目次
カロナールとアセトアミノフェンは同じなの?
カロナールはアセトアミノフェンが有効成分の解熱鎮痛薬です。
アセトアミノフェンが有効成分の錠剤は、あゆみ製薬から発売されているカロナール錠と東和薬品などから発売されているアセトアミノフェン錠があります。
よく「カロナールが先発品で、アセトアミノフェンはジェネリック医薬品(後発医薬品)」と認識している方も多いのですが、錠剤に関しては先発品がありません。そのため、カロナールもアセトアミノフェンもジェネリック医薬品となり、薬価(1錠あたりの値段)もまったく同じとなっています。また、有効成分が同じなのでもちろん効果も同じです。
カロナール(アセトアミノフェン)とは
カロナールという名前の由来は「熱や痛みがとれて軽く、楽になる」の意味からきています。
カロナールの成分であるアセトアミノフェンは、解熱鎮痛剤と呼ばれる薬の一種です。
その名前の通り、熱を冷まし、痛みを緩和する効果があります。カロナールの添付文書を見てみると、医療保険上認められている効果は以下の通りです。
カロナール(アセトアミノフェン)の作用
①下記の疾患並びに症状の鎮痛
頭痛,耳痛,症候性神経痛,腰痛症,筋肉痛,打撲痛,捻挫痛,月経痛,分娩後痛,がんによる疼痛,歯痛,歯科治療後の疼痛,変形性関節症
②下記疾患の解熱・鎮痛
急性上気道炎(急性気管支炎を伴う急性上気道炎を含む)
③小児科領域における解熱・鎮痛
カロナール(アセトアミノフェン)の副作用・注意点
カロナールの成分であるアセトアミノフェンは非常に長い歴史を持ち、解熱鎮痛剤の中でも副作用が少なく使用できるとされていますが、やはり注意点は存在します。
カロナールの添付文書には次のような警告が記載されています。
”本剤により重篤な肝障害が発現するおそれがあることに注意し、1日総量1500mgを超す高用量で長期投与する場合には、定期的に肝機能等を確認するなど慎重に投与すること。”
カロナールを大量に服用し続けている方は肝臓に注意が必要で、さらに普段からお酒を飲む人はそのリスクが少し上昇するので、自己判断で服用する際は、薬剤師・登録販売者にご相談ください。
カロナールにはジェネリック医薬品が存在するの?
カロナールが処方されている患者さんから「ジェネリック医薬品(後発医薬品)に変更したい」と言われることがありますが、実は、カロナールはすでにジェネリック医薬品です。
カロナールは古くから使用されている医薬品であるため、カロナールが発売された時点で、すでに先発医薬品・後発医薬品の区別がなくなっていました。
そのため、医薬品の規制上、カロナールは後発医薬品として登録・販売されることになっています。
【シーン別】アセトアミノフェンが主成分の市販薬 9選
カロナールは病院でもらえる薬ですが、有効成分のアセトアミノフェンは市販薬にも含まれている成分です。
医療用とは効能効果が異なりますが、日常の痛みや発熱に幅広く対応していて、錠剤や粉薬、シロップ剤と剤型も豊富ですし、赤ちゃんからお年寄りまで服用できます。
アセトアミノフェンが主成分の市販薬 3選
ここでは、アセトアミノフェンの解熱鎮痛効果を助ける成分を同時に配合した市販薬をご紹介します。カフェインや眠気の出る成分を配合しているので、これらの成分が必要ない方は次の「妊娠・授乳中でも使用可能なアセトアミノフェンを含む市販薬 3選」をご覧ください。
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こんな方に
頭痛などの痛みがある方に
胃にやさしい痛み止めが欲しい方に
大きい錠剤が苦手な方に
小粒で飲みやすい頭痛薬
アセトアミノフェンとエテンザミドの2種類の解熱鎮痛成分を配合しています。また、2つのはたらきを助けるカフェインも配合。小粒で飲みやすく、頭痛や生理痛などのさまざまな痛みに作用します。
分類 | 指定第2類医薬品 |
有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 2錠中 アセトアミノフェン 300mg エテンザミド 160mg カフェイン水和物 70mg |
効果・効能 | 頭痛・歯痛・月経痛(生理痛)・神経痛・関節痛・腰痛・肩こり痛・咽喉痛・耳痛・抜歯後の疼痛・筋肉痛・打撲痛・ねんざ痛・骨折痛・外傷痛の鎮痛 悪寒・発熱時の解熱 |
用法・用量 | 大人(15才以上) 1回2錠 1日3回を限度とし、なるべく空腹時をさけて服用してください。 服用間隔は4時間以上おいてください。 |
タイプ | 錠剤 |
妊娠中・授乳中の使用 | 妊娠中:要相談 授乳中:記載なし |
使用が可能な年齢 | 15歳以上 |
錠剤・タブレットの大きさ | 記載なし |
薬の風味 | 無味 |
眠くなる成分 | × |
胃の粘膜を保護する成分 | × |
スーッとする成分 | × |
水なしで使用できるタイプ | × |
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こんな方に
頭痛などの痛みがある方に
胃にやさしい痛み止めが欲しい方に
効き目を考えた独自処方
アセトアミノフェン・カフェイン・エテンザミドを組み合わせたACE処方は、痛みを効果的に緩和します。また、エテンザミドとアセトアミノフェンの比率を5:2にした独自処方で、効き目にこだわっています。
分類 | 指定第2類医薬品 |
有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 1錠中 エテンザミド200mg アセトアミノフェン80mg アリルイソプロピルアセチル尿素30mg 無水カフェイン40mg |
効果・効能 | 頭痛・月経痛(生理痛)・歯痛・神経痛・腰痛・外傷痛・抜歯後の疼痛・咽のど痛・耳痛・関節痛・筋肉痛・肩こり痛・打撲痛・骨折痛・捻挫痛の鎮痛、悪寒・発熱時の解熱 |
用法・用量 | 次の量をなるべく空腹時をさけて、水またはぬるま湯でおのみください。 また、おのみになる間隔は4時間以上おいてください。 成人(15才以上):2錠:3回を限度とする 小児(7才以上15才未満):1錠:3回を限度とする |
タイプ | 錠剤 |
妊娠中・授乳中の使用 | 妊娠中:要相談 授乳中:記載なし |
使用が可能な年齢 | 7歳以上 |
錠剤・タブレットの大きさ | 記載なし |
薬の風味 | 無味 |
眠くなる成分 | アリルイソプロピルアセチル尿素30mg |
胃の粘膜を保護する成分 | × |
スーッとする成分 | × |
水なしで使用できるタイプ | × |
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こんな方に
頭痛などの痛みがある方に
胃にやさしい痛み止めが欲しい方に
大きい錠剤が苦手な方に
痛み止め成分W処方が速く効く
解熱鎮痛成分のイブプロフェンとアセトアミノフェンを1:1配合し、痛みにすぐれた効果を出します。また、乾燥水酸化アルミニウムゲルも配合し胃にやさしい処方となっています。飲みやすい小粒タイプ。
分類 | 指定第2類医薬品 |
有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 2錠中 イブプロフェン 130mg アセトアミノフェン 130mg 無水カフェイン 80mg アリルイソプロピルアセチル尿素 60mg 乾燥水酸化アルミニウムゲル 70mg |
効果・効能 | 頭痛・肩こリ痛・月経痛(生理痛)・腰痛・関節痛・神経痛・筋肉痛・咽喉痛・歯痛・抜歯後の疼痛・打撲痛・ねんざ痛・骨折痛・外傷痛・耳痛の鎮痛 悪寒・発熱時の解熱 |
用法・用量 | なるべく空腹時をさけて、服用間隔は4時間以上おいてください。 次の量を水又はぬるま湯にて服用してください。 成人(15才以上) 1回2錠 1日3回を限度とする |
タイプ | 錠剤 |
妊娠中・授乳中の使用 | 妊娠中:要相談(出産予定日12週以内は使用不可) 授乳中:要相談 |
使用が可能な年齢 | 15歳以上 |
錠剤・タブレットの大きさ | 記載なし |
薬の風味 | 無味 |
眠くなる成分 | アリルイソプロピルアセチル尿素30mg |
胃の粘膜を保護する成分 | 乾燥水酸化アルミニウムゲル |
スーッとする成分 | × |
水なしで使用できるタイプ | × |
妊娠・授乳中でも使用可能なアセトアミノフェンを含む市販薬 3選
アセトアミノフェンの市販薬は、効果を出しやすくするためにカフェインや他の解熱鎮痛成分を一緒に配合していることも多く、妊婦・胎児・母乳を飲んだ赤ちゃんに影響が出る可能性があります。そのため、妊娠中・授乳中の方はアセトアミノフェン以外の成分が含まれていない市販薬を選ぶ必要があります。ただし、妊娠中や授乳中の方の体の状態は普段とは異なるため、症状がある場合は市販薬を購入する前に医師に相談することをおすすめします。
特に、妊娠中の方はここでご紹介する市販薬も自己判断で使用せず、まずかかりつけ医に相談してください。
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こんな方に
なるべくシンプルな解熱鎮痛薬が欲しい方に
眠くならない解熱鎮痛薬が欲しい方に
胃にやさしい解熱鎮痛薬が欲しい方に
胃にやさしく痛みや熱に効く
アセトアミノフェンは、胃を守るPG(プロスタグランジン)に影響をほとんど与えない成分のため、胃にやさしい解熱鎮痛成分です。1回1錠で、痛みや熱に作用します。
分類 | 第2類医薬品 |
有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 1錠中 アセトアミノフェン 300mg |
効果・効能 | 頭痛・月経痛(生理痛)・歯痛・抜歯後の疼痛・咽喉痛・耳痛・関節痛・神経痛・腰痛・筋肉痛・肩こり痛・打撲痛・骨折痛・捻挫痛・外傷痛の鎮痛 悪寒・発熱時の解熱 |
用法・用量 | 成人(15歳以上):1錠:3回まで。服用間隔は4時間以上おいてください。 |
タイプ | 錠剤 |
妊娠中・授乳中の使用 | 妊娠中:要相談 授乳中:記載なし |
使用が可能な年齢 | 15歳以上 |
錠剤・タブレットの大きさ | 記載なし |
薬の風味 | 無味 |
眠くなる成分 | × |
胃の粘膜を保護する成分 | × |
スーッとする成分 | × |
水なしで使用できるタイプ | × |
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こんな方に
なるべくシンプルな解熱鎮痛薬が欲しい方に
眠くならない解熱鎮痛薬が欲しい方に
胃にやさしい解熱鎮痛薬が欲しい方に
アセトアミノフェンを市販薬の最大量配合
痛みや熱に効くアセトアミノフェンを、一般用医薬品(市販薬)の承認基準の最大量を配合しています。眠くなる成分は含まず、服用後の仕事や勉強にも差し支えません。
分類 | 第2類医薬品 |
有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 1錠中 アセトアミノフェン 300mg |
効果・効能 | 悪寒・発熱時の解熱 頭痛・歯痛・抜歯後の疼痛・咽喉痛・耳痛・関節痛・神経痛・腰痛・筋肉痛・肩こり痛・打撲痛・骨折痛・ねんざ痛・月経痛(生理痛)・外傷痛の鎮痛 |
用法・用量 | 下記の量をなるべく空腹時をさけて水又は温湯で服用してください。服用間隔は4時間以上おいてください。 成人(15歳以上)1回1錠 1日3回まで |
タイプ | 錠剤 |
妊娠中・授乳中の使用 | 妊娠中:要相談 授乳中:記載なし |
使用が可能な年齢 | 15歳以上 |
錠剤・タブレットの大きさ | 記載なし |
薬の風味 | 無味 |
眠くなる成分 | × |
胃の粘膜を保護する成分 | × |
スーッとする成分 | × |
水なしで使用できるタイプ | × |
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こんな方に
なるべくシンプルな解熱鎮痛薬が欲しい方に
眠くならない解熱鎮痛薬が欲しい方に
胃にやさしい解熱鎮痛薬が欲しい方に
速く溶けて痛みに効く
アセトアミノフェンが腰痛や神経痛を緩和します。水に触れるとすぐに溶け出し、痛みに速く効果を出します(水と一緒に服用)。すっきりとしたミント味です。
分類 | 第2類医薬品 |
有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 1錠中 アセトアミノフェン 300mg |
効果・効能 | 腰痛・神経痛・関節痛・肩こり痛・筋肉痛・頭痛・ねんざ痛・外傷痛・打撲痛・ 骨折痛・歯痛・抜歯後の疼痛・咽喉痛・耳痛・月経痛(生理痛)の鎮痛 悪寒・発熱時の解熱 |
用法・用量 | 成人(15歳以上)、1回1錠、1日3回を限度とし、なるべく空腹時をさけて、 かみくだくか、軽く口中で溶かした後、水と一緒に服用して下さい。 服用間隔は4時間以上おいて下さい。 |
タイプ | 錠剤(速溶錠) |
妊娠中・授乳中の使用 | 妊娠中:要相談 授乳中:記載なし |
使用が可能な年齢 | 15歳以上 |
錠剤・タブレットの大きさ | 記載なし |
薬の風味 | ミント味 |
眠くなる成分 | × |
胃の粘膜を保護する成分 | × |
スーッとする成分 | l-メントール |
水なしで使用できるタイプ | × |
子どもでも使用可能なアセトアミノフェンを含む市販薬 3選
アセトアミノフェンは小さな子どもから使用できる成分です。ただし、使える年齢が商品によって異なるため、購入前には使用上の注意や用法用量の記載をよく読みましょう。ここでは、錠剤・粉薬・シロップをご紹介します。シロップはアセトアミノフェン以外に鼻水やくしゃみを緩和する成分も配合されているため、子どもの風邪症状におすすめです。
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こんな方に
子ども用の解熱鎮痛薬をお探しの方に
粉薬が苦手な子どもの方に
フルーツ味で小粒の飲みやすい痛み止め
3歳から飲める痛み止めの錠剤です。アセトアミノフェンが子どもの熱や痛みをやさしく緩和します。フルーツ味の小粒の錠剤なので子どもでも飲みやすいでしょう。
分類 | 第2類医薬品 |
有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 1錠中 アセトアミノフェン 33mg |
効果・効能 | 悪寒・発熱時の解熱 歯痛・抜歯後の疼痛・頭痛・打撲痛・咽喉痛・耳痛・関節痛・神経痛・腰痛・ 筋肉痛・肩こり痛・骨折痛・ねんざ痛・月経痛(生理痛)・外傷痛の鎮痛 |
用法・用量 | なるべく空腹時をさけて服用し、服用間隔は4時間以上おいてください。 次の量を水又はぬるま湯にて服用してください。 11才以上15才未満 1回6錠 1日3回を限度とする 7才以上11才未満 1回4錠 1日3回を限度とする 3才以上7才未満 1回3錠 1日3回を限度とする |
タイプ | 錠剤 |
妊娠中・授乳中の使用 | 妊娠中:要相談 授乳中:記載なし |
使用が可能な年齢 | 3歳以上 |
錠剤・タブレットの大きさ | 記載なし |
薬の風味 | フルーツ味 |
眠くなる成分 | × |
胃の粘膜を保護する成分 | × |
スーッとする成分 | × |
水なしで使用できるタイプ | × |
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こんな方に
子ども用の解熱鎮痛薬をお探しの方に
粉薬をお探しの保護者の方に
発熱時の栄養補給も兼ねたい方に
1歳から飲めるイチゴ味顆粒
1〜10歳用の解熱鎮痛薬です。年齢によって服用量を分けられるので、小さな子どもの兄弟をお持ちの方におすすめです。発熱時に消耗しやすいビタミンCと、胃にやさしいと言われているグリシンを配合。
分類 | 第2類医薬品 |
有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 3包(3.6g)中 アセトアミノフェン 450mg アスコルビン酸(ビタミンC) 150mg グリシン 450mg |
効果・効能 | 悪寒・発熱時の解熱 頭痛・歯痛・抜歯後の疼痛・咽喉痛・耳痛・関節痛・神経痛・腰痛・筋肉痛・ 肩こり痛・打撲痛・骨折痛・ねんざ痛・月経痛(生理痛)・外傷痛の鎮痛 |
用法・用量 | 1日3回を限度とし、なるべく空腹時をさけて服用してください。 服用間隔は4時間以上おいてください。 7才以上11才未満 1回1包 3才以上7才未満 1回2/3包 1才以上3才未満 1回1/2包 |
タイプ | 顆粒 |
妊娠中・授乳中の使用 | 妊娠中:要相談 授乳中:記載なし |
使用が可能な年齢 | 1歳以上 |
錠剤・タブレットの大きさ | 記載なし |
薬の風味 | イチゴ味 |
眠くなる成分 | × |
胃の粘膜を保護する成分 | × |
スーッとする成分 | × |
水なしで使用できるタイプ | × |
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こんな方に
子ども用の風邪薬をお探しの方に
錠剤や粉薬が苦手な方に
発熱・痛み・鼻水に効くシンプルな風邪薬
アセトアミノフェンと抗ヒスタミン成分のジフェンヒドラミン塩酸塩を配合。発熱や頭痛、鼻水、くしゃみなどの風邪症状に作用します。イチゴ味で小さな子どもでも飲みやすいシロップ剤です。
分類 | 第2類医薬品 |
有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 60mL中 アセトアミノフェン 300mg ジフェンヒドラミン塩酸塩 25mg |
効果・効能 | かぜの諸症状(発熱、悪寒、頭痛、鼻みず、鼻づまり、くしゃみ、のどの痛み、 関節の痛み、筋肉の痛み)の緩和 |
用法・用量 | 次の1回量を1日3回毎食後及び必要な場合には就寝前に服用してください。 4時間の間隔をおいて、場合により1日6回まで服用して差し支えありません。 3才以上7才未満 1回10mL 1才以上3才未満 1回7.5mL 6ヵ月以上1才未満 1回6mL 3ヵ月以上6ヵ月未満 1回5mL 2才未満の乳幼児には、医師の診療を受けさせることを優先し、止むを得ない場合にのみ服用させてください。 |
タイプ | シロップ |
妊娠中・授乳中の使用 | 妊娠中:要相談 授乳中:不可 |
使用が可能な年齢 | 3ヶ月歳以上 |
錠剤・タブレットの大きさ | 記載なし |
薬の風味 | イチゴ味 |
眠くなる成分 | ジフェンヒドラミン塩酸塩 |
胃の粘膜を保護する成分 | × |
スーッとする成分 | × |
水なしで使用できるタイプ | ○ |
【比較一覧表】この記事で紹介している商品
新型コロナウイルスにはアセトアミノフェンが良い?
新型コロナウイルス感染においても発熱の場合、解熱薬などの対症療法を行います。
欧州医薬品庁(EMA)の主な見解(2020年3月18日)によると、初期の発熱や痛みにはアセトアミノフェンなどが推奨されています。
また、新型コロナウイルスワクチン接種による痛み・発熱については、厚生労働省によりアセトアミノフェンや非ステロイド性抗炎症薬(イブプロフェンやロキソプロフェン)などがあり、ワクチン接種後の発熱や痛みなどに使用できることが発表されています。
今回紹介した市販薬は、アセトアミノフェンが主成分の市販薬をピックアップしています。商品選びの参考にしていただければ幸いです。
カロナール・アセトアミノフェンに関するQ&A
頭痛、関節痛などの日常の痛みから発熱時、さらには新型コロナウイルスなどの感染症、ワクチンの副反応への対応、長引く痛みやがんによる痛みまで幅広く対応するカロナールについてのQ&Aをご紹介します。
ただし、飲む量は守って正しく使いましょう。
しかし、市販薬を自身の判断で服用する際は、副作用などのリスクも高まりますので、必ず医師、又は薬剤師に確認しましょう。
また、カロナールは副作用として肝臓の障害が懸念される薬ですので、お酒の飲み過ぎにも注意が必要です。
例えば、胃や腸などの消化管が痙攣している場合や便が溜まって腹痛が起きている場合は、効果が期待できないので別の治療が選択されるでしょう。一方、打撲や筋肉痛、または生理痛等で起こった腹痛には効果が期待できます。
まとめ
今回は解熱鎮痛剤として広く使用されているカロナールについてまとめました。
解熱剤や小児の痛み止めとしての印象が強かったカロナールですが、最近はその効果や副作用の少なさが見直され、高用量での使用が可能になっています。通常の痛み止めでは効果が不十分なケースなどカロナールを使用する機会が増えてきています。そのため、小児から大人まで、風邪による発熱から癌による痛みまで幅広く使用されています。
ですが、全く副作用がない薬というのは存在せず、カロナールの場合、大量・長期の服用で肝機能に対して障害を引き起こしやすくなります。
その特徴、注意を理解して、自己判断で服用することなく医師や薬剤師の指示に従って服用するよう心がけてくださいね。
※掲載内容は執筆時点での情報です。