1.ムヒとは
ムヒは、虫刺されやかゆみに使われる塗り薬です。全ての商品に共通して入っている成分は、かゆみ止めの「ジフェンヒドラミン」、殺菌作用の「イシプロピルメチルフェノール」、スーッとした清涼感を出す「ℓ-メントール」、「d-カンフル」です。
この基本成分に、炎症止めやステロイドを加えて違う種類のムヒができています。ムヒに使用されているステロイドは2種類あり、「デキサメタゾン吉草酸エステル」と「プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル」です。プレドニゾロンの方が強めのステロイドです。また、「グリチルレチン酸」という抗炎症成分や、「クロタミトン」というかゆみを抑える成分も商品ごとに配合が異なっています。選ぶときには、症状に合ったものを購入しましょう。
1-1. ラインナップ・価格
| 商品名 | 内容量 | 参考価格(税抜) |
| ムヒS | 18g | 550円 |
| 液体ムヒS2a | 50ml | 780円 |
| ムヒアルファSⅡ | 15g | 880円 |
| 液体ムヒアルファEX | 35ml | 1,200円 |
| ムヒアルファEX | 15g | 1,200円 |
| ポケムヒS | 15ml | 550円 |
| ポケムヒSハローキティ | 15ml | 550円 |
| ムヒ・ベビーb | 15g | 880円 |
| 液体ムヒベビー | 40ml | 980円 |
| ムヒパッチA | 38枚 | 500円 |
| 76枚 | 850円 |
1-2. 効果・効能
| 商品名 | 形状 | 効果・効能 |
| ムヒS | クリーム | かゆみ、虫さされ、かぶれ、しっしん、じんましん、あせも、しもやけ、皮ふ炎、ただれ |
| 液体ムヒS2a | 液体 | かゆみ、虫さされ、皮ふ炎、かぶれ、じんましん、しっしん、しもやけ、あせも |
| ムヒアルファSⅡ | クリーム | 虫さされ、かゆみ、しっしん、皮ふ炎、かぶれ、じんましん、あせも、しもやけ |
| 液体ムヒアルファEX | 液体 | 虫さされ、かゆみ、しっしん、皮ふ炎、かぶれ、じんましん、あせも |
| ムヒアルファEX | クリーム | 虫さされ、かゆみ、しっしん、皮ふ炎、かぶれ、じんましん、あせも |
| ポケムヒS | 液体 | かゆみ、虫さされ、皮ふ炎、かぶれ、じんましん、しっしん、あせも |
| ポケムヒSハローキティ | 液体 | かゆみ、虫さされ、皮ふ炎、かぶれ、じんましん、しっしん、あせも |
| ムヒ・ベビーb | クリーム | かゆみ、虫さされ、あせも、かぶれ、しっしん、じんましん、皮ふ炎、しもやけ、ただれ |
| 液体ムヒベビー | 液体 | かゆみ、虫さされ、あせも、かぶれ、しっしん、じんましん、皮ふ炎、しもやけ、ただれ |
| ムヒパッチA | バッチ | 虫さされ、かゆみ、しもやけ |
1-3. 成分・分量
| 商品名 | 成分 | 分量 | はたらき |
| ムヒS | ジフェンヒドラミン | 1.0g | かゆみをおさえます。 |
| グリチルレチン酸 | 0.3g | 生薬カンゾウ由来の成分で、炎症をおさえます。 | |
| ℓ-メントール | 5.0g | 清涼感を与え、かゆみをしずめます。 | |
| dl-カンフル | 1.0g | 清涼感を与え、かゆみをしずめます。 | |
| イソプロピルメチルフェノール | 0.1g | 殺菌作用があります。 | |
| 液体ムヒS2a | デキサメタゾン酢酸エステル | 25mg | かゆみ、はれ・赤みのもとになる炎症をおさえるステロイド成分です。 |
| ジフェンヒドラミン塩酸塩 | 2.0g | かゆみをおさえます。 | |
| ℓ-メントール | 3.5g | 清涼感を与え、かゆみをしずめます。 | |
| dl-カンフル | 1.0g | 清涼感を与え、かゆみをしずめます。 | |
| グリチルレチン酸 | 0.2g | 生薬由来成分で、かぶれなどの炎症をしずめます。 | |
| イソプロピルメチルフェノール | 0.1g | 殺菌作用があります。 | |
| ムヒアルファSⅡ | ジフェンヒドラミン塩酸塩 | 2.0g | かゆみ原因物質のはたらきをブロックします。 |
| デキサメタゾン酢酸エステル | 25mg | かゆみ、はれ・赤みの原因である炎症の元に作用するステロイド性抗炎症成分です。 | |
| ℓ-メントール | 3.5g | 清涼感を与え、かゆみ感覚をしずめます。 | |
| dl-カンフル | 1.0g | 清涼感を与え、かゆみ感覚をしずめます。 | |
| クロタミトン | 5.0g | かゆみをしずめます。 | |
| グリチルレチン酸 | 0.2g | 生薬由来成分で、かぶれなどの炎症をしずめます。 | |
| イソプロピルメチルフェノール | 0.1g | 殺菌作用があります。 | |
| 液体ムヒアルファEX | プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル(PVA) | 0.15g | アンテドラッグ型抗炎症成分で、はれ・赤みをしっかりおさえます。 |
| ジフェンヒドラミン塩酸塩 | 1.0g | かゆみ原因物質(ヒスタミン)のはたらきをブロックし、かゆみの元をおさえます。 | |
| ℓ-メントール | 3.5g | 清涼感を与え、かゆみをすばやくしずめます。 | |
| dl-カンフル | 1.0g | 清涼感を与え、かゆみをすばやくしずめます。 | |
| イソプロピルメチルフェノール | 0.1g | 殺菌作用があります。 | |
| ムヒアルファEX | プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル(PVA) | 0.15g | アンテドラッグ型抗炎症成分で、はれ・赤みをしっかりおさえます。 |
| ジフェンヒドラミン塩酸塩 | 1.0g | かゆみ原因物質(ヒスタミン)のはたらきをブロックし、かゆみの元をおさえます。 | |
| ℓ-メントール | 3.5g | 清涼感を与え、かゆみ感覚をすばやくしずめます。 | |
| dl-カンフル | 1.0g | 清涼感を与え、かゆみ感覚をすばやくしずめます。 | |
| クロタミトン | 5.0g | かゆみをしずめます。 | |
| イソプロピルメチルフェノール | 0.1g | 殺菌作用があります。 | |
| ポケムヒS | ジフェンヒドラミン塩酸塩 | 2.0g | かゆみをおさえます。 |
| ℓ-メントール | 5.0g | 清涼感を与え、かゆみをしずめます。 | |
| dl-カンフル | 1.0g | 清涼感を与え、かゆみをしずめます。 | |
| グリチルレチン酸 | 0.2g | 生薬由来成分で、かぶれなどの炎症をしずめます。 | |
| ポケムヒSハローキティ | ジフェンヒドラミン塩酸塩 | 2.0g | かゆみをおさえます。 |
| ℓ-メントール | 5.0g | 清涼感を与え、かゆみをしずめます。 | |
| dl-カンフル | 1.0g | 清涼感を与え、かゆみをしずめます。 | |
| グリチルレチン酸 | 0.2g | 生薬由来成分で、かぶれなどの炎症をしずめます。 | |
| ムヒ・ベビーb | ジフェンヒドラミン | 1.0g | かゆみをおさえます。 |
| グリチルレチン酸 | 0.5g | 生薬カンゾウ由来の成分で、炎症をおさえます。 | |
| イソプロピルメチルフェノール | 1.5g | 殺菌作用があります。 | |
| トコフェロール酢酸エステル | 0.5g | 血流をよくし、症状の回復を早めます。 | |
| 液体ムヒベビー | ジフェンヒドラミン塩酸塩 | 2.0g | かゆみを止めます。 |
| パンテノール(プロビタミンB5) | 1.0g | お肌の正常なはたらきを助けます。 | |
| ムヒパッチA | ジフェンヒドラミン | 1.0g | かゆみをおさえます。 |
| イソプロピルメチルフェノール | 1.0g | 殺菌作用があります。 | |
| ℓ-メントール | 3.0g | 清涼感を与え、かゆみをしずめます。 |
1-4. 用法・用量
| 年齢 | 1回服用数 | 1日 |
| 成人(15歳以上) | 2カプセル | 3回 |
| 15歳未満 | 服用しないこと | |
1-5. 副作用
ムヒに配合されているステロイドは、薬を塗った皮膚では効果を発揮し、体内に吸収されると不活化されて、分解される安全性が高い「アンテドラッグ」です。副作用を軽減するために設計されています。また、飲み薬のステロイドとは異なり、局所的にはたらき、全身的な副作用はほとんどありません。しかし、皮膚の萎縮(皮膚が薄くなる)や皮膚の感染症、ステロイドざ瘡(ニキビができる)、紅潮(ほてり、赤み)、アレルギー性接触性皮膚炎、多毛などの副作用があります。
2.ムヒを使用するにあたり気を付けることはある?
ムヒを使うとスーッとした感じがします。それは清涼剤の「ℓ-メントール」や「dℓ-カンフル」が含まれているためです。これらの成分は、傷口や粘膜の薄い部分に塗ると刺激を感じることがあるので注意しましょう。
3.ムヒに関するQ&A
ムヒについてよくある質問にお答えします。
3-1. ムヒはどこに売っていますか?
ムヒは、薬局やドラックストアで購入できます。また、インターネットや通信販売でも取り扱いがあります。第2類医薬品に分類されるので、店頭に薬剤師がいなくても、登録販売者から買うこともできます。
3-2. ムヒの種類はたくさんありますが、違いは何?
ムヒシリーズの中では、「ムヒS」にはステロイド薬が入っていません(子供用除く)。ムヒS2aとムヒアルファSⅡ、ムヒアルファEXにはステロイドが配合されています。ムヒアルファEXに含まれているステロイドが一番強めです。
3-3. 液体とクリームの違いは?
薬剤としての成分は同じです。液体の方がクリームよりもサラッとしています。しかし、その分取れやすいです。また、液体の方がクリームよりも刺激性があるので傷のある場所には適しません。
3-4. 皮膚を刺激するのはよくない?
刺激があると、患部のかゆみや痛みは強くなりやすいです。その結果,掻きむしったり、引っ掻いたりして皮膚のバリアを壊してしまう可能性があります。そういった不安がある場合に、薬剤を使うときには、刺激の少ないものをおすすめします。
3-5. 妊娠中や授乳中でも使える?
ムヒに使用されている薬の成分が吸収される量はわずかです。妊娠中や授乳中でも問題なく使用できます。しかし、症状が長引いたり、広範囲にわたる場合は専門医に相談しましょう。
4.まとめ
ムヒを選ぶときは、かゆみや炎症の程度を考慮してください。皮膚は掻きむしらないことが原則です。かゆみや腫れ、炎症が強いときには効果が最も高く期待できる「ムヒアルファEX」を選ぶと良いです。少しかゆい程ならば、一番弱い「ムヒS」でも十分です。その中間の症状の場合に、「ムヒアルファSⅡ」や「ムヒS2a」があります。ムヒと一口でいっても、どれでも同じではありません。有効成分や症状を確認してから、一番適したものを使用しましょう。
5.参考文献
ムヒ 公式HP https://www.ikedamohando.co.jp/
