1.肌荒れが起きる理由
肌荒れが起こる原因はいくつかありますが、大まかにいうと「バリア機能の低下」「刺激」「ストレスや生活習慣の乱れ」によるものに分類できます。
バリア機能とは、肌表面にある0.02mm程度の角質層が、うるおいを蓄え、乾燥や外部刺激から肌を守る役割のことをいい、バリア機能が正常に働いている肌は肌荒れしにくい状態です。一方でバリア機能が低下してしまうと肌荒れにつながりやすくなります。
刺激はタオルによる摩擦や洗顔時の擦りすぎ等の直接的な刺激、紫外線や花粉等の環境的な刺激があります。
直接的な刺激も環境的な刺激もバリア機能の低下を引き起こすことが原因で肌荒れにつながりやすくなります。
生活習慣の乱れは、夜更かしやジャンクフードなど栄養バランスが乱れやすい食事を続けた場合肌荒れにつながっていきます。
<肌荒れ時のスキンケアのポイント>
では、肌荒れが起きてしまった時にスキンケアで対策するとなると以下の2つがポイントとして挙げられます。
・バリア機能を正常に働かせるための「保湿」
バリア機能は肌表面の皮脂膜と肌内部でうるおいを蓄える角質層により形成されています。
そのため、保湿を行いうるおい不足にならないようにすることが大切です。
・外部刺激から肌を守る「紫外線対策」
紫外線を浴びると、体内で活性酸素が作られます。大量に活性酸素が発生した場合、バリア機能も低下させてしまいます。
そのため、紫外線から肌を守る日焼け止めの使用や日傘等の紫外線対策が必要となります。
2.肌荒れ時の化粧水の選び方
肌が荒れてしまった際に使用する化粧水は次のような点に注意して選ぶと良いでしょう。
<保湿成分が配合された化粧水>
バリア機能を正常に働かせるために保湿が大切です。
保湿成分の中でも「セラミド」や「ヘパリン類似物質」が配合された化粧水を選ぶと良いでしょう。
<刺激になりにくい化粧水>
肌が荒れている時は肌が非常に敏感になっています。
「アルコール高配合」「オーガニックコスメ」など刺激やアレルギーを引き起こしやすいタイプの化粧水は避けた方が良いです。
3.私がおすすめする肌荒れ時の化粧水2選
さいきa 治療ローション【第2類医薬品】
さいきは化粧品ではなく医薬品ですが、肌荒れ(特に乾燥によるもの)対策として使えるローション治療薬があります。
保湿効果のあるヘパリン類似物質をはじめ、抗炎症作用があるグリチルリチン酸二カリウム、皮膚組織の修復を促すアラントインの成分が配合されています。肌荒れの症状が見られる場合におすすめです。
https://www.kobayashi.co.jp/seihin/ska_hl/index.html
医薬品と化粧品の違い
医薬品とは「治療」を目的として作られたもので、製品に配合される有効成分の効果が認められています。
一方、化粧品は「清潔にする、美化する、健やかに保つ」ことを目的して作られたもので、効果効能は謳えません。効果効能は謳えませんが、健康的な肌を保つために必要なものです。
また、薬用と表示されているものがあり、こちらは「医薬部外品」として分類されるものになります。効能・効果に有効成分が一定の濃度で含まれていますが、治療目的ではなく、防止、衛生を目的として販売されています。
購入される際は、医薬品、医薬部外品が必ずパッケージに記載されていますので、参考にされると良いでしょう。
キュレル エイジングケア 化粧水【医薬部外品】
キュレルはセラミドケアに着目した製品です。
キュレルシリーズの中にはセラミド(潤い成分)が配合されていないものもありますが、キュレル エイジングケア 化粧水にはセラミド機能成分が配合されています。その他、潤い成分として、ユーカリエキス、アスナロエキスも配合されています。乾燥性の敏感肌の方に向いている化粧水です。
4.化粧品を選ぶ際の注意点
製品を選ぶ際に「敏感肌用」と記載されていると安心すると思いますが、必ずしも「敏感肌用」が良いとは限りません。
パッチテストやアレルギーテストを行った製品に書かれていますが、すべての方にアレルギーや皮膚刺激が起こらないというわけではないからです。
使用する前にパッチテストを行い、異変が起きた場合はすぐに中止するようにしましょう。
また、ニキビがひどいなど、肌荒れが酷い場合は、症状に適した医薬品を利用したほうが良い場合や、化粧水を使用しない方が良いこともあります。
肌荒れが深刻な場合は自己判断する前に医師の診察を受けた方が良いので、明らかに肌荒れが酷い時は、早めに病院に行きましょう。
5.おわりに
今回は、肌荒れが起きてしまった時の化粧水の選び方とスキンケアのポイント、また、おすすめする化粧水についてもご紹介しました。
肌荒れは人により原因が様々です。自分の肌がどのような時に荒れやすいか知っておくことも大切です。保湿でうるおい不足にならないようにすることや紫外線から肌を守ることも重要です。
肌荒れが起きてしまった場合は状況を記録しておくと今後役立つと思いますよ。化粧水を選ぶ際のポイントとして参考にしていただければと思います。
