インフルエンザとは?
一般的に、1週間程度で症状が改善していきます。ただし、症状が良くなっても、感染性 が残っている場合もあるので、しばらくは休養することが重要です。解熱後、2日目までを目安にするとよいでしょう。
インフルエンザの薬とは?
主に、病院で処方されるインフルエンザのお薬は、「タミフル」「リレンザ」「イナビル」 の3つがあります。
これらのお薬は、「インフルエンザウイルス」が増殖するために必要な「ノイラミニダーゼ」という酵素の働きを阻害します。それにより、インフルエンザウイルスが感染した細胞内から外に出られずに、感染が拡大するのを防ぐことができます。このように作用するお薬のことを「ノイラミニダーゼ阻害薬」と言います。
インフルエンザには、おもにA型、B型、C型の3つの型があるのですが、ノイラミニダーゼ阻害薬はA型、B型に対して有効です。
また、インフルエンザの治療だけでなく、必要に応じて予防に用いられることもあります。
インフルエンザなのに抗生物質が処方される理由
抗生物質のお薬とは?
抗生物質にも種類が多くあり、作用の仕方も様々で、どの菌に作用があるか?など得意分野があります。ただの風邪だと思っていても、細菌に感染している場合は、抗生剤を服用することが治癒するために大切になります。
勝手な判断で、家にある抗生物質を安易に飲むようなことはしないでください。効果がないばかりか、飲み方を誤ると、耐性菌を作ってしまう可能性があります。
抗生物質はウイルスには効果がない
細菌とウイルスでは構造が違うため、抗生物質は、細菌の構造を研究して、それに合わせて開発されたものであり、ウイルスに対しては配慮されていません。そのために、インフルエンザに対しては、インフルエンザウイルスに効果があるお薬を飲まないといけないのです。
なぜ、抗生物質が処方されるの?
インフルエンザに感染すると、体力や免疫力が低下するため、他の細菌に感染しやすい状態になります。半数以上の方が、細菌による感染症を合併しているといわれています。例えば、黄緑色の鼻水や、痰が絡む咳などの症状がある場合は、他の細菌の感染症を併発している可能性もあります。
特に、幼いお子さんやご高齢の方、他の病気等で体力が弱っている方が、インフルエンザに感染し、気管支炎や肺炎などの合併症を起こしてしまった場合、それが重症化し、命に関わる場合もあります。
そのようなリスクを考えた場合、抗生物質を服用し、合併症の予防・治療を行うことが重要であるという意見も一部あるのです。しかし、現時点ではインフルエンザと判明している患者さんに対して抗生物質を処方することは推奨されませんし、インフルエンザ感染時には医学的には 不要なお薬です。
抗生物質を服用する上での注意点
そのため、抗生物質は、症状が良くなったとしても、処方された日数分、しっかりとのみきるようにしましょう。
主な副作用
服用後は、いつもと違う症状が出ていないか様子をみるようにしましょう。又、稀に、アナフィラキシー症状などの重篤なアレルギー反応や副作用が出る可能性があります。そのような症状の変化がある場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。過去に、抗生物質でアレルギー症状を起こしたことがある場合は、受診時に必ず申し出るようにしましょう。
おわりに
インフルエンザには抗生物質は本来必要ありませんが、細菌感染症が懸念される場合に処方する医師もいます。抗生物質は、処方日数分、しっかりと飲みきることが重要です。お薬によっては、症状がおさまれば、飲まなくても構わないものもありますので、お薬を受け取る際に、薬剤師に確認するようにしましょう。

