目次

◆セルフメディケーション税制(医療費控除の特例)とは?
◆セルフメディケーション税制の控除対象となる市販薬
◆控除対象となる市販薬の成分【薬効別】
・「解熱・鎮痛」スイッチOTCの成分
・「鎮咳・去痰」スイッチOTCの成分
・「アレルギー・花粉・鼻炎」スイッチOTCの成分
・「胃腸系の疾患」スイッチOTCの成分
・「便秘・下痢」スイッチOTCの成分
・「水虫・たむし」スイッチOTCの成分
・「外用鎮痛・湿布等」スイッチOTCの成分
・「湿疹・皮膚炎」スイッチOTCの成分
・その他のスイッチOTCの成分
◆おわりに

セルフメディケーション税制(医療費控除の特例)とは?

ご存知でない方もいるかと思いますので、セルフメディケーションとは、「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」と定義されています。

セルフメディケーション税制の仕組みとしては、平成29年1月1日から平成33年12月31日までの間、その年の1月1日から12月31日までの間に、個人、又は、生計を一つにする配偶者やその他の親族が購入した市販薬(スイッチOTC)の購入金額の合計が、1万2千円を超えた場合、申告することによって、超えた分の金額に関して、所得控除を受けることができる、というものです。超える分の金額の上限は、8万8千円になります。
但し、セルフメディケーション税制(医療費控除の特例)が適用された場合は、現行の医療費控除の適用を受けることはできません。

詳しくは、こちらの記事をご参考にお読みください。

セルフメディケーション税制の控除対象となる市販薬

控除対象となるのは、「スイッチOTC」とは、医療用医薬品で用いられている成分が市販薬として販売されることが許可され、薬局・ドラッグストアなどで購入できるようになった市販薬のことをいいます。有名なスイッチOTCでは、商品名を挙げると、「ロキソニンS」や「アレグラFX」などがあります。

控除対象となる市販薬の成分【薬効別】

厚生労働省が2016年10月17日に公表しているデータによると、該当のスイッチOTCの成分を含む市販薬は1525品目にのぼります。税制の対象となる商品については、必要に応じて2ヶ月に1回更新することを予定しているとのことですので、最新の情報は厚生労働省のサイトよりご確認下さい。
又、平成29年1月1日以降に新しく追加された市販薬がある場合は、平成29年1月1日以降に購入したものであれば、リストに掲載される前の購入であっても税制の対象となるとのことです。
例えば、平成29年1月1日に「A」という市販薬を買ったとします。平成29年10月1日に「A」が控除の対象となる市販薬として、初めて一覧に追加になりました。その場合でも、税制の対象となるということです。

対象となる市販薬は非常に多いので、商品をひとつひとつ紹介していくことはできないため、約70種類の該当する成分をご紹介します。より見やすくお伝えするために、自己流ですが、薬効別にまとめてみました。薬効としては、「解熱・鎮痛」「鎮咳・去痰」「アレルギー・花粉・鼻炎」「胃腸系の疾患」「便秘・下痢」「水虫・たむし」「外用鎮痛・湿布等」「湿疹・皮膚炎」「その他」で分類しました。分類しづらい成分もありましたが、目安として、購入の参考になりますと幸いです。

「解熱・鎮痛」スイッチOTCの成分

・アルミノプロフェン
・イブプロフェン
・ロキソプロフェン

「鎮咳・去痰」スイッチOTCの成分

・アンブロキソール
・カルボシステイン
・ジメモルファン
・ブロムヘキシン

「アレルギー・花粉・鼻炎」スイッチOTCの成分

・アシタザノラスト
・アゼラスチン
・エバスチン
・エピナスチン
・オキシメタゾリン
・クロモグリク酸
・ケトチフェン
・セチリジン
・トラニラスト
・フェキソフェナジン
・プラノプロフェン
・ベクロメタゾンプロピオン酸エステル
・ペミロラストカリウム
・メキタジン

「胃腸系の疾患」スイッチOTCの成分

・オキセサゼイン
・ゲファルナート
・セトラキサート
・ソファルコン
・チキジウム
・テプレノン
・トリメブチン
・トロキシピド
・ニザチジン
・ピレンゼピン
・ファモチジン
・ブチルスコポラミン
・ロキサチジン酢酸エステル

「便秘・下痢」スイッチOTCの成分

・ピコスルファート
・ロペラミド

「水虫・たむし」スイッチOTCの成分

・アモロルフィン
・エコナゾール
・オキシコナゾール
・シクロピロクスオラミン
・テルビナフィン
・ビホナゾール
・ブテナフィン
・ミコナゾール
・ラノコナゾール

「外用鎮痛・湿布等」スイッチOTCの成分

・インドメタシン
・ケトプロフェン
・ジクロフェナク
・ピロキシカム
・フェルビナク
・ポリエチレンスルホン酸

「湿疹・皮膚炎」スイッチOTCの成分

・ウフェナマート
・ヒドロコルチゾン酪酸エステル
・プレドニゾロン吉草酸エステル

その他のスイッチOTCの成分

口腔ヘルペス・口内炎

・アシクロビル
・ビタラビン
・トリアムシノロンアセトニド

歯科口腔

・フッ化ナトリウム

膣カンジダ

・イソコナゾール
・クロトリマゾール

コレステロール・中性脂肪を下げる

・ソイステロール
・ポリエンホスファチジルコリン
・イコサペント酸エチル

強心薬

・ユビデカレノン

ビタミン12

・メコバラミン

頻尿・残尿

・フラボキサート

にきび

・イブプロフェンピコノール

肉体疲労

・ヘプロニカート

禁煙補助

・ニコチン

おわりに

店舗によっては、控除対象となる市販薬が分かりやすくなるように、箱にシールを貼るなどの工夫がなされるかと思います。控除対象となる市販薬が分からない場合には、薬剤師や登録販売者に相談するようにしましょう。

今回、説明しましたように約1500種類と非常に多くの市販薬が控除の対象となります。そのため、薬局・ドラッグストアで市販薬を購入された場合には、領収書を取っておき記録を残しておくことで、いつでも申告できるように準備しておくことをおすすめします。

もちろん、症状がひどい、続いているような場合には、市販薬では対処ができないため、早めに医療機関を受診することが大切です。
(参考)
厚生労働省 セルフメディケーション税制(医療費控除の特例)について
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000124853.html