特に若い方に多く見受けられるのですが、「油(脂質)は太りそうだから摂らないようにしている」という方がときどきいらっしゃいます。

実際、脂質は1gあたり9kcalであり、三大栄養素の中では最もカロリーは高いものなので、摂りすぎれば肥満の原因にはなります。
けれど同時に、健康美に不可欠で、重要な栄養素でもあるのです。

脂質の役割

脂質はエネルギーになるだけでなく、細胞膜やホルモンの原料になります。

また、脳の60%は脂質であるため、脂質が不足すれば脳の働きや細胞の正常な働きが失われ、ホルモンバランスの乱れなどにもつながってしまいます。
ホルモンバランスが乱れれば、食欲もコントロールができなくなり、過食の大きな原因にもなってしまいます。

さらに、脂質は脂溶性ビタミン(ビタミンA,D,E,K)の取り込みにも必要となりますので、脂質が不足すればこれらの脂溶性ビタミンを活用することが困難となり、健康美にも支障をきたすことになります。

摂るべき油と避けたい油

ここまで、脂質が重要であることをお話ししましたが、どのような油でも摂ればよいというわけではありません。

油には様々な種類があり、摂るべき油と避けるべき油が存在します。

摂るべき油

1.オメガ3系脂肪酸

まず、摂るべき油として代表的なのは「オメガ3系脂肪酸」です。

これは中性脂肪を減らしたり血圧を下げたり、アレルギーや炎症を抑え精神の安定、脳の活性化など、あらゆる面で重要な脂質になります。

このオメガ3系脂肪酸は、主に青魚に多く含まれ、その他では亜麻仁油やエゴマ油などにも含まれます。極力、魚からの摂取が望ましいと言えるでしょう。

■注意点■
オメガ3系脂肪酸は特に酸化しやすいため、加熱調理で用いることは避けましょう。

また、加熱以外でも光や空気などにも弱いため冷暗所での保管が必須ですが、それでも1ヶ月以内には使い切りたいところです。
よって、遮光瓶に入っていて使い切れるサイズを選ぶことも重要ですが、ものによっては製造過程で酸化してしまっているものもあるため、注意が必要です。

過酸化脂質は、上記で挙げたメリットと真逆の影響を人に与えてしまいますので、かえって良くありません。

油の種類だけではなく、調理方法や取り入れ方にも気を付けたいところですね。

2.飽和脂肪酸

動物性に多い「飽和脂肪酸」は、摂りすぎると太ってしまったり、病気の原因にもなりますが、こちらも適度に摂ることで体温の上昇や脂肪の燃焼、代謝亢進などにつながります。

飽和脂肪酸は悪者に見られがちですが、非常に重要な脂質の一つと言えます。

避けたい油

オメガ6系脂肪酸

避けたい油の代表として「オメガ6系脂肪酸」が挙げられます。

メガ6系脂肪酸には、

・サラダ油
・ごま油
・大豆油
・コーン油
・ひまわり油
・グレープシードオイル

などがありますが、これらは先ほどのオメガ3系脂肪酸と逆の働きをしてしまいます。

オメガ3系脂肪酸と同様、人の身体ではつくることができない必須脂肪酸ですが、外食や加工食品、ファストフードなど、あらゆるところでこのオメガ6系脂肪酸が使われており、現代人の身体にはこのオメガ6系脂肪酸が溢れ返っています。

まとめ

■脂質が太る原因になるというのはウソ
■取り入れたい脂質と避けたい脂質がある
■オメガ3系脂肪酸と飽和脂肪酸を上手く取り入れることで、健康で綺麗に痩せやすくなる

これまで述べてきたように、オメガ6系脂肪酸を避け、オメガ3系脂肪酸を取り入れると、痩せやすい身体になるだけでなく、健康や美容にも良い影響があります。健康で綺麗に痩せるために、油を上手く取り入れていきましょう。