どうして薬局で薬を受け取るの?

みなさん、病院にかかったときには、お薬をもらいますよね?どこでお薬をもらいますか?病院?それとも、薬局?

だいたいの場合は、病院で処方せんをもらって、それを持って薬局に行きますよね。

今では、薬局で薬を受け取る“院外処方”がほとんどですが、昔は病院で薬を受け取る、“院内処方”が一般的でした。

では、「昔は薬を病院でもらえたのに、どうして今は病院内で薬をもらえない」のでしょうか?これには様々な理由があるのです。

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薬の使いすぎを阻止

病院で薬をもらえたほうが、移動もないし楽だから便利!と思う方もいるかもしれません。しかし、院外処方が一般的になっている背景には理由があります。

その1つは薬の使いすぎに歯止めをかけるためです。

昔は病院の決めた薬を患者が飲む、というチェック機能がない状態で薬が渡されていました。そのため、たくさんの薬を患者に処方されることも多くありました。

薬をたくさん使えば症状は良くなりますし、その分薬を処方する病院にもお金が入ります。しかし、患者が薬を多く飲めば、その分だけ副作用の可能性も上がりますし、飲み合わせの危険性も出てきます。

また、症状が良くなるからといって、“多め“に病院が薬を処方していた場合、ひょっとしたら、実はもう飲まなくていい薬も処方されていたかもしれません。

こういった理由から、薬をたくさん処方することが患者さんにとって必ずしも良いことなのか、と言われれば、もちろん答えは「いいえ」です。

医薬分業の厚生労働省の動き

こういった問題を食い止めるためには、病院とは関係のない、外の薬局に処方を出し、そこで薬をチェックしてもらう、という今の院外処方の流れが出来上がりました。

厚生労働省(当時は厚生省)は国策をしかけます。
平成4年では病院が処方するともらえる「処方料」を、740円に引き上げ、院外処方を出すように促します。

次は、平成9年には37のモデル国立病院に対して完全分業(院外処方箋受取率70%以上)を指示し医薬分業を進めていきました。
そして、どんどん院外処方は増え、調剤薬局も増えていくのでした。

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