新年度が始まり、徐々に暖かい日が増えて過ごしやすくなってきました。暖かくなり体も活発になってくる!そのはずが、何故かだるい、やる気が出ないという方はいませんか?そんな春特有の症状の原因と対策をご紹介します。

 

 

春バテとは?

春に現れる「だるい」「イライラ」「やる気が出ない」等の症状を「春バテ」と呼んでいます。

夏バテは、暑さで体力を奪われることが原因ですが、春バテは気温差や気圧の変化による自律神経の乱れが原因と言われています。

 

 

原因

★気象環境

春は大きな気温差に対応するため、身体は交感神経を働かせ続けるのでエネルギーが消耗され、「疲れ」や「だるさ」を感じやすくなります。低気圧と高気圧が頻繁に入れ替わる事も自律神経が乱れる原因です。

 

★日照時間

日照時間が伸びると遅くまで夜更かしをしたり、朝早く目が覚めることで睡眠の質が低下し、「昼間眠い」等の症状に繋がることがあります。また、睡眠不足は自律神経を乱し更に不眠になりやすくなります。

 

★生活環境

春は、進学、就職、転勤など新生活がスタートする時期です。知らず知らずのうちに緊張感やストレスが生じる事で自律神経が乱れ、「春バテ」の状態になりやすくなります。

 

予防と対策

自律神経を整え、交感神経と副交感神経の切り替えを適正にする事が大切です。

 

 

 

おすすめ一品料理

 

牛ごぼうのはちみつ生姜煮

 

1人分>

エネルギー 225kcal

たんぱく質 16.6g

塩分 1.3g

 

 

作り方

①ごぼうは包丁の背で皮をこそぐ。1mm厚さの斜め薄切りにし、水にさらしてアクを抜きザルに上げて水気をきる。生姜は皮をむいて千切りにする。

②牛肉は食べやすい大きさに切る。

③鍋にAを煮立て、①と②を広げながら加えアクを取りながら、水気がなくなるまで煮る。

 

ポイント

ごぼうは食物繊維が豊富な食材です。

また、はちみつは腸内環境を整えるため、自律神経を整え、副交感神経が働きやすくなります。

 

 

酒粕甘酒

1人分>

エネルギー 93kcal

たんぱく質 4.3g

塩分 0.0g

 

 

作り方

 

①鍋に水を入れ沸騰したら火を止め、酒粕をちぎりながら入れる。そのまま10分くらい放置する。

②①を再び中火にかけて沸騰させ、酒粕をほぐして溶かす。

 

Aを加えて混ぜ合わせ、火を止める。

④③を器に注ぎ、ゆずの皮を千切りにしてのせる。

 

ポイント

酒粕とヨーグルトは発酵食品なので、自律神経を整えるのに効果的です。酒粕の風味が苦手な人は沸騰させるとアルコールが飛んで飲みやすくなります。

 

薬剤師からのミニ情報 ~花粉症について~

2月から5月にかけてスギ、ヒノキの花粉飛散のピークを迎え、春は最大の花粉症のシーズンです。また、スギ、ヒノキだけではなく、ハンノキ、シラカンバ、イネ科、ブナ科など一年中何かしらの花粉が飛んでおり、それらが原因で花粉症になることがあります。

 

症状

花粉症の症状は、風邪とよく似ています。そのため、花粉症だと気付かず、症状を悪化させてしまうことがあります。鼻水、鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみや充血といったアレルギー症状のうち、複数起こることがほとんどです。また、これらに加えて、喉、肌などのかゆみ、咳、頭痛などの症状が出る人もいます。

 

対策

花粉症の対策には、花粉を寄せ付けないことが一番です。外出時にはマスク、縁付き眼鏡、帽子などで花粉からガードしたり、花粉予防スプレーなどを使って、衣類に花粉をつけないようにすることも有効です。

外出から帰ってきた時には、濡れ布巾で表面の花粉を払ったり、上着を玄関にかけるなどしてなるべく室内に持ち込まないようにしましょう。部屋の中では、床に落ちている花粉や花粉アレルゲンは掃除機で、空中を飛んでいる花粉は空気清浄機できれいにしましょう。

 

治療薬

花粉症の治療には、「抗ヒスタミン薬」がよく用いられます。抗ヒスタミン薬は、花粉症の原因となる物質「ヒスタミン」をブロックして症状を鎮める効果があります。飲み薬以外には、鼻に直接噴霧するタイプの薬もあります。

 

服薬の注意点

花粉症治療薬の「抗ヒスタミン薬」の中には、眠気、注意力低下などの副作用が出る可能性があり、車の運転は避けなければいけないものもあります。しかし、薬によっては眠気の出にくい薬(「アレグラ」)もあります。また、緑内障、前立腺肥大の疾患のある方は、服用してはいけないものもあるため、心配な方は医師・薬剤師にご相談ください。