目次
唇のぶつぶつ・ざらざらに効く市販薬によく含まれている成分
ストレスやマスク、口紅などの刺激、ビタミン不足など様々です。症状が悪化すると、「口角炎」や「口唇炎」、「口唇ヘルペス」などのトラブルが生じることがあるため、ご自身の症状に合わせて適切なものを選ぶことが重要です。
①:保湿成分・抗炎症成分

「口角炎」は、口角に炎症が起き、唇の端が赤く腫れた状態。唇が乾燥する、深く亀裂するなどの症状もあらわれます。「口唇炎」は、唇が全体的に乾燥し、皮がむけたり、炎症が起きたり、かゆみをともなう状態。どちらも乾燥による唇の乾燥が原因で起こります。
「口角炎」「口唇炎」が疑われる場合、「保湿成分」が含まれる商品を選ぶといいでしょう。また、赤みや腫れなどの炎症を伴う場合は、「抗炎症成分」も配合している商品を選びましょう。
②:抗ウイルス成分

小さな「ぶつぶつ」とした水ぶくれが唇やその周辺にでき、「ピリピリ」「チクチク」とした痛みを伴う場合は「口唇ヘルペス」の兆候かもしれません。
「口唇ヘルペス」とは「単純ヘルペスウイルス」への感染が原因。一度免疫を獲得しても、何度も再発や再燃を繰り返す厄介な病気です。「口唇ヘルペス」が疑われる場合、抗ウイルス剤で対応していきましょう。
唇のぶつぶつ・ざらざらを緩和できる市販薬の選び方・ポイント
ポイント①:保湿成分を重視する

ざらざら、乾燥が気になる唇には「ワセリン」「ミツロウ」「シアバター」など油分を多く含む商品での保湿が大切です。
最近は、「セラミド」という、もともと体内に存在する保湿成分が商品に使用されており、敏感肌の方にも使用できます。ぜひ、成分表やパッケージをチェックしてみてください。
唇は他の皮膚と違い、汗腺や皮脂腺がなく、外部刺激に弱い構造です。唇を舐めるクセやマスクによる蒸れも唇の水分蒸発を招きます。唇が乾燥したと感じたらこまめに保湿し、水分の蒸発を防ぎましょう。
ポイント②:抗ウイルス成分を重視する

「口唇ヘルペス」が疑われる場合、「抗ウイルス成分」を含む商品で対応する必要があります。市販薬での抗ウイルス成分は「アシクロビル」「ビダラビン」が認められています。
しかし、口唇ヘルペスの市販薬は、「口唇ヘルペスの再発(過去に医師の診断、治療を受けた方に限る)」のみの使用に限られています。初めて口唇ヘルペスを発症した場合は、市販薬を使用せず、まずは医療機関を受診してください。
市販の抗ヘルペス薬には軟膏、クリームタイプがあります。有効成分や効果は変わりありません。どのタイプを選ぶべきか迷ったら、店頭の薬剤師に相談してみましょう。
ポイント③:抗炎症成分を重視する

「口唇炎」「口角炎」による赤みや腫れなどの炎症が伴う場合、抗炎症成分の「グリチルレチン酸」「プレドニゾロン」「アラントイン」を配合する商品を選びましょう。
しかし、使い方を誤ると悪化の原因となるので注意が必要です。炎症は区別が難しいため、原因がはっきりしない場合や症状がひどい場合は早めに受診してください。
また、唇の周辺に水疱がみられる場合は、口唇ヘルペスの場合があるため市販薬は使用せず早めに受診してください。
【厳選】唇のぶつぶつ・ざらざらを緩和するのにおすすめの市販薬 9選
有効成分、薬のタイプなど、ご自身に合った成分をお選びください。
ポイント①:保湿を重視した市販薬 3選
「保湿」を重視した市販薬です。ご自身の症状、成分の特徴を比較してお選びください。

こんな方に
とにかく唇が乾燥する方に
色々な香りを試したい方に
ひと塗りでしっかり潤い、ほんのりツヤ続く
5つの保湿成分が、たっぷりの潤いを与え、ふっくらうるおった唇へ。唇の荒れ、ひび割れを防ぎます。有効成分(ビタミンE・グリチルレチン酸ステアリル)配合。UVカット成分配合(SPF20/PA++)で、紫外線から唇を守ります。
| 分類 | 医薬部外品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | ビタミンE、グリチルレチン酸ステアリル |
| 効果・効能 | 唇の荒れ、ひび割れを防ぐ |
| 用法・用量 | 2〜3ミリ出して、お使いください。 |
| タイプ | 外用(リップクリーム) |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 記載なし |
| 使用が可能な年齢 | 記載なし。小児に使用させる場合には、保護者の指導監督のもとに使用させること。 |
| 色 | 無色 |
| ステロイドの強さ | × |
| 薬の匂い | 無臭/はちみつ/オリーブ&レモン/バニラ&マカダミア |
| かぶれやすいタイプ | × |

こんな方に
敏感肌の方に
無香料・アルコールフリー製品をお探しの方に
荒れて硬くなりがちな唇もふっくらとなめらかに
乾燥性敏感肌の方にも安心して使用いただける保湿成分「セラミド」配合。唇をしっかり潤し、かさつきを防ぎます。無香料・アルコールフリー。肌へ優しい処方です。
| 分類 | 医薬部外品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | グリチルレチン酸ステアリル |
| 効果・効能 | 唇の荒れ、ひび割れを防ぐ |
| 用法・用量 | 2~3mm出して、軽いタッチで唇にやさしくなじませます。 |
| タイプ | 外用(リップクリーム) |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 記載なし |
| 使用が可能な年齢 | 記載なし。小児に使用させる場合には、保護者の指導監督のもとに使用させること。 |
| 色 | 無色 |
| ステロイドの強さ | × |
| 薬の匂い | 無臭 |
| かぶれやすいタイプ | × |

こんな方に
肌が敏感で荒れやすい方に
唇の乾燥やガサガサが気になる方に
敏感肌の唇の荒れや乾燥、ひび割れを防ぐ
うるおいを守る働きに優れたオリーブバージンオイル・アロエエキスといった植物由来成分を配合。敏感肌にもお使いいただける保湿成分「セラミド」も配合。デリケートな唇を、荒れや乾燥、ひび割れから守り、みずみずしく整えます。
| 分類 | 医薬部外品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 液状ラノリン |
| 効果・効能 | 唇の荒れ、ひび割れを防ぐ |
| 用法・用量 | 力を入れずに唇にうすく塗ってください。一度塗りで保湿効果は充分です。 |
| タイプ | 外用(リップクリーム) |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 記載なし |
| 使用が可能な年齢 | 記載なし。小児に使用させる場合には、保護者の指導監督のもとに使用させること。 |
| 色 | 無色 |
| ステロイドの強さ | × |
| 薬の匂い | 無臭 |
| かぶれやすいタイプ | × |
ポイント②:抗ウイルス成分を重視した市販薬 3選
「抗ウイルス成分」を重視した市販薬です。ご自身の症状、成分の特徴を比較してお選びください。

こんな方に
口唇ヘルペス再感染の方に
唇のまわりがチクチク、ピリピリする方に
スッと浸透して治す ウイルスに直接作用
抗ウイルス成分アシクロビルを含有する口唇ヘルペスの再発治療薬。皮膚の保湿・保護の作用をもつマクロゴール配合。肌への負担を和らげてくれます。口唇ヘルペス再感染の方や唇のまわりがチクチク、ピリピリする方におすすめです。
| 分類 | 第1類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 1g中 アシクロビル(50mg) |
| 効果・効能 | 口唇ヘルペスの再発(過去に医師の診断・治療を受けた方に限る) |
| 用法・用量 | 1日3~5回、適量を患部に塗布する。 (唇やそのまわりにピリピリ、チクチクなどの違和感をおぼえたら、すぐに塗布する) |
| タイプ | 外用(軟膏) |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 要相談 |
| 使用が可能な年齢 | 6歳以上 |
| 色 | × |
| ステロイドの強さ | × |
| 薬の匂い | × |
| かぶれやすいタイプ | × |

こんな方に
口唇ヘルペス再感染の方に
唇やそのまわりのピリピリ、チクチクに
抗ウイルス成分ビダラビンを含有する口唇ヘルペスの再発治療薬です。唇やそのまわりにピリピリ、チクチクなどの違和感をおぼえたら、使用するとよいでしょう。
| 分類 | 第1類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 1g中 ビタラビン(30mg) |
| 効果・効能 | 口唇ヘルペスの再発(過去に医師の診断・治療を受けた方に限る) |
| 用法・用量 | 1日1~4回、患部に適量を塗布する。 (唇やそのまわりにピリピリ、チクチクなどの違和感をおぼえたら、すぐに塗布する) |
| タイプ | 軟膏 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 要相談 |
| 使用が可能な年齢 | 6歳以上 |
| 色 | × |
| ステロイドの強さ | × |
| 薬の匂い | × |
| かぶれやすいタイプ | × |

こんな方に
口唇ヘルペス再感染の方に
なるべく目立たず使用したい方に
ピリピリ、チクチクを覚えたら早めの治療
抗ウイルス成分アシクロビルを含有する口唇ヘルペスの再発治療薬です。ベタつき・テカリを抑えた使用感が特徴。口唇ヘルペス再感染の方やなるべく目立たず使用したい方におすすめです。
| 分類 | 第1類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 1g中 アシクロビル(50mg) |
| 効果・効能 | 口唇ヘルペスの再発(過去に医師の診断・治療を受けた方に限る) |
| 用法・用量 | 1日3~5回適量を患部に塗布する。(唇やそのまわりにピリピリ、チクチクなどの違和感をおぼえたら、すぐに塗布する) |
| タイプ | クリーム |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 要相談 |
| 使用が可能な年齢 | 6歳以上 |
| 色 | × |
| ステロイドの強さ | × |
| 薬の匂い | × |
| かぶれやすいタイプ | × |
ポイント③:抗炎症成分を重視した市販薬 3選
「抗炎症成分」を重視した市販薬です。ご自身の症状、成分の特徴を比較してお選びください。

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こんな方に
唇がガサガサに荒れている方に
抗炎症、殺菌、組織修復成分の3種類すべてが欲しい方に
5つの有効成分でしっとり なめらかに
抗炎症成分であるグリチルリチン、殺菌成分であるセチルピリジニウム塩化物水和物、組織修復成分のアラントインを配合。加えてビタミンB6が皮フの新陳代謝を促します。
| 分類 | 第3類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE誘導体) 0.2% 、グリチルレチン酸 0.3% 、ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6) 0.1% 、アラントイン 0.5% 、セチルピリジニウム塩化物水和物 0.1% |
| 効果・効能 | 口唇のひびわれ、口唇のただれ、口唇炎、口角炎 |
| 用法・用量 | 1日数回、適量を患部に塗布してください。 |
| タイプ | 外用(リップクリーム) |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 記載なし |
| 使用が可能な年齢 | 記載なし。小児に使用させる場合には、保護者の指導監督のもとに使用させること。 |
| 色 | 無色 |
| ステロイドの強さ | × |
| 薬の匂い | 無臭 |
| かぶれやすいタイプ | × |

こんな方に
乾燥で唇がひび割れる方に
ステロイドを含まない製品をお探しの方に
唇のひび割れ 口角炎の治療薬
有効成分アラントイン・パンテノール・ビタミンE誘導体が患部を修復。また、ワセリン基剤で患部にピッタリ密着し、つらいひび割れをしっかり保護します。
| 分類 | 第3類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 100g中 アラントイン(0.5g)、パンテノール(0.5g)、トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE誘導体)(0.2g)、ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)(0.1g)、グリチルレチン酸(0.3g) |
| 効果・効能 | 口唇のひびわれ、口角炎、口唇のただれ、口唇炎 |
| 用法・用量 | 1日数回、適量を患部に塗布してください。 |
| タイプ | 軟膏 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 記載なし。 |
| 使用が可能な年齢 | 記載なし。小児に使用させる場合には、保護者の指導監督のもとに使用させること。 |
| 色 | 無色 |
| ステロイドの強さ | × |
| 薬の匂い | 無臭 |
| かぶれやすいタイプ | × |

こんな方に
炎症が強い方に
子どもから使えるステロイド配合製品をお探しの方に
唇のつらい症状をスーッと抑える
抗炎症剤のプレドニゾロンと、殺菌成分・セチルピリジニウム塩化物水和物を配合。ステロイド(プレドニゾロン)は子どもにも使える一番弱いランクです。
| 分類 | 指定第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 100g中 プレドニゾロン(0.2g)、セチルピリジニウム塩化物水和物(0.1g) |
| 効果・効能 | 口唇炎、口角炎、口内炎、歯肉炎、歯齦炎 |
| 用法・用量 | 1日数回、適当量を清潔な指先、又は脱脂綿につけて、患部に塗擦してください。 |
| タイプ | クリーム |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 記載なし |
| 使用が可能な年齢 | 3歳を目安として使用できます。乳幼児の肌のバリア機能は未成熟のため、薬剤の吸収量が高くなってしまいますので、3歳を目安としてご使用をおすすめいたします。 |
| 色 | 無色 |
| ステロイドの強さ | × |
| 薬の匂い | 無臭 |
| かぶれやすいタイプ | × |
【比較一覧】この記事で紹介している市販薬
使用するときのポイントや注意点について
使用するときのポイント・副作用はあるの?

市販薬は症状がひどい時、また原因が明らかでない場合は使用を控えた方が賢明です。症状を悪化させる恐れがあるので、あくまでも軽度の症状の場合に留めてください。
市販されている口唇ヘルペスの治療薬は、口唇ヘルペスの再発時の治療に認可されている市販薬です。前述した通りではありますが、初めて口唇ヘルペスを発症した場合は、市販薬は使用せず、まずは医療機関にて診断を受けてください。
こんなときは医療機関へ

「唇のぶつぶつ 、ざらざら 」に対して、市販薬でケアを行っても症状が改善されない場合、背景にほかの病気が隠れていることがあります。
「唇のぶつぶつ、ざらざら」の特徴は多様。症状によって考えられる病気も、既往歴、年齢、性差によってもさまざまです。症状が重い場合や症状が続く際には、早めに医療機関を受診してください。
『唇のぶつぶつ・ざらざら』に関するQ&A

唇のできものについて、よくある質問に回答します。お役立てください。

再発予防には、規則正しい生活をする、疲れをためない、など日頃の体調管理が大切と言えます。ヘルペスウイルスは感染力が強く、ウイルスが付着した食器やタオルからでも感染する可能性があるため、家族やパートナー間での使い回しには注意が必要と言えます。


水疱がない場合は、口唇炎、口角炎の可能性が考えられます。軽度の場合は保湿や抗炎症剤で様子をみていただき、数日経っても症状が改善しない場合は早めの受診を検討してください。



まとめ

唇の「ぶつぶつ」「ざらざら」といっても原因はさまざま。自己判断での対処が難しい場合は迷わず受診してくださいね。
皆様の薬選びの参考になれば幸いです。
※掲載内容は執筆時点での情報です。
























