紫外線の種類

地表に届く紫外線には「UVA」と「UVB」があります。

 

★UVA

肌の奥(真皮)まで入り込みますが、危険度はあまり高くないとされています。ただし、大量に浴びると細胞を傷つけ、しわやたるみの原因になります。

 

 

★UVB

主に肌の表面で吸収されるため、真皮まで達することはほとんどありませんが、UVAよりも皮膚に及ぼす影響は大きいとされています。皮膚が火傷のように赤くなったり、ひどい場合は火膨れができることがあります。

 

 

紫外線を予防するには

①外出の時間帯

紫外線の強さは時間帯によって異なり、1日の中では午前10時から午後2時頃が最も強く、1日の紫外線照射量の半分以上がこの時間帯に降り注いでいます。できるだけこの時間帯を避けて外出しましょう。

 

 

②出かける時は日焼け止めを

選び方

 日焼け止めには「SPF値」と「PA分類」の表示があります。SPFはUVB、PAは

 

 UVAを防ぐ効果を示します。一般的に効果が高くなるほど肌への負担も大きくなるので、右図を参考に使い分けましょう。

 

★塗り方

1)顔に使用する場合はクリーム状の日焼け止めならパール粒1個分、液状の日焼け止めなら1円玉1枚分を手のひらに取る。額、鼻の上、頬、あごに分けて置き、まんべんなく丁寧に伸ばす。同じ量でもう一度繰り返す。

 

2)腕や脚などに使用する場合は容器から直接、直線を描くようにつけ、手のひらでらせんを描くようにムラなく伸ばす。

 

③帽子や日傘

帽子や日傘は日焼けや熱中症を予防するのに有効なアイテムです。帽子は、首まで隠れるつばのあるタイプがおすすめです。紫外線はアスファルトの照り返しにより下からも当たるため、日傘の内側の布地は光を吸収する濃い色がおすすめです。

 

④サングラス

朝夕は太陽が低い位置にあるため、目に入ってくる紫外線量が多くなります。

日中だけでなく、朝夕も紫外線カットのサングラスをかけるようにしましょう。

 

紫外線対策に良い食事

 

紫外線を浴びると活性酸素が発生し、これがシミやシワの原因になることもあります。皮膚のダメージを回復させるには、抗酸化作用のある栄養素を中心に、バランスの良い食生活を心がけることが大切です。

 

抗酸化作用のある栄養素

 

 

おすすめ一品料理

 

揚げない鮭の南蛮漬け

 

 

< 1人分>

エネルギー 236kcal

ビタミン C 59mg

塩分 0.8g

 

 

作り方

 

①Aの野菜は、それぞれ千切りにする。

②Bの調味料を鍋に入れて火にかけ沸騰させ、冷ましておく。

③鮭は1切れを3等分に切る。余分な水分を拭き取り、片栗粉をまぶす。

④フライパンにサラダ油(小さじ1)を熱し、①を炒め、熱いうちに②に浸ける。

⑤④のフライパンに残りのサラダ油(小さじ1)を入れて熱し、③の両面をこんがり焼く。

⑥⑤を④に浸け込み、冷蔵庫で冷やす。

 

 

★ポイント

鮭はアスタキサンチン、ピーマンやパプリカはビタミンCが豊富に含まれ、抗酸化作用によりシミができるのを防ぐことが出来ます。アスタキサンチンとビタミンCは一緒に摂ることで抗酸化作用が高まります。

 

 

トマトと卵のスープ

 

< 1人分>

エネルギー 131kcal

ビタミンA 90μg

塩分 1.0g

 

 

作り方

 

①トマトは一口大の乱切りにする。

②卵は割りほぐしておく。

③白ねぎはみじん切りにする。

④鍋を中火にかけてごま油、③を入れて炒める。

⑤④に水300ml(分量外)、鶏がらスープの素、①を加える。

⑥⑤が煮立ったらAを加えて調味し、片栗粉を倍量の水(分量外)で溶いて加え、全体にとろみをつける。

⑦⑥に②を加え、半熟状になったらひと混ぜして、器に盛りつける。

 

 

★ポイント

トマトに含まれるリコピン、卵黄に含まれるビタミンAには抗酸化作用があり、紫外線に対する抵抗力をつけるのに役立ちます。トマトは加熱調理するとリコピンの体内への吸収が増加するといわれています。

 

 

 

薬剤師からのミニ情報

~日焼け止めについて~

 

紫外線から肌を守るためには日焼け止めが有効です。日焼け止めに含まれる紫外線を防御する成分には、大きく分けて「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」の2種類があります。

 

紫外線吸収剤

皮膚の表面で紫外線を吸収して、熱などのエネルギーに変えて放出することで紫外線が肌内部の細胞へ届くのを防ぎます。

 

<メリット >

紫外線防止効果が強く、透明なため白くならず、塗った時の伸びが良い。

 

<デメリット >

有機化合物のため、人によっては刺激を感じることがある。紫外線が当たることで日焼け止めの効果が弱まるため、こまめに塗り直しが必要。

 

~主な成分~

・ t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン:主にUVAを吸着。

・メトキシケイヒ酸エチルヘキシル:主にUVBを吸着。匂いに特徴があり、使用頻度が高い。

・オキシベンゾン-3:UVA、UVB両方を吸収。

 

紫外線散乱剤

 

肌の表面で紫外線を跳ね返すことで、肌に浸透するのを防ぎます。

 

<メリット >

有機化合物ではないため肌への負担が少ない。また、反射をするだけで化学変化を起こさないため、長持ちする。

 

<デメリット >

白色の粉末で白くなりやすく、使用量を増やしにくいため、紫外線防止効果が低い。また成分上滑りが悪く使用感が悪い。

 

~主な成分~

・酸化チタン、酸化亜鉛:光そのものを反射するため、UVB~U VAまで幅広い波長の光に対応。

 

※吸収剤、散乱剤のどちらか一方が使われているものと、両方使われているものがあります。刺激が少ないと言われる紫外線散乱剤でも、人によっては肌荒れを起こす可能性はあるため、自分に合った物を使用し、紫外線から肌を守りましょう。