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『テグレトール』の飲み合わせ・副作用は?効果について

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2024/3/25
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テグレトールはカルバマゼピンという成分の医薬品の商品名で、てんかん・躁病・三叉神経痛に対し処方される医療用医薬品です。
これらの持病があり、テグレトールを毎日飲まなくてはならない方もいらっしゃると思います。

テグレトールは併用禁忌・併用注意の薬が非常に多く、また副作用症状も様々です。

本記事では、テグレトールの特徴や注意点を解説します。

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テグレトールの効果・副作用について


薬剤師

大道 容子さんのコメント

はじめに、テグレトールの効果や副作用、適応症状などについて解説します。

テグレトールの効果・有効成分・特徴は?

テグレトールの効果・有効成分・特徴は?

テグレトールの有効成分はカルバマゼピンと言い、古くから使われている精神神経用剤です。

カルバマゼピンには脳神経の興奮を鎮める働きがあり、てんかん発作や精神疾患による不安・緊張・興奮、三叉神経の痛みを抑えることができます。 各種てんかん発作の中でも、比較的部分発作に効果が高いとされています。

どんな症状に使われる?使用される症状の簡単な一覧

どんな症状に使われる?使用される症状の簡単な一覧

テグレトールの効能・効果は次のように定められています。

・精神運動発作、てんかん性格及びてんかんに伴う精神障害、てんかんの痙攣発作:強直間代発作(全般痙攣発作、大発作)
・躁病、躁うつ病の躁状態、統合失調症の興奮状態
・三叉神経痛



テグレトールの飲み合わせ・服用方法などの注意点


薬剤師

大道 容子さんのコメント

次に、テグレトールの飲み合わせや服用方法について解説します。

テグレトールの剤型・服用方法は?

テグレトールの剤型・服用方法は?

テグレトールの剤型には100mg・200mgの錠剤と細粒があります。服用方法は症状により異なり、以下のように定められています。

・精神運動発作、てんかん性格及びてんかんに伴う精神障害、てんかんの痙攣発作:強直間代発作(全般痙攣発作、大発作)の場合 :
カルバマゼピンとして通常、成人には最初1日量200~400mgを1~2回に分割経口投与し、至適効果が得られるまで(通常1日600mg)徐々に増量します。症状により1日1,200mgまで増量することができます。

小児に対しては、年齢、症状に応じて、通常1日100~600mgを分割経口投与します。
・躁病、躁うつ病の躁状態、統合失調症の興奮状態の場合 :
カルバマゼピンとして通常、成人には最初1日量200~400mgを1~2回に分割経口投与し、至適効果が得られるまで(通常1日600mg)徐々に増量します。症状により1日1,200mgまで増量することができます。
・三叉神経痛の場合 :
カルバマゼピンとして通常、成人には最初1日量200~400mgから始め、通常1日600mgまでを分割経口投与します。症状により1日800mgまで増量することができます。

小児に対しては、年齢、症状に応じて適宜減量します。

テグレトールと飲み合わせの悪い薬

テグレトールと飲み合わせの悪い薬

テグレトールと併用禁忌の薬は以下のように非常にたくさんあります。

【併用禁忌】※()内は商品名の一例 ・抗真菌薬のボリコナゾール(ブイフェンド)
肺高血圧症治療薬のタダラフィル(アドシルカ)とマシテンタン(オプスミット)
・抗エイズウイルス薬のリルピビリン(エジュラント、コムプレラ、オデフシィ、ジャルカ)、ダルナビル・コビシスタット(プレジコビックス)、エルビテグラビル(ゲンボイヤ、スタリビルド)、
ビクテグラビル・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミド(ビクタルビ)

C型慢性肝炎治療薬のアスナプレビル(スンベプラ)とダクラタスビル(ダクルインザ)、エルバスビル(エレルサ)、グラゾプレビル(グラジナ)、ダクラタスビル・アスナプレビル・ベクラブビル(ジメンシー)、ソホスブビル・ベルパタスビル(エプクルーサ) ・抗血栓薬のチカグレロル(ブリリンタ)

抗マラリア薬のアルテメテル・ルメファントリン(リアメット)など
また、薬以外にも以下の食品との併用は避けましょう。
・グレープフルーツジュース
・セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)を含む健康食品
・アルコール(飲酒)

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テグレトールと併用できない理由

テグレトールと併用できない理由

上記の医薬品がテグレトールと併用できない理由は、テグレトールにより血中濃度が減少し、作用が減弱する恐れがあるためです。

テグレトールの有効成分、カルバマゼピンは複数の代謝酵素を誘導する作用があります。そのため併用した薬剤の代謝が促進され、血中濃度が低くなり効果を十分に発揮できません。

併用注意の食品については、以下の理由で併用注意とされています。

・グレープフルーツジュース
グレープフルーツに含まれる成分がカルバマゼピンの小腸での代謝酵素を抑制し、血中濃度を上昇させる

・セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)を含む健康食品
セイヨウオトギリソウにより誘導された代謝酵素が本剤の代謝を促進する

・アルコール(飲酒)
アルコールもカルバマゼピンも、共に中枢神経抑制作用を持ち、相互に作用が増強される恐れがある

妊婦さん・授乳中は服用できる?

妊婦さん・授乳中は服用できる?

カルバマゼピンは原則的に妊婦・授乳婦への投与は望ましくないとされています。妊娠中にカルバマゼピンが投与された患者の中に、奇形・発育障害児を出産した例が多いとの疫学調査結果があるようです。

また、分娩前にカルバマゼピンを連用していた場合、出産後新生児に痙攣、呼吸障害、嘔吐、下痢、摂食障害といった禁断症状や、出血傾向、葉酸低下といった症状もが出ることがあるようです。

また、カルバマゼピンは母乳に移行することが確認されているため、授乳しないことが望ましいとされています。

その他の注意事項について

その他の注意事項について

テグレトールは 重篤な血液障害のある方や第Ⅱ度以上の房室ブロック、高度の徐脈(50拍/分未満)のある方、ポルフィリン症の方は使用できません。

服用に注意すべきなのは上記で挙げた妊婦・授乳婦だけでなく、男性も生殖能力障害や精子形成異常が報告されています。

さらに、以下のような持病のある方もテグレトールを使用する際は十分な注意が必要です。

・心不全、心筋梗塞等の心疾患又は第Ⅰ度の房室ブロックのある方
・排尿困難、眼圧亢進等のある方
・甲状腺機能低下症の方
・腎機能・肝機能が低下している方


医薬品の服用中に体調の異変を感じたら、すぐに主治医に相談してください。

また、服用期間中の注意として、眠気、注意力・集中力・反射運動能力の低下が起こることがあるので、自動車の運転など危険を伴う機械の操作はしないでください。


テグレトールの副作用について


薬剤師

大道 容子さんのコメント

ここからは、テグレトールによる副作用症状について解説します。

一般的に考えられる副作用は?

一般的に考えられる副作用は?

頻度5%以上とされる副作用は、肝臓のALT・ALP・γ-GTP値の上昇やふらつき、眠気、めまいなどです。

また、頻度0.1~5%未満とされる副作用には、

・猩紅熱様・麻疹様・中毒疹様発疹、そう痒症などの皮膚症状
・筋脱力
・リンパ節腫脹
・肝臓のAST値上昇
・蛋白尿、BUN、クレアチニンの上昇など腎臓の症状
・注意力・集中力・反射運動能力等の低下、立ちくらみ、抑うつ、頭痛・頭重、脱力、倦怠感、興奮、運動失調、不随意運動(振戦、アステリキシス等)、言語障害などの精神神経系の症状
・複視、霧視 ・血圧低下
・食欲不振、悪心・嘔吐、便秘、下痢、口渇など消化器症状
・発熱、味覚異常、浮腫、発汗、体重増加


などがあります。 テグレトール使用中にこのような症状が現れたら、すぐに主治医に相談しましょう。

重篤な副作用はある?

重篤な副作用はある?

テグレトールの重篤な副作用とされている症状は以下の通りです。

・再生不良性貧血、汎血球減少、白血球減少、無顆粒球症、貧血、溶血性貧血、赤芽球癆、血小板減少など血液異常
・中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、多形紅斑、急性汎発性発疹性膿疱症、紅皮症(剥脱性皮膚炎)など皮膚症状
・SLE様症状
・過敏症症候群
・肝機能障害、黄疸
・急性腎障害(間質性腎炎等)
・PIE症候群、間質性肺炎
・血栓塞栓症
・アナフィラキシー
・うっ血性心不全、房室ブロック、洞機能不全、徐脈
・抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)
・無菌性髄膜炎 ・悪性症候群



『テグレトール』に関するQ&A


『テグレトール』に関するQ&A

最後に、テグレトールに関してよくある質問をまとめました。

てんかんでテグレトールを服用中なのですが、食生活で気を付けることはありますか?
ケトン食療法をしている期間以外は、食事には特に制限はありません。ケトン食療法とは、てんかん発作が減少する効果が期待できる食事療法です。

ただし、テグレトールの主成分カルバマゼピンの血中濃度に影響する、グレープフルーツ、セントジョーンズワートを含む健康食品、飲酒は控えましょう。

三叉神経痛はテグレトール以外にどんな治療法がありますか?
テグレトールによる薬物療法の他、神経ブロック、ガンマナイフ、外科的治療などがあります。

詳細は主治医にお尋ねください。


まとめ


まとめ

テグレトールは古くから使用されている精神神経系の薬ですが、併用禁忌・注意の医薬品や予想される副作用が非常に多いことから、使用には十分な注意が必要な薬です。

テグレトール服用中の注意点などについて、本記事が参考になれば幸いです。

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