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	<title>EPARKくすりの窓口コラム</title>
	<copyright>EPARKくすりの窓口コラム</copyright>
	<link>http://www.kusurinomadoguchi.com/column</link>
	<language>ja</language>
	<description>EPARKくすりの窓口コラムでは、お薬や病気に関する疑問や悩みの解消、健康に関するお役立ち情報の発信を目的として、薬剤師をはじめとした各分野の専門家の方々が発信するヘルスケア情報を集めています。</description>
	<pubDate>Thu, 24 Sep 2026 09:09:36 +0900</pubDate>
		<item>
		<title>【皮膚科医が解説】アトピー性皮膚炎治療薬「デュピクセント」の効果・副作用</title>
		<link>http://www.kusurinomadoguchi.com/column/articles/dupixent</link>
		<guid isPermaLink="true">http://www.kusurinomadoguchi.com/column/articles/dupixent</guid>
				<comments></comments>
				<pubDate>Wed, 22 Mar 2023 10:37:31 +0000</pubDate>
		<dc:creator>藤田 悠花</dc:creator>
		<category>肌の症状</category>
		<description>
			<![CDATA[<p></p>
<h3 class="h3" id="デュピクセントとは">デュピクセントとは</h3>
<p></p>
<div class="baloon-content">
<div class="baloon-author-prf">
<div class="baloon-author-thumbnail"><img decoding="async" class="baloon-author-thumbnail-image " src="https://cdn.kusurinomadoguchi.com/wp-content/uploads/writerimg_fujita.jpeg" /></div>
<div class="profile">
<p class="job">医師</p>
<p class="name">藤田 悠花さんのコメント</p>
</div>
</div>
<div class="baloon-text">デュピクセントは<span class="line-yellow">既存の治療でもコントロールが困難で、良い効果を得られなかったアトピー性皮膚炎の患者様に対して使用する薬です。</span></div>
</div>
<p>そして高い効果等が示されているため、しっかりステロイドの塗り薬などを使用していても、湿疹やそかゆみが出現してしまう方にとっては、さらなる治療の選択肢となりまえます。</p>
<h4 class="h4" id="アトピーの治療方の歴史">アトピーの治療方の歴史</h4>
<p><img fetchpriority="high" decoding="async" src="https://cdn.kusurinomadoguchi.com/wp-content/uploads/atopic-treatment-8.png" alt="" width="700" height="500" class="alignnone size-full wp-image-51425" /></p>
<p>アトピー性皮膚炎に対するステロイド外用は1950年ごろから行われていましたが、厚生労働省からガイドラインが発表されステロイド外用が標準治療として行われるようになりました。</p>
<p>また同時期よりステロイド内服も治療法に加えられています。その後、ステロイドではない免疫抑制作用のある外用薬が登場し、2005年には紫外線療法、2010年には経口の免疫抑制剤が適応になりました。そして2018年にデュピクセントが新しく使用できるようになり現在に至ります。</p>
<h4 class="h4" id="作用する仕組み">作用する仕組み</h4>
<p><img decoding="async" src="https://cdn.kusurinomadoguchi.com/wp-content/uploads/dupixent-1-1.png" alt="" width="1000" height="794" class="alignnone size-full wp-image-55427" /></p>
<p>アトピー性皮膚炎では、主にT細胞というリンパ球の影響が大きいとされています。</p>
<p>そのT細胞からさまざまなサイトカインという皮膚に炎症を起こすタンパク質の一種が放出されることで皮膚のバリア機能の低下や、皮膚内の炎症が励起され、それにより、皮膚に湿疹が起こるとされています。デュピクセントはそのサイトカインのうちのIL-4とIL-13を阻害することで、炎症を抑制し、湿疹の発生や増悪・かゆみを抑制します。</p>
<h4 class="h4" id="デュピクセントの有効性">デュピクセントの有効性</h4>
<p>成人で病歴が3年以上ある中等症以上のアトピー性皮膚炎の患者に対して、ステロイド外用とデュピクセントを併用した治療とステロイド外用のみの治療を比較した国際共同試験が行われました。その試験で、<span class="line-yellow">デュピクセントを使用した群が使用していない群と比べて皮疹の面積や重症度、掻痒感の50％を超える改善を認めており、有効性が確認されています。</span></p>
<p></p>
<h3 class="h3" id="デュピクセントの治療方法">デュピクセントの治療方法</h3>
<p>デュピクセントの特徴や有効性に関して紹介しました。ここからは、デュピクセントの具体的な使用方法や使用ができる方、使用はできるが注意が必要な方などに関して紹介します。</p>
<h4 class="h4" id="投与方法">投与方法</h4>
<p><img decoding="async" src="https://cdn.kusurinomadoguchi.com/wp-content/uploads/dupixent.png" alt="" width="700" height="500" class="alignnone size-full wp-image-54477" /></p>
<p>デュピクセントは注射薬で、皮下に注射を行います。1本300mgで、2週間おきに注射を行います。最初の１回は600mg（2本）の注射を行い、２回目以降は300mg（1本）となります。</p>
<p>注射する部位は二の腕やお腹、太ももです。初回と２回目は病院で注射を行う必要がありますが、自己注射の指導を受ければその後は自宅で注射を行うことができるため、2週間おきに通院する必要はなくなります。</p>
<h4 class="h4" id="治療可能な方">治療可能な方</h4>
<p>デュピクセントが使用可能な方は、<span class="line-yellow">1</span><span class="line-yellow">5歳以上でアトピー性皮膚炎と診断されており、かつステロイド外用やその他の免疫抑制効果のある外用剤を6ヶ月以上使用しても改善があまりみられない方</span>となります。</p>
<p>また、副作用などの問題でこれらの外用薬が使用できない方も対象となります。外用薬でコントロールができる方はデュピクセントを使用することはできません。それ以外の飲み薬や紫外線治療が有効である方も、デュピクセントの対象外になることがあります。</p>
<h4 class="h4" id="投与に注意が必要な方">投与に注意が必要な方</h4>
<p>デュピクセント投与に注意が必要な方は、喘息などその他のアレルギー疾患を持っている方や寄生虫感染症をお持ちの方となります。デュピクセントはアトピー以外のアレルギー疾患にも効果がありますが、アトピーの症状のみで判断してデュピクセントを中止した場合、それ以外の症状が急に悪化する可能性があります。また、寄生虫感染のある方はデュピクセント投与で症状が悪化する可能性があり、同じく注意が必要です。</p>
<p></p>
<h3 class="h3" id="従来のアトピー治療との違い">従来のアトピー治療との違い</h3>
<p></p>
<div class="baloon-content">
<div class="baloon-author-prf">
<div class="baloon-author-thumbnail"><img decoding="async" class="baloon-author-thumbnail-image " src="https://cdn.kusurinomadoguchi.com/wp-content/uploads/writerimg_fujita.jpeg" /></div>
<div class="profile">
<p class="job">医師</p>
<p class="name">藤田 悠花さんのコメント</p>
</div>
</div>
<div class="baloon-text">デュピクセントの具体的な使用方法などに関して紹介しました。ここからは、デュピクセントが今までのアトピー性皮膚炎の治療方法と何が違っているのかに関して解説します。</div>
</div>
<p></p>
<h4 class="h4" id="作用の違い">作用の違い</h4>
<p><img decoding="async" src="https://cdn.kusurinomadoguchi.com/wp-content/uploads/dupixent-3.png" alt="" width="700" height="500" class="alignnone size-full wp-image-55429" /></p>
<p>標準治療であるステロイド外用は、皮膚のバリア機能低下に対する皮膚保護や起こってしまった表皮の炎症を抑える治療です。しかしデュピクセントはそれらを起こす炎症性サイトカイン自体を抑制します。</p>
<p>そのため、ステロイド外用は起こった炎症やバリア機能を治す治療であるのに対して、デュピクセントは症状を起こす根本を抑制し症状を起こさないようにする治療となっています。</p>
<h4 class="h4" id="使用方法の違い">使用方法の違い</h4>
<p>今までのアトピー性皮膚炎の治療が塗り薬や飲み薬であったのに対して、デュピクセントは注射薬であることが今までの治療法との大きな違いです。</p>
<p>飲み薬の場合は毎日の内服が必要ですが、<span class="line-yellow">デュピクセントの場合は2週間に1度の注射となるため、回数面での負担は少なくなるでしょう。</span>（初回と2回目の注射は病院で施行しないといけないですが、その後は自己注射も可能となります。）</p>
<p>そのため、薬を飲むことをついつい忘れてしまいがちな方などには適している治療法だと思われます。</p>
<h4 class="h4" id="副作用の違い">副作用の違い</h4>
<p>今までステロイド外用でコントロールが難しかったアトピー性皮膚炎に対して、免疫を抑える飲み薬を使用していましたが、感染症にかかりやすくなるなどの副作用が多くなるため元々の病気などの兼ね合いで使用できない方もいらっしゃいました。しかし、デュピクセントはそれらの免疫抑制剤と比較すると感染症などを起こしにくいとされているため、比較的使用しやすい薬剤となっています。</p>
<p>デュピクセント特有の副作用に結膜炎がありますが、結膜炎を経験したという報告は少なく、現時点では起こる可能性が低いとされています。</p>
<h3 class="h3" id="『デュピクセント』に関するQ&amp;amp;A">『デュピクセント』に関するQ&amp;A</h3>
<p><img decoding="async" src="https://cdn.kusurinomadoguchi.com/wp-content/uploads/2021/02/3444688_s.jpg" alt="Q&amp;A" width="640" height="427" class="alignnone" /></p>
<p>デュピクセントに関して紹介しました。新しい薬のため、あまり馴染みがない方がほとんどだと思います。ここからはデュピクセントに関して、患者様からよく聞く質問に対して答えていきます。</p>
<div class="baloon-content">
<div class="baloon-question-thumbnail"><img decoding="async" class="baloon-question-thumbnail-image" src="https://cdn.kusurinomadoguchi.com/wp-content/themes/bizvektor-global-edition/images/question.png" /></div>
<div class="baloon-question-text">費用はいくらくらいかかりますか？</div>
</div>
<div class="baloon-content">
<div class="baloon-answer-text"><span class="text-red-bold">薬剤のみの値段は1本で約58,000円</span>です。3割負担の保険の方の場合、<span class="text-red-bold">1本あたり約17,000円程度</span>となります。初回は2本必要になるため、2倍の値段がかかります。また、これに加えて診察費が必要になります。費用が高額になるため、<span class="line-yellow">医療費控除の使用や自己注射を導入した場合は高額療養費制度の使用が可能になる可能性があり、適用になった場合は費用負担が軽減されます。</span>高額療養費制度は年収により、還付される金額が異なります。</div>
<div class="baloon-answer-thumbnail"><img decoding="async" class="baloon-answer-thumbnail-image " src="https://cdn.kusurinomadoguchi.com/wp-content/uploads/writerimg_fujita.jpeg" /></div>
</div>
<div class="baloon-content">
<div class="baloon-question-thumbnail"><img decoding="async" class="baloon-question-thumbnail-image" src="https://cdn.kusurinomadoguchi.com/wp-content/themes/bizvektor-global-edition/images/question.png" /></div>
<div class="baloon-question-text"><strong>何回注射すれば良くなりますか？いつまで注射を続けなければいけませんか？</strong></div>
</div>
<div class="baloon-content">
<div class="baloon-answer-text"><span class="line-yellow">多くの患者さんが1回目や2回目の注射でかゆみの軽減や、皮疹の改善などの効果を実感されている印象です。</span><br />すぐに効果が実感できなかった方でも、使用していくにつれて症状の改善を得られている場合がほとんどです。いつまで注射を継続するかという点に関しては、まずは半年程度注射を継続してもらいます。そして、その後症状を見つつステロイド外用のみでコントロールできるかどうかを検討し、可能であれば中止します。</div>
<div class="baloon-answer-thumbnail"><img decoding="async" class="baloon-answer-thumbnail-image " src="https://cdn.kusurinomadoguchi.com/wp-content/uploads/writerimg_fujita.jpeg" /></div>
</div>
<div class="baloon-content">
<div class="baloon-question-thumbnail"><img decoding="async" class="baloon-question-thumbnail-image" src="https://cdn.kusurinomadoguchi.com/wp-content/themes/bizvektor-global-edition/images/question.png" /></div>
<div class="baloon-question-text"><strong>打ちたい時にすぐ打てますか？</strong></div>
</div>
<div class="baloon-content">
<div class="baloon-answer-text"><span class="line-yellow">デュピクセントはアトピー性皮膚炎の診断がなされていて、既存の治療を6ヶ月行っても皮疹の改善が乏しい方にのみ適応があります。</span>そのため初診の場合は、今までの治療経過の確認などが必要になるため投与はできません。一番早くて次回受診からとなるでしょう。また、薬剤は冷凍保存されているため、使用する前に45分間の解凍が必要です。飛び込みで受診した場合、解凍中は待機となるため事前に予約しましょう。</div>
<div class="baloon-answer-thumbnail"><img decoding="async" class="baloon-answer-thumbnail-image " src="https://cdn.kusurinomadoguchi.com/wp-content/uploads/writerimg_fujita.jpeg" /></div>
</div>
<p></p>
<h3 class="h3" id="まとめ">まとめ</h3>
<p><img decoding="async" src="https://cdn.kusurinomadoguchi.com/wp-content/uploads/25349769_s.jpg" alt="" width="640" height="427" class="alignnone size-full wp-image-54478" /></p>
<p>アトピー性皮膚炎の新しい薬剤であるデュピクセントを紹介しました。効果も高く、他の免疫抑制剤と比較すると副作用も少ないため新しい治療の選択肢としてはとてもいいものであると思います。</p>
<p>値段が高いため、どうしても金銭的な負担が大きくなってしまいますが、その分かゆみや皮疹に悩まされることのない日常を送れる可能性があります。今までの治療で改善がない方は、一度お近くの皮膚科に相談してみてください。</p>
<div class="exsample">
<div class="exsample-body">
<h5 id="参考文献">参考文献</h5>
<p>・<a href="https://www.support-allergy.com" target="_blank" rel="noopener">デュピクセント | サノフィ</a></p>
<p>・<a href="https://www.google.co.jp/url?sa=t&amp;rct=j&amp;q=&amp;esrc=s&amp;source=web&amp;cd=&amp;ved=2ahUKEwi39_-x56P9AhUE32EKHVDnAPEQFnoECA0QAQ&amp;url=https%3A%2F%2Fwww.dermatol.or.jp%2Fuploads%2Fuploads%2Ffiles%2Fguideline%2FADGL2021.pdf&amp;usg=AOvVaw0r0aIvnr-dzvDsI5LBplGD" target="_blank" rel="noopener">アトピー性皮膚炎診療ガイドライン　日本皮膚科学会</a></p>
<p>・<a href="https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika/108/3/108_381/_pdf" target="_blank" rel="noopener">アトピーと乾癬における免疫療法</a></p>
</div>
</div>
]]>
		</description>
            
						<adviser_url>http://cdn.kusurinomadoguchi.com/wp-content/uploads/writerimg_fujita.jpeg</adviser_url>
						<relation_keywords>
				アトピー,アトピー性皮膚炎,デュピクセント        		</relation_keywords>
        		</item>
		<item>
		<title>【医師が解説】アトピー性皮膚炎とは？  皮膚症状の特徴を年齢別に紹介</title>
		<link>http://www.kusurinomadoguchi.com/column/articles/atopic-dermatitis</link>
		<guid isPermaLink="true">http://www.kusurinomadoguchi.com/column/articles/atopic-dermatitis</guid>
				<comments></comments>
				<pubDate>Thu, 26 Jan 2023 09:35:28 +0000</pubDate>
		<dc:creator>大泊 香</dc:creator>
		<category>病気</category>
		<description>
			<![CDATA[<p></p>
<h3 class="h3" id="アトピー性皮膚炎とは">アトピー性皮膚炎とは</h3>
<p>アトピー性皮膚炎とはかゆみをともなう湿疹が、良くなったり、悪くなったりすることをくりかえす慢性の皮膚疾患です。<br />一般的に乳幼児期や小児期に発症する方が多く、成長と共に患者数は徐々に減少していきます。中には成人型のアトピー性皮膚炎に進んでしまう方や、成人期にはじめて発症する方もいると考えられています。</p>
<p><img decoding="async" src="https://cdn.kusurinomadoguchi.com/wp-content/uploads/atopic-dermatitis-1.png" alt="年代別発症率" width="700" height="1156" class="alignnone size-full wp-image-8634" /></p>
<h4 class="h4" id="特徴">特徴</h4>
<p>どの年齢のアトピー性皮膚炎にも該当する特徴をまとめると以下のようになります。</p>
<div class="box-table">
<ul class="check-list">
<li>左右対称性に湿疹が分布する</li>
<li>症状が良くなったり悪くなったりを繰り返す</li>
<li>「アトピー素因」を持つ方も多い</li>
</ul>
<ul class="check-list"></ul>
</div>
<p>※アトピー素因…本人もしくは血縁者が、気管支喘息、アレルギー性鼻炎・結膜炎、アトピー性皮膚炎のいずれか(もしくは複数)を持っていることなど。</p>
<p></p>
<h4 class="h4" id=""><strong>症状</strong></h4>
<p>上記の特徴に加えて、一般的な皮膚症状について具体例を以下のようにまとめました。心当たりのある方もいらっしゃるのではないでしょうか？　これらを総合的に判断してアトピー性皮膚炎と診断していきます。</p>
<div class="box-table">
<ul class="check-list">
<li>痒みを伴う湿疹</li>
<li>急性期は紅斑(赤み)、ぶつぶつした丘疹、ジュクジュク</li>
<li>慢性期は苔癬化(ゴワゴワした皮膚の変化)</li>
<li>重症では痒疹(かゆみの強い丘疹が多発)</li>
<li>湿疹を繰り返す場所は茶色い色素沈着</li>
<li>全体的に肌は乾燥しがち</li>
<li>新旧の皮膚症状が混ざる</li>
<li>顔面の重症例では眼症状の合併症もある</li>
</ul>
</div>
<p><img decoding="async" src="https://cdn.kusurinomadoguchi.com/wp-content/uploads/atopic-dermatitis-2.png" alt="症状例" width="700" height="745" class="alignnone size-full wp-image-8635" /></p>
<p></p>
<h3 class="h3" id="年齢ごとの特徴と好発部位">年齢ごとの特徴と好発部位</h3>
<p>様々な皮膚症状がありますが、年齢によって、湿疹が出やすい部位や湿疹の特徴が少し異なります。これが、同じ子どもでも年齢によって皮膚症状が変化してきたり、親子でも皮膚症状の見た目が違ったりする大きな理由です。</p>
<p></p>
<h4 class="h4" id="子ども（小児）の場合">子ども（小児）の場合</h4>
<p>アトピーと言えば子どもの皮膚症状を思い浮かべる方も多いでしょう。<br />具体的なメカニズムは解明されていませんが、2歳頃を境にして心身の成長と共にアトピーの特徴も変化していきます。小児期のアトピーは10歳までに7割が寛解し、大人になるにつれ難治性が高くなるとされています。</p>
<p>小児期は治療の反応が良好なことが多く、アトピー性皮膚炎の治療において重要な機会です。すべての特徴が1人の子どもに当てはあるわけではありませんが、ぜひ参考にしてみてください。</p>
<div class="box-table">
<ul class="check-list">
<li>痒みは我慢できずに引っかく</li>
<li>関節の内側に湿疹ができやすい</li>
<li>全体的に乾燥肌</li>
<li>伝染性軟属腫(水いぼ)や伝染性膿痂疹(とびひ)を合併することがある</li>
</ul>
</div>
<p><strong>■乳児期（2歳未満）</strong></p>
<div class="box-table">
<ul class="check-list">
<li>頬・額・頭の乾燥や赤みから始まることが多い</li>
<li>顔全体や首・脇・肘の内側・膝の裏側のジュクジュクした湿疹</li>
<li>腹まわりや胸、背中、手足にも紅斑や丘疹が広がる</li>
<li>かゆみが強い場合は引っかいて「ジュクジュク⇔かさぶた」を繰り返す</li>
</ul>
</div>
<p><img decoding="async" src="https://cdn.kusurinomadoguchi.com/wp-content/uploads/atopic-dermatitis-3.png" alt="乳児期" width="700" height="322" class="alignnone size-full wp-image-8636" /></p>
<p><strong>■幼児期・学童期（2～12歳）</strong></p>
<div class="box-table">
<ul class="check-list">
<li>首・脇・肘の内側、膝の裏側、手首、足首などの関節部の湿疹</li>
<li>背中や腹は乾燥して鳥肌のような見た目</li>
<li>繰り返し引っかくため「ジュクジュク・出血⇔かさぶた」を繰り返す</li>
<li>重症では顔・腕・太もも・すねにも皮膚症状が拡大</li>
<li>苔癬化したり、痒疹結節が出てきたりすることもある</li>
</ul>
</div>
<p><img decoding="async" src="https://cdn.kusurinomadoguchi.com/wp-content/uploads/atopic-dermatitis-4.png" alt="幼児・学童期" width="700" height="397" class="alignnone size-full wp-image-8637" /></p>
<div class="baloon-content">
<div class="baloon-question-thumbnail"><img decoding="async" class="baloon-question-thumbnail-image" src="https://cdn.kusurinomadoguchi.com/wp-content/themes/bizvektor-global-edition/images/question.png" /></div>
<div class="baloon-question-text"><strong>子どものアトピーと喘息は関係がありますか？</strong></div>
</div>
<div class="box-table">
<p>関係していると考えられています。<br />もともとの体質によりますが、乳幼児期は成長につれて様々なアレルギー疾患が出たり消えたりすることがあり(「<span class="text-red-bold">アレルギーマーチ</span>」と呼ばれます)、その疾患の中に、アトピー性皮膚炎や気管支喘息があります。<br />アトピー性皮膚炎は皮膚に炎症が起こる病気、気管支喘息は気道(空気の通り道)に炎症がおこる病気で、外の世界と接する部分に炎症が起こっている点が共通しています。片方だけ発症することもあれば両方とも発症することもあります。いずれも早期に医療機関でしっかりと症状をコントロールしてもらうことが重要です。</p>
</div>
<p></p>
<h4 class="h4" id="大人の場合">大人の場合</h4>
<p>大人のアトピー性皮膚炎を発症時期で分けると、①幼少期に発症して思春期以降も症状が残る場合、②学童期に症状がなくなったものの成人後に再度アトピーの症状が出てくる場合、③成人以降にはじめて発症する場合、の3タイプがあります。発症タイプにかかわらず思春期以降の皮膚症状には一定の特徴がありますのでご紹介します。</p>
<p>なお、大人の場合はほかの疾患(特に皮膚リンパ腫といった皮膚がんの一種など)の可能性がないか、より慎重に見極める必要があります。今までと違う皮膚症状が出てきた場合は医療機関で相談しましょう。</p>
<div class="box-table">
<ul class="check-list">
<li>上半身に皮膚症状が強い傾向</li>
<li>全体的に肌がカサカサ</li>
<li>精神的ストレスが悪化因子となることも多い</li>
</ul>
</div>
<p><strong>■思春期・成人期（13歳以上)</strong></p>
<div class="box-table">
<ul class="check-list">
<li>顔、首、胸、背中などに皮疹が出やすい</li>
<li>顔に強く症状が出るタイプもある</li>
<li>痒みの強い丘疹が腹まわりや背中、腕、太もも～すねに多発する痒疹タイプもある</li>
<li>全身に拡大した紅皮症(全体的に紅斑が広がる)タイプもある</li>
</ul>
</div>
<p><img decoding="async" src="https://cdn.kusurinomadoguchi.com/wp-content/uploads/atopic-dermatitis-5.png" alt="思春期・成人期" width="700" height="397" class="alignnone size-full wp-image-8638" /></p>
<p></p>
<h3 class="h3" id="原因">原因</h3>
<p>アトピー性皮膚炎に関しては全世界で研究が盛んに行われていますが、残念ながら全容の解明には至っていません。原因も1つではなく、様々な要因が複雑に絡み合っていると考えられています。ここでは今のところ分かっている範囲で、体質的な要因と環境的な要因に分けてまとめていきます。</p>
<h4 class="h4" id="体質的な要因">体質的な要因</h4>
<p>トピー性皮膚炎の患者さんの多くが「アトピー素因」と呼ばれる体質であると言われています。アトピー素因とは肌のバリア機能がそもそも低下していることと免疫が通常よりも強く働いてしまうことを言います。</p>
<p><strong><strong>■アトピー素因<br /></strong></strong></p>
<div class="box-table">
<ul class="check-list">
<li>肌のバリア機能が低い</li>
<li>肌の水分保持能が低い</li>
<li>免疫が過剰に働きやすい</li>
</ul>
</div>
<p><strong>■アトピー性皮膚炎の肌の特徴<br /></strong><br /><img decoding="async" src="https://cdn.kusurinomadoguchi.com/wp-content/uploads/atopic-dermatitis-6.png" alt="" width="700" height="1235" class="alignnone size-full wp-image-8640" /></p>
<p><strong>■かゆみのサイクル<br /></strong></p>
<p>アトピー性皮膚炎の皮膚では少しの刺激で炎症を起こし、かゆみを感じやすくなっています。無意識のうちに引っかいてしまい、それが刺激になってまた炎症がひどくなってしまうという、悪循環に陥ってしまいます。</p>
<p><img decoding="async" src="https://cdn.kusurinomadoguchi.com/wp-content/uploads/atopic-dermatitis-7.png" alt="かゆみの悪循環" width="700" height="520" class="alignnone size-full wp-image-8641" /></p>
<p><strong>■保湿</strong></p>
<p>アトピーの方は生まれつき肌が弱いと考えられています。もう少し詳しい表現にしますと「皮膚(特に一番外側の角層)の構造が弱く、皮膚に必要な水分を維持しにくくなり、外からの刺激に影響を受けやすい」という体質で、<br />肌が乾燥しがち(ドライスキン)になり、日常的な刺激でも皮膚に炎症が起こってしまいます。このため、アトピーで保湿剤を使用したケアが推奨されています。</p>
<p>保湿剤を使用することで、皮膚の水分量を保ったり、外部からの刺激やアレルゲンの侵入を防ぐことで、炎症の再燃を予防することができます。皮膚のバリア機能を回復・維持することでかゆみの抑制につながります。毎日継続して保湿を行うことが大切です。</p>
<p><img decoding="async" src="https://cdn.kusurinomadoguchi.com/wp-content/uploads/atopic-dermatitis-8.png" alt="" width="700" height="594" class="alignnone size-full wp-image-8642" /></p>
<h4 class="h4" id="環境的な要因">環境的な要因</h4>
<p>直接肌に触れる刺激に弱いという体質のため、生活環境によっては皮膚症状が一気に悪化してしまうことがあります。日常生活で肌につける化粧品や洗浄剤などの刺激物、温度や湿度の急激な変化、日々の精神的ストレスの積み重ね、風邪などの体調不良でもかゆみが増してしまいます。</p>
<p>かゆくて引っかくと湿疹が拡大したり悪化したりするので、ご自身の生活環境を思い返して何が刺激になっているのか洗い出すのも大切です。肌にとって優しい環境を整えてあげましょう。</p>
<p></p>
<h3 class="h3" id="アトピー性皮膚炎に関するQ&amp;amp;A">アトピー性皮膚炎に関するQ&amp;A</h3>
<p>それではアトピー性皮膚炎に関してよくある疑問点について回答していきます。日ごろの悩み事を解消できれば幸いです。</p>
<div class="baloon-content">
<div class="baloon-question-thumbnail"><img decoding="async" class="baloon-question-thumbnail-image" src="https://cdn.kusurinomadoguchi.com/wp-content/themes/bizvektor-global-edition/images/question.png" /></div>
<div class="baloon-question-text"><strong>アトピー性皮膚炎は食べ物で改善する？</strong></div>
</div>
<div class="baloon-content">
<div class="baloon-answer-text">一概には言えません。アトピーは複雑に原因が絡んでいるためか、特定の食べ物の良し悪しの判断は難しくあまり研究が進んでいません。明らかに食物アレルギーとしてアトピーの皮膚症状が悪化している場合のみ、その特定の食べ物を避けることが推奨されています。<br />偏った食事では体調不良になりアトピーの皮膚症状も悪くなることが多いので、栄養バランスの良い食事を適量摂取することを心がけると良いでしょう。</div>
<div class="baloon-answer-thumbnail"><img decoding="async" class="baloon-answer-thumbnail-image " src="https://cdn.kusurinomadoguchi.com/wp-content/uploads/%E7%94%BB%E5%83%8F1-1-1-1.png" /></div>
</div>
<div class="baloon-content">
<div class="baloon-question-thumbnail"><img decoding="async" class="baloon-question-thumbnail-image" src="https://cdn.kusurinomadoguchi.com/wp-content/themes/bizvektor-global-edition/images/question.png" /></div>
<div class="baloon-question-text"><strong>アトピー性皮膚炎って遺伝するの？</strong></div>
</div>
<div class="baloon-content">
<div class="baloon-answer-text">両親のどちらか、または両方がアトピー性皮膚炎になったことがある場合は、家族にアトピーの人がいない場合よりも、子どもが発症する確率は高かったという報告があります。実際、アトピーと関連のある遺伝子がいくつか報告されているものの、様々な複合的な要素が絡んで発症するので、子どもに必ず発症するとは言い切れません。子どもがアトピーになったからといって自身を責める必要はないでしょう。</div>
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</div>
<div class="baloon-content">
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<div class="baloon-question-text"><strong>体質改善させる方法はあるの？</strong></div>
</div>
<div class="baloon-content">
<div class="baloon-answer-text">風邪などの体調不良や寝不足・人間関係などのストレスが重なると皮膚症状も悪くなる傾向があります。栄養バランスの良い食事、十分な睡眠、適度な運動をして体調を整えていくことが大切です。日々の肌の保湿ケアも忘れないようにしましょう。<br />また補助的に漢方薬を使うこともありますが、皮膚の炎症を抑える一般的な治療も同時に行い、まずは症状を抑えていくのが一般的です。漢方薬を試したい場合は主治医とご相談ください。</div>
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</div>
<div class="baloon-content">
<div class="baloon-question-thumbnail"><img decoding="async" class="baloon-question-thumbnail-image" src="https://cdn.kusurinomadoguchi.com/wp-content/themes/bizvektor-global-edition/images/question.png" /></div>
<div class="baloon-question-text"><strong>子どものアトピー性皮膚炎は何歳までに治るの？</strong></div>
</div>
<div class="baloon-content">
<div class="baloon-answer-text">子どもの場合は、2〜3歳頃から自然寛解(自然に治療薬がほぼ不要の状態になること)する方が出てきます。<br />8〜9歳では半数程度が、16歳以降では9割程度が自然寛解するという報告があります。また、適切な治療とスキンケアを行うと、反応が良いことが多いのも小児期のアトピーの特徴の一つです。しかし、自然に治ることを期待して皮膚症状がひどいまま放置してしまうと寛解に至らず長引いてしまいがちです。医療機関で適切な治療を受けることが重要です。なお、寛解に到達しても保湿などの肌ケアは続けた方が良いでしょう。</div>
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</div>
<div class="baloon-content">
<div class="baloon-question-thumbnail"><img decoding="async" class="baloon-question-thumbnail-image" src="https://cdn.kusurinomadoguchi.com/wp-content/themes/bizvektor-global-edition/images/question.png" /></div>
<div class="baloon-question-text"><strong>塗り薬でも治らないときはどうすればいい？</strong></div>
</div>
<div class="baloon-content">
<div class="baloon-answer-text">炎症を抑える塗り薬を十分量使っても効果が思わしくない場合は、ほかの飲み薬や注射薬などを使って治療をステップアップすることがあります。ただしアトピー性皮膚炎と似た別の皮膚の病気の可能性もありますので、一人で悩まず、医療機関で相談してみることをおすすめします。</div>
<div class="baloon-answer-thumbnail"><img decoding="async" class="baloon-answer-thumbnail-image " src="https://cdn.kusurinomadoguchi.com/wp-content/uploads/%E7%94%BB%E5%83%8F1-1-1-1.png" /></div>
</div>
<h3 class="h3" id="まとめ">まとめ</h3>
<p>アトピー性皮膚炎の年齢別の皮膚症状の特徴や原因について解説していきました。成長に伴って皮膚症状の出やすい部位が変わったり、症状の見た目も違ったりすることをご理解いただけましたでしょうか？<br />　<br />アトピー性皮膚炎は近年劇的に研究が進んでいる領域です。それに伴い治療選択肢も増えてきています。一昔前に諦めて通院をやめてしまった方も、再度治療にチャレンジしてもいいかもしれませんね。<br />まずはきちんと診断をつけることからスタートし、上手にアトピー性皮膚炎と向き合っていきましょう。</p>
<div class="exsample">
<div class="exsample-body">
<h5 id="参考文献">参考文献</h5>
<p>・<a href="https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/guideline/ADGL2021_220216.pdf" target="_blank" rel="noopener">アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2021</a></p>
<p>・<a href="https://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/kenkou/ryumachi/dl/jouhou01-03.pdf" target="_blank" rel="noopener">厚生労働省　アトピー性皮膚炎の概要と基本的治療</a></p>
<p>・<a href="https://www.jspaci.jp/assets/documents/childhood-asthma-guideline.pdf" target="_blank" rel="noopener">患者さん向け 小児ぜん息治療ガイドライン</a></p>
</div>
</div>
]]>
		</description>
            
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						<relation_keywords>
				アトピー,アトピー性皮膚炎        		</relation_keywords>
        		</item>
		<item>
		<title>【医師執筆】アトピー性皮膚炎の治療法とスキンケアを解説</title>
		<link>http://www.kusurinomadoguchi.com/column/articles/atopic-treatment</link>
		<guid isPermaLink="true">http://www.kusurinomadoguchi.com/column/articles/atopic-treatment</guid>
				<comments></comments>
				<pubDate>Thu, 26 Jan 2023 07:05:00 +0000</pubDate>
		<dc:creator>大泊 香</dc:creator>
		<category>病気</category>
		<description>
			<![CDATA[<p></p>
<h3 class="h3" id="アトピー性皮膚炎とは">アトピー性皮膚炎とは</h3>
<p></p>
<div class="baloon-content">
<div class="baloon-author-prf">
<div class="baloon-author-thumbnail"><img decoding="async" class="baloon-author-thumbnail-image " src="https://cdn.kusurinomadoguchi.com/wp-content/uploads/%E7%94%BB%E5%83%8F1-1-1-1.png" /></div>
<div class="profile">
<p class="job">皮膚科医</p>
<p class="name">大泊 香さんのコメント</p>
</div>
</div>
<div class="baloon-text">良くなったり悪くなったりを繰り返す湿疹のことをアトピー性皮膚炎と言い、左右対称性に湿疹ができることが特徴です。ほかのアレルギー疾患をもっている方もいらっしゃいます。アトピーと思っていてもほかの皮膚疾患の事もありますので、一度は医師の診察を受けた方が良いでしょう。</div>
</div>
<h4 class="h4" id="アトピーの治療の目標設定">アトピーの治療の目標設定</h4>
<p>日本皮膚科学会のガイドラインでは、<span class="text-red-bold">「治療薬を適切に使って症状がないか、症状があっても日常生活に支障がない状態を維持していくこと」</span>を目標としています。実は医師としては、薬をゼロにすることが目標ではなく、適切に薬を使いながら限りなく症状をゼロにすることを目指しています。これは高血圧や心臓病などの慢性疾患も薬を使ってコントロールするので似ています。</p>
<p>患者さん個人としては、まずは治療薬を使って皮膚症状でほとんど悩むことのない生活を手に入れましょう(寛解導入と言います)。さらに医師の指導のもと、必要最低限の治療で良い状態を上手にキープできるようになりましょう。保湿剤でのスキンケアがメインで維持できるようになれば嬉しいですね。</p>
<p><img decoding="async" src="https://cdn.kusurinomadoguchi.com/wp-content/uploads/atopic-treatment-1.png" alt="" width="700" height="500" class="alignnone size-full wp-image-8654" /></p>
<h3 class="h3" id="アトピーの重症度">アトピーの重症度</h3>
<p>病気全体としての重症度は、皮膚症状とその体表面積の割合で定義されます。Severity Scoring of Atopic Dermatitis（SCORAD）とEczema Area and Severity Index（EASI）が国際的によく使われる指標ですが、一般の方には馴染みがないので、今回はそれぞれの皮膚症状の重症度について簡単にまとめます。</p>
<p><img decoding="async" src="https://cdn.kusurinomadoguchi.com/wp-content/uploads/atopic-treatment-2.png" alt="" width="700" height="500" class="alignnone size-full wp-image-8655" /></p>
<h3 class="h3" id="アトピーの治療方法">アトピーの治療方法</h3>
<p>アトピー性皮膚炎は体質的なものにしても環境的なものにしても、原因が1つに絞れないのが厄介なところです。対策も1つだけではうまくいかないことが多いため、アトピーの治療には、下記のような治療の三本柱があります。</p>
<p><img decoding="async" src="https://cdn.kusurinomadoguchi.com/wp-content/uploads/atopic-treatment-3.png" alt="" width="700" height="500" class="alignnone size-full wp-image-8656" /></p>
<h4 class="h4" id="薬物療法">薬物療法</h4>
<p>標準治療の3本柱の1つが薬物療法で、皮膚の炎症を抑えることを目的としています。<br />皮膚の炎症をとる治療薬は以下の通りです。</p>
<p><img decoding="async" src="https://cdn.kusurinomadoguchi.com/wp-content/uploads/atopic-treatment-4.png" alt="" width="700" height="500" class="alignnone size-full wp-image-8657" /></p>
<p>皮膚症状の重症度によって治療のステップが異なります。軽症～中等症の場合は塗り薬や抗ヒスタミン薬の飲み薬などを使います。中等症～重症で皮膚症状の面積が大きく塗り薬だけではコントロールが難しい場合は、その他の飲み薬や注射薬を使うこともあります。これらを上手く組み合わせて起こっている炎症を速やかに抑えることが大切です (寛解導入)。</p>
<p><img decoding="async" src="https://cdn.kusurinomadoguchi.com/wp-content/uploads/atopic-treatment-5.png" alt="" width="700" height="500" class="alignnone size-full wp-image-8658" /></p>
<p><strong><br />■薬の期間/頻度と量</strong></p>
<p>正しい治療のためには、服薬の「期間・頻度」と「量」を守ることが大切です。</p>
<p><span style="text-decoration: underline;"><strong>薬の服用期間/頻度　～プロアクティブ療法～</strong></span><br />アトピー性皮膚炎は皮膚症状を繰り返すので、寛解を維持するためにプロアクティブ療法を行います。これは症状が良くなってからも治療薬を計画的に使い続けて、皮膚症状のない状態を維持する治療戦略です。状態に応じて最低限の薬となるよう微調整するので、薬の副作用も避けやすいというメリットもあります。</p>
<p><img decoding="async" src="https://cdn.kusurinomadoguchi.com/wp-content/uploads/atopic-treatment-6.png" alt="" width="700" height="500" class="alignnone size-full wp-image-8651" /></p>
<p><span style="text-decoration: underline;"><strong>■薬の量</strong></span><br />塗り薬が基本の治療となりますが、正しい量を塗れているでしょうか？<br />成人の人差し指の先から第一関節まで薬を乗せた量を1FTUと言い、口径5mm程度のチューブタイプの軟膏やクリームでは、1FTU＝約0.5g、これは、成人の手のひら2枚分の面積に塗るのに適した量になります。塗り薬の効果が得られやすい分量ですので実際にやってみてください。なお、ローションタイプの場合は1円玉大に出すと1FTUとなります。保湿剤を塗り終えた後、「ティッシュペーパーがくっつく程度」というのも使用量の目安になります。</p>
<p><img decoding="async" src="https://cdn.kusurinomadoguchi.com/wp-content/uploads/atopic-treatment-7.png" alt="" width="700" height="500" class="alignnone size-full wp-image-8652" /></p>
<h3 class="h3" id="医療の進歩">医療の進歩</h3>
<p>ここ最近のアトピー性皮膚炎の治療薬の進歩は目覚ましく、ステロイド以外の塗り薬の選択肢が増えたり、JAK阻害薬の飲み薬の種類が増えたり、皮下注射の薬がほかにも開発されたりしています。</p>
<p>前向きに治療を続けても症状が改善しないときは、あなたにとって最適な治療法をもう一度医師と相談してみるのもいいかもしれません。</p>
<p><img decoding="async" src="https://cdn.kusurinomadoguchi.com/wp-content/uploads/atopic-treatment-8.png" alt="" width="700" height="500" class="alignnone size-full wp-image-8653" /></p>
<h3 class="h3" id="スキンケアと保湿">スキンケアと保湿</h3>
<p></p>
<div class="baloon-content">
<div class="baloon-author-prf">
<div class="baloon-author-thumbnail"><img decoding="async" class="baloon-author-thumbnail-image " src="https://cdn.kusurinomadoguchi.com/wp-content/uploads/%E7%94%BB%E5%83%8F1-1-1-1.png" /></div>
<div class="profile">
<p class="job">皮膚科医</p>
<p class="name">大泊 香さんのコメント</p>
</div>
</div>
<div class="baloon-text">アトピーの方は乾燥肌になりやすい体質と考えられています。</div>
</div>
<p>具体的には、①皮膚の外からの刺激に弱いこと(皮膚バリア機能の低下)、②皮膚の保湿因子が少なくなっていること、が関連しているのではないかと言われています。</p>
<p>日々のスキンケアや保湿で皮膚のバリア機能と、水分量を補ってあげることが大切です。湿疹まではいかないけれど乾燥して痒みがあるタイプの方は、定期的な保湿をすると、外界からの刺激に対して肌が過剰な反応をしなくて済み、湿疹化するのを予防できるでしょう。季節によって、保湿剤をローションタイプやクリームタイプなど、使用感で使い分けるのもおすすめです。</p>
<h4 class="h4" id="スキンケアのタイミングと頻度">スキンケアのタイミングと頻度</h4>
<p>1日1回より1日2回の保湿剤外用の方が、保湿効果が高いと言われています。特に入浴後はしばらくすると乾燥してしまうので、早めに全身に保湿剤を塗りましょう。</p>
<p><span style="text-decoration: underline;"><strong>〇塗り方</strong></span><br />まず手を清潔にしてください。適量を手に出して、手のひらで優しく塗り広げましょう。ゴシゴシこすらないように注意してください。広い範囲に塗るときは、保湿剤を点在させてから塗り広げるのがコツです。</p>
<p><span style="text-decoration: underline;"><strong>〇入浴・シャワー時の注意点</strong></span><br />皮膚バリア機能の回復に適温なのは、38～40度とされています。逆に42度以上では痒みが増してしまうので注意しましょう。こするのも刺激となりますので、石鹸はよく泡立ててから使いましょう。洗浄剤が肌に残らないように十分にすすいでください。</p>
<p></p>
<h3 class="h3" id="原因・悪化因子の除去">原因・悪化因子の除去</h3>
<p>アトピーの方は体質の他にも生活環境の変化に影響を受けやすく、皮膚症状が良くなったり悪くなったりを繰り返しがちです。症状が起こるきっかけとなる要因を除去することが大切です。</p>
<p><strong>■症状が起こりやすいとされる環境例</strong></p>
<div class="box-table">
<ul class="check-list">
<li>季節の変わり目などの温度・湿度の変化</li>
<li>学校・職場・家庭での精神的ストレス</li>
<li>洗剤や化粧品・シャンプーといった日常生活で使っている刺激物</li>
<li>風邪などの体調不良</li>
</ul>
</div>
<p><strong>■対策</strong><br />アトピー性皮膚炎の肌は、どうしても外界からの刺激を受けやすくなっています。いくつか具体的な対策をお示しします。</p>
<div class="box-table">
<ul class="check-list">
<li>肌着は刺激が少ない素材を選び、締め付けの強い肌着は避ける。</li>
<li>ナイロンタオルでの清拭は避け、シャンプーのすすぎ残しがないように注意する。</li>
<li>かぶれを疑ったらパッチテストで原因を特定して避ける。</li>
<li>ダニやホコリに対してアレルギー体質があれば、こまめに掃除をしておく。</li>
<li>流れ出る汗をかいた時は吸水性の良いタオルで優しくぬぐう。</li>
<li>精神的ストレスを伴う場合は、気分転換をするなど対処法を考える。</li>
</ul>
</div>
<h3 class="h3" id="病院に行く目安">病院に行く目安</h3>
<p><img decoding="async" src="https://cdn.kusurinomadoguchi.com/wp-content/uploads/25207765_s.jpg" alt="" width="640" height="427" class="alignnone size-full wp-image-51263" /></p>
<p>皮膚科を受診する時間がなかなか取れずに、自己流の対処法や市販の外用薬で何とかしのいでいる方もおられるでしょう。どういう場合に皮膚科を受診するべきかの具体的な目安をいくつかお示しします。</p>
<p><strong>・乾燥している</strong><br /><strong>・赤みや腫れがある</strong><br /><strong>・かきむしって血がにじむ</strong><br /><strong>・ジュクジュクしている</strong><br /><strong>・肌荒れが痛い</strong><br /><strong>・スキンケアをしても肌荒れが良くならない</strong><br /><strong>・どの薬を使えばよいのか分からない</strong></p>
<p>上記のような場合は、1人で悩みを抱え込まず、お近くの皮膚科やアレルギー科でご相談ください。</p>
<p></p>
<h3 class="h3" id="まとめ">まとめ</h3>
<p><img decoding="async" src="https://cdn.kusurinomadoguchi.com/wp-content/uploads/3241215_s.jpg" alt="" width="640" height="427" class="alignnone size-full wp-image-51251" /></p>
<p>アトピー性皮膚炎について治療方法やスキンケアの具体的な方法などご理解いただけましたでしょうか。アトピー関連ではどんどん新しい治療薬が開発されています。まずは正しい病気の知識を持って、できることから始めていただければ幸いです。</p>
<p></p>
<h3 class="h3" id="アトピー性皮膚炎に関するQ&amp;amp;A">アトピー性皮膚炎に関するQ&amp;A</h3>
<p><img decoding="async" src="https://cdn.kusurinomadoguchi.com/wp-content/uploads/4161838_s.jpg" alt="Q&amp;A" width="640" height="422" class="alignnone size-full wp-image-28254" /></p>
<div class="baloon-content">
<div class="baloon-question-thumbnail"><img decoding="async" class="baloon-question-thumbnail-image" src="https://cdn.kusurinomadoguchi.com/wp-content/themes/bizvektor-global-edition/images/question.png" /></div>
<div class="baloon-question-text"><strong>アトピー性皮膚炎は食べ物で改善する？</strong></div>
</div>
<div class="baloon-content">
<div class="baloon-answer-text">残念ながら特定の食べ物を食べて改善するという明確な報告例はありません。除去食に関しては、個々人で明らかに特定の食べ物で皮膚症状が悪化している場合は試す価値があるでしょう。<br />一般的にアトピーの皮膚症状は体調が悪くなると同時に悪化しがちです。栄養バランスよく食事をとることで、体調を整えていきましょう。</div>
<div class="baloon-answer-thumbnail"><img decoding="async" class="baloon-answer-thumbnail-image " src="https://cdn.kusurinomadoguchi.com/wp-content/uploads/%E7%94%BB%E5%83%8F1-1-1-1.png" /></div>
</div>
<div class="baloon-content">
<div class="baloon-question-thumbnail"><img decoding="async" class="baloon-question-thumbnail-image" src="https://cdn.kusurinomadoguchi.com/wp-content/themes/bizvektor-global-edition/images/question.png" /></div>
<div class="baloon-question-text"><strong>アトピー性皮膚炎って遺伝するの？</strong></div>
</div>
<div class="baloon-content">
<div class="baloon-answer-text">環境因子も絡んでくるため、遺伝だけでは発症するかどうか説明がつかないのが現状です。ただ、厚生労働省の以前の報告によると、両親のどちらか、もしくは両方にアトピー性皮膚炎の既往がある場合は、家族に全くアトピー歴がない場合と比較すると発症する確率は高くなっています。</p>
<p>ただ、両親がアトピー性皮膚炎だからと言って発症が確定しているわけではありません。環境要因によって引き起こされることもあるので、環境の悪化要因をできるだけ取り除いてあげることが大切です。また医学の進歩により、子どもに関しても新しい治療法やお薬を選択できるようになってきています。</p></div>
<div class="baloon-answer-thumbnail"><img decoding="async" class="baloon-answer-thumbnail-image " src="https://cdn.kusurinomadoguchi.com/wp-content/uploads/%E7%94%BB%E5%83%8F1-1-1-1.png" /></div>
</div>
<div class="baloon-content">
<div class="baloon-question-thumbnail"><img decoding="async" class="baloon-question-thumbnail-image" src="https://cdn.kusurinomadoguchi.com/wp-content/themes/bizvektor-global-edition/images/question.png" /></div>
<div class="baloon-question-text"><strong>アトピー性皮膚炎が急に悪化することはある？</strong></div>
</div>
<div class="baloon-content">
<div class="baloon-answer-text">よくあります。職場や学校の環境の変化や人間関係の変化、季節の変わり目などに急激に悪化することは一般的に知られています。悪くなることを見越して治療を事前に強化しておくなどの対策をとるのも有用です。</div>
<div class="baloon-answer-thumbnail"><img decoding="async" class="baloon-answer-thumbnail-image " src="https://cdn.kusurinomadoguchi.com/wp-content/uploads/%E7%94%BB%E5%83%8F1-1-1-1.png" /></div>
</div>
<div class="baloon-content">
<div class="baloon-question-thumbnail"><img decoding="async" class="baloon-question-thumbnail-image" src="https://cdn.kusurinomadoguchi.com/wp-content/themes/bizvektor-global-edition/images/question.png" /></div>
<div class="baloon-question-text"><strong>ステロイド外用薬って怖いもの？</strong></div>
</div>
<div class="baloon-content">
<div class="baloon-answer-text">ステロイドと一口に言っても、内服と外用では副作用は異なります。外用剤としては局所だけに作用するので、全身への影響は少なく、医師の指導のもとで適切に使用する場合は重い副作用が出る確率は限りなく低くなっています。<br />とはいえ、同じ部位に何年も毎日ステロイド外用薬を塗っていると皮膚が薄くなることもあります。毎日ステロイドを塗らないと治らない場合は、その他の外用薬を組み合わせて副作用ができるだけ出ないようなさじ加減をしていきますので、主治医とご相談ください。</div>
<div class="baloon-answer-thumbnail"><img decoding="async" class="baloon-answer-thumbnail-image " src="https://cdn.kusurinomadoguchi.com/wp-content/uploads/%E7%94%BB%E5%83%8F1-1-1-1.png" /></div>
</div>
<div class="baloon-content">
<div class="baloon-question-thumbnail"><img decoding="async" class="baloon-question-thumbnail-image" src="https://cdn.kusurinomadoguchi.com/wp-content/themes/bizvektor-global-edition/images/question.png" /></div>
<div class="baloon-question-text"><strong>アトピー性皮膚炎はいつまで治療が必要なの？</strong></div>
</div>
<div class="baloon-content">
<div class="baloon-answer-text">短期間で完全に治すことは残念ながら難しいのが現状です。成人の場合は、塗り薬を週に何度か塗る程度で皮膚症状を落ち着かせることが出来るのが目標の1つです。</p>
<p>なお、幼少期からのアトピーの場合は成長と共に自然に塗り薬が不要になることも多々ありますので、根気強く薬を使って症状を抑えていくことを目指しましょう。</p></div>
<div class="baloon-answer-thumbnail"><img decoding="async" class="baloon-answer-thumbnail-image " src="https://cdn.kusurinomadoguchi.com/wp-content/uploads/%E7%94%BB%E5%83%8F1-1-1-1.png" /></div>
</div>
<div class="exsample">
<div class="exsample-body">
<h5 id="参考文献">参考文献</h5>
<p>・<a href="https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/guideline/ADGL2021_220216.pdf" target="_blank" rel="noopener">アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2021</a></p>
<p>・<a href="https://www.jstage.jst.go.jp/article/dermatol/128/12/128_2431/_pdf/-char/ja" target="_blank" rel="noopener">アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2018</a></p>
<p>・<a href="https://www.dupixent.jp/atopy/property/01" target="_blank" rel="noopener">サノフィ公式HP　デュピクセント®の特性</a></p>
<p>・<a href="https://www.jstage.jst.go.jp/article/dermatol/122/1/122_39/_article/-char/ja/" target="_blank" rel="noopener">日本皮膚科学会雑誌2012年122巻1号p.39-43　保湿剤の効果に及ぼす塗布量および塗布回数の検討</a></p>
<p>・<a href="https://www.dermatol.or.jp/qa/qa1/q04.html" target="_blank" rel="noopener">日本皮膚科学会 皮膚科Q&amp;A</a></p>
<p>・<a href="https://www.ncchd.go.jp/hospital/sickness/children/allergy/atopic_dermatitis.html" target="_blank" rel="noopener">国立成育医療研究センター　アトピー性皮膚炎</a></p>
<p>・<a href="https://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/kenkou/ryumachi/dl/jouhou01-03.pdf" target="_blank" rel="noopener">厚生労働省　アトピー性皮膚炎の概要と基本的治療</a></p>
<p>・<a href="https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/site_hifuken/qa/quantity/" target="_blank" rel="noopener">第一三共ヘルスケア　ひふのいろいろQ&amp;A　薬の使い方</a></p>
<p>・<a href="https://www.maruho.co.jp/hoshitsu/" target="_blank" rel="noopener">マルホ　保湿剤の塗り方</a></p>
<p>・<a href="https://hc.mt-pharma.co.jp/hifunokoto/selfmedication/1638" target="_blank" rel="noopener">田辺三菱製薬　ヒフノコトサイト</a></p>
</div>
</div>
]]>
		</description>
            
						<adviser_url>http://cdn.kusurinomadoguchi.com/wp-content/uploads/%E7%94%BB%E5%83%8F1-1-1-1.png</adviser_url>
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				アトピー,アトピー性皮膚炎,保湿剤        		</relation_keywords>
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	</channel>
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