1.テラ・コートリル®軟膏aとは
テラ・コートリル®軟膏aは、1886年に創業して以来、世界中で愛されている「ジョンソン・エンド・ジョンソン」から発売されている商品です。
感染症の治療に用いるテトラサイクリン系の抗生物質と、抗炎症効果を示す副腎皮質ホルモンの配合剤となっており、この2つの有効成分が、腫れ、発疹、痒みなどの幅広い皮膚症状を改善してくれます。
特に最近はコロナ禍の影響で、マスクの使用によるニキビや痒みなどの皮膚炎が増加しており、皮膚科の患者数も増加傾向にあるようです。「本当は皮膚科に行きたいけど時間がない」「医者に行くほどではないかな」そんな幅広い皮膚の悩みに寄り添ってくれる市販薬が「テラ・コートリル®軟膏a」です。
1-1. ラインナップ・価格
| 内容量 | 参考価格(税抜) |
|---|---|
| 6g |
1000円 |
1-2. 効果・効能
化膿を伴う次の諸症:湿疹、皮膚炎、あせも、かぶれ、しもやけ、虫さされ、じんましん、化膿性皮膚疾患(とびひ、めんちょう、毛のう炎)
1-3. 成分・分量
| 成分 | 分量 | はたらき |
|---|---|---|
| オキシテトラサイクリン塩酸塩 | 30mg(力価 | グラム陽性菌、グラム陰性菌などの微生物に対し、蛋白合成を阻害することで幅広い抗菌作用を示します。 |
| ヒドロコルチゾン | 10mg | 優れた抗炎症、抗アレルギー作用を示し、局所の熱感、発赤、腫脹を防止・抑制します。 |
1-4. 用法・用量
| 用法・用量 |
|---|
|
1日1~数回、適量を患部に塗布するかガーゼなどにのばして貼付してください。 |
1-5. 副作用
| 箇所 | 症状 |
| 塗布部位または、その周囲 | 感染症、真菌症(白癬、カンジダ症など)、ウイルス感染症、皮膚の刺激感、発疹、接触性皮膚炎、眼圧亢進、緑内障 |
2.テラ・コートリル®軟膏aを使用するにあたり気を付けることはある?
妊娠中の投与に関する安全性は確立していないので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人に対しては大量又は長期にわたる広範囲の投与を避けましょう。
授乳中の婦人に関しても同様です。小児への投与に関して、長期・大量投与又は密封法(ODT)により発育障害を来すという報告がありますので注意してください。
3.テラ・コートリル®軟膏aに関するQ&A
『テラ・コートリル®軟膏a』に関して、よくある質問をご紹介いたします。
3-1. テラ・コートリル®軟膏aはどこに売っていますか?
お近くの薬局や、ドラッグストアでお買い求めいただけます。
3-2. テラコートリルは、ニキビに効きますか?
オキシテトラサイクリンという抗生物質が、アクネ菌を殺菌し増殖を防ぎ、ステロイドのヒドロコルチゾンが、抗炎症作用を示します。
しかし、ステロイドを長期的に大量に使用することで、薬剤が原因となるステロイド痤瘡(ニキビなどの吹き出物ができる)、酒さ様皮膚炎(赤ら顔になる)などの副作用が出ることがあります。
使用は1週間に留め、それでも改善しないようなら皮膚科を受診しましょう。もし使用する場合には広範囲に塗布しないようにしましょう。
3-3. 陰部の痒みに使用できますか?
陰部は皮膚が薄く、粘膜もありとてもデリケートな部位です。薬が吸収されやすく、他の部位に塗布する場合より効果が強く出る場合がありますので、陰部には塗布しないようにしましょう。陰部用の外用剤を購入するか、医師に相談してください。
3-4. やけどや、深い傷に使用できますか?
赤みやむくみ、水ぶくれなどの軽度なやけど、浅い傷には使用することができます。このような場合には、病院でも一般的に抗生物質やステロイドを用いますので、問題ありません。
広範囲または、重度のやけどや深い傷の場合は跡に残ってしまう可能性がありますので、医師による適正な治療が必要です。
3-5. ステロイドは副作用が心配だけど、大丈夫?
ステロイドとはいっても、内服薬と外用剤とは話が全く違ってきます。
また外用剤のステロイドの中にも「強さ」があります。テラ・コートリル®軟膏aに含有されているステロイドは弱いものですし、局所的副作用が主な副作用となっています。局所的副作用の多くは、一過性であり、正しく治療をすれば治るものです。
治療が必要な短期間の間、必要な範囲に用いれば安全に使用できます。
4.まとめ
テラ・コートリル®軟膏aのような配合剤は、ステロイドと抗生物質のW効果が得られるため、幅広い症状に使用することができる、家庭に1本あると非常に便利な市販薬です。大人気の理由も、ここにあるのでしょう。
手湿疹や軽い怪我、虫刺されなど、医者に行くほどでないだろうと考えられる場合や、行く時間が確保できない場合、まずはこの軟膏を塗布してみることをお勧めします。しかし、1週間経っても改善しない場合や、使用上注意が必要な方に当てはまる場合は医師や薬剤師に相談しましょう。
