便秘薬プルゼニドの効果とは?
プルゼニドに含まれる有効成分は、「センノシドA・B」になります。世界中ではるか昔から利用されてきた歴史の長い便秘薬です。センナと呼ばれる植物から抽出される成分で、生薬(しょうやく)のひとつです。
センノシドA・Bは、大腸に対して主に作用し、「大腸刺激性下剤」とよばれるタイプのお薬です。その名のとおり、消化器官である大腸の運動を活発にし、また水分の吸収を抑えることによって、排便作用を促す効果をもたらします。服用してから、およそ8〜10時間で効果が現れます。
そのため、朝に排便を促す効果を期待するために、就寝前に服用するのが一般的です。この時間には個人差もありますので、人によっては服用するタイミングを調整します。
下剤として効果が期待できるので、病院でもよく処方されるお薬です。プルゼニドは、大腸に主に作用するため、大腸のはたらきが弱くなり、便秘に悩まれている高齢の方が飲まれている場合が多いです。このような理由もあり、腸の運動が低下しているような「弛緩性便秘」に向いていますが、ストレスなど自律神経のバランスが乱れることが原因で起こる「痙攣性便秘」には適していません。服用を継続していても効果が得られない場合は、症状にお薬が合っていないことが考えられます。その場合は、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。
プルゼニドの飲み方について
成人:1日1回1錠〜2錠(12〜24mgを就寝前に服用します。便秘症状がよりつらい場合には、4錠(48mg)まで増やすことができます。年齢や症状によって、量は適宜調整が必要となります。
効果がないからと言って、自己判断で服用する量を増やしたりせず、必ず医師の指示に従って服用するようにしましょう。
プルゼニド服用上の注意点
プルゼニドの副作用
比較的副作用が少ないお薬ですが、主な副作用としては、腹痛、下痢、お腹がゴロゴロ鳴る、悪心・嘔吐などがあります。量を多く服用すると、効果が強まり、副作用も出やすくなります。又、尿の色が黄褐色又は赤色になることがありますが、お薬による着色ですので心配はいりません。
何か気になる症状が出た場合は、主治医に相談するようにしましょう。
次の方はプルゼニドを服用できません。(禁忌)
◆過去にプルゼニドの成分又は、センノシド製剤でアレルギー症状を起こしたことがある方
→お薬によるアレルギー症状を起こす可能性があります
◆急激な腹痛を起こしている方や、痙攣性便秘の方
→腸の運動を活発されることにより腹痛の症状を悪化させる可能性があります。
◆重度の硬く固まった便がある方
→下剤の飲み薬では十分な効果が得られず、症状を悪化させる可能性があります。
◆電解質失調(特に低カリウム血症)のある方への大量投与
→下痢症状が起こると、電解質を失い、状態を悪化させる可能性があります。
◆又、妊娠又は妊娠している可能性がある場合は、投与しないことが原則ですが、症状によって特に必要とする場合に医師の指示による慎重投与が必要となります。
プルゼニドの成分、センノシドを含む市販薬
市販薬でも、プルゼニドの成分であるセンノシドと同じ成分のお薬が購入可能です。但し、含まれている成分の量には違いがあります。市販薬では、センノシドだけではなく、様々な症状に対する効果を期待して、他の成分も含まれています。
お薬によって、服用できる年齢に違いがありますので下記を参考に注意しましょう。今回は、全てではありませんが、プルゼニドと同じ成分センノシドを含む市販薬の一部をご紹介します。市販薬の中では、「第2類医薬品」に分類されます。購入時には、薬剤師または、登録販売者に相談してみましょう。
コーラックハーブ 大正製薬
ソフネス50錠 ライオン
ルーメア48錠/96錠 新新薬品工業
スルーラックS 40錠/120錠/240錠 エスエス製薬
新サラリン30錠/90錠 大塚薬品
ラクトールS50錠/100錠/250錠 カイゲンファーマ
スルーリー50錠/250錠 カイゲンファーマ
新ドクソウガンG168錠/360錠
プルゼニド、市販の便秘薬の長期服用によって効果が薄れる?
便秘症が続いている場合、便秘薬を長期服用するケースが多く、飲む量が増えていく傾向があります。
長く飲んでいると、お薬に対して耐性ができ、効果が薄れてしまうためです。又、お薬に頼ってしまうと、本来体に備わっている排便の力が弱まってしまい、さらにお薬を必要としてしまうという悪循環になる可能性もあります。長期服用に関しては、必ず医師や薬剤師と相談しながら続けるようにしましょう。
おわりに
処方薬であるプルゼニドの効果についてと、プルゼニドと同じ成分を配合する市販薬について参考になりましたでしょうか?
便秘症状で悩み、市販薬を服用されている方も多くいらっしゃるかと思います。市販薬のお薬を飲んでいても、症状が続いている、悪化している場合には、必ず、医療機関を受診するようにしましょう。
