにつきましても、あくまでユーザーの受け取りの簡便化が目的であり、特定商品及び特定薬局への誘引を企図したものではありません。

7. 当コラムに記載された商品又はサービスの名称は、当該商品又はサービスの提供者又は権利者等の商標又は登録商標です。

8. 前各項に関する事項により読者の皆様に生じた何らかの損失、損害等について、当社は、一切の責任を負うものではありません。

全部見る

肥厚性瘢痕に市販薬は効く?


薬剤師

根本 真吾さんのコメント

結論からお伝えすると、肥厚性瘢痕を市販薬だけで改善させることは難しいと考えられています。
肥厚性瘢痕は、傷が治る過程で皮膚が過剰に反応し、赤みや盛り上がりが残った状態であり、単なる乾燥や炎症とは性質が異なります。

そのため、市販薬に期待できる役割は「瘢痕そのものを治すこと」ではありません。
主に次のような補助的なケアに限られます。
✓ 乾燥を防ぎ、皮膚の状態を整える
✓ かゆみや軽い赤みなどの不快感を和らげる
✓ 摩擦や刺激から患部を守り、悪化要因を減らす

一方で、盛り上がりを平らにする、赤みを完全に消す、瘢痕を小さくするといった変化を、市販薬で期待するのは現実的ではありません。
また、インターネット上では「ステロイド外用薬で治る」、「塗り続ければ目立たなくなる」といった情報を見かけることがありますが、市販の外用薬は医療機関で行われる治療とは目的も強さも異なります。
自己判断での長期使用や強い薬の使用は、皮膚トラブルにつながる可能性があるため注意が必要です。

市販薬はあくまで、状態が落ち着くまでのケアや、受診までのつなぎとして位置づけることが重要です。
盛り上がりが強い、範囲が広がっている、硬さやかゆみが増している場合は、早めに皮膚科での相談を検討する目安になります。


肥厚性瘢痕とは?市販薬を使う前に知っておきたい基礎


肥厚性瘢痕について正しく理解することは、市販薬を使うべきか、受診を検討すべきかを判断するうえで重要です。
見た目が似ているケロイドと混同されやすく「放っておけば治るのか」、「市販薬で対応できるのか」と迷う原因にもなります。

肥厚性瘢痕は、傷が治る過程で生じる皮膚の変化の一つであり、誰にでも起こる可能性があります。

ただし、その成り立ちや経過を考えると、市販薬だけで対応できる範囲には限界があることも理解しておく必要があります。

ここではまず、肥厚性瘢痕の基本的な特徴と、なぜ起こるのかについて整理します。

肥厚性瘢痕の特徴とできる原因

肥厚性瘢痕は、手術ややけど、ケガなどで皮膚が傷ついたあと、治癒過程の中で生じることがあります。

傷口がふさがったあとも皮膚の修復反応が続き、赤みを帯びて盛り上がった状態が残るのが特徴です。

主な特徴として、次のような点が挙げられます。
✓ 傷の範囲内にとどまって盛り上がる
✓ 赤みや硬さがみられる
✓ 時間の経過とともに落ち着くこともある
✓ かゆみや違和感を伴うことがある
創傷治癒の過程での皮膚反応の強さが関係して発生していると考えられています。

また、以下のような要因が影響することがあります。
✓ 傷に繰り返し刺激や摩擦が加わる
✓ 関節や胸・肩など、皮膚が引っ張られやすい部位
✓ 傷が深かった、治癒に時間がかかった
このように、肥厚性瘢痕は体質だけでなく、傷の状態やその後のケア環境も関与します。

そのため、市販薬を使用する場合も、刺激を避ける・乾燥させないといった基本的なケアの考え方が重要になります。

ケロイドとの違いと見分け方

肥厚性瘢痕とよく混同されるのがケロイドです。

見た目が似ているため「どちらなのか分からない」と不安に感じる方も少なくありません。

両者の大きな違いは "盛り上がりの広がり方" にあります。

・肥厚性瘢痕:
傷ができた範囲内にとどまって盛り上がる
・ケロイド:
もとの傷の範囲を超えて周囲へ広がることがある

また、ケロイドでは強いかゆみや痛みを伴うケースもあり、時間が経っても自然に落ち着きにくい傾向があります。一方、肥厚性瘢痕は、経過とともに目立ちにくくなることもあります。

ただし、見た目だけで明確に区別するのは難しい場合もあることから専門医(皮膚科医や形成外科医)に診てもらう必要があります。
盛り上がりが拡大している、症状が強く続いている場合は、自己判断に頼らず医療機関での相談が重要です。

なぜ市販薬だけで治すのは難しいのか

肥厚性瘢痕は、皮膚の表面だけのトラブルではなく、傷が治る過程で起こる皮膚の反応が関係しています。

そのため、表面に塗る市販薬だけで状態を変えるのは難しいと考えられています。

市販薬で対応できるのは、主に以下のような範囲です。
✓ 乾燥を防ぎ、皮膚環境を整える
✓ かゆみや軽い赤みなどの不快感を和らげる
✓ 摩擦や刺激を避けるための保護

一方で、盛り上がりそのものを抑える、組織の変化を調整するといった対応は、市販薬の役割を超えます。
この点を理解せずに使い続けると「効かない」、「悪化した気がする」と感じてしまう原因にもなります。

病院の受診や処方薬が必要な場合

次のような場合は、市販薬での対応にこだわらず、受診を検討する目安になります。

✓ 盛り上がりが徐々に大きくなっている
✓ 硬さや赤みが強く、範囲が広がっている
✓ かゆみや痛みが続いている
✓ 見た目の変化が長期間改善しない

医療機関では、状態に応じて外用薬や注射、物理的な治療などが検討されることがあります。
市販薬との違いは、目的が「補助ケア」ではなく、症状への直接的な対応になる点です。

自宅でできるケア・対処法はある?

肥厚性瘢痕に対して、自宅でできることは限られますが、状態の悪化を防ぐための工夫はあります。

✓ 患部を乾燥させない
✓ 衣類や下着による摩擦を避ける
✓ 掻いたり、強く触ったりしない
✓ 必要に応じて保護テープなどを活用する

これらは、市販薬を使う場合にも共通する基本的な考え方です。
「何か塗れば治る」と考えるよりも、刺激を減らす環境づくりを意識することが重要です。

漢方は使える?

肥厚性瘢痕に対して、漢方薬が直接的に改善効果を示すと断定できる情報は限られています。

漢方は体質や症状全体を考慮して用いられるものであり、瘢痕そのものを対象とした市販漢方は多くありません(例:柴苓湯 ※適応外使用となりますので推奨されません)。

そのため、漢方を検討する場合でも、
✓ 目的はあくまで補助的なケア
✓ 症状が続く場合は医療機関への相談を優先
といった姿勢が求められます。


肥厚性瘢痕ケアで使われる市販薬の選び方


肥厚性瘢痕ケアで使われる市販薬の選び方

肥厚性瘢痕に対して市販薬を選ぶ際は「効くかどうか」だけで判断するのではなく、今ある症状に何が起きているのかを整理することが重要です。
前述のとおり、肥厚性瘢痕に市販薬は効くのか?という問いに対しては「盛り上がりそのものを改善するのは難しい」というのが基本的な考え方になります。
そのうえで、市販薬は以下の3つの目的に分けて選ぶと分かりやすくなります。

乾燥・つっぱり感が気になる方には保湿成分(ヘパリン類似物質など)を含む外用薬

瘢痕部が乾燥していると、皮膚が硬く感じたり、つっぱりや違和感につながることがあります。

このような場合は、皮膚の水分保持を助ける成分を含む外用薬が選択肢になります。

例えば、ヘパリン類似物質などがあげられます。
ただし、これはあくまで皮膚環境を整えるためのケアであり、盛り上がりを平らにする目的ではありません。

ヘパリン類似物質を含む市販薬の効果・選び方は以下の記事をチェック↓


赤み・かゆみ・軽い炎症が気になる方にはかゆみ止め成分やステロイド成分を含む外用薬

かゆみが強いと、無意識に触ったり掻いたりしてしまい、刺激が繰り返される原因になります。

そのため、かゆみ止めやステロイドなどの成分を含有する外用薬(塗り薬)が検討されることもあります。

ただし、市販のステロイド外用薬は、
✓ 使用期間を限定する
✓ 改善が見られない場合は中止する
✓ 長期連用しない
といった注意が必要です。

「塗り続ければよくなる」というものではありませんので注意しましょう。

ステロイド成分を含む薬を選ぶ際の注意点は以下の記事をチェック↓


摩擦や刺激が気になる方には保護テープやシリコーン素材などの物理的ケアテープ

衣類との擦れや日常動作による刺激は、瘢痕部に負担をかける要因になります。

そのため、物理的に保護するケア用品を活用するという選択肢もあります。

これは薬ではなく、環境を整えるための補助的手段です。
特に関節周囲や胸・肩など動きが多い部位では有効なことがあります。

【結論】選び方のまとめ

肥厚性瘢痕に対する市販薬の選び方は、

✓ 乾燥対策(保湿)
✓ かゆみ・炎症対策(短期外用)
✓ 摩擦回避(保護)


という3つの目的に分けて考えることがポイントです。

市販薬は「治す」ためではなく、悪化要因を減らすための補助ケアとして位置づけることが大切です。

【薬剤師厳選】肥厚性瘢痕ケアで使われる市販薬おすすめ 12選

薬剤師 根本 真吾さん厳選

肥厚性瘢痕に対して、市販薬だけで状態を大きく変えることは難しいとされています。しかし、乾燥やかゆみ、摩擦といった悪化要因を減らすための補助的ケアとして、市販薬や保護用品を活用することは選択肢の一つです。

「肥厚性瘢痕に市販薬は効くのか?」と迷っている方は、まず目的に合った選び方を確認することが大切です。

薬剤師の画像

薬剤師 根本 真吾さん 厳選

肥厚性瘢痕ケアで使われる市販薬おすすめ 12選を比較
該当項目:
該当項目:
該当項目:
商品名 画像 最安値 商品リンク 薬剤師コメント 剤型・形状

健栄製薬

ヒルマイルドHクリーム 40g
乾燥肌を守る保湿処方

外用薬(クリーム)

小林製薬

アットノンEXジェル 15g

797

送料:別

傷あとにジェルで保湿ケア

外用薬(ジェル)

健栄製薬

ヒルマイルド泡フォーム 100g
泡で広がる保湿ケア

外用薬(泡フォーム)

小林製薬

アットノンEXかゆみ止めプラス 15g

1,094

送料:別

保湿とかゆみをダブルでケア対策

外用薬(クリーム)

タナールAIクリーム 100g

492

送料:要確認

ノンステロイドで赤みとかゆみを同時にケア

外用薬(クリーム)

田辺三菱製薬

フルコートf 10g

1,266

送料:別

ステロイド配合で赤みとかゆみを抑える

外用薬(軟膏)

ゼファーマ

オイラックスA 20g

1,090.0

送料:無料

かゆみを抑える外用薬

外用薬(クリーム)

第一三共ヘルスケア

ベトネベートN軟膏AS 10g

1,194

送料:別

ステロイドと抗菌成分で炎症とかゆみに対応

外用薬(軟膏)

ニチバン

アトファインMサイズ50×114mm 6枚
傷あとをやさしく保護

外用(テープ)

skinix

skinix アトレスケア Sサイズ 25mm×50mm 10枚
4971620892077
まるで貼っていないような感覚

外用(テープ)

OHUMG

‎OHUMG 手術後の傷あとケアテープ 5×150cm 1巻
OHUMG 手術後の傷あとケアテープ 5×150cm 1巻
傷あとをやさしくカバーするケアテープ

外用(テープ)

URAY

URAY 傷跡ケアテープ(silicone Scar Sheet) 4×150cm 1巻
URAY 傷跡ケアテープ(silicone Scar Sheet) 4×150cm 1巻
シリコーンジェルシートが患部を保護する

外用(テープ)






乾燥・つっぱり感が気になる方におすすめの保湿成分ヘパリン類似物質 4選

瘢痕部が乾燥すると、皮膚が硬く感じたり、つっぱりや違和感につながることがあります。
このような場合には、保湿成分ヘパリン類似物質を含む外用薬が選択肢になります。

ヘパリン類似物質は、皮膚の水分保持を助ける目的で用いられる成分です。
ただし、これはあくまで皮膚環境を整えるためのケアであり、盛り上がりそのものを改善するものではありません。

乾燥が気になる段階で早めに保湿を行い、刺激を減らすことが、日常ケアの基本になります。

薬剤師おすすめ

乾燥肌を守る保湿処方
健栄製薬
ヒルマイルドHクリーム 40g
乾燥・つっぱり感が気になる方に
  1. ヘパリン類似物質配合
  2. 保湿ケア
  3. クリームタイプ

こんな方におすすめ

薬剤師 根本 真吾さん
  • 乾燥によるつっぱりが気になる方に
  • 瘢痕部の保湿ケアをしたい方に

有効成分ヘパリン類似物質を配合した保湿外用薬。

皮膚の水分保持を助け、乾燥によるつっぱりやかさつきをやわらげます。

クリームタイプで伸びがよく、広範囲にも塗りやすいのが特長です。

分類 第2類医薬品
有効成分(含有量)/主成分(含有量) 1g中 ヘパリン類似物質3mg
効果・効能 手指の荒れ、ひじ・ひざ・かかと・くるぶしの角化症、手足のひび・あかぎれ、乾皮症、小児の乾燥性皮ふ、しもやけ(ただれを除く)、きず・やけどのあとの皮ふのしこり・つっぱり( 顔面を除く)、打身・ねんざ後のはれ・筋肉痛・関節痛
用法・用量 1 日1~数回、適量を患部にすりこむか、又はガーゼ等にのばして貼付
剤形・形状 外用薬(クリーム)
妊娠中・授乳中の使用 使用可能
使用が可能な年齢 年齢制限なし
ステロイド成分 ×
抗菌成分 ×
アルコール含有 ×
シリコーン成分 ×
においの有無 ほぼなし

薬剤師おすすめ

傷あとにジェルで保湿ケア
小林製薬
アットノンEXジェル 15g
乾燥・つっぱり感が気になる方に
  1. ヘパリン類似物質配合
  2. ジェルタイプ
  3. 保湿ケア

こんな方におすすめ

薬剤師 根本 真吾さん
  • 傷あと部位の乾燥が気になる方に
  • べたつかない保湿剤を選びたい方に

有効成分ヘパリン類似物質を配合したジェルタイプの外用薬。

皮膚の保湿を助け、乾燥によるつっぱりやかさつきを改善します。べたつきにくく、顔や目立つ部位にも使いやすい使用感が特長です。

分類 第2類医薬品
有効成分(含有量)/主成分(含有量) 1g中 ヘパリン類似物質3mg
効果・効能 きず・やけどのあとの皮ふのしこり・つっぱり(顔面を除く)、ひじ・ひざ・かかと・くるぶしの角化症、手指の荒れ、手足のひび・あかぎれ、乾皮症、小児の乾燥性皮ふ、しもやけ(ただれを除く)、打身・ねんざ後のはれ・筋肉痛・関節痛
用法・用量 1 日1~数回、適量を患部にすりこむか、又はガーゼ等にのばして貼付
剤形・形状 外用薬(ジェル)
妊娠中・授乳中の使用 使用可能
使用が可能な年齢 年齢制限なし
ステロイド成分 ×
抗菌成分 ×
アルコール含有 ×
シリコーン成分 ×
においの有無 ほぼなし

薬剤師おすすめ

泡で広がる保湿ケア
健栄製薬
ヒルマイルド泡フォーム 100g
乾燥・つっぱり感が気になる方に
  1. ヘパリン類似物質配合
  2. 泡タイプ
  3. 広範囲ケア

こんな方におすすめ

薬剤師 根本 真吾さん
  • 広い範囲を手早く保湿したい方に
  • 乾燥によるかさつきが気になる方に

有効成分ヘパリン類似物質を配合した泡タイプの外用薬。

皮膚の水分保持を助け、乾燥によるかさつきやつっぱり感を改善します。

泡状で広範囲に伸ばしやすく、背中や腕などにも塗り広げやすいのが特長です。

分類 第2類医薬品
有効成分(含有量)/主成分(含有量) 1g中 ヘパリン類似物質3mg
効果・効能 手指の荒れ、ひじ・ひざ・かかと・くるぶしの角化症、手足のひび・あかぎれ、乾皮症、小児の乾燥性皮ふ、しもやけ(ただれを除く)、きず・やけどのあとの皮ふのしこり・つっぱり(顔面を除く)、打身・ねんざ後のはれ・筋肉痛・関節痛
用法・用量 1 日1~数回、適量を患部にすりこむか、又はガーゼ等にのばして貼付
剤形・形状 外用薬(泡フォーム)
妊娠中・授乳中の使用 使用可能
使用が可能な年齢 年齢制限なし
ステロイド成分 ×
抗菌成分 ×
アルコール含有 ×
シリコーン成分 ×
においの有無 ほぼなし

薬剤師おすすめ

保湿とかゆみをダブルでケア対策
小林製薬
アットノンEXかゆみ止めプラス 15g
乾燥・つっぱり感が気になる方に
  1. ヘパリン類似物質配合
  2. かゆみ止め成分配合
  3. 保湿ケア

こんな方におすすめ

薬剤師 根本 真吾さん
  • 乾燥とかゆみが気になる方に
  • 傷あと部位の保湿と刺激対策をしたい方に

ヘパリン類似物質に加え、かゆみ止め成分を配合した外用薬。

皮膚の保湿を助けながら、乾燥や刺激によるかゆみを抑えます。

クリームタイプでなじみやすく、気になる部位に塗り広げやすいのが特長です。

分類 第2類医薬品
有効成分(含有量)/主成分(含有量) 1g中 ヘパリン類似物質3mg、グリチルリチン酸二カリウム 10mg、アラントイン2mg、ジフェンヒドラミン5mg
効果・効能 きず・やけどのあとの皮ふのしこり・つっぱり(顔面を除く)、ひじ・ひざ・かかと・くるぶしの角化症、手指の荒れ、手足のひび・あかぎれ、乾皮症、小児の乾燥性皮ふ、しもやけ(ただれを除く)、打身・ねんざ後のはれ・筋肉痛・関節痛
用法・用量 1 日1~数回、適量を患部にすりこむか、又はガーゼ等にのばして貼付
剤形・形状 外用薬(クリーム)
妊娠中・授乳中の使用 使用可能
使用が可能な年齢 年齢制限なし
ステロイド成分 ×
抗菌成分 ×
アルコール含有 ×
シリコーン成分 ×
においの有無 ほぼなし

赤み・かゆみ・軽い炎症が気になる方におすすめのかゆみ止め成分含有 4選

肥厚性瘢痕では、赤みやかゆみを伴うことがあります。
かゆみが強いと無意識に触れたり掻いたりしてしまい、刺激が繰り返される原因になります。

このような場合には、かゆみ止め成分やステロイド成分を含む外用薬が検討されます。
ただし、ステロイドの使用は短期間・限定的にとどめることが重要です。長期連用は皮膚トラブルのリスクにつながる可能性があります。

症状が続く場合や悪化している場合は、自己判断を続けず、受診目安を参考に医療機関への相談を検討してください。

薬剤師おすすめ

ノンステロイドで赤みとかゆみを同時にケア
タナールAIクリーム 100g
赤み・かゆみ・軽い炎症が気になる方に
  1. ノンステロイド
  2. クリームタイプ

こんな方におすすめ

薬剤師 根本 真吾さん
  • 赤みやかゆみが気になる方に
  • 刺激による皮膚トラブルをケアしたい方に

皮膚の炎症や赤みをおさえ、かゆみなどの不快感をやわらげます。

のびのよいクリームタイプで、広い範囲にも塗り広げやすいのが特長です。

分類 第2類医薬品
有効成分(含有量)/主成分(含有量) 1g中 ジフェンヒドラミン10mg、クロタミトン50mg、リドカイン20mg、グリチルレチン酸2mg、トコフェロール酢酸エステル5mg
効果・効能 かゆみ、皮膚炎、かぶれ、じんましん、虫さされ、湿疹、ただれ、あせも、しもやけ
用法・用量 1日数回、適量を患部に塗布
剤形・形状 外用薬(クリーム)
妊娠中・授乳中の使用 使用可能
使用が可能な年齢 年齢制限なし
ステロイド成分 ×
抗菌成分 ×
アルコール含有 ×
シリコーン成分 ×
においの有無 ほぼなし

薬剤師おすすめ

ステロイド配合で赤みとかゆみを抑える
田辺三菱製薬
フルコートf 10g
赤み・かゆみ・軽い炎症が気になる方に
  1. ステロイド配合
  2. 抗生物質配合
  3. 軟膏タイプ

こんな方におすすめ

薬剤師 根本 真吾さん
  • 赤みやかゆみが強い方に
  • 炎症を一時的に抑えたい方に

フルオシノロンアセトニドを配合した外用ステロイド薬。

湿疹や皮膚炎による赤み、かゆみを抑えます。

軟膏タイプで患部に密着しやすく、症状が気になる部位に使いやすいのが特長です。

分類 第2類医薬品
有効成分(含有量)/主成分(含有量) 1g中 フルオシノロンアセトニド0.25mg、
フラジオマイシン硫酸塩3.5mg
効果・効能 化膿を伴う次の諸症:湿疹、皮膚炎、あせも、かぶれ、しもやけ、虫さされ、じんましん
化膿性皮膚疾患(とびひ、めんちょう、毛のう炎)
用法・用量 1日数回、適量を患部に塗布
剤形・形状 外用薬(軟膏)
妊娠中・授乳中の使用 妊娠中:要相談、授乳婦:使用可能
使用が可能な年齢 年齢制限なし
ステロイド成分 ○(フルオシノロンアセトニド)
抗菌成分 ○(フラジオマイシン硫酸塩)
アルコール含有 ×
シリコーン成分 ×
においの有無 ほぼなし

薬剤師おすすめ

かゆみを抑える外用薬
ゼファーマ
オイラックスA 20g
赤み・かゆみ・軽い炎症が気になる方に
  1. ステロイド配合
  2. かゆみ止め成分配合
  3. クリームタイプ

こんな方におすすめ

薬剤師 根本 真吾さん
  • かゆみが気になる方に
  • ステロイド以外で対処したい方に

かゆみ止め成分クロタミトンを配合した外用薬。

湿疹や皮膚炎などによるかゆみをやわらげます。

べたつきにくいクリームタイプで、気になる部位に塗りやすいのが特長です。

分類 第2類医薬品
有効成分(含有量)/主成分(含有量) 1g中 クロタミトン1g、ジフェンヒドラミン塩酸塩0.1g、ヒドロコルチゾン酢酸エステル2.5mg、グリチルレチン酸5mg、アラントイン2mg、イソプロピルメチルフェノール1mg
効果・効能 しっしん、かぶれ、虫さされ、かゆみ、じんましん、しもやけ、皮膚炎、あせも
用法・用量 1日1~3回、適量を患部に塗布
剤形・形状 外用薬(クリーム)
妊娠中・授乳中の使用 妊娠中:要相談、授乳婦:使用可能
使用が可能な年齢 年齢制限なし
ステロイド成分 ○(ヒドロコルチゾン酢酸エステル)
抗菌成分 ×
アルコール含有 ×
シリコーン成分 ×
においの有無 ほぼなし

薬剤師おすすめ

ステロイドと抗菌成分で炎症とかゆみに対応
第一三共ヘルスケア
ベトネベートN軟膏AS 10g
赤み・かゆみ・軽い炎症が気になる方に
  1. ステロイド配合
  2. 抗炎症
  3. 軟膏タイプ

こんな方におすすめ

薬剤師 根本 真吾さん
  • 赤みや炎症が強い方に
  • かゆみを一時的に抑えたい方に

ベタメタゾン吉草酸エステルを配合した外用ステロイド薬。

湿疹や皮膚炎などの炎症やかゆみを抑えます。

軟膏タイプで患部に密着しやすく、気になる部位に塗布しやすい処方です。

分類 第2類医薬品
有効成分(含有量)/主成分(含有量) 1g中 ベタメタゾン吉草酸エステル1.2mg、フラジオマイシン硫酸塩3.5mg
効果・効能 化膿を伴う次の諸症:湿疹、皮膚炎、あせも、かぶれ、しもやけ、虫さされ、じんましん
化膿性皮膚疾患(とびひ、めんちょう、毛のう炎)
用法・用量 1日1~数回、適量を患部に塗布
剤形・形状 外用薬(軟膏)
妊娠中・授乳中の使用 妊娠中:要相談、授乳婦:使用可能
使用が可能な年齢 年齢制限なし
ステロイド成分 ○(ベタメタゾン吉草酸エステル)
抗菌成分 ○(フラジオマイシン硫酸塩)
アルコール含有 ×
シリコーン成分 ×
においの有無 ほぼなし

盛り上がり部位を刺激から守りたい方におすすめの保護テープ 4選

衣類との擦れや日常動作による摩擦は、瘢痕部にとって負担になることがあります。
特に胸や肩、関節周囲など動きが多い部位では、刺激が続きやすい傾向があります。

そのため、薬を塗るだけでなく、保護テープなどで物理的に刺激を減らすという考え方も重要です。
これらは治療を目的としたものではなく、環境を整えるための補助的ケア用品です。

盛り上がりが気になる場合は、摩擦を避ける工夫とあわせて、状態の変化を観察することが大切です。

薬剤師おすすめ

傷あとをやさしく保護
ニチバン
アトファインMサイズ50×114mm 6枚
盛り上がり部位を刺激から守りたい方に
  1. 創傷保護テープ
  2. 目立ちにくい
  3. 伸縮素材

こんな方におすすめ

薬剤師 根本 真吾さん
  • 傷あと部位を保護したい方に
  • 衣類の摩擦が気になる方に

手術後や傷あとの部位を物理的に保護するためのテープ。

薄く目立ちにくい素材で、衣類などとの摩擦を軽減します。

伸縮性があり、関節部位にも貼りやすい設計です。

分類 一般医療機器
有効成分(含有量)/主成分(含有量) アクリル
効果・効能 用途:手術後の傷あとの保護
用法・用量 5~7日に1回を目安に交換
剤形・形状 外用(テープ)
妊娠中・授乳中の使用 使用可能
使用が可能な年齢 年齢制限なし
ステロイド成分 ×
抗菌成分 ×
アルコール含有 ×
シリコーン成分 ×
においの有無 ×

薬剤師おすすめ

まるで貼っていないような感覚
4971620892077
skinix
skinix アトレスケア Sサイズ 25mm×50mm 10枚
盛り上がり部位を刺激から守りたい方に
  1. 創傷保護テープ
  2. 目立ちにくい
  3. 部分用サイズ

こんな方におすすめ

薬剤師 根本 真吾さん
  • 小さな傷あとを保護したい方に
  • 摩擦を減らしたい方に

手術後や傷あとの部位を物理的に保護するためのテープ。

薄く目立ちにくい設計で、衣類などとの摩擦を軽減します。

伸縮性があり、小さめサイズで部分的な保護に使いやすいのが特長です。

分類 一般医療機器
有効成分(含有量)/主成分(含有量) ウレタンフィルム/アクリル系粘着剤
効果・効能 用途:抜糸後の傷あとの保護
用法・用量 2~3日に1回を目安に交換
剤形・形状 外用(テープ)
妊娠中・授乳中の使用 使用可能
使用が可能な年齢 年齢制限なし
ステロイド成分 ×
抗菌成分 ×
アルコール含有 ×
シリコーン成分 ×
においの有無 ×

薬剤師おすすめ

傷あとをやさしくカバーするケアテープ
OHUMG 手術後の傷あとケアテープ 5×150cm 1巻
OHUMG
‎OHUMG 手術後の傷あとケアテープ 5×150cm 1巻
盛り上がり部位を刺激から守りたい方に
  1. ロールタイプ
  2. 創傷保護
  3. カット可能

こんな方におすすめ

薬剤師 根本 真吾さん
  • 長い傷あとを保護したい方に
  • 摩擦を減らしたい方に

手術後や傷あとの部位を物理的に保護するためのロールタイプテープ。

必要な長さにカットして使用でき、摩擦や衣類の刺激を軽減します。

薄手で目立ちにくく、広範囲にも対応しやすい設計です。

分類 一般医療機器
有効成分(含有量)/主成分(含有量) シリコンジェル
効果・効能 用途:傷あとの保護
用法・用量 数日に1回を目安に交換
剤形・形状 外用(テープ)
妊娠中・授乳中の使用 使用可能
使用が可能な年齢 年齢制限なし
ステロイド成分 ×
抗菌成分 ×
アルコール含有 ×
シリコーン成分
においの有無 ×

薬剤師おすすめ

シリコーンジェルシートが患部を保護する
URAY 傷跡ケアテープ(silicone Scar Sheet) 4×150cm 1巻
URAY
URAY 傷跡ケアテープ(silicone Scar Sheet) 4×150cm 1巻
盛り上がり部位を刺激から守りたい方に
  1. シリコーン素材
  2. ロールタイプ
  3. カット可能

こんな方におすすめ

薬剤師 根本 真吾さん
  • 傷あとを保護したい方に
  • 摩擦を減らしたい方に

シリコーン素材を用いたロールタイプの傷あと保護テープ。

必要な長さにカットして使用でき、衣類などとの摩擦を軽減します。

やわらかくフィットしやすく、目立ちにくい設計です。

分類 一般医療機器
有効成分(含有量)/主成分(含有量) シリコンジェル
効果・効能 用途:傷あとの保護
用法・用量 1~3日に1回を目安に交換
剤形・形状 外用(テープ)
妊娠中・授乳中の使用 使用可能
使用が可能な年齢 年齢制限なし
ステロイド成分 ×
抗菌成分 ×
アルコール含有 ×
シリコーン成分
においの有無 ×

ポイントや注意点について


薬剤師

根本 真吾さんのコメント

肥厚性瘢痕に対して市販薬や保護用品を使う場合、「何を目的に使うのか」を明確にすることが大切です。
繰り返しになりますが、肥厚性瘢痕を市販薬で完全に治すことは困難です。

乾燥・かゆみ・摩擦といった悪化要因を減らす補助的ケアという位置づけになります。
誤った使い方や長期連用は、かえって皮膚トラブルを招く可能性もあります。

ここでは、特に注意しておきたいポイントを整理します。

長期使用で注意すべき外用薬のリスク

かゆみや赤みがある場合、ステロイド外用薬が選択肢になることがあります。

しかし、市販のステロイド外用薬は長期連用を前提としたものではありません。

長期間使用すると、
✓ 皮膚が薄くなる
✓ 色調の変化が起こる
✓ かぶれなどの別のトラブルが起こる
といったリスクが指摘されています。

また、ヘパリン類似物質製剤であっても「塗り続ければ必ず変化が出る」というものではありません。
改善が感じられない場合は漫然と使い続けるのではなく、医療機関を受診し専門家へ相談することが重要です。

マッサージ・刺激が逆効果になるケース

「硬いから揉んだほうがよいのでは」、「刺激を与えたほうが目立たなくなるのでは」と考える方もいるでしょう。

しかし、強いマッサージや繰り返しの刺激は、かえって負担になることがあります。

特に、
✓ 盛り上がりが強い
✓ 赤みが続いている
✓ かゆみを伴う
といった状態では、過度な刺激は避けるほうが無難です。

基本は刺激を減らす方向のケアとして、血行を良くするためのサポートであることを踏まえて実施しましょう。

皮膚科を受診すべき症状の目安

次のような場合は、市販薬で様子を見るよりも、医療機関での相談を検討する目安になります。

✓ 盛り上がりが大きくなっている
✓ 傷の範囲を超えて広がっている
✓ 強いかゆみや痛みが続いている
✓ 数か月以上経っても目立つ状態が変わらない

とくに、もとの傷の範囲を超えて広がる場合は、ケロイドとの鑑別が必要になることがあります。

市販薬はあくまで補助的なケアです。状態が変化している場合は、早めの受診が結果的に負担を減らすことにつながります。


『肥厚性瘢痕』『市販』に関するQ&A


『肥厚性瘢痕』『市販』に関するQ&A

ここでは、肥厚性瘢痕と市販薬に関してよくある疑問をQ&A形式で整理します。
自己判断で対処を続ける前に、基本的な考え方を確認しておきましょう。

肥厚性瘢痕は市販薬で治りますか?
一般的に、肥厚性瘢痕に対して絶対に効くと断定できる市販薬はありません。
市販薬で期待できるのは、乾燥対策やかゆみ軽減、摩擦回避といった補助的なケアです。

盛り上がりや肌の赤みそのものを変えることを目的とする場合は、医療機関での対応が検討されます。
ステロイド外用薬は使ってもいい?
赤みやかゆみがある場合には、肥厚性瘢痕に対してステロイド外用薬が一時的に用いられることがあります。
ただし、短期間・限定的に使用することが前提です。

長期間使用しても盛り上がりが改善するとは限らず、別の皮膚トラブルにつながる可能性があります。
改善が見られない場合は、使用を続ける前に薬剤師やかかりつけの医師に相談することが重要です。
ケロイドに移行することはありますか?
「肥厚性瘢痕が必ずケロイドに移行する」というわけではありません。
肥厚性瘢痕とケロイドは似ていますが、性質の異なる瘢痕反応とされています。

ただし、初期段階では見た目が似ているため、経過の中でケロイドの特徴が明らかになるケースはあります。
■ 移行と考えられるのはどんなとき?
次のような変化がみられる場合、肥厚性瘢痕ではなくケロイドの可能性が考えられます。
✓ もとの傷の範囲を超えて広がっていく
✓ 盛り上がりが時間とともに大きくなっていく
✓ 強いかゆみや痛みが持続する
✓ 数か月以上経っても縮小傾向がみられない

肥厚性瘢痕は、一般的に「傷の範囲内」にとどまり、時間の経過とともに落ち着くことがあります。一方で、ケロイドは範囲外に広がる特徴があります。

■ なぜ違いが出るのか?
明確な原因は一つではありませんが、
✓ 体質的要因
✓ 発生部位(胸・肩・耳などはケロイドが起こりやすいとされる)
✓ 傷への持続的な張力や炎症
などが関与すると考えられています。

まとめ


まとめ

肥厚性瘢痕に対して、市販薬でできることには限界がありますが、サポートの一環として役立てることはできます。
あくまでも「治す目的ではなく、悪化要因を減らす補助的ケア」というのが基本です。

具体的には、
✓ 乾燥が気になるなら保湿
✓ かゆみがあるなら短期の外用
✓ 摩擦があるなら保護テープ
というように、目的に応じて選ぶことが大切です。

一方で、盛り上がりが強い、広がっている、症状が続くといった場合は、医療機関での相談を検討してください。

自己判断で長く対処を続けるよりも、早めに専門家の意見を聞くことが、結果的に納得のいく対応につながることもあります。

※掲載内容は執筆時点での情報です。

  • 根本 真吾 医薬品情報(DI)業務

    執筆・監修者

    薬剤師。開発業務受託機関に勤務後、保険薬局勤務を経て、2019年にDI業務に従事。国内外の医薬品情報を要約し、Webコンテンツを提供。病院や薬局、大学などを対象に営業も実施。また、オンライン服薬指導にも従事。2023年...

    プロフィールはこちら

 

この記事が参考になったら
投稿しよう。

参考になった

みなさまの投稿をサービス向上に
繋げてまいります。

この記事はいかがでしたか?

投稿ありがとうございました。

くすりの窓口は、この記事の情報及びこの情報を用いて行う利用者の判断について、責任を負うものではありません。この記事の情報を用いて行う行動に関する判断・決定は、利用者ご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。
記事内で紹介している商品の価格や送料・URLは、JANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し、生成しています。
掲載価格に変動がある場合や、JANコードの登録ミスなどで情報が誤っている場合がありますので、最新価格や商品の詳細等についてはECサイト、各販売店やメーカーよりご確認ください。
記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部が株式会社くすりの窓口に還元されることがあります。

この記事に関連するタグ

人気の記事

新着の記事

特集