ロキソニン®S外用薬のラインナップは?

今回、販売開始されたロキソニン®S外用薬は以下のとおりです。

・ロキソニン®Sテープ
・ロキソニン®SテープL
・ロキソニン®Sパップ
・ロキソニン®Sゲル

それぞれ、医療用にも同じものが存在するので、医療用薬品がそのまま市販化された形です。

ロキソニン®S外用薬の含有量は?

医療用と同じロキソプロフェンナトリウム水和物を主成分とするのはもちろんなのですが、その含有量はどうでしょう?
なんと、ロキソプロフェンの含有量も医療用と同じなんです。
販売するのはロキソニン®Sと同じく第一三共ヘルスケア(医療用のロキソニン®は第一三共)です。
主成分、その含有量、製造している会社が同じなわけですから、医療用医薬品と同じものが市販化されたと思ってもらってほぼ間違い無いと思います。

これまで病院に行かないともらえなかったロキソニンパップやロキソニンテープが薬局で処方箋なしで購入できるのは、仕事が忙しくてなかなか病院を受診できない人など、助かる方も多いのではないでしょうか?

ロキソニン®S外用薬の特徴を比較してみる

ここでロキソニン®S外用薬それぞれの特徴を比較してみます。

ロキソニン®Sゲルの特徴

まずはロキソニン®Sゲル。
医療用のロキソニン®ゲル1%がスイッチOTC化されたものになります。主成分はもちろんの事、添加物まで医療用と同じになっています。

■長所
・剥がれることを気にしなくていいので関節等にも使いやすい
・湿布剤に比べるとかぶれたり皮膚炎を起こすことが少ない
・塗った後にべとつくことがなく、使用感がいい

塗り薬なので湿布と異なり、剥がれてしまうことを気になしでいいのは大きいですね。剥がれやすい関節部分にも使いやすいです。貼ったままでの湿布に比べればかぶれたり皮膚炎を起こすことは少ないです。ただし、成分次第に反応してしまう場合もありますので注意は必要です。軟膏ではなく、ゲルタイプなので使用後もさらっとしてくれて使いやすいです。

■短所
・日に何回か塗り直す必要がある
・湿布剤に比べると効いている感じが少ない

ロキソニン®Sパップやロキソニン®Sテープは1日1回貼れば終わりなのですが、ロキソニン®Sゲルは何回か塗らないと効果が維持できません。その分手間がかかると感じる人もいるかもしれません。また、湿布剤のような密着感はないですし、パップのようなひんやり感はないので、効果が少ないと感じてしまう人もいるかもしれません。

OTCのロキソニン®Sゲルは25gのみ

市販のロキソニン®Sゲルの方は25gチューブ1種類のみとなっています。医療用のロキソニン®ゲル1%には25gチューブと50gチューブの2種類があります。推測ですが、医師の診察がない状態での使用となりますので、自己判断で大量に使用してしまわないようにとの配慮から25gチューブのみとなっていることが考えられます。

OTCロキソニン®Sゲルはチューブが違う!

市販のロキソニン®Sゲルはチューブの作りが医療用のロキソニン®ゲル1%とは異なります。医療用の方はアルミチューブとなっていて、少量を出すには調節しやすいんですが、少々扱いにくいところがありました。これに対して、OTCのロキソニン®Sゲルはラミネートチューブになっているので、少ない力で出しやすく、最後まで使い切りやすくなっています。

ロキソニン®Sゲルの使用方法は?

ロキソニン®Sゲルは部位ごとに、塗り込むゲルの長さの目安があります。

・肩、肘、膝:約2〜3cm
・腰:約3〜5cm
これを1日3〜4回使用するようになっています。

医療用と同じということで、使用量の制限も定められています。「1回あたり8cm(2g)、1週間あたり50gを超えて使用しないで下さい。」と記載されていますね。

ロキソニン®Sテープ/テープLの特徴

次にロキソニン®Sテープ。
サイズが2種類あります。サイズごとに、ロキソニン®Sテープとロキソニン®SテープLという商品名に分かれています。
ロキソニン®Sテープは7cm×10cmとなっており、医療用のロキソニン®テープ50mgと同じです。ロキソニン®SテープLは10cm×14cmとなっており、こちらは医療用のロキソニン®テープ100mgと同じです。これも主成分はもちろんの事、添加物まで医療用と同じになっています。

■長所
・1日1回で効果を発揮
・パップと比べて剥がれにくい
・密着感があるため効果を実感しやすい

■短所
・皮膚が弱い場合はかぶれてしまう
・場所によっては剥がれてしまうことがある

テープというだけあって、薄く、伸縮性のある、密着タイプの湿布です。1日1回貼れば、24時間効果を発揮してくれます。パップと比べて剥がれにくいのが特徴です。密着性が高い分、皮膚が弱い人はかぶれやすいかもしれません。パップと比べるとひんやり感も匂いも少なめ(わずかにメントールの匂い)ですが、ゲルタイプよりは効果を実感しやすいと思います。

ロキソニン®Sテープ/テープLの包装は?

枚数については、ロキソニン®Sテープは7枚入りと14枚入りの二種類、ロキソニン®SテープLは7枚入りのみとなっています。ロキソニン®Sゲルと同様、やはり少なめの包装になっていますね。

ロキソニン®Sテープ/テープLの使用方法は?

医療用も同様ですが、ロキソニン®Sテープ/テープLは1日1回の湿布となっています。こちらも使用量の制限が定められており、「ロキソニン®Sテープ:1日あたり4枚を超えて使用しないで下さい。ロキソニン®SテープL:1日あたり2枚を超えて使用しないで下さい。」と記載されています。

ロキソニン®Sパップの特徴

最後にロキソニン®Sパップです。
テープとは異なり、サイズは一つ。10cm×14cmのみで、医療用のロキソニン®パップ100mgと同じです。これも主成分はもちろんの事、添加物まで医療用と同じです。
大きさ的にはロキソニン®SテープLと同じサイズですね。

■長所
・1日1回で効果を発揮
・ひんやり感が強いので効果を感じやすい

■短所
・テープと比べると剥がれやすい
・匂いが気になる場合もある

パップ剤はテープ剤と比べて柔らかめの素材になっています。1日1回貼れば、24時間効果を発揮してくれます。ハッカ油が加えられているのでひんやり感があり、効いている感じが強いです。テープと比べると若干剥がれやすいと感じる人もいると思います。ハッカ油の匂いがある方がいい人と嫌な人と好みが分かれると思います。

ロキソニン®Sパップの包装は?

枚数については、ロキソニン®Sパップは7枚入りのみとなっています。ロキソニン®Sゲルやロキソニン®Sテープと同様に少なめの包装になっていますね。

ロキソニン®Sパップの使用方法は?

医療用も同様ですが、ロキソニン®Sパップは1日1回の湿布となっています。これについても使用量の制限が定められており、「ロキソニン®Sパップ:1日あたり2枚を超えて使用しないで下さい。」と記載されています。

ロキソニン®S外用薬の選び方

ロキソニン®S外用薬を選び方をタイプ別にまとめてみます。

「湿布が剥がれるのが煩わしい」、「関節など剥がれやすい場所に使いたい」と言う方にはゲルがオススメです。ただ、日に何回か塗らないと効果が出にくいので、それが嫌な場合はロキソニン®Sテープ/テープLがオススメになります。

「ひんやり感や匂いがある方が効果が実感できる」方にはロキソニン®Sパップがオススメですね。

「1日に何回も使いたくはない」方にはロキソニン®Sテープ/テープLやロキソニン®Sパップがオススメです。お風呂上りにしばらくしてから貼ってもらえば、次の日のお風呂の前まで貼りっぱなしでOKです。

ロキソニン®S外用薬の注意点

ロキソニン®S外用薬の注意点をまとめておきます。

アスピリン喘息

まず、一番注意してほしいのが、アスピリン喘息。喘息の一部の方にNSAIDsと言う痛み止めに反応して喘息発作を起こしてしまうことがあります。その場合、ロキソニン®S外用薬の主成分であるロキソプロフェンナトリウム水和物にも反応してしまい、重篤な喘息発作を起こしてしまうことがあるので使用してはいけません。これはロキソニン®S外用薬に限らず、他の痛み止めや湿布も同様です。

皮膚炎

次に気をつけてほしいのは皮膚炎です。主成分のロキソプロフェンや他の添加物に対するアレルギーで起こることもありますし、湿布剤が密着することによる接触性皮膚炎を起こすこともあります。初めて使う場合は念のため注意しておいてください。

また、妊婦や授乳中の方、15歳未満の方には使用しないように決められているので注意してください。

ロキソニン®S外用薬を購入する際の注意点

最後に、購入時の注意点です。

ロキソニン®S外用薬はいずれも医療用から市販薬に切り替わったスイッチOTCであるため、要指導医薬品に指定されており、薬剤師から直接、書面による情報提供を受けないと購入できなくなっています。

そのため、インターネット等の通販での購入はできませんし、ドラッグストア等でも薬剤師がいない時間帯は購入することができなくなっています。他にも、大量購入はできない等の制限があります。

常に薬剤師が常駐している場所であればいつでも購入可能なので、薬剤師の説明を受けて安全に使用してくださいね。