一時期ブームになった塩麹。買ってはみたものの使い方が分からず、そのままになっている方もおられると思います。
塩麹は植物性の乳酸菌が多く含まれ、しょうゆや味噌と同じ昔ながらの発酵食品です。塩麹をもう一度見直してみませんか?

塩麹のちから

麹は麹菌という食べられるカビです。麹から作られる酵素の働きを紹介します。

塩麹の使い方

塩麹は漬ける、塗る、まぶす、和える、味付け、ドレッシングと使い方は色々あります。

難しく考えず、基本的には「塩の代わりに使う」という考えで大丈夫です。

例えば、野菜の塩もみを塩麹でする、肉や魚などの下味や、最後に味を調える時の塩を塩麹にするなど、塩よりも少し多めの量を入れるとちょうど良いです。

塩で味付けするよりもうまみが増して、料理がおいしく仕上がります。

漬ける場合は食材の10%を目安にしましょう。また、漬ける時間が長いほど、塩辛くなるので注意しましょう。

作ってみよう!!手作り塩麹☆

お店では売っていますが、実は簡単に作ることができます!

<材料>

米麹100g(できれば乾燥麹より、生麹がおすすめ)

塩35g(米麹の35%)

水 適量

<作り方>

①ボウルに米麹と塩を入れ、まんべんなくかき混ぜる。(全体に塩がいき渡っていないと腐敗することがあるので、しっかり混ぜましょう)

②①を透明の密閉できる容器に入れて、麹がちょうど漬かるぐらいの量の水を入れて、よくかき混ぜ、常温で保存する。

③翌日、麹が水分を吸って水位が下がっているので、麹が漬かるぐらいの水を再度入れて、よく混ぜる。

④1日1回かき混ぜる。

 

☆発酵期間は常温で1 0~1 4日。麹の形状が柔らかくなったり、甘い香りがしてきた時が使い時です。気温2 0度以下の場所におくと発酵が遅くなります。

出来上がったら、ミキサーにかけると使いやすくなります。

※早く作りたいという方は、入れる水を6 0度ぐらいの湯にすると、 2~3日でできます。出来上がったら冷蔵庫に入れ、半年を目安に使い切って下さい。

(参考:マルカワみそ)

おすすめ一品料理

塩麹でポトフ

< 1人分>

エネルギー 332kcal

たんぱく質 19.6g

塩分 0.9g

<作り方>

①豚ロースは一口大に切り、塩麹をまぶして一晩おく。

②じゃがいも、にんじんは一口大、玉ねぎは2cm幅のくし型に切る。

③①、②、水、ローリエを鍋に入れて、野菜が柔らかくなるまで煮る。

④こしょうを入れて味見をし、味が足りないようなら塩麹を足す。

 

ポイント

塩麹に含まれる消化酵素の働きで、肉が柔らかくなり、うまみが増します。豚肉を鶏肉に変えてもおいしくいただけます。

 

塩麹でスクランブルエッグ

<1人分>

エネルギー136kcal

たんぱく質6.5g

塩分0.4g

 

 

 

 

①ほうれん草はゆでて水気をしぼり、2cm長さに切る。

②ボウルに卵を割り入れ、塩麹を混ぜる。①を加えて軽く混ぜ合わせる。

③フライパンにオリーブ油を入れて熱し、②を流し入れる。周りが固まってくるまでそのまま待ち、周りが固まってきたら菜箸でかき混ぜ、形を整えて器に盛る。

 

ポイント

塩麹のちからで卵がフワフワになります。ケチャップがなくても甘みがありおいしくいただけます。スクランブルエッグの他にもオムレツや卵焼きにアレンジできます。

 

薬剤師からのミニ情報 ~一酸化炭素中毒について~

石油の不完全燃焼などで発生した一酸化炭素を吸い込むことにより起こる中毒です。

吸い込んだ一酸化炭素は血液中のヘモグロビンと結合することにより、血液中の酸素を運ぶ力を阻害し、酸素が足りない状態を引き起こします。一酸化炭素は無色、無臭、無刺激のため気づかないうちに中毒になる危険があります。

 

症状

初期症状は、頭痛、めまい、吐き気、耳鳴りなどです。風邪の症状と似ているため、一酸化炭素中毒とは気づかず、悪化させてしまうことがあります。

悪化すると、意識はあっても体が動かなくなったり、昏睡などが起き、最終的には死亡することもあります。

発生しやすい状況と対策

一酸化炭素中毒は冬に多く発生し、自動車の排気ガスに含まれます。通常排気ガスは、マフラー(排気管)から外に排出されますが、排気管に穴が空いていたり、ふさがれたりすると排気ガスが車内に逆流してしまいます。

冬の時期に気をつけたいのは、雪でマフラーが埋もれてしまうことです。大雪で立ち往生した時などは、マフラー周辺をこまめに除雪しましょう。冬場は、車内に除雪用のスコップや防寒着、毛布などを用意しておくといいでしょう。
家の中では、窓を閉め切って暖房器具やカセットコンロ、ガス湯沸かし器など火器を使うことで起こりやすくなります。寒い日でも3 0分に一回程度は換気するように心がけましょう。

 

その他、キャンプでは七輪や練炭コンロをテント内で使用するのは避けましょう。

 

※暖房器具を使用中に気分が悪くなったら、風邪だと思い込むのではなく、一酸化炭素中毒を疑い換気をするなどの対策をとりましょう。