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風邪薬を飲むと、なんで便秘症状になる?
市販の風邪薬について
市販の風邪薬は総合感冒薬となっており、発熱、喉の痛み、咳や痰、鼻炎症状、くしゃみ、頭痛など様々な症状に対して効果を出すため、複数の成分が配合されています。具体的には、下記のようにそれぞれの症状に対してお薬が配合されています。
くしゃみ、鼻炎症状:抗ヒスタミン剤、血管収縮剤
咳や痰:鎮咳薬、去痰薬
発熱、喉の痛み、頭痛:解熱鎮痛剤
便秘症状のある風邪薬の成分について
市販の風邪薬に含まれている、くしゃみや鼻炎症状に効く「抗ヒスタミン剤」や咳をおさえる「鎮咳薬」において、効果がある反面、副作用として、便秘症状を引き起こす可能性があります。
抗ヒスタミン剤について
風邪や花粉症などの鼻炎症状、又、その他のアレルギー症状に対して利用されるのが抗ヒスタミン剤になります。アレルギーの原因となる体内物質であるヒスタミンの作用を抑えることで、アレルギー症状を改善します。
最近では、従来のものより副作用症状が少ないものが開発されてはいますが、人によっては、副作用が出る可能性があり、副作用のひとつに、便秘症状があります。
便秘症状が気になる方は、次の抗ヒスタミン剤の成分が含まれていないものを選ぶようにしましょう。
市販の風邪薬・花粉症薬に含まれている抗ヒスタミン剤の成分
・マレイン酸クロルフェニラミン
・フマル酸クレマスチン
・マレイン酸カルビノキサミン
・塩酸ジフェンヒドラミン
・塩酸ジフェニルピラリン
・フマル酸ケトチフェン
・メキタジン
・フェキソフェナジン
・エピナスチン
など
鎮咳薬について
鎮咳薬としては、主に2つのタイプがあります。便秘症状が気になる方は、次の鎮咳薬の成分が含まれていないものを選ぶようにしましょう。
麻薬性鎮咳成分
延髄にある咳中枢に作用し、咳を抑えます。主に、乾いた咳などに効果を発揮します。麻薬というと驚くかもしれませんが、通常の量で服用する分には心配はいりません。副作用のひとつに、便秘症状があります。
市販の風邪薬や咳止めに含まれている麻薬性鎮咳成分
・コデインリン酸水和物
・ジヒドロコデインリン酸塩
など
非麻薬性鎮咳成分
延髄にある咳中枢に作用し、咳を抑えます。麻薬性鎮咳成分と比較すると副作用の心配は少ないですが、副作用のひとつに、便秘症状があります。
市販の風邪薬や咳止めに含めれている非麻薬性鎮咳成分
・ノスカピン
・デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物
・チペピジンヒペンズ酸塩
など
風邪薬と便秘薬の併用について
結論を先にお話しますと、基本的には、風邪薬と便秘薬の飲み合わせについては問題ありません。
安心してお飲みください。ただ、持病がある方や、他のお薬を飲んでいる場合は、飲み合わせが悪い可能性があるため、必ず主治医や、薬剤師又は登録販売者に確認するようにしましょう。
又、下記のアドバイスを参考にして下さい。
水分を摂る
風邪をひいており、熱がある場合は、体内の水分が奪われがちで水分が不足していることがあります。水分が不足すると便秘症状になりやすいです。そのため、多めの水分を摂り、休養をとり、様子をみるようにしましょう。
風邪薬の服用をやめる
お薬の副作用で、一時的に便秘症状が起きている場合、その原因となっているお薬の服用をやめることで、改善する可能性があります。
注意していただきたいのは、風邪症状がひどい場合は、風邪を治すことを優先し、風邪薬を服用したほうが良いでしょう。もともと、便秘が続いており、便秘症状がひどい場合は、市販の風邪薬の服用は避け、医療機関を受診し、適切な治療を受けるようにしましょう。
お薬だけに頼らない便秘症状の改善
一概には言えませんが、お薬だけに頼るのではなく、生活リズムを整えることや、毎日の食生活など生活習慣の改善を合わせて行うことも重要です。ここでは詳しく説明しませんが、
●食事の量をしっかり摂る、朝食をとる
●食物繊維を多く含む食品を摂る
●運動不足の改善
などの方法があります。
整腸剤・便秘薬(下剤)を服用する
便秘症状が気になる場合は、整腸剤、又は便秘薬(下剤)を服用しましょう。ただ、便秘薬(下剤)を長期服用すると、お薬に対して耐性ができ、効果が薄れることがあります。
又、お薬に頼ってしまうと、本来体に備わっている排便の力が弱まってしまい、さらにお薬を必要としてしまうという悪循環になる可能性もあります。そのため、お薬は、どうしても症状が改善しない場合、排便のリズムを戻すために一定期間、効果を期待して服用されることをおすすめします。
便秘症状が続く場合は、必ず、医療機関を受診しましょう。
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おわりに
風邪薬と便秘の関係についてと、風邪薬と便秘薬の併用について参考になりましたでしょうか?
たしかに上記でご紹介したような市販薬の成分で、便秘症状の副作用がありますが、それほど神経質にならなくても良いでしょう。基本的には、風邪が良くなり、風邪薬の服用をやめれば、回復するためです。
日頃から、便秘ぎみで、心配な方は、便秘症状の副作用がない市販薬を選ぶようにしましょう。可能であれば、医療機関を受診し、症状に見合ったお薬を医師から処方してもらったほうが良いでしょう。