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エナジードリンク、レッドブル等に含まれるカフェイン量と摂取限度目安は?

栄養・食

2021年6月3日更新
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レッドブルを中心に日本でも様々な種類のエナジードリンクが販売されており、日常的に飲まれている方も多いのではないでしょうか。

仕事や勉強に集中したいとき、どうしても徹夜をする必要があるとき、朝から疲れてやる気がでないとき・・・そんな様々なシーンでエナジードリンクは活躍します。

実は、そんなエナジードリンクの中でも代表的なレッドブルに含まれているカフェイン量は他の嗜好飲料に含まれるカフェイン量と比べて特別多いわけではありません。但し、カフェインは過剰に摂取すると心身に悪影響が現れます。

エナジードリンクの健康への影響はどの程度なのでしょうか?今回は、代表的なエナジードリンクであるレッドブルを例にカフェイン量、その作用、又、健康への影響について解説していきます。

レッドブルに含まれているカフェイン量は?

レッドブルを中心としてエナジードリンクは頭をすっきりさせ、集中力や仕事の能率を高めさせることを特徴としています。この作用はカフェインによる中枢神経の興奮作用によるもので、さぞかしレッドブルにはカフェインが豊富に含まれているだろうと推測されます。しかしレッドブルの一般的な形状である250ml缶には1本あたりおよそ80mgのカフェインが含有されていて、これはそのほかの嗜好飲料に含まれるカフェイン量と比べて特別多いわけではありません。

インスタントコーヒー 80mg/150ml
ドリップコーヒー 90mg/150ml
紅茶(抽出液) 30mg/100ml
せん茶(抽出液) 20mg/100ml
ほうじ茶(抽出液) 20mg/100ml
ウーロン茶(抽出液) 20/mg100ml
玄米茶(抽出液) 10mg/100ml
チョコレート 25mg/50g

むしろインスタントコーヒーやドリップコーヒーなどと比べるとカフェイン含有量は下回っていることもあります。もちろんカフェインは摂取すればするほど、頭がすっきりとするものではありません。反対に摂取しすぎるとだるさや頭痛といった症状が現れ、脳の働きが落ちてしまうこともあります。

レッドブル以外のエナジードリンクに含まれるカフェイン量比較

レッドブル以外のエナジードリンクもカフェインは含有されています。また日常的に飲む清涼飲料水にも意外にもカフェインは含まれています。代表的な飲み物とレッドブルのカフェイン量の比較は以下のようになっています。

レッドブルに含まれるその他の栄養素

レッドブルにはカフェインだけではなく、様々な栄養素が含まれています。中には体を元気にする作用のあるものもあり、頑張りたいときに役に立ちます。

砂糖

ノンシュガーのレッドブルには含まれていませんが、通常のレッドブルには砂糖が含まれています。砂糖は脳や体の即効性のあるエネルギー源となり、心身が疲れているときに効果的です。疲労困憊な状態でエスプレッソに砂糖を加えて飲むと元気が出るように、レッドブルもカフェインと砂糖の作用で飲むと元気が出てきます。

アルギニン

アルギニンはアミノ酸の一種です。エネルギーを生み出す機能を活性化させたり、成長ホルモンの分泌を促したり、筋力を高める働きがあると考えられています。

ビタミンB群

人間は食事として摂取した糖質やタンパク質、脂質をエネルギー源として利用するには体内で代謝させる必要があります。ビタミンB群は糖質やタンパク質、脂質がエネルギーとして利用されるときに、補酵素として働きエネルギー産生に一役買っています。

レッドブルはカフェインのほかに、このような栄養素が含まれています。集中力を増したいときだけではなく、体にエネルギーを補給したいときにも役に立ちます。ただしノンシュガーのレッドブルにはエネルギーを補給する効果はほとんど望めません。

レッドブルの摂取量と健康への影響

レッドブルはエナジードリンクの中ではカフェインの含有量は少ない方で、中には1本あたり100mgを超えるカフェインが含有されているものもあります。ただしカフェインは過剰に摂取すると心身に悪影響が現れます。身体的な悪影響にはだるさや頭痛、吐き気、心拍数の増加、手足の震えなどがあり、精神的な悪影響には不安や緊張、不眠があります。

またカフェインには弱いものの中毒性と依存性があります。カフェインを継続して摂取すると、脳を興奮させる作用に対して耐性が付き、どんどん欲しくなってしまいます。カフェインの量が足りなくなると手足が震えたり、不安になったりといった症状が現れることもあります。

適切にカフェインを摂取すれば脳の働きを高め、集中力を増すのに役に立ちます。しかし決してカフェインはとればとるほどよいものではありません。成人で300mgから400mg、子どもで85mgほどを1日の摂取上限の目安とするようにしましょう。レッドブルならば成人で3-4本程度、子どもで1本までです。

カフェインの摂取量が不安な人はレッドブルの185mlのショート缶を飲むようにするとよいでしょう。1本だけならばほかにコーヒーや紅茶、緑茶などを飲みすぎない限りカフェインを過剰に摂取してしまうことはありません。

海外で販売されているレッドブルはまた違う?

海外で販売されているレッドブルは多少の味の違いはあれど、カフェイン量は同じく80mgです。海外版のレッドブルだからといって量が多く含まれているわけではありません。

カフェインの取り過ぎによる中毒死(ニュース等)について

2011年から2016年までの5年間でエナジードリンクやカフェイン錠による、急性中毒で少なくとも101人が病院に救急搬送されていることが分かっています。しかもそのうち7人は心停止し、その7人中3人は死亡しています。

カフェインは体重当たり6.5mgを1時間以内に摂取すると約半数に、体重当たり17mgを3時間以内に摂取するとほぼ全数に急性中毒が発生します。体重60kgの人ならば390mgを1時間、1020mgを3時間以内という量です。

レッドブルならば1時間以内で3本も4本も摂取すると急性中毒を発症する可能性が高まるので、飲みすぎは避けましょう。何事も適度が一番です。

まとめ

レッドブルはエナジードリンクの一つで、日本では清涼飲料水に分類されているため、コンビニやスーパーで気軽に購入することができます。レッドブルは体を元気にして頭をすっきりさせる作用がありますが、これはカフェインによるもの。ただしレッドブル自体はコーヒーなどと比べてそこまで大量のカフェインが含有されているわけではありません。

カフェインは過剰に摂取すると心身に悪影響が現れます。頭をすっきりさせて集中力を高めて仕事や勉強をしたいと思っても、過剰摂取により不安や頭痛、吐き気などが生じたら集中どころではありません。成人で1日に3-4本、子どもで1本までを目安に飲むようにしましょう。もちろんコーヒーなどのカフェインの含まれた嗜好飲料を飲む場合はその分、レッドブルを飲む量を減らします。

参考文献

レッドブル|公式HP

※掲載内容は執筆時点での情報です。

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この記事を書いたアドバイザ

大見 貴秀
医師として信頼のおける質の高い情報を発信していきたいと思います。よろしくお願いいたします。