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剃刀負けに効く市販薬によく含まれている成分
剃刀負けは、軽度のものであれば基本的には患部を冷やし保湿すれば、よくなります。市販薬も使用できます。
ここでは、剃刀負けになったときには、どのような成分の入った市販薬がおすすめなのか解説します。
①:軽い炎症に効果のある成分
市販薬に炎症を抑える成分として使用されている成分は、ステロイドの外用薬や非ステロイド性の抗炎症剤です。ステロイド剤は優れた抗炎症作用があることで知られ、医療現場でも広く使用されています。ただし、ステロイド外用剤のみの使用は、感染性の炎症を悪化させる可能性もあるため注意が必要です。
市販薬に配合されている非ステロイド性の抗炎症剤は、ウフェナマートやグリチルレチン酸などです。
これらに、抗ヒスタミン剤などのかゆみ止めや、抗菌成分、ビタミン類などが配合されている製品が多く発売されています。
②:化膿を伴う炎症に効果のある成分
カミソリを使用しているときに、皮膚が傷つくと、その傷から細菌が侵入して毛包炎を引きおこすことがあります。特に男性の場合は毎日のようにひげ剃りをするため、皮膚を休ませる暇がありません。そのため剃刀負けが治りにくく、放っておくと毛包炎というニキビのような化膿を引き起こしてしまいます。このような感染性の炎症には抗生物質を使います。医療現場では内服薬も使用されていますが、市販では内服薬がないため、フラジオマイシンやクロナムフェニコールなどが配合された外用薬を使用します。
③:予防効果のある保湿成分
ひげ剃りやムダ毛処理による剃刀負けを繰り返さないためには、肌を保湿することが大切です。肌が乾燥していると、剃刀負けをしやすいだけではなく、かゆみの原因にもなってしまいます。肌の保湿効果の高い医薬品として、ワセリンやヘパリン類似物質含有の外用薬が市販されており、いずれも赤ちゃんにも使用できる肌に優しいものです。
ワセリンは皮膚の表面に膜をはって肌から水分が蒸発するのを防ぎ、ヘパリン類似物質は、保湿と血行促進、抗炎症作用で皮膚の乾燥を改善します。
剃刀負けを緩和できる市販薬の選び方・ポイント
剃刀負けは市販薬でもある程度効果が期待できます。しかし間違った薬を使用すると、症状を悪化させてしまうこともあります。
そこで次に、剃刀負けを緩和できる薬を選ぶ際のポイントについてご紹介します。
ポイント①:軽い炎症を抑えることを重視する
抗炎症剤を選ぶには、使用する部位や炎症の程度により何を使うのがいいのかを考える必要があります。顔のようにデリケートな部位に使用する場合や症状が軽い場合には、小さい子どもでも使用できる非ステロイド性の抗炎症薬がいいでしょう。
より強い消炎作用を期待する場合にはステロイド外用薬です。しかし患部が細菌感染をしている場合は症状を悪化させてしまうこともあるため、使用する場合は抗生物質配合のものをおすすめします。
ポイント②:化膿を伴う炎症に効果のある成分を重視する
ニキビのようなブツブツができている場合は、傷に細菌が感染している可能性があると考えられます。このような化膿を伴う炎症には抗生物質の外用薬です。市販薬には、複数の抗生物質が配合されたものやステロイド剤と抗生物質の配合剤があります。
抗生物質自体にはかゆみを止める作用や炎症を抑える作用はありません。かゆみや炎症が気になる場合は、抗炎症剤や痒み止めを併用するといいでしょう。
ポイント③:予防効果のある保湿成分を重視する
ひげ剃りやムダ毛処理でカミソリの使用を繰り返すと、肌が乾燥しやすく剃刀負けの症状を悪化させてしまう恐れがあります。そのため、カミソリを使用したあとの肌を保湿することは、剃刀負けの予防にとても大切です。保水効果の高い化粧水やローションを使うのもいいのですが、医薬品であるヘパリン類似物質もおすすめです。ヘパリン類似物質にはクリームタイプ、ローションタイプ、スプレータイプがありますので、使い勝手の良いものを選んでください。
【厳選】剃刀負けを緩和するのにおすすめの市販薬 9選
ここまで、剃刀負けを緩和する市販薬の成分、選び方のポイントについて説明してきました。引き続き、実際に発売されている、おすすめの市販薬9選をご紹介します。
ポイント①:軽い炎症を抑えることを重視した市販薬 3選
かゆみやヒリヒリ感のある軽い炎症症状には、非ステロイド性の抗炎症成分配合の外用薬がいいでしょう。多くの製品で、かゆみ止め成分や血行促進成分、抗菌成分を配合するなどの特徴がありますので、自分に合った商品をお選びください。PR
こんな方に
毛穴周りの黒ずみが気になる方に
よく伸びるクリームタイプがお好みの方に
ムダ毛処理によるブツブツ・黒ずみを改善
抗炎症成分ウフェナマートとグリチルレチン酸が炎症を、抗ヒスタミン剤ジフェンヒドラミンがかゆみを抑えます。
さらに血行促進成分と抗菌成分も配合。
ムダ毛処理でできた毛穴のブツブツ・黒ずみを改善します。
分類 | 第2類医薬品 |
有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 100g中: ウフェナマート(5.0g)、ジフェンヒドラミン(1.0g)、グリチルレチン酸(0.3g)、トコフェロール酢酸エステル(0.5g)、イソプロピルメチルフェノール(0.1g) |
効果・効能 | 湿疹、皮ふ炎、ただれ、あせも、かぶれ、かゆみ、おむつかぶれ |
用法・用量 | 1日数回、適量を患部に塗布 |
薬・サプリメント・食品のタイプ | クリーム |
妊娠中・授乳中の使用 | 使用可能 |
使用が可能な年齢 | 生後28日以内不可 |
内容量 | 20g |
小売希望価格 | 1,430円(税込) |
ステロイドの有無・強さ | × |
抗炎症成分(非ステロイド)の有無 | ○ |
かゆみ止め成分の有無 | ○ |
抗生物質の有無 | × |
スーッとする成分の有無 | × |
殺菌成分の有無 | ○ |
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こんな方に
クリームのベタつきが気になる方に
余分な成分が入っていなものをお好みの方に
サラサラの使用感でかゆみと炎症を抑える
抗ヒスタミン剤のジフェンヒドラミン、抗炎症成分のグリチルレチン酸、収れん・保護成分の酸化亜鉛配合で、皮膚の炎症とかゆみを抑えます。
広範囲にもスーッと塗れるクリームで、パウダーのようなサラサラな使い心地が特徴です。
分類 | 第3類医薬品 |
有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 1g中: ジフェンヒドラミン塩酸塩(20mg)、酸化亜鉛(100mg)、グリチルレチン酸(1mg) |
効果・効能 | あせも、かぶれ、湿疹、かゆみ、ただれ、皮膚炎、しもやけ、虫さされ、じんましん |
用法・用量 | 1日数回、適量を患部に塗布 |
薬・サプリメント・食品のタイプ | クリーム |
妊娠中・授乳中の使用 | 使用可能 |
使用が可能な年齢 | 使用可能 |
内容量 | 40g |
小売希望価格 | オープン価格 |
ステロイドの有無・強さ | × |
抗炎症成分(非ステロイド)の有無 | ○ |
かゆみ止め成分の有無 | ○ |
抗生物質の有無 | × |
スーッとする成分の有無 | × |
殺菌成分の有無 | × |
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こんな方に
お顔などのデリケートな部位の炎症が気になる方に
顔やおむつかぶれにも使える優しいクリーム
抗炎症成分ウフェナマートがはれや赤みの炎症を抑え、局所麻酔成分リドカインと抗ヒスタミン成分のジフェンヒドラミンが皮膚のかゆみを素早く抑えます。
非ステロイド性の抗炎症剤なので、ステロイドが適さない顔やおむつかぶれにも使えます。
分類 | 第2類医薬品 |
有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 1g中: ウフェナマート(50mg)、リドカイン(10mg)、クロルフェニラミンマレイン酸塩(10mg)、トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE酢酸エステル)(5mg) |
効果・効能 | 皮膚炎、かゆみ、湿疹、かぶれ、おむつかぶれ、ただれ、あせも |
用法・用量 | 1日数回、適量を患部に塗布 |
薬・サプリメント・食品のタイプ | クリーム |
妊娠中・授乳中の使用 | 使用可能 |
使用が可能な年齢 | 使用可能 |
内容量 | 15g |
小売希望価格 | 2,178円(税込) |
ステロイドの有無・強さ | × |
抗炎症成分(非ステロイド)の有無 | ○ |
かゆみ止め成分の有無 | ○ |
抗生物質の有無 | × |
スーッとする成分の有無 | × |
殺菌成分の有無 | × |
ポイント②:化膿を伴う炎症を抑えることを重視した市販薬 3選
炎症が進み、毛包炎など化膿を伴う炎症が起きてしまった場合は、抗生物質が配合された外用薬で対処します。ステロイド剤が配合されたものであれば、抗炎症効果も同時に期待できます。PR
抗生物質とステロイドが化膿した皮膚を改善
ステロイド剤のヒドロコルチゾンによる抗炎症作用と抗生物質オキシテトラサイクリン塩酸塩の抗菌作用で化膿を伴う皮膚の炎症を鎮めます。ヒドロコルチゾンはステロイド剤の中で最も弱いweakに分類されるステロイドです。
分類 | 指定第2類医薬品 |
有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 1g中: オキシテトラサイクリン塩酸塩(30mg)(力価)、ヒドロコルチゾン(10mg) |
効果・効能 | ・化膿を伴う次の諸症:湿疹、皮膚炎、あせも、かぶれ、しもやけ、虫さされ、じんましん ・化膿性皮膚疾患(とびひ、めんちょう、毛のう炎) |
用法・用量 | 1日1~数回、適量を患部に塗布するかガーゼなどにのばして貼付 |
薬・サプリメント・食品のタイプ | 軟膏 |
妊娠中・授乳中の使用 | 要相談 |
使用が可能な年齢 | 要相談 |
内容量 | 6g |
小売希望価格 | 1,100円(税込) |
ステロイドの有無・強さ | ○ weak |
抗炎症成分(非ステロイド)の有無 | × |
かゆみ止め成分の有無 | × |
抗生物質の有無 | ○ |
スーッとする成分の有無 | × |
殺菌成分の有無 | × |
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こんな方に
化膿とかゆみを一度に抑えたい方に
感染性と炎症性の両方の皮膚炎に効果を発揮
2種類の抗生物質(バシトラシンとフラジオマイシン)とweakステロイドのヒドロコルチゾン酢酸エステルを配合。 抗生物質が細菌感染症を、ステロイドがかゆみと炎症を抑えるため、毛のう炎などの化膿を伴う皮膚炎を改善します。
分類 | 指定第2類医薬品 |
有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 1g中: バシトラシン(250単位)、フラジオマイシン硫酸塩(3.5mg)(力価)、ヒドロコルチゾン酢酸エステル(2.5mg) |
効果・効能 | ・化膿性皮膚疾患(とびひ、めんちょう、毛のう炎) ・化膿を伴う次の諸症:湿疹、皮膚炎、あせも、かぶれ、しもやけ、虫さされ、 じんましん |
用法・用量 | 1日1~数回、適量を患部に塗布 |
薬・サプリメント・食品のタイプ | 軟膏 |
妊娠中・授乳中の使用 | 妊娠中:要相談、授乳中:使用可能 |
使用が可能な年齢 | 使用可能 |
内容量 | 6g |
小売希望価格 | 953円(税込) |
ステロイドの有無・強さ | ○ weak |
抗炎症成分(非ステロイド)の有無 | × |
かゆみ止め成分の有無 | × |
抗生物質の有無 | ○ |
スーッとする成分の有無 | × |
殺菌成分の有無 | × |
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こんな方に
化膿をしているけれどもステロイドは使いたくない方に
3つの抗菌剤が細菌に感染した皮膚炎を改善
2つの抗生物質クロラムフェニコールとフラジオマイシンに、抗真菌剤のナイスタチンを配合。
細菌だけではなく真菌による感染も抑えます。
クロマイ-N軟膏は、市販の化膿性皮膚疾患用薬のなかでも抗真菌剤が配合された軟膏です。
分類 | 第2類医薬品 |
有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 1g中: クロラムフェニコール(20mg)(力価)、フラジオマイシン硫酸塩(5mg)(力価)、ナイスタチン(10万単位) |
効果・効能 | 化膿性皮膚疾患(とびひ、めんちょう、毛のう炎) |
用法・用量 | 1日1~数回、適量を患部に塗布 |
薬・サプリメント・食品のタイプ | 軟膏 |
妊娠中・授乳中の使用 | 使用可能 |
使用が可能な年齢 | 使用可能 |
内容量 | 12g |
小売希望価格 | 1,705円(税込) |
ステロイドの有無・強さ | × |
抗炎症成分(非ステロイド)の有無 | × |
かゆみ止め成分の有無 | × |
抗生物質の有無 | ○ |
スーッとする成分の有無 | × |
殺菌成分の有無 | × |
ポイント③:予防効果のある保湿成分を重視した市販薬 3選
せっかく剃刀負けが改善しても、その後のケアが悪ければ同じ症状を繰り返してしまいます。ひげ剃りやムダ毛処理をした後には保湿効果のある塗り薬を使用して、カミソリで傷ついた皮膚のケアを忘れないようにしましょう。
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こんな方に
とにかく乾燥から皮膚を守りたい方に
乾燥して皮膚がカサカサの方に
赤ちゃんにも使え、優しく皮膚を保護する
添加物を一切含まないワセリン製剤です。
皮膜を張ることで、皮膚を保護。肌からの水分の蒸発を防ぎ、乾燥など外部の刺激からお肌を守ります。
赤ちゃんにも使える成分で、口周りや目元をはじめ全身に使用可能です。
分類 | 第3類医薬品 |
有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 100g中:日局 白色ワセリン(100g) |
効果・効能 | 手足のヒビ、アカギレ、皮膚のあれ、その他皮膚の保護 |
用法・用量 | そのまま薄く塗ってください。 |
薬・サプリメント・食品のタイプ | 軟膏 |
妊娠中・授乳中の使用 | 使用可能 |
使用が可能な年齢 | 使用可能 |
内容量 | 100g |
小売希望価格 | 1,100円(税込) |
ステロイドの有無・強さ | × |
抗炎症成分(非ステロイド)の有無 | × |
かゆみ止め成分の有無 | × |
抗生物質の有無 | × |
スーッとする成分の有無 | × |
殺菌成分の有無 | × |
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こんな方に
肌本来の機能を回復したい方に
乾燥肌を治したい方に
保湿効果と血行促進効果で肌を乾燥から守る
医療用と同成分のヘパリン類似物質が、角質層まで浸透。
保湿効果、血行促進効果、抗炎症効果の3つの作用により、乾燥で崩れた肌のバリア機能を回復、肌内部の水分を保つことで、外部からのさまざまな刺激からお肌を守ります。
分類 | 第2類医薬品 |
有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 100g中: ヘパリン類似物質(0.3g) |
効果・効能 | 手指のあれ,ひじ・ひざ・かかと・くるぶしの角化症,手足のひび・あかぎれ,乾皮症,小児の乾燥性皮膚,しもやけ(ただれを除く),傷・火傷のあとの皮膚のしこり・つっぱり(顔面を除く),打ち身・捻挫後のはれ・筋肉痛・関節痛 |
用法・用量 | 1日1~数回,適量を患部にすりこむか,又はガーゼ等にのばして貼ってください。 |
薬・サプリメント・食品のタイプ | クリーム |
妊娠中・授乳中の使用 | 使用可能 |
使用が可能な年齢 | 使用可能 |
内容量 | 60g |
小売希望価格 | 1,705円(税込) |
ステロイドの有無・強さ | × |
抗炎症成分(非ステロイド)の有無 | × |
かゆみ止め成分の有無 | × |
抗生物質の有無 | × |
スーッとする成分の有無 | × |
殺菌成分の有無 | × |
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こんな方に
広範囲の乾燥に使用したい方に
さっぱりとした使用感がお好みの方に
3つの有効成分が荒れた肌の修復を助ける
有効成分ヘパリン類似物質の保湿・血行促進・抗炎症効果に加え、皮膚修復・抗炎症作用のあるアラントイン、血行促進作用のあるトコフェロール酢酸エステルの効果により、荒れたお肌を修復するローションタイプの塗り薬です。
分類 | 第2類医薬品 |
有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 100g 中: ヘパリン類似物質(0.3g)、アラントイン(0.2g)、トコフェロール酢酸エステル(0.5g) |
効果・効能 | 100g 中: ヘパリン類似物質(0.3g)、アラントイン(0.2g)、トコフェロール酢酸エステル(0.5g) |
用法・用量 | 1日1~数回、適量を患部にすりこむか、又はガーゼ等にのばして貼ってください。 |
薬・サプリメント・食品のタイプ | ローション |
妊娠中・授乳中の使用 | 使用可能 |
使用が可能な年齢 | 使用可能 |
内容量 | 60g |
小売希望価格 | 1,518円(税込) |
ステロイドの有無・強さ | × |
抗炎症成分(非ステロイド)の有無 | × |
かゆみ止め成分の有無 | × |
抗生物質の有無 | × |
スーッとする成分の有無 | × |
殺菌成分の有無 | × |
商品比較表
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市販薬を使用するときのポイントや注意点について
これまで説明してきた剃刀負けにおすすめの市販薬は、正しく使えば問題はありませんが、間違って使用すると症状を悪化させてしまうこともあります。そこで次に、使用に際しての注意点について説明しましょう。
使用するときのポイント・副作用はあるの?
・市販されているステロイド剤は、その強さによりweak(弱い)、medium(中程度)、strong(強い)の3段階に分けられます。剃刀負けに使用する場合は、なるべく弱いものを使用してください。ステロイド剤の強さの分類
weak(弱い):プレドニゾロン、ヒドロコルチゾン酢酸エステル
medium(中程度):プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル、トリアムシノロンアセトニド
strong(強い):ベタメタゾン吉草酸エステル
迷った時は、店頭の薬剤師や登録販売者に相談してください。
・ヘパリン類似物質は血液凝固抑制作用を持ち、出血を助長する可能性があるため、出血性血液疾患(血友病、血小板減少症、紫斑病等)の人は使用できません。
・外用薬を塗るときは、強くこすらないように注意してください。余計に皮膚を刺激し、かゆみや炎症を悪化させることがあります。
・いずれの外用薬も、使用してヒリヒリする、かゆみが増すなどの違和感があった場合は、使用を中止してください。
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こんなときは病院へ
剃刀負けは通常、数日カミソリの使用を控え、肌を休めれば改善します。しかし以下のような場合は自己判断せず、皮膚科を受診してください。・患部の化膿がひどい場合
・市販薬を2〜3日使用しても改善しない場合
・症状を繰り返す場合
『剃刀負け』に関するQ&A
今回は、剃刀負けの原因や対処方法について説明してきました。しかし、これ以外にも不安や疑問があるかもしれません。
そこで以下によく受ける質問をQ&Aとしてまとめました。ぜひ参考にしてください。
特に顔やデリケートゾーンでは、他の部位より吸収率が高いので、このような場所にステロイド剤を塗りたいときには、weakに分類される弱いステロイド剤を選ぶようにしてください。
もし、選択に迷ったり、不安だったりするなら、薬局の薬剤師か登録販売者に相談ください。
また2〜3日使用しても症状が改善しない場合や、症状が悪化してしまうようなら、使用を中止して皮膚科を受診してください。市販薬の使用は、長くても1週間程度にとどめましょう。
まとめ
剃刀負けによる皮膚の炎症におすすめの市販薬について解説しました。
剃刀負けに効能がある市販薬には、非ステロイド性抗炎症薬、ステロイド薬、抗生物質などが配合されています。また剃刀負けを繰り返さないためには、肌の保湿も大切です。
剃刀負けは市販薬を使用すれば、ある程度なおる場合が多いのですが、間違った薬を使用すると症状を悪化させることもあります。薬を選ぶ際には店舗の薬剤師や登録販売者に相談しください。
また、市販薬の使用は、長くても1週間程度にとどめ、改善しない場合や症状を繰り返す場合には、必ず皮膚科を受診しましょう。
※掲載内容は執筆時点での情報です。