商品名 |
ロート製薬新・ロート小青竜湯錠Ⅱ 80錠 |
クラシエ薬品葛根湯加川キュウ辛夷 96T |
クラシエ辛夷清肺湯エキス顆粒「クラシエ」 24包 |
ツムラツムラ漢方 荊芥連翹湯 エキス顆粒 20包 |
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最安値 |
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1,382円 送料:別 Yahoo! 詳細を見る |
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特徴 | 止まらない鼻水やつらい鼻づまりを改善する | 体を温め、血液や水分の巡りを改善する | 黄色い鼻水を伴う鼻づまりに効く | くり返す鼻づまりや肌荒れに効く |
商品リンク |
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目次
鼻づまりについて
鼻づまりの種類・原因
鼻づまりは鼻腔内の粘膜の腫れや、鼻の構造的問題によって空気の通り道が塞がることで発生します。鼻づまりの原因として代表的なものは以下になります。
・風邪(ウイルス感染)
・アレルギー性鼻炎
・副鼻腔炎(副鼻腔に炎症が生じ、鼻水や膿が溜まる疾患)
・肥厚性鼻炎(下鼻甲介が厚くなった状態)
・鼻茸(鼻腔内に形成される良性のポリープ)
・鼻中隔弯曲症(鼻中隔が左右に曲がった状態)
・アデノイド肥大(鼻の奥、喉の一番上部分にある咽頭扁桃の肥大化)
また、上記原因に加えて、血管収縮薬を配合した点鼻薬(トラマゾリン点鼻薬、コールタイジン点鼻薬など)の長期間使用によっても鼻づまりが生じることがあります。血管収集縮薬を使用した点鼻薬は、市販薬のなかにも多数あるため注意が必要です。
風邪やアレルギー性鼻炎に伴う鼻づまりであれば市販薬で対応可能です。しかし、鼻の構造的な問題による鼻づまりや、症状が長引く場合は医師に相談してみてください。
漢方薬のメリット・デメリット
漢方薬のメリットとデメリットをそれぞれまとめると以下になります。
メリット
・個々の症状や体質にアプローチできる
・複数の症状に対して効果が期待できる
・原因の特定できない疾患や、体質に起因する疾患に向いている
デメリット
・即効性がなく、時間がかかることが多い
・体質によって効果に個人差がある
その他の治療方法のメリット・デメリット
続いては通常の薬、いわゆる西洋薬が漢方薬と比べてどのようなメリットとデメリットがあるかについて解説します。
メリット
・漢方薬に比べて即効性がある
・薬によっては、疾患の原因に直接アプローチすることができる
・感染症をはじめとする急性疾患に対して効果が優れている
デメリット
・漢方薬と比べて副作用のリスクが高い
・一部の睡眠薬など、薬によってはクセになりやすい
【症状別】鼻づまりに有効な漢方の種類
鼻づまりに有効な漢方薬をシーンや症状別に紹介します。どの漢方薬が自分の症状に合っているのか確認してみてください。
『サラサラした鼻水やくしゃみなどを伴う』症状には小青竜湯
サラサラした鼻水やくしゃみなどを伴う症状には、小青竜湯がおすすめです。小青竜湯は、冷えた体を温めることで水分代謝を促し、体内の水分の巡りを改善するはたらきがあります。水っぽいサラサラとした鼻水やくしゃみの症状に加え、痰や咳の症状に対しても使われます。また、小青竜湯は、アレルギー性鼻炎のガイドラインにおいて使用が推奨されている漢方薬としても知られています。
『副鼻腔炎・慢性鼻炎』の症状には葛根湯加川芎辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)
副鼻腔炎や慢性鼻炎の症状に対しては、葛根湯加川芎辛夷がよく使用されます。葛根湯加川芎辛夷は、発汗作用のある葛根湯の処方に気血の循環を改善する川芎と辛夷を加えた処方が特徴です。鼻づまりの症状が特に強い方や慢性的な鼻炎症状に悩まされている方、濃い鼻汁が出る方、頭痛や肩こりを伴う方には特に効果が期待できます。
『黄色いドロッとした鼻水を伴う』症状には辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)
黄色いドロっとした鼻水を伴う症状がみられる方には、辛夷清肺湯がぴったりです。辛夷清肺湯は呼吸器の粘膜をうるおすはたらきがあるため、鼻腔内に強い炎症がみられる鼻炎や副鼻腔炎に対して使用されます。痛みを伴う鼻づまりや色の濃い膿性の鼻汁、痰絡みの咳、頭痛などの症状がみられる方におすすめの漢方薬です。
『慢性鼻炎や副鼻腔炎』には荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)
慢性鼻炎や副鼻腔炎に対しては、荊芥連翹湯も有効です。荊芥連翹湯は、体に溜まった余分な熱を冷やすことによって鼻づまりの症状を改善します。鼻づまりや濃い鼻汁の症状に加え、喉の痛み(扁桃炎)やにきびといった炎症を伴う症状に対しても効果が期待できるのが特徴です。
【参考】鼻づまりに有効な漢方 4選
薬剤師 後藤 友哉さん厳選
【小青竜湯】おすすめ漢方
こんな方に
水っぽいサラサラとした鼻水が出る方に
錠剤タイプの商品をお探しの方に
止まらない鼻水やつらい鼻づまりを改善する
アレルギー性鼻炎に使われる代表的な漢方薬のひとつです。小青竜湯は冷えた体を温めることで、体内の水分の巡りを改善するはたらきがあります。
水っぽい鼻水やくしゃみの症状に加え、痰や咳の症状に対しても効果が期待できます。また、パウチタイプのパッケージで持ち運びやすいのも嬉しい点です。
分類 | 第2類医薬品 |
形状 | 錠剤 |
1回服用量 | 2〜4錠 |
用法・用量 | 1日2回食前又は食間に水又は白湯にて服用 成人(15歳以上):1回4錠 7歳以上15歳未満:1回3錠 5歳以上7歳未満:1回2錠 5歳未満:服用不可 |
1日の服用回数 | 1日2回 |
服用対象年齢 | 5歳以上 |
効能効果 | 体力中等度又はやや虚弱で、うすい水様のたんを伴うせきや鼻水が出るものの次の諸症:気管支炎、気管支ぜんそく、鼻炎、アレルギー性鼻炎、むくみ、感冒、花粉症 |
内容量 | 80錠 |
【葛根湯加川芎辛夷】おすすめ漢方
こんな方に
鼻炎症状をくり返している方に
頬の痛みや頭痛を伴う方に
体を温め、血液や水分の巡りを改善する
葛根湯加川芎辛夷は、副鼻腔炎や慢性鼻炎に対して使用される代表的な漢方薬のひとつです。発汗作用のある葛根湯の処方に気血の循環を改善する川芎と辛夷を加えた処方となっています。鼻炎、鼻閉症状に加えて、感冒症状や頭痛、肩こりなどに対しても効果が期待できる点が特徴です。
分類 | 第2類医薬品 |
形状 | 錠剤 |
1回服用量 | 2〜4錠 |
用法・用量 | 1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用 成人(15歳以上):1回4錠 7歳以上15歳未満:1回3錠 5歳以上7歳未満:1回2錠 5歳未満:服用不可 |
1日の服用回数 | 1日3回 |
服用対象年齢 | 5歳以上 |
効能効果 | 比較的体力があるものの次の諸症:鼻づまり、蓄膿症(副鼻腔炎)、慢性鼻炎 |
内容量 | 96錠 |
【辛夷清肺湯】おすすめ漢方
こんな方に
黄色い鼻水が出る方に
痛みを伴う鼻づまりがみられる方に
黄色い鼻水を伴う鼻づまりに効く
辛夷清肺湯は呼吸器の粘膜をうるおすはたらきがあるため、鼻腔内に強い炎症がみられる鼻炎や副鼻腔炎に対してよく使用されます。
鼻腔内の炎症が強く、鼻づまりに痛みが伴う場合や濃い膿性の鼻水が出る場合におすすめです。
分類 | 第2類医薬品 |
形状 | 顆粒剤 |
1回服用量 | 1/3〜1包 |
用法・用量 | 1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用 成人(15歳以上):1回1包 7歳以上15歳未満:1回2/3包 4歳以上7歳未満:1回1/2包 2歳以上4歳未満:1回1/3包 2歳未満:服用不可 |
1日の服用回数 | 1日3回 |
服用対象年齢 | 2歳以上 |
効能効果 | 体力中等度以上で、濃い鼻汁が出て、ときに熱感を伴うものの次の諸症:鼻づまり、慢性鼻炎、蓄膿症(副鼻腔炎) |
内容量 | 24包 |
【荊芥連翹湯】おすすめ漢方
こんな方に
副鼻腔炎の症状がみられる方に
にきびや吹き出物に悩んでいる方に
くり返す鼻づまりや肌荒れに効く
荊芥連翹湯は、慢性鼻炎や副鼻腔炎に用いられる代表的な漢方薬のひとつです。体に溜まった余分な熱を冷やすことによって、鼻腔粘膜の炎症を抑えるはたらきがあります。
鼻づまりや濃い鼻汁の症状に加え、扁桃炎やにきびに対しても効果が期待できるのが特徴です。
分類 | 第2類医薬品 |
形状 | 顆粒剤 |
1回服用量 | 1/3〜1包 |
用法・用量 | 1日2回食前に水またはお湯で服用 成人(15歳以上):1回1包 7歳以上15歳未満:1回2/3包 4歳以上7歳未満:1回1/2包 2歳以上4歳未満:1回1/3包 2歳未満:服用不可 |
1日の服用回数 | 1日2回 |
服用対象年齢 | 2歳以上 |
効能効果 | 体力中等度以上で、皮膚の色が浅黒く、ときに手足の裏に脂汗をかきやすく腹壁が緊張しているものの次の諸症:蓄膿症(副鼻腔炎)、慢性鼻炎、慢性扁桃炎、にきび |
内容量 | 20包 |
商品比較表
それぞれの漢方の注意点・副作用について
小青竜湯
小青竜湯の重篤な副作用として報告されているのは以下の4つ。いずれも頻度としては高くありませんが注意が必要です。・間質性肺炎
・偽アルドステロン症
・ミオパチー
・肝機能障害
それぞれの自覚症状としては以下になります。
間質性肺炎:乾いた咳、労作時の息切れ、呼吸困難
偽アルドステロン症:全身倦怠感、筋肉痛、手足の脱力感・しびれ感、むくみ、体重増加
ミオパチー:全身倦怠感、筋肉痛、手足の脱力感・しびれ感・痙攣
肝機能障害:全身倦怠感、発熱、食欲不振、悪心や嘔吐、黄疸(皮膚が黄色くなる)
一般的に1日に摂取する甘草が2.5g(グリチルリチン酸100mg)を超えると偽アルドステロン症及び低カリウム血症のリスクが高くなるといわれています。甘草を含む漢方薬は非常に多いため、併用する際は注意が必要です。
葛根湯加川芎辛夷
葛根湯加川芎辛夷の重篤な副作用として報告されているのは以下の2つです。いずれも頻度としては高くありませんが注意が必要です。・偽アルドステロン症
・ミオパチー
それぞれの自覚症状としては以下になります。
偽アルドステロン症:全身倦怠感、筋肉痛、手足の脱力感・しびれ感、むくみ、体重増加
ミオパチー:全身倦怠感、筋肉痛、手足の脱力感・しびれ感・痙攣
上記症状がみられる場合は、すぐに医師や薬剤師に相談しましょう。また、甘草を含む漢方薬と併用する際は注意が必要です。偽アルドステロン症に注意しながら、慎重に服用する必要があります。
辛夷清肺湯
辛夷清肺湯の重篤な副作用として報告されているのは以下の3つです。いずれも頻度としては高くありませんが注意が必要です。・間質性肺炎
・肝機能障害
・腸間膜静脈硬化症
それぞれの自覚症状としては以下になります。
間質性肺炎:乾いた咳、労作時の息切れ、呼吸困難
肝機能障害:全身倦怠感、発熱、食欲不振、悪心や嘔吐、黄疸(皮膚が黄色くなる)
腸間膜静脈硬化症:腹痛、下痢、便秘、腹部膨満
上記症状がみられる場合は、すぐに医師や薬剤師に相談しましょう。また、ASTやALT、Al-P、γ-GTPなどの数値に異常がないか確認するため、医師の指示のもと定期的に血液検査を行うことも大切です。
荊芥連翹湯
荊芥連翹湯の重篤な副作用として報告されているのは以下の5つです。いずれも頻度としては高くありませんが注意が必要です。・間質性肺炎
・偽アルドステロン症
・ミオパチー
・肝機能障害
・腸間膜静脈硬化症
それぞれの自覚症状としては以下になります。
間質性肺炎:乾いた咳、労作時の息切れ、呼吸困難
偽アルドステロン症:全身倦怠感、筋肉痛、手足の脱力感・しびれ感、むくみ、体重増加
ミオパチー:全身倦怠感、筋肉痛、手足の脱力感・しびれ感・痙攣
肝機能障害:全身倦怠感、発熱、食欲不振、悪心や嘔吐、黄疸(皮膚が黄色くなる)
腸間膜静脈硬化症:腹痛、下痢、便秘、腹部膨満
上記症状がみられる場合は、すぐに医師や薬剤師に相談しましょう。また、甘草を含む漢方薬と併用する際は注意が必要です。偽アルドステロン症に注意しながら、慎重に服用する必要があります。
こんなときは病院へ
下記に該当する場合は、病院の受診をおすすめします。・2週間近く症状が続いている
・喘息や蕁麻疹なども併発している
・膿のような鼻水、上歯や頬、頭の痛みを伴う
・嗅覚や味覚の異常を伴う
上記に該当する方は漢方薬での対応が難しく、病院で医師の指導のもと治療を受ける必要があります。また、先ほど説明したように血管収縮薬の点鼻薬を長期連用している方は、薬剤性鼻炎を起こしているおそれがあるため、点鼻薬の使用を止めて一度医師に相談しましょう。
『鼻づまり』『漢方』に関するQ&A
最後に鼻づまりの症状や漢方薬に関する質問とその回答について紹介します。鼻づまりで悩んでいる人や漢方薬を服用中の人は、ぜひ参考にしてください。
そのため、1ヶ月ほど服用して症状の改善がみられない場合は、原因を特定するとともに薬剤変更の必要性があるため病院へ受診することをおすすめします。
アレルギー性鼻炎や花粉症に有効な代表的な漢方薬を紹介します。
・小青竜湯
・麻黄附子細辛湯
・黄連解毒湯
・辛夷清肺湯
・葛根湯加川芎辛夷
また、漢方薬は苦みや独特の風味があるものが多く、子どもによっては味や匂いが気になって飲めない場合があります。そういった際は、下記のような飲み方の工夫をしてあげましょう。
・白湯に溶き、スプーンやスポイトで少しずつ飲ませる
・ヨーグルトやプリン、アイスクリーム、ジュースなどに混ぜる
・服薬補助ゼリーやオブラートを使用する
ハチミツはボツリヌス菌が含まれるおそれがあり、乳児ボツリヌス症の危険性があるため、1歳未満の赤ちゃんには与えてはいけません。
まとめ
つらい鼻づまりの原因はさまざまで、治療をするうえで原因を特定することがとても大切です。市販薬で対応できる場合もありますが、細菌性の副鼻腔炎や薬剤性鼻炎、鼻の構造的問題が原因の場合などは、市販薬での対応が難しく受診が必要となります。
副鼻腔炎は放置していると慢性化するおそれがあるため、注意が必要です。2週間以上症状が続いている場合や、市販薬を使用しても症状が改善しない場合やは、一度受診して医師に相談してみましょう。
※掲載内容は執筆時点での情報です。
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後藤 友哉 薬剤師
執筆・監修者2018年名城大学薬学部卒業、薬剤師免許取得。その後、5年間調剤薬局に勤務。現在は薬剤師として働く傍ら、医療系の記事執筆やWEBメディアの薬機法審査業務を行っている。