保管方法を定めている「日本薬局方」とは?
一口に「保管」と言っても、温度、光、湿度など、どこに注目するべきなのか迷うこともあると思います。こと温度においては、実は細かな設定がされていて、初めて知る方も多いかもしれません。
この保管方法の「詳細」を定めているのが、「日本薬局方」です。
この日本薬局方については、その成り立ちの経緯から内容まで厚生労働省ホームページに掲載されています。
厚生労働省による紹介文を要約しますと「誰でも統一された認識の下で医薬品の試験などを行えるよう、法律で定められた規格基準書」です。
医薬品の製造もこの日本薬局方に定められた各項目を順守して行われます。
この保管方法の「詳細」を定めているのが、「日本薬局方」です。
この日本薬局方については、その成り立ちの経緯から内容まで厚生労働省ホームページに掲載されています。
厚生労働省による紹介文を要約しますと「誰でも統一された認識の下で医薬品の試験などを行えるよう、法律で定められた規格基準書」です。
医薬品の製造もこの日本薬局方に定められた各項目を順守して行われます。
常温、室温って何度のこと?
さて、第十六改正日本薬局方の通則第15項では、各温度を次のように定めています。
標準温度は 20℃,常温は 15~25℃,室温は 1~30℃、微温は 30~40℃とする.冷所は,別に規定するもののほか,1~15℃の場所とする。
ただし、厄介なことに別の定義も存在するようです。
日本工業規格(いわゆるJIS規格)においては、「なお,5∼35℃の温度範囲を常温という。」とされていて、「常温」に対する解釈が異なるようですが、今回は医薬品の保管方法について述べますので、日本薬局方に従った方が良いでしょう。
標準温度は 20℃,常温は 15~25℃,室温は 1~30℃、微温は 30~40℃とする.冷所は,別に規定するもののほか,1~15℃の場所とする。
ただし、厄介なことに別の定義も存在するようです。
日本工業規格(いわゆるJIS規格)においては、「なお,5∼35℃の温度範囲を常温という。」とされていて、「常温」に対する解釈が異なるようですが、今回は医薬品の保管方法について述べますので、日本薬局方に従った方が良いでしょう。
特に説明が無い場合は、室温保存でOK
医薬品は、「室温」での保存とされている物が多くあります。処方箋に基づき保険薬局で調剤された医薬品は、交付時に薬剤師から保管方法について特段の説明があった場合を除き、「室温」保存と考えて頂いて良いと考えます。逆をいえば、薬剤師から保管の方法について特段の指示があった場合は、「室温」での保存は適さないものであるとお考え下さい。液剤、一部の点眼剤・坐剤、注射剤などがこれに該当します。
OTC医薬品においては、外箱の中に入っている説明書の「保管及び取扱い上の注意」という項目に書かれていますが、「直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所」と表現されていることもあり、分かりやすいような曖昧なような感じも受けますが、上記の表現の場合は、温度に関しては「常温」として考えて頂いて結構です。
実は、これらについて分かりやすくまとめられているサイトがありますので、ご紹介させて頂きます。一般社団法人 東京都病院薬剤師会ホームページ内「くすりの保管方法」
OTC医薬品においては、外箱の中に入っている説明書の「保管及び取扱い上の注意」という項目に書かれていますが、「直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所」と表現されていることもあり、分かりやすいような曖昧なような感じも受けますが、上記の表現の場合は、温度に関しては「常温」として考えて頂いて結構です。
実は、これらについて分かりやすくまとめられているサイトがありますので、ご紹介させて頂きます。一般社団法人 東京都病院薬剤師会ホームページ内「くすりの保管方法」
お薬の自宅保管の注意点
1.車内での保管はNG
ここで1つ注意が必要です。
ご存知の方も多いと思いますが、夏は車内での保管に特に注意が必要です。乗っている時はエアコンも利きますので涼しい環境ですが、駐車時は短時間で60度に迫る状態にもなります。帰宅途中でちょっと買い物を…とお考えになる前に、先ずは薬をご自宅においてからゆっくりお出かけになった方が良いでしょう。
ご存知の方も多いと思いますが、夏は車内での保管に特に注意が必要です。乗っている時はエアコンも利きますので涼しい環境ですが、駐車時は短時間で60度に迫る状態にもなります。帰宅途中でちょっと買い物を…とお考えになる前に、先ずは薬をご自宅においてからゆっくりお出かけになった方が良いでしょう。
2.PTPシートの誤飲に注意!
さて、別の観点から「保管方法」について、もう一つご注意頂きたいことがございます。
ご高齢の方に限らず、ご自宅での服用を明瞭・容易にするため、投薬カレンダーなどをご利用の方もいらっしゃると思います。中でも特にプラスチックケースタイプのものは、1回分の枠も小さく、錠剤が入っているシート(多くがPTPシートと呼ばれます)を1錠分ずつ切り離して保管せざるを得ません。このシートのまま、服用したらどうなるでしょう?
「まさか、そんな」とお思いになりますか?
2000年4月1日からの10年間で、PTPシートの誤飲として公になっている事例が86件あります。確かに、乳幼児や高齢者による事例が大半を占めますが、20代~50代の事例報告も少なからずあるようです。
ご高齢の方に限らず、ご自宅での服用を明瞭・容易にするため、投薬カレンダーなどをご利用の方もいらっしゃると思います。中でも特にプラスチックケースタイプのものは、1回分の枠も小さく、錠剤が入っているシート(多くがPTPシートと呼ばれます)を1錠分ずつ切り離して保管せざるを得ません。このシートのまま、服用したらどうなるでしょう?
「まさか、そんな」とお思いになりますか?
2000年4月1日からの10年間で、PTPシートの誤飲として公になっている事例が86件あります。確かに、乳幼児や高齢者による事例が大半を占めますが、20代~50代の事例報告も少なからずあるようです。
おわりに
もし、今現在かかりつけの薬局・薬剤師をお持ちでない方は、近隣の薬局に相談し、お薬の効果を適切に発揮できるよう、正しい方法で保管することを習慣づけましょう。
