1.フルコートfとは

フルコートfは、炎症やかゆみを抑える外用ステロイドと、化膿を防ぐ抗生物質を配合した軟膏です。

外用ステロイドには、強さが5段階あります。フルコートfに含まれているステロイドは、5段階中3番目のストロングクラスです。市販で購入できるものでは、一番強いステロイドです。

フルオシノロンアセトニドという「ストロング」のランクのステロイドに、「フラジオマイシン硫酸塩」という抗生物質が入っています。抗生物質が入っているので、細菌の感染や増殖も抑制することができ、化膿も防ぎます。患部が傷っぽく、ジュクジュクしている場合にも使用できます。炎症も化膿も抑制することができるので、患部の悪化を防ぎながら治療することができる薬剤です。

1-1. ラインナップ・価格

内容量 参考価格(税抜)
5g

980円

10g

1,800円

1-2. 効果・効能

● 化膿を伴う次の諸症:湿疹、皮膚炎、あせも、かぶれ、しもやけ、虫さされ、じんましん
● 化膿性皮膚疾患(とびひ、めんちょう、毛のう炎)
※ウイルスや真菌による感染部位には使用できません

1-3. 成分・分量

成分

分量
フルオシノロンアセトニド(合成副腎皮質ホルモン) 0.25㎎
フラジオマイシン硫酸塩(抗生物質) 3.5㎎(力価)

1-4. 用法・用量

通常1日2回(朝・夕)、症状が重い時には1日3回(朝・昼・夕)塗布してください。
湿疹やかゆみなどの症状がよくなってきたら、回数を減らしていきます。
通常、5~6日の使用で症状は改善します。

1-5. 副作用

関係部位 症状
皮膚

発疹・発赤、かゆみ、ただれ

皮膚(患部) いずむし・たむし等の白癬、にきび、化膿症状、持続的な刺激感、白くなる

皮膚の局所的が副作用は、ステロイドの使用を中止すると改善する場合がほとんどです。しかし、目の周りの皮膚は薄く、吸収が良いです。そのため、目の周りに長期間使用することで眼圧が上がってしまう可能性があるため、注意して下さい。

2.フルコートfを使用するにあたり気を付けることはある?

フルコートfをしばらく使用しても症状が改善されない場合は、すみやかに使用を中止してください。その場合は、市販の外用薬では対応できていない疾患の可能性があります。長期間の使用は避けましょう。

3.フルコートfの正しい使い方

フルコートfは、炎症やかぶれの患部に適量塗布しましょう。たくさん塗れば効果が多くなるわけではありません。適量の目安としては、人差し指の第一関節までの量(約0.5g)を手のひら2枚分くらいに広げたくらいに塗るのが良いです。

4.フルコートfに関するQ&A

ここからはフルコートfに関する質問に回答していきます。

4-1. フルコートfはどこに売っていますか?

フルコートfは、薬局やドラックストアで購入することができます。また、インターネットでも取り扱いがあり、通販でも取り寄せることができます。第2類医薬品に分類されているので、薬剤師がいなくても購入できます。

4-2. フルコートfは子どもでも使えますか

フルコートfに年齢の制限はありません。小さなお子様にも使用できます。しかし、お子様が小さいときは、フルコートfよりも弱いステロイドが適している場合もあります。

4-3. フルコートfは妊娠中や授乳中でも使えますか?

フルコートfは、妊娠中や授乳中でも使用できます。ただし、長期間で使用する場合は専門医に相談してください。医師のきめ細かな指導が必要になる場合があります。

4-4. フルコートfを塗ってはダメな場合は?

水疱瘡や水虫にフルコートfを使用してはいけません。症状を悪化させてしまう場合があります。使用しても皮膚の状態が改善しない場合は、皮膚科を受診してください。

4-5. 保湿剤とフルコートfを塗る順番は?

保湿剤を使う場合は、基本的には保湿剤を先に塗りましょう。フルコートfの基剤は油性なので、先に塗ってしまうと保湿剤を弾いてしまい、保湿のしみ込みが悪くなります。

4.まとめ

皮膚には、水分の蒸発を防いだり、異物から 肌を守るバリア機能があります。しかし、このバリアの膜は薄く、掻きむしることですぐに壊れてしまいます。バリア機能を高く保つためには、皮膚の炎症やかゆみを悪化させないことが大切です。症状にあった強さのステロイドを使用して、炎症の悪化やかゆみを早い段階で抑えましょう。また、日頃から保湿剤を使用することで肌の乾燥を防ぎ、バリア機能をいい状態に保つことを心がけましょう。

出典元:https://hc.mt-pharma.co.jp/site_flucort/