目次

①なぜ曜日や時間によってお薬代が変わるのか
 >お薬代の決まり方
 >夜間・休日等加算、時間外加算
②加算の条件を詳しく見てみる
 >夜間・休日等加算
 >時間外加算
② まとめ

① なぜ曜日や時間によってお薬代が変わるのか

お薬代の決まり方

お薬代の決まり方については他の方も何度か解説しているので難しいことは省略させていただきますが、厚生労働省が定めた調剤報酬というルールに従って決まります。

具体例を挙げると、
・処方箋1枚受付すると○○円。
・飲み薬を7日分お渡しすると○○円。
・軟膏を2種類混ぜると○○円。

といったものがあり、これらの金額と薬そのものの金額の合計のうち、1割や3割がお薬代となります。

夜間・休日等加算、時間外加算

その調剤報酬のルールの中に、夜間・休日加算と時間外加算というものがあります。

これは、
・夜遅くに処方箋を受け付けたら○○円。
・日曜日や祝日に薬局を開けて受け付けたら○○円。
というようなルールです。

薬局を経営する側からすれば、夜遅くまで薬局を開けたり日曜日や祝日にも薬局を開けたりするためには、その分多く薬剤師の人件費がかかるわけですから、お薬代が高くなるのも当然といえば当然かもしれません。
こういった加算によって、処方箋を受け付ける曜日や時間によってお薬代が変わるわけです。

②加算の条件を詳しく見てみる

では次に、この2つの加算の条件を少し詳しく見てみようと思います。

夜間・休日等加算

『午後7時(土曜日にあっては午後1時)から午前8時までの間(深夜及び休日を除く。)、休日又は深夜であって、当該保険薬局が表示する開局時間内の時間において調剤を行った場合は、夜間・休日等加算として、処方せん受付1回につき40点を加算する。』

これだけだと難しいので解説します。どの薬局にも営業時間というものがあり、おそらく外からでも見やすいところに表示してあるはずです。これはきちんと届出をしているもので、その都度自由に変えたりすることは出来ません。

実はこの営業時間が重要で、その営業時間の中で、
・平日:午前8時以前、午後7時以降
・土曜日:午前8時以前、午後1時以降
・日曜日、祝日、年末年始(12/29~1/3):1日中
この条件に当てはまる場合には、40点(400円)が加算されるということです。(400円のうち、実際にお薬代として負担するのは3割や1割になります。)

さて、営業時間が重要という話をしましたが、営業時間ではない時間に処方箋を受け付けた場合、夜間・休日等加算ではなく次の時間外加算になります。

時間外加算

『保険薬局が開局時間以外の時間(深夜(午後10時から午前6時までをいう。)及び休日を除く。)において調剤を行った場合は、所定点数の100分の100に相当する点数を加算する。』
『保険薬局が休日(深夜を除く。)において調剤を行った場合は、所定点数の100分の140に相当する点数を加算する。』
『保険薬局が深夜において調剤を行った場合は、所定点数の100分の200に相当する点数を加算する。』

これも簡単に解説すると、実は時間外加算が付くケースというのはあまり多くなく、
・緊急時に、営業時間ではない薬局に無理を言って営業してもらい、薬を貰った場合。
・救急医療の院外処方箋に対応するため休日も営業していた薬局で薬を貰う場合。
こういった稀なケースに限られます。

こういったケースにおいて、
・平日・土曜日の午前6時~午後10時の場合
・日曜日・祝日・年末年始(12/29~1/3)の午前6時~午後10時の場合
・深夜(午後10時~午前6時)の場合
それぞれで異なる加算が付きます。

細かい計算は省略させていただきますが、時間外加算が付いた場合、お薬代は通常の2倍以上になってしまうことが多いです。

③まとめ

以上、加算が付くことで日曜日や祝日だとお薬代が高くなることを解説しましたが、どちらの加算が付くかで、かなりお薬代に差があることが分かると思います。どちらの加算が付くかは、実は薬局に行ってみるまでハッキリと判断するのは難しいのですが、おおよその目安を挙げると下記の通りです。

・平日の少し遅い時間:夜間・休日等加算
・土曜日の午後:夜間・休日等加算
・深夜:時間外加算
・日曜日(毎週空いてる薬局):夜間・休日等加算
・日曜日(たまに空いてる薬局):時間外加算

12/29~1/3は地域によってどちらの加算が付くか異なる場合があるのですが、多くの場合
・12/29・12/30:夜間・休日等加算
・12/31~1/3:時間外加算
となっています。

薬局がこのような加算を算定する場合には、患者さんの分かりやすい場所に加算についての表示をするように決められています。お薬代について気になることがある場合には、そういった表示を見たり、薬剤師に聞いてみると良いでしょう。