風邪の多くは、発症後の経過が緩やかで発熱も軽い場合が多く、喉や鼻の症状が主に見られるのに対し、インフルエンザは38度~39度以上の高熱(但し高熱が出ない場合もあります)、強い倦怠感、関節痛などの全身症状が現れ、激しい咳や鼻水なども急激に悪化する傾向があります。

インフルエンザが疑われる症状が出た場合は、早めに受診しましょう。
早い段階で治療すると、ウイルスの増殖を抑え、早めの回復が望めます。

代表的なインフルエンザの薬の特徴

タミフル

経口の薬で、1日2回5日間服用を続けて治療します。小さなお子様には飲みやすいドライシロップ(粉薬)もあります。

リレンザ

専用の器具を使って薬剤を吸入する吸入薬です。1日2回5日間にわたって吸入します。
粉薬を直接気道に届けることでウイルスの増殖を抑えることができます。

イナビル

特徴として1回の吸入で治療が終わり、継続した治療の必要がありません。しかし、1回
の治療でしっかりと薬を吸入する必要があるため、指導を受けながら吸入するのが安心
です。

ラピアクタ

病院で1回約15分程かけて行う点滴の薬です。1度の投与で治療が終わります。

注意点

子どもの場合はインフルエンザ脳症に気をつけましょう。脳症が発生した場合は数時間
から1日以内にけいれんや意識障害、異常行動が見られます。少なくともインフルエン
ザ発症後2日間は、子供が1人きりにならないようにしましょう。
インフルエンザ脳症のリスクが上がってしまう解熱剤があります。自己判断で使用せず、
必ず医師や薬剤師に相談しましょう。

予防方法

マスクの着用や手洗い、うがいを行いましょう。また、予防接種を受けることでインフルエンザにかかりにくく、脳症などの合併症を防ぐ効果があります。予防接種の効果が出始めるには、およそ2週間かかり、効果は5か月ほど持続します。また、13歳未満のお子様は2回接種するため、流行期に入る前に早めに受けることをお勧めします。
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