ロキソニンテープ・パップ・ゲルが市販薬に!ロキソニン®S外用薬の特徴&選び方を解説 – EPARKくすりの窓口コラム|ヘルスケア情報 ロキソニンテープ・パップ・ゲルが市販薬に!ロキソニン®S外用薬の特徴&選び方を解説 | EPARKくすりの窓口コラム|ヘルスケア情報

EPARKくすりの窓口

くすりのお役立ちコンテンツ

ロキソニンテープ・パップ・ゲルが市販薬に!ロキソニン®S外用薬の特徴&選び方を解説

参考になった12

2023/2/14
188,003
ロキソニン®Sをはじめとするロキソニン®Sシリーズに外用薬が加わりました。

これまで病院や診療所で医師の診察を受けないともらうことのできなかったロキソニンの外用薬が、薬局で購入可能になったということです。
※この情報は2016年8月時点のものです。

くすりの窓口医師・薬剤師が
選んだ市販薬を紹介

  • 経験① 現場でよく聞かれる質問
    経験① 現場でよく聞かれる質問
    現場で聞かれる薬の効果や副作用、飲み合わせの注意点等をご説明します。
  • 経験② 現場で教える医薬品
    経験② 現場で教える医薬品
    悩みに合った薬や普段から自分が案内する薬など、現場で案内するものを教えます。
  • 視点① ユーザー目線で解説
    視点① ユーザー目線で解説
    実際にどう使うのかや、ユーザー目線で
    必要な情報をお伝えします。
  • 医師・薬剤師が悩みにお答えします!

当コラムの掲載記事に関するご注意点

1. 当コラムに掲載されている情報については、原則として薬剤師、医師その他の医療及び健康管理関連の資格を持った方(以下「薬剤師等」といいます)による助言、評価等を掲載しております。当社自身でも掲載内容に不適切な表記がないか、細心の注意を払って確認をしておりますが、医療及び健康管理上の事由など、その内容の正確性や有効性などについて何らかの保証をできるものではありません。あくまで、読者皆様ご自身のご判断にてお読み頂き、ご参考にして頂ければと存じます。

2. 当コラムにおける一般医薬品に関する情報は、読者、消費者の方々に適切な商品選択をして頂くことを目的に、薬剤師等に対して当社より課題、テーマを提示の上、執筆を依頼しております。主眼は、商品より成分であり、特定の商品に関する執筆を依頼しているわけではなく、また特定の医薬品製造事業者等(以下「メーカー等」といいます)からの販売又は紹介に関する対価が発生するものではありません。

3. 当コラムにおける一般医薬品の各種ECサイト等へのアフィリエイトリンクにつきましても、読者、消費者の方々への購入の利便性目的に設置しており、前項同様、特定商品の販売により薬剤師等やメーカー等に報酬が入るものではなく(アフィリエイトリンクがメーカーサイト、商品公式サイト等である場合を含みます)、特定商品の誘引を企図したものではありません。なお、各種ECサイト等へのアフィリエイトリンクにつきましては、景品表示法上の観点で「PR」等、広告である旨の表記がされることがありますが、当コラム記事におきましては、2.項記載の通りですので、薬機法上の広告に該当するものではありません。

4. 当コラムにおける情報は、執筆時点の情報であり、掲載後の状況により、内容の変更が生じる場合があります。当社は、掲載されている情報を予告なしに変更、更新する場合があります。

5. 記事内で紹介している商品の価格や送料、URLは、JANコードをもとに、対象商品を販売するECサイトが提供するAPIを使用し、生成しています。掲載価格の変動、JANコードの誤登録等による情報相違等があることも考えられ、最新価格や商品の詳細等についてはECサイト、各販売店又はメーカー等よりご確認をお願いします。

6. 当社が行う、調剤薬局様における商品取り置きサービスにつきましても、あくまでユーザーの受け取りの簡便化が目的であり、特定商品及び特定薬局への誘引を企図したものではありません。

7. 前各項に関する事項により読者の皆様に生じた何らかの損失、損害等について、当社は、一切の責任を負うものではありません。

全部見る


ロキソニン®S外用薬のラインナップは?


薬剤師

ぺんぎん薬剤師さんのコメント

今回、販売開始されたロキソニン®S外用薬は、以下のとおりです。

・ロキソニン®Sテープ
・ロキソニン®SテープL
・ロキソニン®Sパップ
・ロキソニン®Sゲル

それぞれ医療用にも同じものが存在するので、医療用薬品がそのまま市販化された形です。

ロキソニン®S外用薬の含有量は?



医療用と同じロキソプロフェンナトリウム水和物を主成分とするのはもちろんなのですが、その含有量はどうでしょう?

なんと、ロキソプロフェンの含有量も医療用と同じなんです。

販売するのはロキソニン®Sと同じく第一三共ヘルスケア(医療用のロキソニン®は第一三共)です。主成分、その含有量、製造している会社が同じなわけですから、医療用医薬品と同じものが市販化されたと思ってもらってほぼ間違い無いと思います。

これまで病院に行かないともらえなかったロキソニンパップやロキソニンテープが薬局で処方箋なしで購入できるのは、仕事が忙しくてなかなか病院を受診できない人など、助かる方も多いのではないでしょうか?

ロキソニン®S外用薬の特徴を比較してみる


薬剤師

ぺんぎん薬剤師さんのコメント

ここでロキソニン®S外用薬、それぞれの特徴を比較してみます。

ロキソニン®Sゲルの特徴



まずはロキソニン®Sゲル。医療用のロキソニン®ゲル1%がスイッチOTC化されたものになります。主成分はもちろんの事、添加物まで医療用と同じになっています。

■長所
・剥がれることを気にしなくていいので関節等にも使いやすい
・湿布剤に比べるとかぶれたり皮膚炎を起こすことが少ない
・塗った後にべとつくことがなく、使用感がいい

塗り薬なので湿布と異なり、剥がれてしまうことを気になしでいいのは大きいですね。剥がれやすい関節部分にも使いやすいです。貼ったままでの湿布に比べれば、かぶれたり皮膚炎を起こすことは少ないです。

ただし、成分次第に反応してしまう場合もありますので注意は必要です。軟膏ではなく、ゲルタイプなので使用後もさらっとしてくれて使いやすいです。

■短所
・日に何回か塗り直す必要がある
・湿布剤に比べると効いている感じが少ない


ロキソニン®Sパップやロキソニン®Sテープは1日1回貼れば終わりなのですが、ロキソニン®Sゲルは何回か塗らないと効果が維持できません。その分手間がかかると感じる人もいるかもしれません。

また、湿布剤のような密着感はないですし、パップのようなひんやり感はないので、効果が少ないと感じてしまう人もいるかもしれません。

OTCのロキソニン®Sゲルは25gのみ

薬剤師

ぺんぎん薬剤師さんのコメント

市販のロキソニン®Sゲルの方は、25gチューブ1種類のみとなっています。
医療用のロキソニン®ゲル1%には、25gチューブと50gチューブの2種類があります。

推測ですが、医師の診察がない状態での使用となりますので、自己判断で大量に使用してしまわないようにとの配慮から25gチューブのみとなっていることが考えられます。

OTCロキソニン®Sゲルはチューブが違う!

薬剤師

ぺんぎん薬剤師さんのコメント

市販のロキソニン®Sゲルは、チューブの作りが医療用のロキソニン®ゲル1%とは異なります。
医療用の方はアルミチューブとなっていて、少量を出すには調節しやすいんですが、少々扱いにくいところがありました。

これに対して、OTCのロキソニン®Sゲルはラミネートチューブになっているので、少ない力で出しやすく、最後まで使い切りやすくなっています。

ロキソニン®Sゲルの使用方法は?

薬剤師

ぺんぎん薬剤師さんのコメント

ロキソニン®Sゲルは部位ごとに、塗り込むゲルの長さの目安があります。


・肩、肘、膝:約2〜3cm
・腰:約3〜5cm

これを1日3〜4回使用するようになっています。

医療用と同じということで、使用量の制限も定められています。「1回あたり8cm(2g)、1週間あたり50gを超えて使用しないで下さい。」と記載されていますね。

ロキソニン®Sテープ/テープLの特徴


PR

第一三共ヘルスケア

ロキソニンSテープ 7枚

最安値 698


次にロキソニン®Sテープ。サイズが2種類あります。サイズごとに、ロキソニン®Sテープとロキソニン®SテープLという商品名に分かれています。

ロキソニン®Sテープは7cm×10cmとなっており、医療用のロキソニン®テープ50mgと同じです。ロキソニン®SテープLは10cm×14cmとなっており、こちらは医療用のロキソニン®テープ100mgと同じです。これも主成分はもちろんの事、添加物まで医療用と同じになっています。

■長所
・1日1回で効果を発揮
・パップと比べて剥がれにくい
・密着感があるため効果を実感しやすい

■短所
・皮膚が弱い場合はかぶれてしまう
・場所によっては剥がれてしまうことがある

テープというだけあって、薄く、伸縮性のある、密着タイプの湿布です。1日1回貼れば、24時間効果を発揮してくれます。パップと比べて剥がれにくいのが特徴です。

密着性が高い分、皮膚が弱い人はかぶれやすいかもしれません。パップと比べるとひんやり感も匂いも少なめ(わずかにメントールの匂い)ですが、ゲルタイプよりは効果を実感しやすいと思います。

ロキソニン®Sテープ/テープLの包装は?


薬剤師

ぺんぎん薬剤師さんのコメント

枚数については、ロキソニン®Sテープは7枚入りと14枚入りの2種類、ロキソニン®SテープLは7枚入りのみとなっています。
ロキソニン®Sゲルと同様、やはり少なめの包装になっていますね。

ロキソニン®Sテープ/テープLの使用方法は?


薬剤師

ぺんぎん薬剤師さんのコメント

医療用も同様ですが、ロキソニン®Sテープ/テープLは1日1回の湿布となっています。
こちらも使用量の制限が定められており、「ロキソニン®Sテープ:1日あたり4枚を超えて使用しないで下さい。ロキソニン®SテープL:1日あたり2枚を超えて使用しないで下さい。」と記載されています。

ロキソニン®Sパップの特徴


最後にロキソニン®Sパップです。テープとは異なり、サイズは1つ。10cm×14cmのみで、医療用のロキソニン®パップ100mgと同じです。

これも主成分はもちろんの事、添加物まで医療用と同じです。大きさ的にはロキソニン®SテープLと同じサイズですね。

■長所
・1日1回で効果を発揮
・ひんやり感が強いので効果を感じやすい

■短所
・テープと比べると剥がれやすい
・匂いが気になる場合もある

パップ剤はテープ剤と比べて柔らかめの素材になっています。1日1回貼れば、24時間効果を発揮してくれます。ハッカ油が加えられているのでひんやり感があり、効いている感じが強いです。

テープと比べると若干剥がれやすいと感じる人もいると思います。ハッカ油の匂いがある方がいい人と嫌な人と好みが分かれると思います。

ロキソニン®Sパップの包装は?

薬剤師

ぺんぎん薬剤師さんのコメント

枚数については、ロキソニン®Sパップは7枚入りのみとなっています。
ロキソニン®Sゲルやロキソニン®Sテープと同様に少なめの包装になっていますね。

ロキソニン®Sパップの使用方法は?

薬剤師

ぺんぎん薬剤師さんのコメント

医療用も同様ですが、ロキソニン®Sパップは1日1回の湿布となっています。
これについても使用量の制限が定められており、「ロキソニン®Sパップ:1日あたり2枚を超えて使用しないで下さい。」と記載されています。

ロキソニン®S外用薬の選び方




ロキソニン®S外用薬を選び方を、タイプ別にまとめてみます。

「湿布が剥がれるのが煩わしい」「関節など剥がれやすい場所に使いたい」と言う方にはゲルがオススメです。

ただ、日に何回か塗らないと効果が出にくいので、それが嫌な場合はロキソニン®Sテープ/テープLがオススメになります。

「ひんやり感や匂いがある方が効果が実感できる」方にはロキソニン®Sパップがオススメですね。

「1日に何回も使いたくはない」方にはロキソニン®Sテープ/テープLやロキソニン®Sパップがオススメです。お風呂上りにしばらくしてから貼ってもらえば、次の日のお風呂の前まで貼りっぱなしでOKです。

ロキソニン®S外用薬の注意点


薬剤師

ぺんぎん薬剤師さんのコメント

ロキソニン®S外用薬の注意点をまとめておきます。

アスピリン喘息




まず、一番注意してほしいのが、アスピリン喘息。喘息の一部の方にNSAIDsと言う痛み止めに反応して喘息発作を起こしてしまうことがあります。

その場合、ロキソニン®S外用薬の主成分であるロキソプロフェンナトリウム水和物にも反応してしまい、重篤な喘息発作を起こしてしまうことがあるので使用してはいけません。これはロキソニン®S外用薬に限らず、他の痛み止めや湿布も同様です。



皮膚炎



次に気をつけてほしいのは皮膚炎です。

主成分のロキソプロフェンや他の添加物に対するアレルギーで起こることもありますし、湿布剤が密着することによる接触性皮膚炎を起こすこともあります。初めて使う場合は念のため注意しておいてください。

また、妊婦や授乳中の方、15歳未満の方には使用しないように決められているので注意してください。

ロキソニン®S外用薬を購入する際の注意点




最後に、購入時の注意点です。

ロキソニン®S外用薬はいずれも医療用から市販薬に切り替わったスイッチOTCであり、剤師から直接、書面による情報提供を受けないと購入できない商品でしたが、2020/8/25以降には第2類医薬品に移行となり、登録販売者からの購入も可能となりました。

手軽に購入できるようになっても、用法・用量を守って安全に使用してくださいね。

※掲載内容は執筆時点での情報です。

 

この記事が参考になったら
投稿しよう。

参考になった

みなさまの投稿をサービス向上に
繋げてまいります。

この記事はいかがでしたか?

投稿ありがとうございました。

くすりの窓口は、この記事の情報及びこの情報を用いて行う利用者の判断について、責任を負うものではありません。この記事の情報を用いて行う行動に関する判断・決定は、利用者ご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。
記事内で紹介している商品の価格や送料・URLは、JANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し、生成しています。
掲載価格に変動がある場合や、JANコードの登録ミスなどで情報が誤っている場合がありますので、最新価格や商品の詳細等についてはECサイト、各販売店やメーカーよりご確認ください。
記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部が株式会社くすりの窓口に還元されることがあります。

この記事に関連するタグ

関連する記事

人気の記事

新着の記事

体の部位ごとから探す

筋肉・関節・骨の症状
  1. 腰痛
  2. 関節の痛み
  3. 骨の発育促進

特集