坐薬のメリット
●薬の吸収が早く、効果発現が早い
●吐き気や嘔吐、痙攣などの症状がある場合でも使用できる
●食事に関係なく使用できる
●味やにおいがなく、確実に体内に入れることができる
坐薬のタイプ
基剤とは、有効成分(主薬)がしっかりと体内の正しい場所で吸収され効果が出るようにお薬を包んでいる添加物(賦形剤)になります。
坐薬は主に有効成分(主薬)と基剤で構成され、体内で基剤が溶けることによって、中にあるお薬の有効成分(主薬)が体に吸収されて効果が出ます。基剤自体にはお薬の効能はありませんが、基剤によってお薬の吸収の仕方に違いがあります。
坐薬:油脂性基剤
代表例
・ボルタレン(成分名:ジクロフェナクナトリウム)解熱・鎮痛
・インテバン(成分名:インドメタシン) 鎮痛
・ネリプロクト(成分名:ジフルコルトロン吉草酸エステル、リドカイン) 痔治療
・新レシカルボン(成分名:炭酸水素ナトリウム、無水リン酸二水素ナトリウム) 便秘治療
など
坐薬:水溶性基剤
代表例
・ナウゼリン(成分名:ドンペリドン) 吐き気どめ
など
家族全員分のお薬手帳管理ならアプリにお任せ!
EPARKお薬手帳[PR]
お子様やご家族の方のお薬手帳を1つで管理するには、EPARKお薬手帳アプリがおすすめです!
家族ごとのお薬手帳の管理はもちろん、予防接種の管理や摂取目安、病院予約や薬局の薬の受け取り予約までアプリ1つでできちゃいます。
家族全員分のお薬手帳は、EPARKお薬手帳アプリ1つでOK。スマホで楽ちん管理しましょう!
\ 30秒で完了! /
さっそくチェックする
2種類の坐薬を使用する場合
2種類の坐薬の基剤が同じとき
2種類の坐薬の基剤が違う場合
(参考:水溶性基剤の坐薬→油脂性基剤の坐薬の順序で挿入する理由)
油脂性基剤の坐薬を先に挿入した場合、直腸内に油脂性基剤が残ります。その状態で、水溶性基剤の坐薬を挿入すると、水溶性基剤の坐薬内の脂溶性の有効成分が、直腸内に残っている油脂性基剤に取り込まれ、吸収が阻害されてしまい、後で挿入した坐薬の効果が薄れてしまう可能性があるためです。
よくあるお薬の組み合わせ
また、「アンヒバ坐剤(解熱)」と「ナウゼリン坐剤(吐き気どめ)」の組み合わせの処方もよくみられます。この場合は、水溶性基剤であるナウゼリン坐剤を先に挿入し、30分以上の間隔を空けてから、油脂性基剤であるアンヒバ坐剤を挿入するようにします。
もし、油脂性基剤の坐薬を先に挿入してしまったら
その場合は、その坐薬の効果が出るまで十分な時間をおいてから、次の坐薬を挿入すれば、影響しあうことがないため、問題なく使用することができます。お薬によって作用時間は異なるため一概には言えませんが、1〜2時間以上は空けるようにしましょう。詳しくは、薬剤師にご確認下さい。
おわりに
坐薬は効果発現が飲み薬に比べて早いことや、吐き気や嘔吐、痙攣などの症状がある場合でも使用できることから頓用で処方されることが多くあります。今回説明しましたとおり、坐薬が2種類以上処方された場合には、挿入する順番によって効果が薄れてしまう可能性があります。
お薬の種類や期待したい効果によって、坐薬を挿入する順番は変わってきますので、詳しくは、お薬を受け取る際に薬剤師に確認するようにしましょう。
